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2016年11月05日 更新 | 1,278 views

たるみに効くフェイスリフト「アンカレッジ」の効果や失敗例とは?

アンカレッジは、溶ける糸を皮膚に埋め込んでしわやたるみを引き上げるリフトアップ施術です。従来の「ハッピーリフト」施術の効果をより高めたもので、さらに広範囲のリフトアップが可能になり、リフトアップ力もより強力に。効果は3〜5年の間持続します。

皮膚を切開することなく、医療用の特殊な糸を皮膚に埋め込むリフトアップ施術全般を指して「スレッドリフト」と呼びます。

糸の種類によりさまざまなスレッドリフトの施術が存在し、その技術も日々進歩しています。「アンカレッジ」は従来のスレッドリフト「ハッピーリフト」の効果をより高めたもので、「新世代ハッピーリフト」「アンカースレッドリフト」とも呼ばれます。

アンカレッジとは

リフトアップの効果をはかる様子の写真

アンカレッジは、溶ける糸を皮膚に埋め込むことで、しわやたるみを引き上げるリフトアップ施術です。

アンカレッジのしくみ

アンカレッジの施術では「アンカレッジ(Ancorage)」という、イタリアのメーカー「プロモイタリア社」が開発し特許を取得しているスレッド(リフトアップ施術で使用する糸のこと)を使います。

プロモイタリア社は、ハッピーリフト施術において使用されるスレッド「ハッピーリフト」も開発しています。

アンカレッジのスレッドには、細かいトゲがついています。このトゲはみな一方向を向いており、皮膚に挿入するとトゲが開いて周辺の組織にアンカーする、つまり碇(いかり)をおろすように食い込みます。

スレッドのトゲが周辺の組織をしっかりつかむため、スレッドを引き上げたときにスレッド周辺の組織がリフトアップされます。

アンカレッジ施術では、耳の上あたりの部分からスレッドを皮下へ、頰の方向へ向けて挿入し、スレッドを引き上げることで頰やフェイスラインのたるみをリフトアップします。

アンカレッジのスレッドは「溶ける糸」

アンカレッジのスレッドの材質はポリジオキサン(PDO = Polydioxanoneの略)です。PDOは8か月〜1年かけて体内に分解・吸収される性質を持つ糸で、縫合用の吸収糸として外科手術でも広く使用されており、安全性の確立された医療素材です。

アンカレッジスレッドの長さは31.6センチあるため、「ショッピングスレッド」のような短いスレッドを使うリフトアップ施術よりも広範囲の部位のリフトアップが可能です。

スレッドを皮下に挿入するのに皮膚をメスで切開する必要がなく、少量の麻酔での施術が可能なため、ダウンタイムが短いのも特徴です。

ハッピーリフトとの違いは?

スレッドリフト施術「ハッピーリフト」も、同名(「ハッピーリフト」)のスレッドを皮下に埋め込んで引き上げることでリフトアップを実現する施術です。ハッピーリフトスレッドにもトゲがついており、スレッドが8か月〜1年かけて体内で吸収される点も、アンカレッジスレッドと同じです。

ハッピーリフト施術とアンカレッジ施術の違いは、ハッピーリフトではスレッドを皮下で固定しないのに対し、アンカレッジではスレッドを皮下で固定する点です。このため、アンカレッジではハッピーリフトよりも高いリフトアップ効果が得られます。

また、アンカレッジ施術ではハッピーリフト施術よりも適応できる部位が広く、効果の持続期間もより長いとされています。

アンカレッジの効果

微笑む女性の写真

スレッドリフト施術の多くは、頰などの限定的な部位のリフトアップしかできませんが、アンカレッジ施術は額、眉から目尻にかけて、頰やあご、また口角や首と広範囲の部位に適用が可能です。

