NICOLY:)[ニコリー] コンプレックスの悩み解決・応援サイト

医師が教えるコンプレックス解決サイト
監修済記事:1032記事

メルマガ登録

2016年11月24日 更新 | 3,551 views

若いからといって、子供は自然に授かるわけじゃない。私の不妊治療の話[体験談]

私は結婚したあと、すぐに妊娠できるものだと思っていました。しかし1年以上授からず、不妊治療を行うようになりました。まだ若いのでまずはタイミング法から。今度は卵管造影検査、子宮鏡検査をして排卵誘発剤を使用。人工受精もしましたが成果はなく、転院を決意しました。しかしそこでの人工授精も失敗に終わります…。

綺麗なグラデーションが広がる空出典:We heart it

私は26歳、主人27歳で結婚しました。

結婚式を挙げた後、

自分たちにはすぐに子どもが授かるだろうな♪

なんてはじめは気楽に考えていました。

私の計画としては、20代で1人出産して、30代で2人目を出産できたらいいなと考えていました。

若いから、テレビでたまに見かける結婚が遅かったため高齢で不妊になった、なんてこともないだろうし!と思っていました。

これは実際に私が体験したことです。

不妊で悩んでいる方、年齢が若いのになかなか子供が授からず悩んでいる方に少しでも参考になればと思います。

不妊治療を開始したきっかけ

大好きな本を読んでいる女性出典:We heart it

結婚して1年は、特に排卵日などは意識せずに性行為をおこなっておりました。

その内自然にすぐ授かるんだろうな~♪

なんて思っていて、1年がたちました。

1年以上たっても授からないので、早く授かる方法はなんだろう?とネットで検索しました。

そこには、

「病院で排卵日を確実に特定してもらうことが1番の近道」

と書いてあり、確かに、自己流だと本当に排卵日か確実にわからないしな……と思いました。

そこで、近くの不妊治療に力を入れている病院に行く事を決意しました。

不妊治療開始

下をうつむいているキャップを被った女性出典:We heart it

初診の際に医師から

「夫婦どちらも20代だと半年以内に半分、1年で90%以上の夫婦が授かるんだよ」

と言われ、

「あぁ~私は1年以上たっても授からなかった。どこか悪いから授からないのかな。。」

なんて思いました。

何かその言葉がグサッと刺さり、少しずつ焦りに繋がったような気がしました。

また、

「毎日タイミングとってよ!まだ若いんだからさっ」

なんて言われました。

毎日はさずがに無理なんですけど……って思いました。サバサバした医師でした。

まずは、基礎体温を計測して診察時に提出をしました。

そして、エコーで卵胞をチェックして排卵しそうになったら医師から

「今日明日、タイミングとってみて~」

と指示をされた日に、夫婦生活を行っておりました。タイミング法というものです。

3ヶ月たっても妊娠することはなかったので、卵管造影検査、子宮鏡検査を行いました。

卵管造影検査を行うと「ゴールデン期間」というものがあって、半年間妊娠しやすい!なんてネットに書いてあり、期待大でした。

そして、排卵誘発剤も使用するようになりました。

低温期にフェマーラという排卵誘発剤を服用、排卵日近くにHCG注射、高温期にデュファストンという黄体ホルモン剤を服用するようになりました。

薬も飲んだし、色々な検査をしても異常はないので、もうそろそろできるかな~??なんて思っていました。

しかし、10ヶ月たっても子供を授かることはなかったのです。

焦り

白いドアの上に書かれた字を読んでいる女性出典:We heart it

夫婦どちらも20代で若いし、卵巣も子宮の検査も異常なし。

卵管造影検査、子宮鏡検査、インスリン検査、毎月の採血でのホルモン検査、主人の精液検査も異常なし。

基礎体温も高温期、低温期ちゃんとあるし、排卵日も医師に診てもらっているから、ほぼ間違いないのに……

医師が指定した通り、夫婦生活もちゃんとしているのに・・・

病院通って、診察代、交通費もどんどん大きくなるし、ホルモン剤の影響で少しずつ太ってきてきて、焦りが大きくなってきました。

どうして自分は子供ができないの?

ってすごく思うようになっていきました。

こういう時に、友人、親戚からの妊娠報告が多くなったりしました。

芸能人の妊娠出産報告なども敏感になってきました。

はじめは、「おめでとう!」って心から思えていたけど、どんどん

「どうして私はできないの?みんなすぐ授かるのに!!」

なんて思っていました。

自分が友人を僻む気持ちを持つことも嫌でした。

なんて自分は小さい人間なんだろうと思いました。

人工授精

部屋の窓越しに外を見ている女性出典:We heart it

そんな感じで人工授精をとうとう行うことになりました。

まさか自分が、人工授精までいくなんて……って思いました。

原因も特にないし、人工授精ですぐ赤ちゃん出来るのかな、って思っていました。

結果は「陰性」……。

嘘でしょ?何で原因がないのにできないの???

