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2016年11月24日 更新 | 14,901 views

20代で更年期障害に。多汗症で悩んだ私が、いま言えること[体験談]

高校生の夏、実は自分が異常な汗っかきだと知りました。人前で汗をかきすぎて制服がビショビショになり、常に恥ずかしい思いをしていました。大人になっても変わらず、20代後半になって分かったのは若年更年期障害だということ。完治に4年を費やしました。しかし汗の量は変わらず、藁をもすがる思いで怪しい薬局へ・・・

汗で濡れている女性の首筋出典:We heart it

私の生まれた地域は公害のせいで常に空気が悪く、私を含めた多くの友達も気管支炎を患っていました。

その地域は住民の負担なく、市の全額負担により家の全室に無料でエアコンが取り付けられました。

なので私は家はもちろん、幼稚園から中学まで夏場も長袖を羽織るほど涼しく快適な環境で育ちました。

しかし、学校が市立から県立に変わった高校一年の夏、自分が異常な汗っかきであることに気付きました。

高校まで自宅から約1時間半、電車と徒歩での登校。

上は白いブラウスに下はグレーのスカート。

それまで汗を拭うことすらあまりなかった私が、登校中電車に乗ってつり革につかまっていた時、友達から言われました。

「背中ビッチョビチョでブラジャースケスケになってるよ!?」

私は自分がそんなに汗をかいていることすら気がついていませんでした。

友達に背中の汗を指摘されてから、急に恥ずかしく、情けなく、周囲の乗客が全員私を好奇の目で見ているかもしれないと思った途端に、膝の裏に冷たいものを感じました。

「漏らした!?」

と思ったソレは、お尻の辺りから流れてくる汗でした。 どうやら背中だけでなく、お尻にも大量に汗をかくタイプだったようです。

「どうか周りの人に気づかれませんように」

の願い虚しく、今度は友達に

「ちょっと、スカートおしっこ漏らしたみたいになってるよ!」

と指摘されました。

お尻から流れた汗は太ももを伝って膝の裏を流れ、靴下に吸収されて終わってはくれませんでした。

あまりにも大量の汗はパンツに浸透し、グレーのスカートにお尻の形に汗染みを作ってしまいました。

目的の駅に到着し、背中の汗染みは諦め、お尻部分をカバンで隠しながら登校しました。

そして待っていたのは、エアコンのない高校でした。

公害地域外にある学校だったので、エアコンが完備されていなかったのです。

下敷きで扇ごうが、窓際に座ろうが、汗は簡単にひいてはくれません。

*かいた汗は塩になり、グレーの制服に白い染みを作ります。

濡れても乾いても地獄なのです。*

なので、そのまま座るとお尻に汗をかき、汗がスカートに染みてしまうため、スカートをまくし上げパンツの状態で椅子に座りました。

この方法はスカートに汗は染みませんが、お尻自体にブツブツができやすくなってしまいました。

夏で暑いのに、スカートの下に短パンを履くなど1クッション汗を吸い取る媒体をかますことで汗染みを回避しました。

しかし暑さは倍になるため、短パンを通り越してスカートに汗染みができることもままありました。

高校一年の夏に自分が汗っかきであると気付いてからは、夏になると逆に厚着をし、汗が染み出してこないよう何枚も層を重ねる方式をとりました。

人と食事ができない

お洒落なカフェで休憩している女性出典:We heart it

見た目の汗は厚着方式でどうにか人の目に触れるほどではなくなりましたが、人と食事をすることで新たな部分の汗っかきが発見されてしまいました。

大人になってくると、お付き合いで人と食事をする機会が増えてきます。

自分一人や家族と食事をする分には、お鍋だろうがラーメンだろうが特に汗をかいた記憶がないのに、なぜかお付き合いで食事をする時だけ顔と首に大量の汗をかいてしまうのです。

初めはお店の室温が高いのか、頼んだメニューが熱々だから?などと思って、できるだけ熱くなさそうなメニューを選ぶようにしていました。

例えそれが冷やしたぬきうどんであっても、顔と首に汗が流れてしまうのです。

私は体質的な汗っかきなだけではなく、人といることで緊張して汗をかいてしまう体質でもあったのです。

「汗をかいたら恥ずかしい、食べているのに汚いと思われてしまう」

と思えば思うほど容赦なく汗は出てきます。

調べてみると、どうやら自律神経の乱れが原因のようです。

自律神経には二つの交感神経があり、副交感神経はリラックスしている時に優位になり、もう一つの交感神経はストレスを感じる時に優位になり、汗をかきやすい状態にするそうです。

