2017年05月19日 更新 | 1,733 views

脱・たるみ顔!「リードファインリフト」はどのような施術?効果は?

リードファインリフトは、細い糸をしわやたるみがある部分の皮下に埋め込むことでリフトアップ効果を得るスレッドリフト施術です。劇的なリフトアップ効果はないものの、埋め込まれた糸の刺激で「リバイタライジング効果」が約1年間持続します。

品川スキンクリニック新潟院院長 武内大

この記事は、品川スキンクリニック新潟院院長 武内大先生が監修しています。

顔のしわやたるみを取りたくても、皮膚を切開する「フェイスリフト」手術や、医療用の糸を皮膚に埋め込む「スレッドリフト」施術は、施術する場所が顔だけになんとなく怖くて踏み切れず、長い間悩み続けている人が多いのが実情です。

そんな人は、「リードファインリフト」を検討してみると良いかもしれません。

リードファインリフトは、本格的なフェイスリフトやスレッドリフトに踏み切る前に、気負うことなく試してみることのできるリフトアップ施術なのです。

目次

リードファインリフトとは

たるみのない顔の女性の写真

リードファインリフトは、「スレッドリフト」施術のひとつです。髪の毛よりも細いスレッド(リフトアップ施術で使用する糸のこと)がついた針を皮下に挿入し、スレッドをしわやたるみがある部分の皮下に埋め込むことでリフトアップ効果を得る施術です。

長さ数センチのスレッドを数10本、しわやたるみの症状によっては100本以上を、格子状になるように施術部位に埋め込みます。

韓国生まれのリードファインリフトは東洋医学と西洋医学の融合

スレッドリフト施術のなかにも、さまざまな種類があります。皮下に埋め込む糸を筋膜や骨膜に固定する「固定方式」と固定しない「フローティング方式」、また使用するスレッドの違いでは、スレッドにトゲやコグ(突起)がついているものとついていないものなどに大別されます。

韓国で開発された新しい施術「リードファインリフト」は、スレッドでしわやたるみを物理的に引き上げる従来のスレッドリフト施術とは少しコンセプトが違います。

鍼灸の分野で「円皮鍼」(えんぴしん)という治療があります。円皮鍼は「置き鍼」とも呼ばれ、ごく小さな鍼を経穴(ツボ)に挿したままにすることで、ツボを持続的に刺激する治療法です。

円皮鍼は「ピップエレキバン」と似ています。ピップエレキバンには磁石がついていますが、円皮鍼では磁石ではなく、ごく小さな鍼がついています。

この、東洋医学の「円皮鍼」の概念を、西洋医学である美容医療分野のリフトアップ施術に取り入れたものが「リードファインリフト」です。

使用する糸のメーカーなど、厳密には違いはあるものの、リードファインリフトは「ショッピングリフト」「ウルトラVリフト」とも呼ばれます。

リードファインリフトのしくみ

リードファインリフト施術では、特殊な針を用いて皮下にスレッドを挿入していきます。

針を皮下に挿入する際にまず顔の経穴(ツボ)の刺激効果が得られ、さらに針を抜いてスレッドのみを皮下に残したあとも、埋め込まれたスレッドが皮下で周辺組織を刺激し続ける「置き鍼効果」も得られます。

埋め込まれたスレッドは、体にとっては「侵入した異物」と認識されます。このため、傷を治すメカニズムと同じことが体内で起こり、血流や代謝が良くなるだけでなく、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が活発に分泌されます。

その結果、肌のきめが細かくなったり、肌の弾力やみずみずしさが増します。この美肌効果は「リバイタライジング効果」と呼ばれます。

リバイタライジング効果は、施術から1〜2か月経過した頃から実感できるようになります。

リードファインリフトで使われるスレッド「PDO」とは?