って感情がぐるぐる……

医師には毎回、

「異常なし。問題ありませんよ、排卵もちゃんとしていますね」「今回も残念でしたね」

の繰り返し。

きっと違う病院で違う医師に診てもらえたら、何か不妊原因が分かるのかも?と思い転院を決意しました。

2件目の病院へ

ベットに伏せて泣いている女性出典:We heart it

どうしても通っていた1件目の病院から、紹介状を貰うという勇気が出ず、紹介状なしで1件目の病院へ予約して、受診することにしました。

1件目の病院に約1年通っていたこと、結婚して2年以上子供が授からないこと、1件目の病院で一通り不妊検査をしても特に異常はなかったという事を伝えました。

まずは、エコーで卵胞チェックからのタイミング法を実施。予想通り陰性。

もうタイミング法では、無理だろうな~って思いすぐに医師へ人工授精をしたいと希望しました。

人工授精では低温期に排卵誘発剤クロミッド、排卵時期にHCG注射を行い人工授精という流れで行いました。

夫には直接病院で採精してもらわず、朝自宅で採精してもらい、私が病院に持って行くという方法で行いました。

途中バスで病院に通院していたのですが、落とさないか毎回ヒヤヒヤでした。

2回の人工授精も結果は「陰性」でした。

もうその時は、人工授精3回行っても妊娠できないなんて、体外授精しかないんだろうな~って思っていました。

夕暮れの下手を広げている女性出典:We heart it

医師からは

まだ年齢的にも若いので、人工授精を6回くらいは行っても良いのではないか

と提案されていました。

しかし、もう1年以上通院していて原因不明なのに授からないのはおかしいと思い、すぐ体外授精を希望しました。

ロング法という方法で行うことになりました。

点鼻薬イトレリンを1日3回行い、低温期には自己注射でHMG注射で卵胞を育てました。

排卵期にHCG注射をして採卵という流れで行いました。

自己注射は本当に怖かったです。

素人が自分で注射なんてして大丈夫なの?って感じです。

病院で看護師さんに教えてもらえたけど、いざ自分でするというのは本当にドキドキで、主人と一緒に毎回、

「間違えてないよね?いいよね?」

と確認しながら行っていました。

HMG注射を打つと、卵胞がたくさん育つため、心なしかお腹が張るような感じになりました。

採卵は、静脈麻酔で行いました。

麻酔をしてるから痛くないのかな?なんて思っていましたが、麻酔が途中で切れたようで、終わり頃から意識が戻ってきて激痛が走りました。

採卵が終わりベッドで横になっているとき、今まで感じた事がないような痛みに襲われました。

お腹がちぎれるような激痛。本当に痛かったです。

その日は家事もお休みして、ゆっくり休んでいました。

母からは

「子どもを産む時もっと痛いんだから~」

なんて言われたけど、

「子ども作る時、こんな痛い思いして作らなかっただろっ!!」

なんて思ってしまいました。

何で私はこんな思いをしないと子どもが出来ないの……。自然に子どもが授かる人が本当に羨ましかったです。

こんな大変な経験をしたのだから絶対に授かりたい!!!と心底思いました。

採卵後すぐ受精卵を移植することは出来ませんでした。

強い排卵誘発剤による卵巣の腫れのため、2回生理を見送ったあとにやっと移植することが出来ました。

採卵から2ヶ月後、初凍結胚移植を行いました。

看護師さんから

「もう着床寸前でとても良い状態の受精卵を移植できたよ!」

と言われ、主人と喜びました。

あぁ、やっとこれで妊娠できる、なんて思いました。

ネットで調べてみると、胚盤胞移植をしてから5日目くらいから妊娠検査薬をすると陽性反応が出るという記事を複数見かけたため、私もフライング検査を実施しました。

フライング検査薬の結果は真っ白……

病院の判定日も見事に「陰性」でした。

体外授精までしたのに陰性?たくさん通院して、高額な治療費までだして、あんなに痛い思いをして……。

私、まだ20代だよ?旦那の精子の状態も悪くないし、ちゃんと受精して受精卵も成長してるのに何で?

本当に辛かったです。

残ったのは、今までのホルモン剤の副作用でお腹、お尻周りに沢山ついた脂肪と精神的に余裕がなくなったネガティブな気持ちだけでした。

本当に子どもってどうやったら授かるんだろう。

自分は無理なんじゃないかな。

テレビで子どもを虐待するニュースなどを見ると、

どうしてそんな人の所に子どもはいるのに、私にはいないの?私って何なの?

自分がダメ人間のように思えてきました。

体外授精2回目で

家の庭から空を見つめている女性出典:We heart it

もう子ども自体無理なんじゃないか……とショックを受け、ネガティブな状態のまま1ヶ月後、期待はせず流れるままに2回目の体外授精へ。

しかも1回目に移植した受精卵が一番状態が良い受精卵で、それ以下の受精卵を移植しても授かるのか半信半疑でした。

移植して5日目に今回もフライング検査を実施しました。結果は

うっすら線が見えたー!!見えました!!