特に私の場合、食べいる時は背中には汗をかかず、顔とお尻部分が重点的に汗をかきます。

恐らくこれは、人と食事をとっている時に見える顔部分に汗をかいたら食欲無くしちゃうかな、汚いかな、椅子と接しているお尻部分が汗をかき、立ち上がった時に汗染みになっていたらどうしようという精神的な不安がストレスになり、自分の中で気になる部分に汗が噴き出てくるのではないかと思っています。

20代で若年更年期障害

デートで海辺にきている女性出典:We heart it

20代後半のある時から、何もしていなくても汗が吹き出るようになりました。

「なんでなんで?」

と焦れば汗が、なぜか周囲の人が私の悪口を言ってる気がして汗が、誰もいないのに急に緊張が襲ってきて汗が。

生理もしばらく来ていないことに気づき、婦人科で診察してもらった結果、私は若年更年期障害にかかっていました。

年を取ってから更年期障害にかかる話は聞けど、なぜ20代後半でかかってしまったのかはわかりませんでしたが、しばらくホルモン治療をしたり、排卵を誘発する注射を打ったりして生理不順を治しつつ完治するまで4年かかりました。

その間、何もしなくても汗は出っぱなしでしたので、制汗剤やインナーで工夫もしました。

魔法の薬に出会う

若年更年期障害が治っても、汗っかきは変わりませんでした。

市販のありとあらゆる制汗剤を試しましたが、ほとんど役には立ちませんでした。

お風呂上りに恥を忍んで家族に背中にパウダーをはたいてもらったり、民間療法で効くと聞いた「肉より野菜」「積極的な運動」「心を無にする訓練」も意味を成さず、汗染み防止インナーも毎年各メーカーの物を購入し試しましたが私の大量の汗を防止することはできませんでした。

ある夏の日、ネットである地方の薬局のサイトにたどり着きました。

その薬局のホームページは一見普通の街の薬局のページなのですが、「多汗症の方」のページに進んでいくとなにやら怪しい気配が…。

ハッキリとは書いていないのですが、とにかくこのお店に行けば多汗症に効く薬が手に入るらしいことが伺える記述があるのです。

気になって薬局に電話をしてみると、歯切れの悪い口調ながらも

「他の人にうちの店で買ったと口外しなければ売ることができる」

と言われました。

一体どんな薬なのだろうか。

私は勇気を振り絞って、電車とバスを乗り継ぎその薬局へ向かいました。

道端で目を閉じて何かを想っている色白の女性出典:We heart it

薬局へ到着し、

「多汗症の薬をください」

と言うと、お店の人は

「ぜったいうちで買ったと言わないでくださいね」

と念を押してきました。

そんなに危ない薬なのか…まるで麻薬を入手しているような気分になり、とても悪いことをしている気分でした。

容器には「塩化アルミニウム・塩化ベンザルコニウム液」と手書きで書いてありました。

ちなみにこの薬を手に入れたのは10年前の話で、当時はまだこの「塩化アルミニウム・塩化ベンザルコニウム液」が世に浸透しておらず、効果としてもはっきり裏付けが取られていないものだったのだと思います。

今調べてみると、ごく当たり前のように、制汗クリームになったものや化粧瓶入りのものが売られていました。

ただし、ほとんどのものが「脇」「手足」用のもののようです。

私は脇や手足は汗はかかない、顔と首と背中とお尻なのです。

果たしてそのようなデリケートな部分に、この怪しい薬を塗ってしまって大丈夫なのだろうかと心配もありましたが、それ以上に期待の気持ちが上回っていました。

毎年参加している夏のパレードで、一人だけ大汗をかいて支給された制服がビチョビチョになってしまう私。 今年からはこの薬のおかげで堂々と汗を気にせずパレードに参加できると思うと嬉しくて仕方ありません。

塩化アルミニウム・塩化ベンザルコニウム液の塗り方は、塗る部分を清潔にした後、汗をかいていない状態で塗ること、その後しばらく乾かさないといけないらしく、私はお風呂に入った後、背中とお尻に塗り、その後1時間ほど背中とお尻を出した状態で寝転がり、扇風機で乾かしました。