すなわち、額のしわや頰のたるみ・ほうれい線やゴルゴ線の改善や、フェイスラインのリフトアップなどに効果があります。

そして、引き上げたいしわやたるみの症状に合わせてスレッドの長さや埋め込む部位を加減することで、リフトアップの効果を調整します。

アンカレッジ施術ではほかのスレッドリフト施術と同様に、「糸による物理的なリフトアップ効果」と「リバイタライジング(肌再生)効果」のふたつの効果が得られます。

アンカレッジの効果1:糸による物理的なリフトアップ効果

アンカレッジスレッドの両端には針がついており、片方の針は釣り針のように先が曲がっています。この曲がった針の部分を筋膜などに固定します。

スレッドの一端を固定することにより、ハッピーリフトより強力なリフトアップ効果を実現しています。

しわやたるみの物理的なリフトアップ効果は、施術直後から現れます。

アンカレッジの効果2:リバイタライジング(肌再生)効果

スレッドが皮下に埋め込まれると、体は「異物が侵入した」と認識し、傷を治癒するようにたらきかけます。

この過程で血流が増え、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が活発に分泌されるため、肌に張りやみずみずしさが増し、若々しい肌になります。これが「リバイタライジング効果」と呼ばれるものです。

リバイタライジングによる美肌効果は、施術から1〜2か月経った頃から実感できるようになります。

さらに、スレッドを皮下に埋め込んでから1か月ほど経つと、活発に分泌されているコラーゲンがスレッドの周囲に繊維状のトンネル「コラーゲントンネル」を作りはじめます。

スレッドが体内に吸収されてなくなってしまったあともコラーゲントンネルは残るため、リフトアップ効果は持続します。このため、アンカレッジ施術のリフトアップ効果は3年~5年の間持続するといわれています。

アンカレッジのダウンタイムや副作用

掛け時計の写真

実際にアンカレッジ施術を受ける場合は、どのような麻酔を使用するのでしょうか?

また、どのくらいのダウンタイムを見ておけば良いのでしょうか。

アンカレッジ施術にともなう痛み

局所麻酔を行ってから施術するので、施術中に痛みは感じません。

施術後に痛みが出ることがありますが、処方される鎮痛剤で対処できる程度の痛みです。

アンカレッジ施術のダウンタイムと副作用

アンカレッジの施術では皮膚の切開は必要ないため、ダウンタイムが短いのが特徴です。施術の翌日から仕事に行く人もいます。

スレッドを皮下に埋め込む際に針で皮膚に穴をあけるので、針の挿入部位やスレッドを埋め込んだ部位に軽い腫れが出ることがありますが、2~3日でおさまることが多いようです。

内出血が出た場合は、1〜2週間で引いていきます。

施術の翌日からメイクが可能なので、腫れや内出血もメイクでカバーすることができます。スレッドを埋め込んだ部位が少しむくむことがありますが、1週間ほど経つとすっきりします。

以上のことから、アンカレッジ施術のダウンタイムは2〜3日、長くても1〜2週間と考えておけば良いでしょう。 

アンカレッジ施術の流れ

カウンセリングの様子の写真

実際のアンカレッジ施術は、以下のような手順にて行われます。

1.担当医によるカウンセリング

改善したいしわやたるみの症状から、アンカレッジが適した施術であるか否かを医師が判断します。

適していると判断された場合は、スレッドの使用本数、埋め込む部位や方向などの手術のデザインを決定します。

2.準備

デザインに沿って顔にマーキングをしたのち、局所麻酔を行います。

3.施術

デザインに沿って、スレッドを埋め込んでいきます。

皮膚に残った針穴に肌色のテープを貼って保護し、施術は終了です。

手術に要する時間は埋め込むスレッドの本数により変わりますが、およそ1〜2時間です。

アンカレッジ施術後の経過とアフターケア

皮膚の針穴を保護している保護テープは、翌日に除去できます。

施術から1週間ほどは固形物が食べにくかったり、口を動かす際に痛みが出ることがあります。柔らかい食べ物を用意しておくと良いでしょう。

飲酒は血行を促進して患部の腫れを悪化させる恐れがあるため、施術ご1週間ほどは控えるように指導されます。

頰に突っ張り感や違和感を感じる場合は1か月ほどで落ち着き、3か月ほどかけて徐々になくなっていきます。顔へのマッサージは、痛みや違和感が一段落する術後1か月ほどは控えましょう。

洗顔・洗髪、シャワーやメイクはいつから可能?

