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2016年11月24日 更新 | 7,191 views

同性しか好きになれなかった私がふつうに憧れてたどった道[体験談]

幼稚園の時に女の子と遊びでしたキスがきっかけで私は女の子が好きになってしまいました。男の子と仲は良くても恋愛感情が生まれることはありませんでした。キスをした子が小学校では普通に男の子が好きになったようで、ショックでした…。そんな自分が恥ずかしくて汚いとすら思え、誰にも言えませんでした。

ファーストキスは幼稚園

友達と恋バナをしている様子出典:We heart it

私がほかの人と違うのではないかと思い始めたのは幼稚園の頃です。

当時はセーラームーンごっこが流行っていました。

おませな女の子達の間でよくしていたのは、誰々君がかっこいい、誰々君って運動ができて素敵だよねという話です。

私は、特に男の子に興味を持つことができませんでした。

おままごとや、セーラームーンごっこもまあ好きだけど、どちらかというと男子と一緒に裏山にのぼったり、おにごっこしたりする方が好きでした。

そんな私がなんとなくみんなと違うのかなと思いだしたのは、友達のMちゃんのお姉ちゃんの少女マンガで、キスシーンを見たことがきっかけです。

Mちゃん「見てみてTちゃん。このマンガ」

私(T)「これなに?」

Mちゃん「キスしてるんだよキス」

私「ふ~ん」

私はキスについてなんなのかよくわからなかったのですが、なんとなくちょっと恥ずかしくて人前でやってはいけないこと。という印象をもちました。

*Mちゃん「ねえ、ちょっとやってみようよ」

私「え!?」

突然のMちゃんの提案に私は動揺が隠せません。

Mちゃんはかまわず、私にくっついてきました。

これまでも女の子どうしでくっついたりすることはよくありましたが、これから「キス」をすると考えるとちょっとドキドキしました。

Mちゃんの顔が私のすぐそばにあります。

Mちゃん「いい?」

私「うん」

私はそう言って目をぎゅっと閉じました。

私の唇にそっと何かやわらかくてちょっと温かいものがふれました。

それが私のファーストキスでした。

目を開けると照れくさそうなMちゃんがいます。

Mちゃん「ふたりだけの秘密ね」

私「わかった」

私は家に帰りました。

唇がまだふわふわする。頭がボーっとする。私、キスしたんだ。Mちゃんと。

何かすごく悪いことをしてしまったような気がしました。

でもMちゃんと2人だけの秘密をもったというのが私の心を少し躍らせました。

次の日幼稚園に行くとMちゃんがいました。

私は昨日のことを思い出してちょっとどきどきしました。

でもMちゃんはいつもと変わらない態度でした。

私にとってはとっても大切な甘い、特別な体験だったのですが、Mちゃんにとってはちょっと試しにやってみただけで、手をつないだり、くっついたりするような他の女の子とたちとやっていることとさほど変わらないことだったという感じです。

私は少し寂しくなりました。

小学校で確信、私は女の子がスキ!

