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2016年06月28日 更新 | 3,962 views

ADMとシミは似ているけれど治療法が違う!ADMに適した施術は?

一見シミのように見えるADMに効果的な治療法は、Qスイッチレーザー治療です。施術に痛みは少々伴いますが、保険が適用されるため安価で済むというメリットも。また、ADMと一般的なシミとの違いは、見た目・構造上・原因による違いとおもに3つあります。自分で判断することは非常に難しいため、ぜひ一度クリニックに行き医師と話し合いましょう。

シミだと勘違いし、ケアを始めたものの一向に良くならず、きちんと診察をしてもらったら「ADMだった」というケースが意外と多いよう。

一見、シミのように見えるADMですが、一般的なシミとは違うもののため、シミ治療を行っても効果がありません。

では、どのような治療法なら効果的なのでしょうか?

ADMの悩みを解消したい人のために、ADMの症状や正しい治療法についてくわしく紹介します。

品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太

厳密に言うとADMは保険適応となりません。ただし、太田母斑に対するQスイッチルビーレーザー治療は保険適応が認められています。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は後天性両側性太田母斑様色素斑とも呼び、これを太田母斑として保険適応としている医療機関が現実にはあるというだけです。

ADMの基礎知識

「ADMってなに?」という人もいるかもしれません。

まずは、ADMの基本的なことから見ていきましょう。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)とは?

女性の写真

ADMは「Acquired Dermal Melanocytosis」の略で、「後天性真皮メラノサイトーシス」という症状のことをいいます。

「遅発性太田母斑様色素斑」とも呼ばれますが、ここで注目したいのは「母斑」という単語です。母斑とは「あざ」のこと。

シミのように見えるADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は、実はあざの一種と考えられている症状なのです。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)の特徴

女性の写真

あざというと、「生まれつきのもの」というイメージを持つ人が多いかもしれませんが、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)の症状が出るのは20〜30代にかけてです。

また、特に女性に多く見られます。

【ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)の特徴】

  • 現れる部位:頬の上部、額の端、小鼻の横など
  • 現れ方:左右対称にいくつかまとまって出現
  • 色:多くは青みを帯びた茶褐色

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は、ぱっと見たところシミとの区別がつけにくいうえに、肝斑や老人性色素斑、そばかすと混在して出現することも多いため、判別や診断が難しい症状でもあります。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)ができる原因

女性の写真

実は、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)ができる原因は、はっきりとわかっていないのですが、遺伝的要素が大きいのではないかと考えられています。

また、ホルモンバランスの乱れや加齢、紫外線による肌の老化や間違ったスキンケアが原因ではないかとする説もあります。

ADMと肝斑や一般的なシミとの違い

ADMは、特徴も原因も、肝斑といったほかのシミと重なる点が多いですが、大きな違いがあります。

見た目の違い

女性の写真

一般的なシミは、現れる部位がさまざまです。また、どちらかというと単独で現れ、境界線がはっきりしています。色は濃淡の差はありますが褐色が多いよう。

細かく比較すると、ADMの特徴とは異なりますね。

しかし、ADMの「左右対称」「いくつかまとまって現れる」という特徴は肝斑にも当てはまります。

そこで、大きく違ってくるのが、「色」と「発症する年齢」です。

【肝斑とADMの違い】

<肝斑>

  • 色:薄い褐色
  • 発症する年齢:30代以降

<ADM>

  • 色:青や灰色がかった茶褐色
  • 発症する年齢:20代から

素肌で色の見分けがつきにくい場合、ファンデーションを塗るとわかりやすくなるそうです。

素肌では茶色っぽく見えるシミが、ファンデーションを塗ったときに青や灰色、紫のように見えるようであれば、ADMである可能性が。

この色の違いは、メラニン色素がどこに存在しているかという構造上の違いによります。

品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太

ADMを肝斑と誤って、肝斑の治療(飲み薬や塗り薬、レーザートーニング)をしても全く効きません。また逆に肝斑をADMと誤って、Qスイッチルビーレーザーを照射すると、肝斑が濃くなってしまう場合があります。