リードファインリフトで用いられるスレッドは、ポリジオキサン(PDO = Polydioxanoneの略)という素材でできています。

PDOは約8か月〜1年かけて体内に分解・吸収される性質を持つため、縫合用の吸収糸として外科手術でも広く使用されており、安全性の確立された医療素材です。

リードファインリフトのスレッドには、トゲやコグはついていません。このため、物理的にたるみを引き上げるリフトアップ力の点では、「ハッピーリフト」などトゲがついたスレッドを用いる施術には劣ります。

リードファインリフトの効果

顔のリフトアップ効果を感じている女性の写真

リードファインリフトは短いスレッドを数10本〜100本以上、しわやたるみがある部位に格子状に埋め込むことで、しわやたるみを引き上げるというよりは「支える」という治療法です。

スレッドにトゲやコグがないために強力なリフトアップ効果はない代わりに、自然な仕上がりになるというメリットがあります。また、これ以上のしわやたるみを防ぐ予防効果もあります。

適用可能な症状としては、フェイスラインや頰のたるみ、目尻や首のしわなどの改善に効果があります。

また、リバイタライジング効果により、張りのない肌や毛穴の目立ち、くすんだ肌なども改善されます。

コラーゲントンネルのおかげで効果は長期間持続

スレッドを皮下に埋め込んでから1か月ほど経過した頃から、活発に分泌されているコラーゲンがスレッドの周囲に繊維状のトンネル「コラーゲントンネル」を作りはじめます。

スレッドが体内に吸収されてなくなってしまったあともコラーゲントンネルは残るため、美肌効果は持続します。

このため、リードファインリフトの施術の効果は1年~2年の間持続するといわれています。

リードファインリフトのダウンタイムや副作用

掛け時計の写真

数10本のスレッドを顔に埋め込むというと大がかりな施術にも思えますが、施術時に痛みはないのでしょうか?そして、どれほどのダウンタイムを見ておけば良いのでしょうか。

リードファインリフト施術にともなう痛み

リードファインリフトの施術で使用する針は、美容鍼の施術で使われるような極細の針のため、痛みはさほど気にならないはずです。

しかし、顔全体への施術の場合は100本以上の針を挿入するため、痛みに弱い人や「怖い」と感じる人は事前に医師に相談すると良いでしょう。局所麻酔や笑気麻酔の適用が可能な場合があります。

施術後に少し痛みが出ることがありますが、処方される鎮痛剤で対処できる程度の痛みです。

リードファインリフト施術のダウンタイムと副作用

リードファインリフトでは極細針とスレッドを用いるため、ほかのスレッドリフト施術に比べ傷口が小さく、ダウンタイムも短いのが特徴です。また、内出血のリスクも少ないとされています。

とはいえ、針を挿入するわけですから、施術後に多少の赤みや腫れ、むくみが出ることがあります。しかしほとんどの場合で数時間ほど経つと落ち着きます。

このダウンタイムの短さが、「ショッピングの合間に受けられるくらい気軽な治療」という意味で「ショッピングリフト」とも呼ばれる理由です。

むくみが起こった場合は、3〜4日でおさまります。もし内出血が起こってしまい、青あざのようなものができてしまった場合は、2〜3日から1週間で消えていきます。

施術当日からメイクができるので、メイクでカバーすれば他人に気づかれることはあまりないでしょう。

リードファインリフトとショッピングリフトはほとんど同じものです。

リードファインリフトの施術の流れ

カウンセリングの様子の写真

リードファインリフトは気軽に受けられる施術とは言え、顔に針を刺すというとやはり身構えてしまうもの。

そこで、実際にどのような手順で施術が行われるのかを見てみましょう。

1.担当医によるカウンセリング

改善したい症状や肌の状態の診察ののち、ショッピングリフトが適した施術であるか否かを担当医が判断します。

適していると判断された場合は、埋め込むスレッドの本数や埋め込む部位、方向などの施術のデザインを決定します。

2.麻酔

洗顔ののち、施術部位に麻酔クリームを塗り、30分〜1時間おいて麻酔が効くのを待ちます。

3.マーキング

麻酔が効いたら麻酔クリームを拭き取ったのち、あらかじめ決定したデザインに沿って施術部位にマーキングします。

4.施術

極細の針で施術部位にスレッドを埋め込んでいきます。

施術に要する時間は、施術する範囲や埋め込むスレッドの本数にもよりますが、15分〜30分程度です。

長時間の施術は腫れの原因となるので、手際よく針を挿入していきます。

5.処置後、帰宅

施術部位への消毒や冷却などの処置ののち、その日のうちに帰宅できます。

リードファインリフト施術後の経過とアフターケア

顔に針やスレッドを挿入するので、術後は顔に多少のむくみがあります。施術後にアイスノンをタオルでまいて施術部位を冷やすと、腫れやむくみ、内出血が起こるのを防ぐことができます。