真顔で正面を見つめている色白で青い瞳の女性出典:We heart it

そんな私はMちゃんと一緒に近くの小学校に進学することになりました。

幼稚園からの仲良しの私たちはいつも一緒。

今までのように、○○君かっこいいという話はよくありました。

ただ、幼稚園の頃と大きく変わったのは、男子の方も女子を意識し始めたということ。

「○○ちゃんかわいい」

という話をよく耳にするようになりました。

付き合うという概念はまだありませんでしたが、ほとんどの女の子たちは、まるで少女マンガのような恋、両想いにあこがれていました。

Mちゃんは目が大きくて、まつ毛も長い。

ちょっぴりつり目だけど、猫みたいにうるうるした目でみつめられるときゅんとします。

ほっぺたはふっくらして、ほんのり赤くて、背は平均よりちょっと低め。

こんなかわいらしい子を男のたちがほっておくわけがありません。

ほとんどの男の子はMちゃんのことを「かわいい」と言っていました。

一方私は顔はシュッとした逆三角形。

背もクラスで高い方です。

運動が得意で、身体も小学生にしては筋肉がありました。

そんな私は女の子から人気がありました。

Mちゃんは幼稚園の時は特に男の子のことを、かっこいいといっていなかったのに、小学校になったある日、

「私、K君がスキなんだ」

と告白されました。

私はその時、すごくズキッとしました。

私「なんで!? MちゃんはK君と私とどちらが大事なの?」*

むきになっていう私にMちゃんは不思議そうに、

Mちゃん「Tちゃんのこともスキだけど、女の子どうしのスキと、男の子をスキなのって違うじゃん。Tちゃんはスキな男の子いないの?」*

私「!?」

スキってなんだろうとその時思いました。

私はMちゃんのことがスキだけど、男の子には興味はないし。

男の子と女の子でスキが違う? どういうことだろうと。

そのとき、Mちゃんとしたファーストキスを思い出しました。

そしてどうしてももう1度Mちゃんとキスがしたくなって、私はMちゃんをぎゅっと抱きしめました。

Mちゃん「どうしたん!?」

幼稚園の頃ほどベタベタしなくなっていたので、Mちゃんは驚きます。

Mちゃん「いたいよ、離して」

構わず私は、Mちゃんのぷっくりとやわらかい唇にチュッとキスをしてしまいました。

Mちゃんは驚きのあまりに泣き出して、

Mちゃん「ひどいよ、もう知らない」

と言って、帰ってしまいました。

私はMちゃんに嫌われてしまったショックでぼーっとたたずんでいました。

Mちゃんを泣かせてしまった。

そしてもうひとつ、私はMちゃんのことがスキなんだというのが、強い印象でした。

私はMちゃんがスキ。男の子じゃなく女の子がスキ。

それは誰にも知られてはいけない、恥ずかしくて、汚い感情のように思えました。

中学の制服が嫌!

芝生でテンション上がっている金髪の女性出典:We heart it

Mちゃんとは結局小学校の1件以来、口を聞くことが無いまま、私は中学生になりました。

一部では男女で付き合ったりしている人もいました。

私は、自分は女の子がスキということに気づいていましたが、なるべくそのことは考えないようにしていました。

バレーボール部に入っていたので、部活動に没頭し、勉強をしっかりと頑張ることで心の平穏を保っていました。

そんな私が苦痛だったのは、制服です。

小学校の頃は自由だったので、いつもズボンをはいていましたが、中学校ではひらひらのスカートをはかなくてはいけません。

その姿を鏡でみるのがものすごく嫌でした。

鏡の中にいるのは私であって私じゃないような、いやな感じ。

もうひとつ苦痛だったのは体育やプールで着替えをするとき。

女子と男子は当然別室で着替えます。

私は女子と一緒に着替えますが、どうしてもみんなの姿にどきどきしてしまう。

みんな何食わぬ顔で平然と着替えをしているのに、自分だけ頭の中で考えていることが違う。

お前はみんなと違うんだと思い知らされているようで苦痛の時間でした。

私はいつも、なるべく周りをみないように急いで着替えをすませていました。

高校でKさんに出会う

椅子に座りながら寝てしまった女性出典:We heart it

高校生の時は同じクラスの男2人、女2人のグループで遊ぶようになりました。

一緒にカラオケに行ったり、ゲームセンターに行ったり。

みんなさばさばして話しやすい。

なんでも話せるような気がしていましたが、私はどうしても自分が女の子がスキという気持ちだけは誰にも言えませんでした。

そんなある日、グループの中の女の子と男の子が付き合うようになりました。

私は2人が付き合ったところで、特に何も関係は変わらないと思っていたのに、4人で行動することはなくなりました。

ショックでした。

時間を持て余すようになった私は学校に内緒で、少し離れたコンビニでアルバイトを始めました。

そこで知り合ったのが、Kさんです。

Kさんは大学生。男性です。

いつも穏やかで、アルバイトについて優しく教えてくれる。

笑うと目がなくなる顔が印象的でした。

すごくなんでも話しやすい。なんでも受け止めてくれる。

この人になら私の長年の悩みを打ち明けられるんじゃないかそんな気がしていました。

あるバイトの帰り、Kさんと一緒に帰ることになりました。辺りはもう暗くなっていました。

すると突然Kさんが

「今度ごはんでも食べに行かない?」

と言ってきました。

男の人に食事に誘われるなんて初めてで、びっくりしました。

私の家は共働きで、両親はひどい時には深夜まで帰ってきません。

私は、話を聞いてもらうチャンスだ! と思い、

「今度じゃなくて、今から行きませんか」

と誘いました。

入ったのはファミリーレストラン。

私は緊張していました。

よし、言うぞ、言うぞ! と思っていました。

「何食べる?」

というKさんの声も上の空。

でもどうしても、なかなか言いだせません。

周りに人がいるのが気になります。

あ~どこかで二人になれないかな。

そう思っていた時、

Kさん「前からおもってたんだけどさ。なんか悩みある?おれでよければ聞くよ」

驚きました!

