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2016年11月05日 更新 | 1,926 views

東洋人に最適!ほうれい線や目のたるみにはミッドフェイスリフト

ミッドフェイスリフトは顔の皮膚を切開し、顔の中央部分の皮膚を引き上げてしわやたるみを改善する手術です。深いほうれい線やゴルゴ線の改善が可能ですが、目元に大きな腫れが出やすいデメリットも。難易度の高い手術ですが、東洋人の顔に効果的な治療です。

ほうれい線や目の下など、顔の中央部分にしわやたるみがあると、その人の印象がぐっと老けて見えてしまいます。

「ならば、顔の中央部分を直接リフトアップしよう」というのが「ミッドフェイスリフト」と呼ばれるしわ・たるみ取り治療のコンセプトです。

ミッドフェイスリフトとは

肌のリフトアップを実感している女性の写真

ミッドフェイスリフトは、顔の皮膚を切開し、余っている皮膚を切除し、皮膚を引き上げて縫合する「フェイスリフト」治療のひとつです。

フェイスリフトには、しわやたるみ取りの対象となる顔の部位により、「ミニリフト」「こめかみリフト」などのさまざまな種類があります。

このなかで、ミッドフェイスリフトは「中顔面」(=ミッドフェイス)と呼ばれる顔の中央部分のしわやたるみを改善する手術を指します。

上顔面・中顔面・下顔面とは

顔を横に水平に3分割して、一番上の3分の1部分を「上顔面」、真ん中の3分の1部分を「中顔面」、下の3分の1部分を「下顔面」と呼びます。

正確には、以下のように定義されます。

  • 上顔面:髪の生え際から眼高上隆起(頭蓋骨の、眼球が入っている窪みのすぐ上の隆起している部分)まで
  • 中顔面:眼高上隆起から鼻の下まで
  • 下顔面:鼻の下から下あごの先端まで

多くのフェイスリフト手術で引き上げるのは頰や首のしわやたるみで、すなわち下顔面が対象です。

一方、顔のなかでもっとも気になるしわやたるみは、目の下のたるみやほうれい線のように、顔の中央部分に位置するのも事実。

しかし、中顔面ではSMASや神経が下顔面とは異なる広がり方をしているため、中顔面のリフトアップは難易度の高い手術と考えられています。また、目という神経や毛細血管が集中する部位の近くを処置するため、術後に強い腫れが出やすい傾向にあります。

それでもミッドフェイスリフトが行われる理由は、中顔面をダイレクトに引き上げることにより、顔の中央部分のしわやたるみを劇的に改善することが可能であるためです。

ちなみに、このデメリットが考慮されたため、切る「フェイスリフト」手術でも、糸を使った「スレッドリフト」施術でも、「中顔面を直接引き上げるのではなく、顔の側面を引き上げることで間接的に顔の中央部分にもリフトアップ効果を及ぼす」という方法がとられています。

NICOLY:豆知識 表在性筋膜(SMAS)とは?

皮膚の構造

〈クリックして画像を拡大〉

表在性筋膜(SMAS = Superficial musculo-aponeurotic systemの略)は表皮・真皮・皮下組織の3層からなる「皮膚」のすぐ下にある、コラーゲン質の繊維状の筋膜です。

表情筋を覆っている薄い筋膜で、表情筋と連動して動きます。

皮膚を裏側から支えており、皮膚の土台のような存在です。そのため、SMASを構成しているコラーゲンの密度が減ったり、質が悪化したりすると皮膚を支える力が弱くなり、肌のたるみが生じやすくなります。

皮膚は伸縮性に富むため、フェイスリフト手術で表皮だけを引き上げても数ヶ月で皮膚が伸び、元に戻ってしまいます。このため、現在のフェイスリフト手術では「SMAS法」と呼ばれる、皮膚のみでなくSMASも引き上げる方法が一般的です。

ミッドフェイスリフトのしくみ

女性の口もとの写真

現在までに、さまざまなミッドフェイスリフトの手術方法が開発されてきました。

おもなものに、こめかみと口腔内からアプローチする「骨膜下リフト」と、下まぶたのすぐ下からアプローチする「チークリフト」のふたつがあります。

ミッドフェイスリフトの種類1:骨膜下リフト

目の下の皮膚構造出典:広島プルミエクリニック

目の下の部位では、皮膚の下に「メーラーファット」と呼ばれる脂肪の層(Malar fat pad)があります。その奥には眼輪筋があり、そのさらに奥には「スーフ」(SOOF = Sub-orbicularis oculi fatの略、眼輪筋下脂肪のこと)と呼ばれる頰上部の脂肪組織があります。

