まるでクレーター!なニキビ跡は、レーザーでの改善が期待できる

セルフケアでの改善が難しいクレーターのようなニキビ跡。クリニックでは肌質改善が期待できるレーザー治療を受けられます。また、ニキビ跡がクレーターになる前に「治療薬・ケミカルピーリング・食生活やスキンケア」を見直してニキビ悪化を防ぎましょう。

品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太

この記事は、品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太先生が監修しています。

女性のみならず男性にとっても、ニキビ跡やクレーターは大きな悩みです。鏡をのぞくたび、顔を洗うたび、人と自分を比べては、「顔」も「心」も下を向いてしまいます。

クレーターとなった肌は完全に再生できなくても、美しい肌に近づく方法はきっと見つかります。

そのためには、ニキビ跡について正しい知識を持ち、日常において小さな努力の積み重ねをすることが大切です。

そこでこの記事では、ニキビの仕組みやできてしまったニキビ跡治療、ニキビの予防策についてくわしく説明していきます。

まずはクレーターのことをもっと知ろう!

クレーターの写真

クレーターとはニキビができた場所に穴や凹みができた状態で、色素沈着と併せて見られる場合もあります。複数の毛穴にまたがって大きなクレーターができているケースなど、大きさや形状もさまざまです。

クレーター状のニキビ跡の種類

クレーター状になっているニキビ跡は、状態によっていくつかの種類に分けられます。

アイスピックタイプ 

表面から見た穴の大きさは2㎜程度ですが、穴の先端がアイスピックで刺したように尖って深くまで達しています。皮下組織まで損傷していることがあり、治療が難しいとされるタイプです。

ボックス(ボックスカー)タイプ

表面から見た穴の大きさは1.5〜4㎜で、深さは浅いですが、箱のように穴の底が平坦になっているため、クレーターがもっとも目立ちやすいタイプだといわれています。

ローリングタイプ

表面から見た穴の大きさは4㎜以上で、穴の底は緩やかに陥没しており、ボックスタイプより深さがあるのが特徴です。

クレーター状のニキビ跡ができる原因(仕組み)とは?

炎症が起こって化膿したニキビの写真

1:ニキビができる

毛穴中にある皮脂線から皮脂が分泌されて皮膚内に留まり、これに増殖したアクネ菌が作用すると、炎症性のニキビとなります。

アクネ菌自体は悪いものではなく、皮膚にもとから生息する細菌です。しかし、増えすぎてしまうと炎症を起こし、ニキビができてしまいます。

2:瘢痕(はんこん)組織がつくられる

アクネ菌が増えすぎると、アクネ菌から肌を守るために免疫細胞が戦います。すると、免疫細胞がアクネ菌を攻撃するために出す活性酸素は刺激が強いため、体質によっては、活性酸素の刺激で皮膚が傷ついてしまうことがあるそうです。

そのときに起きる炎症のダメージが真皮にまで及ぶと、真皮のダメージを修復しようとコラーゲンを盛んに生成します。こうして大量に作られたコラーゲンは瘢痕組織といわれ、ニキビ跡の原因となります。

3:瘢痕組織の拡大

瘢痕組織は、炎症具合によって、毛穴の形を残したものと、毛穴の形が損なわれて広範囲の皮内瘢痕を形成するものとに分かれます。

前者は毛穴が開く程度の跡で済むことが多いようですが、後者は凹んだニキビ跡、つまりクレーターのようなニキビ跡になってしまうそうです。

クレーターとほかのニキビ跡の違いとは?