特に言ってなかったのに、誰にも今まで気づかれたことがないはずなのに。

もうこの人にはすべて話してしまおう。そう思いました。

Kさん「ここじゃ話しにくい? うちくる? あ、親が心配するか」

私「少しだったら大丈夫です」

もう私は何を食べたのか覚えていません。

やっとやっと話せる。

でもどうしよう、ほんとうに言ってもいいのかな。

同じ問いが頭の中でくるくると回っていました。

カレの部屋で初めての……

かや付きのベットでぐっすり眠っている女性出典:We heart it

Kさんの部屋につきました。

アパートの2階。

決して広いとは言えませんが、きちんと片付いていました。男の人のにおいがする。

よし、言うぞ言うぞ。

Kさんはお茶をいれてくれました。

どうしよう。

いざ話すとなると勇気がいります。

ふっとKさんの顔を見るとまるでお釈迦様みたいになんでも受け入れてくれそうな懐の大きい、優しい笑顔でした。

そして私は幼稚園の頃のファーストキスの話から、中学校の時の制服が嫌だった話まで、詳細に打ち明けました。

1度話し出すと止まりません。

これまで私の中に閉じ込められていた思いが、まるで流れ出るようにとめどなくこぼれました。

ひたすら私はKさんに話し続けました。

気づいたら私は涙を流しながら、それでもやめることなく話し続けました。

Kさんは、うん、うん、と優しく相槌を打ちながら聞いてくれました。

私が泣き始めると、私の肩をやさしくさすってくれました。

Kさん「そっか、ひとりで大変だったね」

私はその言葉にすくわれました、そしてKさんの胸で思いきり泣きました。

これまでのつっかえていた思いを全部包んでくれるような、とっても大きなその胸で。

それから、私は時々Kさんのうちにいくようになりました。

特に何をするわけではなかったけど、Kさんは料理が上手で、よく私に手料理をふるまってくれました。

マンガもたくさんあって、Kさんの部屋に行くのが楽しみになっていました。

はたからみるとまるで恋人みたいだったと思います。

でも私はやっぱり男の人に興味はありませんでした。

そんなある日、バイトの帰り、Kさんは今日は休みだったのですが、連絡せずにKさんの部屋に寄ってみることにしました。

ピンポーン、Kさんがでてきます。

ん。なんかいつもと違う臭いがします。

お酒臭い。どうやら酔っぱらっているみたいです。

Kさん「ちょっと今日飲み会でさ」

私は帰ろうかなと思いましたが、Kさんがあがっていけばというので上がることにしました。

いつもと違う雰囲気のKさん。

なんとなく怖いなと思っていました。

するととつぜん、ベットに押し倒されました。

私「やめてください」

嫌がる私の抵抗もむなしく、私はKさんと関係を持ってしまいました。

私はずっと泣いていました。

ショックで泣いていました。

でも心なしか罪悪感はありませんでした。

こんな私を求めてくれる人がいる。

それは一つの希望のように思えました。

終わってから、私は急いで服を着てKさんの部屋を後にしました。

お腹が痛くて、涙が止まらなくて、自分が自分でないような気がして、私は何が何だかわかりませんでした。

現在は……

ドレスを着た女性とタキシードをきた男性が踊っている様子出典:We heart it

次の日Kさんからメールがあって私はKさんと会いました。

本当にごめん、とんでもないことをしてしまったとKさんは、謝ってくれましたが、いつのまにか私はそんなKさんのことを愛しいと思っていました。

それから私はKさんとお付き合いをするようになりました。

まだ完ぺきに女の人に興味がなくなったわけではありません。

好きな芸能人は女性の方が多いし、グラビアを見るのも好きです。

でもKさんと会ってから男性にも興味を持てるようになりました。

これは私にとって大きな変化です。

結局Kさんは就活が忙しくなり、私とは別れてしまいました。

それから私は意識して男性とお付き合いをするように努めました。

男性を好きになって、お付き合いをすれば自分もみんなと同じになれる。

そんな気がしました。

今私は結婚しています。相手は男の人です。

やっぱり女性も好きですが、自分がほかの人と違うということで悩むということはなくなりました。

自分のことを理解してくれる誰か。

たった一人でもいいのでその誰かがいれば自分は生きていける。

私は、そう思います。

written by tsugutsug

Top image via Weheartit

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