判定日に「陽性」をいただく事が出来ました。

やっと妊娠できた……。

すごく嬉しかったです。頑張って良かったと思いました。

主人も喜んでいました。

しかし、主人も私も喜びよりまだこの先どうなるか分からないという慎重な気持ちの方が大きく、医師からも

「体外受精は、自然妊娠よりも流産率も高いから。まだ心拍確認までは安心できないよ」

と言われました。

やっと授かったからこそ、大喜びなんて出来ませんでした。不安の方が大きかったです。

その後、妊娠8週で不妊専門病院を卒業して、産院に転院することが出来ました。

最後の診察日に、私はどうしても医師に聞きたかったことがありました。

「結局今まで私が妊娠できなかった理由はなんだったのですか?」

ということです。

医師の答えは

「それは、今でも分かりません。原因不明です。原因不明不妊が一番多いんです。」

という答えでした。

私が

「もし、二人目を希望する時は、自然妊娠できますか?」

と聞くと医師は

「自然妊娠は恐らく難しいでしょう。2人目も体外授精でないと授からない可能性が高いと思います。」

と言われました。

それでも体外授精で授かることが出来て、本当に私は幸せ者だと思いました。

不妊治療を経験してみて感じたこと

波が荒れた海をみつめている女性出典:We heart it

私は20代で不妊治療を行い、周りの友人などは結婚してすぐ妊娠するという事が多かったです。

それが当たり前だと思っていましたが、私にとっては当たり前のことではありませんでした。

「妊娠する」という事は、本当に奇跡的なことなんだと身を持って実感しました。

不妊治療を行っていく中で、私より後から結婚した友人が先に妊娠していくことが本当に辛くて羨ましかったです。

こんな風に感じる自分は、本当に未熟で弱い人間だと思います。

だけど、この感情は経験者じゃないと分からないものです。

周りはまだ若く、不妊治療している友人もいなかったため、相談できませんでした。

私はネット上で不妊治療を行っている方のブログをよく拝見していました。

私と同じように他人の妊娠で傷ついている方も多くいらっしゃいました。

この感情は仕方ないことであり、こういう自分も受け入れる事が大切ではないかと思います。

本人の前で、僻み・妬みの感情を表に現さなければ良いのではないでしょうか。

また、友人、親戚からの「子どもはまだ?」など聞かれることもあると思います。

不妊治療中は、本当に敏感になっていました。

だけど仕方ない事だと思います。

辛い時は、友人と会うのも控えていました。

不妊治療で太った自分、ネガティブな自分を見せるのも悪いし、不妊治療の話をしても分からないだろうし……。

辛い時は無理して人に会う必要もないと思います。

主人にたくさん話を聞いてもらって、2人でたくさん出かけたり、美味しいお店に行きました。

今となっては、2人でたくさん思い出を作ることが出来て、不妊治療を通して夫婦の絆も深まったと思います。

改めて、どんな事があってもこの人とは乗り越えていけるんじゃないかと思いました。

私は、体外授精2回目で子どもを授かることが出来て、幸運だと思います。

世の中には、不妊治療をしても授からない方もいらっしゃいます。

子どもを持つ人生、持たない人生それぞれが良い、ダメとかじゃなくて、それぞれの人生があるんだ!と思います。

子どもを希望している全てのご夫婦の元に授かりますよう願っています。

written by みりん0422

Top image via Weheartit

他の体験談も見てみる!NICOLYコンプレックス体験談

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

関連するキーワード

注目の記事

【大人気】ブログより詳しい!整形の痛みやダウンタイム・術後経過すべて見せます!美容整形体験レポートシリーズ

【大人気】ブログより詳しい!整形の痛みやダウンタイム・術後経過すべて見せます!美容整形体験レポートシリーズ

NICOLY編集部では、カウンセリングから術後経過までの画像がたっぷりの、美容整形体験レポートを公開しています。切らないプチ整形から、脂肪吸引まで読み応え十分。NICOLY編集部いちおしの記事です。随時更新中!

45084 views | 整形二重脂肪吸引脂肪溶解注射

カテゴリ一覧

この記事のライター

本日のアクセスランキング

いまNICOLYで人気の記事

話題のキーワード

いまNICOLYで話題になっているキーワード

専門家ライター募集

NICOLYで記事を執筆していただける医師を募集

NICOLYでは「コンプレックスで悩んでいる人を笑顔に」というビジョンのもと毎日記事を更新しています。信頼性の高い記事を出し続けるために、記事の執筆をしていただける医師を募集しています

専門家ライター募集フォーム

編集者募集

NICOLYで記事を編集してくれる編集者募集

NICOLYでは「コンプレックスで悩んでいる人を笑顔に」というビジョンのもと、一緒に働いてくれる編集者を募集しています。

編集者募集フォーム

関連する記事

この記事に関連する記事をピックアップ