人前で汗で恥をかくより、身内の前でお尻を出して恥をかいた方がましです。

思わぬ副作用

押し花を手にのせている女性出典:We heart it

塩化アルミニウム・塩化ベンザルコニウム液を塗った部分は、心なしかピリピリする感じがありました。

その刺激が返って効いていると感じました。

翌日、普通なら汗が噴き出る作業なのに、背中とお尻が全然汗をかいていないのです。

触るとサラサラしているほどです。

しばらく様子を見ましたが、やはり塗った部分は汗ひとつかいていませんでした。

これで暑い中厚着しないで薄着になれる!と喜んだのもつかの間、バケツをひっくり返したようなという表現がピッタリの汗が、おでこと目の下からブワワワ〜っと溢れ出して来たのです。

自分でもなにが起こっているのかわからないほど、拭いても拭いても止まらない量の汗がおでこと目の下から噴き出します。

パニックになっていると、さらに足の方から冷たい感触が。

落ち着いて足に気持ちを集中すると、膝の下からスネにかけて汗が溢れ出ていることがわかりました。

今まではお尻から溢れた汗が太ももを伝って膝の裏を通りふくらはぎを流れていっていた汗が、今は膝のお皿部分から汗が噴き出しているのです。

「まさか薬を塗ったせいでは!?」

と、購入した薬局へ電話をしてみると、

「副作用で塗っていない部分から汗が出ることがあります」

と言われました。

「薬を塗る=汗が出なくなる」だと思っていたのに、実際は「薬を塗る=塗った場所以外から汗が出る」だったのです。

出る汗の量は変わらず、どうやら購入した薬は「塗ることで汗をかく場所が変わる」薬だったようです。

汗の出る場所は人によって違いがあるとは思いますが、私の場合、一番気にしている部分の汗が抑えられるなら顔であれ膝であれ我慢できました。

薬の副作用として他に言われていたのは、かぶれ湿疹、水疱、あと一説として体内にアルミニウムが蓄積して痴呆症になるということ。

私には汗の出る場所が変わるくらいしか副作用はありませんでしたが、私が購入した薬は「塩化アルミニウム・塩化ベンザルコニウム液」そのもので、現在のように美容効果や他の成分を含むことで体に害はないと言い切れるものではなかったと思います。

使っている時、

「やばい気がする」「あんまり使ってはいけない」

と私の中の何かが訴えてくる感じがしました。

なので今はここ一番という時にしか使用しないようにしています。

気がついたら大汗をかかなくなっていた

黒髪ロングヘアーの笑顔の女性出典:We heart it

親兄弟みな汗っかきの私は、遺伝だと諦め、やれる事はやり、かくなる上はもう手術しかないと思い始めていました。

夏ならば「暑くて」と言える汗も、冬でも雪でもちょっと緊張しただけで大汗をかいてしまうことに心底参っており、来る日も来る日もネットで「汗っかき」「対処」のキーワード検索をしていました。

ところが最近、家族が部屋で暑がっていても私だけ涼しかったり、ラーメンを食べていても汗をあまりかかないのです。

炎天下の中作業していても、いつもより汗をかかないのです。

私は自分の変化に驚き、なぜあんなに汗っかきだった体が普通の人が汗をかく程度になったのか自問自答しました。

その時思い出したのです、母が昔言っていた言葉を。

私がまだ高校生くらいの時、いつまでこんな汗っかきな体質が続くのだろう、死ぬまで続くのだろうかと嘆いた時、

「年をとったら汗もかかなくなるよ」

と言ったのです。その時は

「気休め言わないで!お母さんは汗っかきじゃないじゃない!」

と怒鳴ってしまいましたが、母も相当汗っかきで恥ずかしい思いをしてきた、しかし年をとってきたら自然と汗をかかなくなってきた話をしてくれました。

気休めに言われた言葉だと思って忘れていましたが、そういえば私も子どもに手がかからなくなり、年をとったなぁと実感してきた矢先でした。

年をとったことで、自律神経が衰えてきたのではないか、つまり肉体的にも精神的にも衰えが来て、いちいち緊張することもなく、大らかになってきたことでリラックスが続き、副交感神経が優位に立ち続けているのではないか。

もっと言うと、人生に「慣れて」来たことで、肉体的にも精神的にもリラックスしているのではないか。

現在は多汗症の治療方法も多岐にわたり、制汗グッズも豊富にあり、自分にあった汗の抑え方を見つけることができます。

それでも、この状態が一生続くのかと嘆くこともあるかもしれません。

多汗症を気にされている方がいたら、できるだけリラックスして、緊張しないように心がけてほしいと思います。

そして、年をとって人並みの汗かきになった時、薄着で出かけらる喜びを知るでしょう。

人と一緒に熱いメニューを注文することができるでしょう。

私は一足先に行っています。

written by ChicoRing

Top image via Weheartit

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