構造上の違い

女性の写真

肝斑も含めた一般的なシミとADMの大きな違いは、メラノサイト(メラニン色素を生成する細胞)が存在する位置とされています。

皮膚は、ざっくり分けると「表皮」と「真皮」から成り立っており、外側に表皮があり、その奥に真皮が存在するという構造。

一般的なシミと肝斑のメラノサイトは、表皮の中に存在しますが、ADMのメラノサイトは、表皮の奥に位置する真皮に存在します。

また、メラニン色素は、表皮に近い順に「褐色→灰色→青色」と、色の見え方が変わるそう。

したがって、灰色や青がかって見えるシミは、メラニン色素が皮膚の奥に存在することを意味しているのです。

原因による違い

女性の写真

一般的なシミは、紫外線の影響で、表皮にメラニン色素が増えることにより現れますが、フォトフェイシャルやライムライトなどで破壊・分解し、治療することが可能です。

また、肝斑の場合は、紫外線のほか女性ホルモンも原因だと考えられており、一般的なシミ治療では効果の出にくい面が。そのため、有効なのは、レーザートーニングや飲み薬、美白成分の入った化粧品を使った治療でしょう。

しかし、ADMの場合は、メラニン色素の沈着している位置が、一般的なシミや肝斑よりも奥深いところになります。また、原因には、遺伝といったほかのシミとは異なる要素があると考えられています。

そのため、一般的なシミや肝斑の治療では、残念ながらADMの症状の改善は難しいかもしれません。

ですが、正しい診断のもと、正しい治療を行えば、ADMは、きれいに治すことができる可能性があります。

ADMにはレーザー治療が効果的

ADMの治療には、QスイッチYAGレーザーやQスイッチルビーレーザーなどの「Qスイッチレーザー治療」が非常に高い効果を出すことで知られています。

これには、おもにふたつの理由があります。

理由1:メラニン色素だけに反応する

女性の写真

Qスイッチレーザーは、シミ治療のために開発された機器で、メラニン色素にのみ反応して色素を破壊。

そのため、周囲の皮膚にはダメージを与えず、狙ったところだけを治療することができるのです。

治療の後、シミが濃くなったように感じることもありますが、これはメラニン色素がしっかり破壊された証拠。

破壊されたメラニン色素は、皮膚の表面から排出されるか、体内で分解されるか、どちらかの経緯をたどります。

そして、色素のないきれいな肌が現れてくるのです。

理由2:皮膚の奥まで高いエネルギーを届けることができる

ADMの原因となるメラノサイトは、皮膚の奥の真皮にありますが、Qスイッチレーザーは、高いエネルギーを真皮にまで届けることができるため、ADMの原因となるメラニン色素の破壊も可能です。

QスイッチYAGレーザーとQスイッチルビーレーザーの違いは?

女性の写真

端的にいうと、QスイッチYAGレーザーとQスイッチルビーレーザーの違いは波長です。

YAGレーザーは、長短2種類の波長を搭載している一方、Qスイッチルビーレーザーは1種類のみ。

クリニックによって導入している機器は違いますので、気になる場合は事前にホームページで確認しておくと良いでしょう。

品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太

ADMの治療は簡単ではありません。QスイッチYAGレーザーよりもQスイッチルビーレーザーの方がより効果的です。治療回数がかかったり、一過性炎症性色素沈着などがでることを鑑みると、より効果のあるQスイッチルビーレーザーを最初から用いるべきだと個人的には思います。

ADMのレーザー治療について

ADMのレーザー治療は、どのような手順で進められるのでしょうか?