ミッドフェイスリフトの「骨膜下リフト」では、こめかみ付近の側頭部と口腔内を切開し、両側からアプローチして頬骨の骨膜を剥離します。

骨膜と皮膚は「リガメント」と呼ばれる柱のような支持靭帯で強固に結びついていますが、このリガメントも切り離し、もっとも深いSOOF層から頬の組織をまとめて引き上げます。

また、側頭部から頬の中央部にかけての深部に広がる「バッカルファット」(Baccul Fat)と呼ばれる脂肪層も引き上げ、引き上げた位置で再度縫い合わせて固定します。

これにより顔面神経を損傷するリスクが少なく、安全かつ劇的なリフトアップが実現できます。

ミッドフェイスリフトの種類2:チークリフト

チークリフトは、下まぶたのすぐ下の部分を切開して頬骨の骨膜を剥離し、中顔面のSOOFや筋肉、メーラーファット、皮下組織と皮膚をまとめて引き上げ、骨膜に固定するものです。

このほかにも、一方向のみへ引き上げて不自然な顔つきになってしまうのを避け、微調整を可能にするために、こめかみと下まぶたの両方を切開する方法など、医師により採用している術式はさまざまです。

ミッドフェイスリフトの効果

微笑む女性の写真

メーラーファットやSOOFが加齢にともなってたるんでくると、ほうれい線やゴルゴ線が目立つようになります。

ミッドフェイスリフトでは下まぶたの下側の頬をリフトアップするため、「目袋」と呼ばれる目の下のたるみや目の下のくま、深いほうれい線・ゴルゴ線の改善や、口角の引き上げが可能です。

老け顔や疲れた顔の大きな原因であるほうれい線やゴルゴ線、目の下のたるみなどが改善すると顔の印象は大きく変わるため、5〜10歳分の若返り効果が得られるといわれています。

また、ミッドフェイスリフトの効果は、5〜10年のあいだ持続すると考えられています。

ミッドフェイスリフトは、東洋人に効果的なリフトアップ手術

フェイスリフトのさまざまな手術法は欧米で開発されたものも多いため、西洋人とは異なる骨格の顔を持つ東洋人には、リフトアップ効果が出にくいものもあります。

東洋人の顔は西洋人に比べ頬骨が突出しており、皮膚の厚さもより厚いため、こめかみ付近から引き上げるフェイスリフト手術では中顔面までリフトアップ効果が及びにくいとされています。

その点で、中顔面をダイレクトに引き上げるミッドフェイスリフトは、東洋人の顔にも大きなリフトアップ効果をもたらすことのできる手術と考えられています。

ミッドフェイスリフト手術のダウンタイムや副作用

掛け時計の写真出典:We Heart It

大きなリフトアップ効果が得られるとはいえ、ミッドフェイスリフトは顔の中央という目立つ部分への手術であるため、腫れの程度やダウンタイムの長さが気になります。

手術後は、どのくらいのダウンタイムをみておけば良いのでしょうか?

ミッドフェイスリフト手術にともなう痛み

局所麻酔や静脈麻酔、全身麻酔下での手術ですので、施術中に痛みは感じません

術後に痛みが出る場合は、鎮痛剤の処方などで対処します。

ミッドフェイスリフト手術のダウンタイムと副作用

切開部分はこめかみ付近の髪の毛の中や下まぶたのふちにあるため、通常は目立ちません

しかし、毛細血管が集中している部位である目元を切開する場合は、術後に強い腫れが出やすくなります。

腫れのピークは手術の翌日で、術後3日間ほどは下まぶたから目の周囲に強い腫れが出ることがあり、おおまかな腫れは1〜2週間ほどで落ち着きます。

血管が傷つき内出血が起こってしまった場合は、目の周囲が紫色になったり、白目が部分的に赤くなったりすることがありますが、1~2週間で消えていきます。

以上のことから、ミッドフェイスリフト手術のダウンタイムとしては、1~2週間をみておけば良いでしょう。

ミッドフェイスリフト手術の流れ

医師と患者のカウンセリングの様子の写真

では、実際にミッドフェイスリフトの手術を受ける場合の手順を見てみましょう。

1.担当医によるカウンセリング

ミッドフェイスリフトが症状に適した治療であるかを医師が判断します。

適している場合は、切開の位置、リフトアップする皮膚の量や方向などの手術のデザインを決定します。

手術にともなうリスクや術後のアフターケアなどについても、医師からこのときに説明があります。

手術が決まれば、血液検査などの術前検査を受けます。この術前検査の必要性から、「カウンセリングと同日の手術は不可」としているクリニックが多いようです。

2.手術日:準備(麻酔)