施術当日は入浴は控えてシャワー浴にとどめ、傷口を刺激しないよう気をつけながらという注意点つきで、施術翌日から洗顔や洗髪、入浴やメイクが可能です。

術後の通院回数

クリニックにより抜糸を行うところと、抜糸が必要ない術式を採用しているところがあります。

抜糸を行う場合は、施術3〜4日後に行います。

そのほか、施術から約1か月後に経過を見るための診察があります。

アンカレッジ施術にかかる費用の相場は?

アンカレッジ施術の費用は、埋め込むスレッドの本数で計算されます。

スレッド1本につき、6~10万円が相場と考えれば良いでしょう。

例えば左右の頬にスレッドを3本ずつ埋め込む施術の場合、スレッドは計6本で36~60万円となります。

アンカレッジの失敗例

驚く女性の写真

アンカレッジ施術ではどのようなリスクがあり、どのような場合に期待した効果が出ないのでしょうか?

アンカレッジ施術でよく見られる、3つの失敗例を見てみましょう。

アンカレッジ施術の失敗例1:皮膚にくぼみができてしまった

皮膚のくぼみやひきつれは、スレッドリフトの施術から間もない時期に起こりうる症状です。

一般にスレッドリフト施術において、埋め込んだスレッドが周囲の組織になじむまでの時期には、多少の皮膚のくぼみやひきつれが起こることがあります。

多くの場合は施術から1か月ほど経過し、スレッドが周囲の組織になじんでコラーゲントンネルが形成されるころになると、くぼみやひきつれは改善されます。

どうしてもくぼみやひきつれが気になって1か月も待てない場合や、1か月以上経っているのに改善されない場合は、くぼんでいる部分にヒアルロン酸を注射してくぼみをなくすことができます。

あるいは埋め込んでいるスレッドの張力を緩めたり、スレッドを除去したりする場合もあります。

アンカレッジ施術の失敗例2:効果があまり見られない、数か月で元に戻ってしまった

埋め込むスレッドの本数や位置が適切でなかった場合、リフトアップ効果があまり見られなかったり、施術直後は実感できたリフトアップ効果が数か月で元に戻ってしまったりする場合もあります。

また、アンカレッジ施術のリフトアップ力の強さは、「ハッピーリフトより強いが、シルエットリフトよりは弱い」とされます。

改善したいしわやたるみの状態によっては、アンカレッジではなくほかのスレッドリフト施術、あるいは皮膚を切開する「フェイスリフト」手術の方が適している場合もあります。

このような事態を回避するためには、術前のカウンセリング時にどの施術が自分のケースに合うかを、医師の見解をよく聞いて判断するようにしましょう。

アンカレッジ施術の失敗例3:チクチクした感じがする、突っ張り感が消えない

スレッドを埋め込んだ箇所にチクチクした感じや違和感があるのも、スレッドリフト施術後によく見られる症状です。

チクチクした感じや違和感は、スレッドを皮下に埋め込む際に末梢神経に触れてしまっているために起こります。しかし、細かな末梢神経にまったく触れずに施術することはほぼ不可能なため、多少なりとも起こりうる症状です。

神経を損傷してしまっているのでない限りは、時間の経過とともにチクチク感や違和感も消えていきます。

少ないダウンタイムで広範囲のリフトアップをしたい人に

アンカレッジの特徴は、メスを使わず体への負担が軽い施術でありながら、長いスレッドを用いるため広範囲にわたってのリフトアップが可能なこと。そして、従来のハッピーリフトよりもリフトアップ効果が強力であることです。

顔の広範囲をリフトアップしたいけれど、切る「フェイスリフト」手術には抵抗がある場合、あるいはダウンタイムがあまり取れない場合は、アンカレッジが適しているかもしれません。

ぜひクリニックに行って、カウンセリングを受けてみましょう。

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