ほかにも、施術中の痛みや費用、保険の適用などについても紹介します。

施術の流れ

医師の写真
  1. 施術についての事前説明
  2. 麻酔(患部に麻酔クリームを塗るといったこと)
  3. 必要に応じて目を保護する器具を装着
  4. 患部へレーザーを照射(10~20分程度)
  5. 照射終了
  6. 照射した部位を冷やし、軟膏を塗ってテープで覆う
  7. 施術後の注意事項を確認して帰宅

施術後のメイクは基本的にNG。

また、照射部位がテープで覆われるので、マスクを持参するといいでしょう。

施術後は日焼けに注意して過ごしますが、翌日くらいになると、照射部位に薄いかさぶたができます。

かさぶたは1週間~10日ほどで自然に剥がれ落ちるので、無理に剥がすことは避けましょう。

品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太

ADMへQスイッチルビーレーザーを照射する際には、ふつうのシミへ照射するエネルギーレベルでは弱すぎて効果がなく、かなり強めのエネルギーで照射します。ですので照射後は一過性の炎症性色素沈着がほぼ必発だと覚悟して頂いた方が良いでしょう。

施術中や施術後の痛みについて

女性の写真

麻酔はするものの、無痛というわけにはいかず、「輪ゴムで弾かれるような痛み」を感じるとされています。

実際に、そのように感じる人が多いのですが、痛みがあまりにも強い場合は、麻酔注射を追加することも。

施術後しばらくは、火傷のようなジンジンとした痛みを感じますが、冷やすといった処置をすれば、通常は1時間程度で引くものなので安心してください。

治療の回数について

医師の写真

ADMは、患部が皮膚の奥深くにあるため、肌の再生に少々時間がかかることが。

そのため、きれいに取り去るには、複数回の治療が必要とされています。

患部の大きさや状態にもよりますが、6か月に1回程度のレーザー治療を3~4回ほど繰り返し、薄くしていくケースが多いようです。

費用について

患部の大きさや照射する回数、クリニックによっても異なるため、一概には言うことができませんが、1cm四方の大きさを治療した場合、1回につき10,000〜30,000円程度が相場のようです。

レーザー治療を受けた人の声

女性の写真

実際に、レーザー治療を受けた人の声を紹介します。

大きな効果を実感している人が多く、ぜひ治療を選択する際の参考にしてみてください。

【レーザー治療を受けた人の声1】

治療をしようかずっと悩んでいたのですが、思い切ってレーザー治療を受けました。

照射直後は、真っ黒なかさぶたができて不安でしたが、2週間ほど経つとピンク色のきれいな肌に。

私の場合は、ADMのほかに肝斑やシミ、そばかすも混ざっていたのですが、トータルで治療していただきました。

保険が適用されたため、費用は10,000円弱、薬代を足しても12,000円くらいで済みました。

【レーザー治療を受けた人の声2】

私は、治療の効果が出るまでにおよそ半年かかりました。

しかし、10年以上もADMのコンプレックスを抱えていたので、結果には大満足。

まだ完全に消えておらず、効果があることは確かなので治療を続けていきたいと考えています。

【レーザー治療を受けた人の声3】

レーザー治療を2回受けました。

まだ点々と残っているところはありますが、メイクがずいぶん楽になり、もっとも濃く目立っていたところが消えただけでも大満足です。

【レーザー治療を受けた人の声4】

おでこにある3cm四方のADMをレーザー治療しました。

きれいになるまで時間がかかる人もいるようですが、私の場合は1週間ほどでかさぶたが取れ、きれいな肌に。

1回の照射でこんなにきれいになるなら、もっと早くやれば良かったです。

ADMは再発はしないそうで、一度消えてしまえば安心です。

このように、レーザー治療を受けて、長年悩まされてきたADMが改善された人が多いようです。

また、保険が適用されるため、比較的安価で行えることと、一度消したら再発しないことは大きなメリットでしょう。

レーザー治療でADMの悩みを解消しよう

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ADMの治療法としては、レーザー治療が最適だと考えられます。

太鼓判を押す医師も多くいますし、何よりも治療を受けた人の声がそれを物語っているでしょう。

ADMに悩んでいる人やシミの治療をしても一向に良くならない人は、ぜひ一度、クリニックに行って相談してみてくださいね。

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