ニキビ跡の症状としては、クレーターのほかに、「赤み」や「シミ」などが挙げられます。これらは、ニキビが炎症を起こしたしたときの赤みがそのまま残ったり、さらにそれが変色したりしてシミのように残った色素沈着です。

色素沈着して赤みやシミになったニキビ跡は、肌の新陳代謝やセルフケアを続けることで、ほとんど気にならなくなることがあります。

しかし、肌の奥の組織まで壊れてしまったクレーターのニキビ跡は、セルフケアを続けても自力で元の状態に戻すことは難しいようです。

レーザーで、クレーター状のニキビ痕の改善が期待できる

レーザー治療の様子の写真

クレーター改善に効果があるとされている治療法に、レーザー治療があります。

レーザー治療は基本的に医療行為なので、費用や期間、リスクなどが気になるところです。

またレーザーは、種類が多く、それぞれ何の改善が期待できるのかを理解しづらいという人が多いと思います。

ここではクレーター改善に効果が期待されるレーザーについてまとめました、具体的な施術内容についても見ていきましょう。

レーザー治療とは?

レーザー治療では、肌トラブルが起きている箇所に光を照射することで、肌トラブルを目立たなくする効果があるとされる治療法です。

熱やエネルギーを利用して細胞の再生や活性化を促し、クレーターの改善が見込めるレーザーは、大きくふたつのタイプに分かれます。

なお、レーザー治療はそのエネルギーが大きければ効果は上がりますが、そのぶん痛みの大きさやダウンタイムも長くなることを覚えておきましょう。

赤みが強くてグジュグジュした炎症性にきびにレーザー治療を行うと、色素沈着を生じるリスクがあります。このような場合には、棘状物質を刷り込むことによりお肌の再生を促す治療であるFCRトリートメントが適しています。

アブレーションレーザー

サイトンレーザーの写真
出典:さくらビューティクリニックwww.sakura-beauty.com/medical-treatment/sciton-laser/

アブレーションレーザーとは、レーザーで肌を削り、肌の凸凹を目立たなくできるとされている施術です。

  • 代表的なレーザー名 エルビウムヤグレーザー
  • メリット 数回の施術でも効果が感じられ、フラクレーションタイプよりも施術回数が少なくて済むことが多い。
  • デメリット 表面に麻酔をするが、痛みや出血を伴う人もいる。赤みが引いて、肌が正常に戻るまでの期間(ダウンタイム)は数か月ほど。

フラクショナルレーザー

フラクショナルCO2レーザーの写真
出典:品川美容外科www.shinagawa.com/skin/equipment/gf.html

フラクショナル(fractional)とは分散的、部分的などという意味で、肌に点状のダメージを与えて、皮膚細胞の活性・入れ替えを促すとされている施術です。

一回の照射で、肌の10~20%ほどを入れ替えることができるとされています。

  • 代表的なレーザー名 フラクセル、スマートサイド
  • メリット 表面麻酔を行い、比較的強い痛みはなく、徐々に慣れていくという人が多いそう。ダウンタイムは1~2週間程度。
  • デメリット 患部の状態によって、複数回の照射が必要なこともある。効果の出方も個人差が大きいようです。
  • 月数回施術をうける必要がある。

1週間位はザラザラ、ガサガサの状態となります。お化粧をしても浮きやすくなります。

ニキビ跡をクレーターにしないために【医師のもとでのケア】

カウンセリングの写真

今できているニキビをクレーターにしないためは、できるだけ早い段階で治すことが重要です。ニキビが気になる人は、ホームケアに加え、積極的にクリニックでの治療を受けることをおすすめします。

外用薬

保険適応で処方されるものには、角質の肥厚を防ぐとされる「ディフェリンゲル」炎症を抑えるとされる抗生物質があります。副作用や使用上の注意など、医師の指示を守って使いましょう。

内服薬

保険適応で処方されるものに、抗生物質ビタミン剤などがあります。自分の症状と体質に合ったものを処方してもらうことが大切です。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、薬剤を用いることで、不要な角質を取り除き、健康で新しい角質の再生を促す効果があるといわれています。ただし、敏感肌の人や、すでに炎症を起こしているニキビがある人は放置すると悪化する可能性があります。医師との相談が必要です。