医師の診察により体調と手術のデザインを再度確認したのち、麻酔を行います。

3.手術

側頭部の切開の場合は、髪の毛の生え際で切開します。下まぶたの切開の場合はまつげのきわに沿って切開し、皮膚や筋肉、SOOFの層までを剥離します。

しっかりと止血しながら皮膚と皮下組織、脂肪層を引き上げ、目の下の骨の骨膜や側頭筋膜に固定します。

余った皮膚を切除し、縫合して手術は終了です。

手術に要する時間は、3〜4時間です。

4.リカバリー

リカバリー室で休んだのち、止血していることが確認できれば、その日のうちに帰宅できます。

ミッドフェイスリフト手術後の経過とアフターケア

術後3〜4日ほど、目の下の腫れをおさえるためにテーピングを行うクリニックや、圧迫による止血のためにフェイスマスクを使用するクリニックもあります。

腫れや内出血は術後のケア次第で引いていく早さに差が出るため、テーピングや圧迫、患部の冷やしかたなどはクリニックの指導にしたがいましょう

手術翌日に診察を行い、このときに洗髪を行ってくれるクリニックもあります。

そして、約1週間後に抜糸を行います。

術後1〜2週間で内出血やおおまかな腫れが引きますが、腫れが完全に落ち着くまでには1〜2か月を要します。

喫煙は血行を妨げるため、傷あとの治りを悪くするだけでなく、感染症のリスクも高めます。このため、術前と術後の2週間ほどは禁煙としているクリニックもあります。

洗顔・洗髪、シャワーやメイクはいつから可能?

洗顔や洗髪、シャワーは、傷を濡らさないように気をつければ手術の翌日から可能としているクリニックが多いようです。

メイクは目のまわりを避けて手術当日から可能としているところもあれば、手術の翌々日からというクリニックも

アイメイクは、抜糸の翌日から可能という場合が一般的です。

術後の通院回数

ミッドフェイスリフトの術後の診察は、手術の翌日と術後約1週間後の抜糸時、その後は術後1か月、3か月、半年が経過した時点で行われることが多いようです。

ミッドフェイスリフト手術にかかる費用の相場は?

切開の位置によっても異なりますが、手術自体の費用はおよそ50万円〜90万円が相場と考えれば良いでしょう。

術前検査や診察は別料金となっている場合もあります。

ミッドフェイスリフト手術の失敗例

考える女性の写真

ミッドフェイスリフト手術では、どのようなリスクがあり、どのような改善方法があるのでしょうか。

ここでは、ミッドフェイスリフト手術でよく見られる3つの失敗例とその対処法を挙げます。

ミッドフェイスリフト手術の失敗例1:目の下がへこんでしまった

口コミの3番目の例のように、目の下の部分にへこみができるケースは、目の下の脂肪を切除する量が多すぎた場合に起こります。

対処法としては、へこんでいる部位にヒアルロン酸を注入して膨らませることが可能です。ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されるため、定期的な注入が必要になります。

自分の体のほかの部位から採取した脂肪を注入する方法もありますが、この場合も脂肪が定着するまで、何度か注入を繰り返す必要があります。

ミッドフェイスリフト手術の失敗例2:知覚の麻痺やしびれがある

ミッドフェイスリフト手術で処置する部位には眼窩下神経やと大頬骨筋、小頬骨筋が複雑に入り組んでいるため、ミッドフェイスリフトは難易度の高い手術と言われています。

手術のときに細かな知覚神経を損傷してしまった場合は、中顔面の知覚が鈍くなったり、しびれが出たりすることがあります。

多くの場合は、半年ほどで神経が再生し、知覚が元に戻ります。

ミッドフェイスリフト手術の失敗例3:三白眼になってしまった

黒目の下の部分に白目が見える「下三白眼」になってしまうケースは、目の下の部分の皮膚を多量に切除しすぎたときに起こります。まぶたが下方に引っ張られ、黒目の下に空間ができて下三白眼になってしまうのです。

あるいは、皮膚の切除が適切であっても、手術の影響で下まぶたの筋肉が一時的に弱ると、下まぶたが下がることがあります。

術後3か月ほどかけて筋肉は回復するので、下三白眼は改善されます。しかし、術後3〜4か月経っても依然として下三白眼が改善されない場合は、下まぶたへの皮膚の移植手術で対処できます。

信頼できる医師を見つけて、コンプレックスを解消しよう

ほかのフェイスリフト手術では、皮膚やSMASを引き上げるとある程度のリフトアップ効果は得られる一方、ミッドフェイスリフトは個人の骨格や皮膚の状態により、得られる効果に大きな差が出る手術です。この観点からも、難易度の高い手術と言えます。

しかし、東洋人の顔の骨格に適した治療法であるため、腕の確かな医師に出会うことができれば、ほうれい線やゴルゴ線を解消して若返ることが可能です。

ぜひ信頼出来る医師を見つけて、コンプレックスを解消しましょう。

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