洗顔やメイクは、肌を強くこすらないように気をつければ、施術当日より可能です。

皮膚を切開する「フェイスリフト」手術の場合のように術後に安静にする必要はないものの、顔に針を刺しているため、熱いお湯での入浴、飲酒や激しい運動は血行を促進して腫れを悪化させる可能性があります。このため、施術当日は控えるよう指導されます。

リードファインリフト施術にかかる費用の相場は?

埋め込むスレッドの本数により、料金を段階的に設定しているクリニックが多いようです。

顔全体に100本ほどのスレッドを埋め込む場合では、30万~50万円程度が費用の目安となります。

リードファインリフトの口コミや体験談

女性の口もとの写真

手軽であることは大きな魅力ですが、リードファインリフトでは悩みがしっかり解消できるのでしょうか?

経験者の口コミから、この点を探ってみましょう。

  • リードファインリフトの口コミ1:引き締まり効果も美肌効果も早くから実感
  • リードファインリフトの口コミ2:この値段でこの効果なら十分満足
  • リードファインリフトの口コミ3:衝動的に決めた施術で、金額に見合う効果もなし

リードファインリフトの失敗例

泣く女性の写真

リードファインリフトはスレッドリフト施術のなかでも最も手軽で低リスクな施術のうちのひとつですが、それでも起こりうる失敗例はあります。

どのような失敗例があり、どのように対処できるのでしょうか。ここでは、代表的な例を3つ挙げます。

リードファインリフトの失敗例1:効果が感じられない

口コミの3例目のように、「効果が感じられない」というのはリードファインリフト施術のよくある失敗例です。

リードファインリフトは皮膚を物理的に引き上げる施術ではなく、針や埋め込んだスレッドの刺激によるリバイタライジング効果をねらう治療法です。

そのため、ほうれい線やゴルゴ線を消すほどのリフトアップ効果は期待できません

また、リバイタライジング効果は人間の治癒力を利用したものであるため、個人の体質により、発揮される治癒力に差が出ます。

このような場合は、再施術をしてリードファインリフトのスレッドを追加するか、より強いリフトアップ効果のあるほかの施術を行うことで対処できます。

リフトアップ効果はほとんど期待できません。

リードファインリフトの失敗例2:感染症が起こってしまった

リードファインリフトの術後、施術した部位がずっと熱っぽかったり、赤みや腫れが長期間にわたり続いたりする場合は、感染症が起こっている可能性があります。

感染症の対処方法は感染源を除去するのが基本ですが、リードファインリフトではとても細いスレッドを大量に埋め込んでいるため、スレッドの除去には対応していないクリニックが多いようです。

このため、感染症が起こった場合には、抗生剤の内服や点滴で対処します。

リードファインリフトの失敗例3:皮膚表面から糸が露出してきた

稀なケースですが、皮膚の表面から埋め込んだスレッドの先端が露出してくることがあります。

この場合は、露出しているスレッドを切除するか、引っ張って抜くことで対処できます。しかし自分で行わず、クリニックで処置してもらうようにしましょう。

理想の自分に近づく第一歩として

顎に手をそえる女性の写真

傷口も小さくダウンタイムも短いリードファインリフトは、しわやたるみを改善したいが本格的なリフトアップ術には抵抗がある人に向いている施術です。

肉体的にも経済的にも大きな負担に耐える準備はまだできていないものの、少しでも理想の自分に近づきたい気持ちがある人は、ぜひリードファインリフトを検討してみてください。

「コンプレックスは解消できるのだ」ということを身をもって経験すると、人生が変わるのを実感できるでしょう。

リードファインリフトの効果にリフトアップや引き上げ効果はほとんど期待できません。
肌のハリを高めるような「肌を引き締める」効果が期待できます。

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