ニキビは「予防」が大事、適切なセルフケアを

ニキビやニキビ跡に悩まされている人は、今のニキビを治すことにばかり目が行き、予防の優先順位が低くなりがちです。ニキビを予防することは治療することに等しいということを忘れず、対策を考えていきましょう。

肌と「腸」の深い関わり

ハートを形どった野菜とフルーツの写真

ニキビを含む肌のトラブルの多くは、腸の状態と深く関係しています。

体の免疫機能は腸の状態に大きく左右されており、肌の免疫力も例外ではありません。

健康な腸内環境を作るには、和食が適しているとされています。腸内の善玉菌を増やすとされるメニューを多く取り入れて、丈夫な肌を目指しましょう。以下の項目を参考に、食生活を見直してみてください。

  • 糖分や小麦などは少なめに
  • 濃すぎない味付けにする
  • 炭水化物(ご飯・パン・麺類)は適量を守る
  • 肌再生の材料となるタンパク質(肉・魚・豆製品など)をしっかり摂る
  • 抗酸化作用をもつ緑黄色野菜(ニンジン、ピーマン、カボチャ、トマトなど)、淡色野菜(キャベツ、レタス、もやしなど)を積極的に摂る
  • 果物・海藻類でミネラルを補給して栄養の代謝を上げる
  • 水分をしっかりとって新陳代謝をあげて老廃物を排出する

正しいスキンケア

スキンケアをする女性の写真

ニキビができると、皮脂の過剰分泌を気にして、脂取り紙で常に脂を取ったり、洗浄力が強い洗顔料で何回も洗顔したりと、間違ったお手入れをしている人も多いようです。

脂を取りすぎるとかえって皮脂が過剰に分泌されるようになり、皮脂づまりを促してしまうことがあります。

心当たりのある人は、以下のケアを見直してみましょう。

洗顔の見直し

市販の洗顔フォームは刺激が強すぎて、必要な潤いまで取り除いてしまうことがあります。洗い上がりがマイルドなものを選び、1日に2回までの洗顔にとどめましょう。

さらに、アルカリ性の石鹸は古い角質を除去しながら余分な脂を落とす効果が期待できます。週に1〜2回程度のスペシャルケアとして行うと、皮脂づまりを防ぐことができます。

クレンジング剤の見直し

油分の多く皮脂を落としきるといわれるオイルクレンジングより、乾燥を防ぎながらしっかりメイクを落とすために、低刺激のクリームクレンジングをおすすめします。

また、ふき取りタイプのものや、落ちの弱いクレンジングでも、ゴシゴシこすって落とすのは避けましょう

基礎化粧品の見直し

基礎化粧品は、できるだけ保湿力が高く、油分が少ないスキンケアができるものを選びましょう。乳液やクリームなどは必要なところだけに使用し、基本的にはジェルタイプやとろみのあるタイプのもので保湿すると良いでしょう。

紫外線はニキビ跡のシミや色素沈着を引き起こすこともあるので、日焼け対策も忘れないようにしましょう

ファンデーションにも要注意

基本的には、ニキビの炎症が治まるまでファンデーションを控えたほうが良いでしょう。

お仕事などでどうしてもメイクが必要な場合は、しっかり保湿と紫外線対策をしてからパウダーファンデーションを使用するのがおすすめです。

クリームやリキッドファンデーションは肌への負担が大きいといわれ、毛穴づまりの原因になることもあるので避けたほうが良いでしょう。

そして、長時間のメイクや、クレンジングせずに寝てしまうのはなるべく控えましょう。

悩まずクレーターへアプローチしてみる

微笑む女性の写真

クレーターとなってしまったニキビ跡でも、医療の力を借りて目立たなくすることが可能な時代です。

ニキビ跡がストレスとなり、さらにニキビを悪化させてしまうかもしれません。

まずは専門医に診察してもらい、心の負担を軽くしながら、ニキビを予防して、自分のクレーターの症状に一番合った治療法を探すことから始めましょう。

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