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2016年11月23日 更新 | 8,488 views

「汚くて勃起しない」と彼氏に言われたアトピー肌。そんなアトピーの黒ずみを克服できたのは……[体験談]

アトピーが原因で中学生の頃にひどいいじめを同級生から受けていました。いじめのせいで登校拒否になりましたが、母のおかげでいじめはなくなり学校に通えるようになったのですが、今度は友人がいじめの標的に・・・。アトピーで散々な過去を経験しましたが、そんな私にも彼ができ、彼の為にアトピーを克服できたという体験談です。

海を見つめながら考えごとをしている女性出典:Weheartit

幼いころからアトピー体質だった私。

写真を見返せば体をかきむしった痕が残るものばかり。

小さい時はそんなことわかりもしませんでした。

ですが、自分の体が『汚い』んだと自覚する時は突然訪れました。

それは小学校2年生のプール開きの日。

同級生の女の子たちと更衣室で着替えをしていた時のことでした。

「その体どうしたの?」

クラスのリーダー核の女の子に聞かれました。

「アトピーだよ」

じろじろ見られて恥ずかしい、なんて思いながら答えたのを覚えています。

「え?それ伝染らないの?」

彼女は汚いものでも見るような目で私に問いかけました。

「わからない、伝染らないと思うけど……」

一緒にお風呂に入っていたお父さんもお母さんもお姉ちゃんも、みんな綺麗な体をしているから・・・

「ねぇ、それ伝染るやつだよね、汚い!」

「え?伝染るの!?」

「やだ!」

たちまち更衣室の女の子たちに広まり、口々に悪口を言われ始めました。

当時まだ幼い私たちにアトピーに関する知識はあまりなく、誰も弁解などできず、私の体は汚いという焼印を押されてしまいました。

次の授業が始まる頃にはクラス全体にそれは知れ渡り、男子生徒からも汚い、触ると伝染るなど菌扱いを受けました。

姉の裏切り

ハイライトが入った巻き髪の女性出典:Weheartit

学校でのその騒動は私が母に告白し、治療に移ったことで落ち着きを取り戻しましたが、アトピーというのは一時治ったように見えても、またぶり返してくるものです。

私の体は毎年夏や冬になるごとにアトピーを繰り返し、痕や黒ずみがたくさん残っていました。

中学生になった時、夏にまたアトピーをぶり返してしまった私はいつものように姉に背中に薬を塗ってくれるようにお願いしました。

中学生に上がる前までは

「よくなれ~よくなれ~」

と塗り込んでくれていた姉でしたが、その時から変わってしまいました。

「姉ちゃん、また薬塗ってくれない?」

薬を手に姉にお願いしました。

「うん、いいよ。」

いつも通り快く引き受けてくれる姉。

背中をめくり、いざ塗ってもらう時でした

「うわ!汚い!触りたくない!」

今まで信頼していた人に裏切られるような経験でした。

小学生の頃に経験したことが一気に体の中を走り抜けて、気付いた時には目から涙が溢れていました。

ごめんね、と一言残し私はその場を去りました。

父も母もパチンコが趣味の人間でしたから、晩御飯を食べた後は家には居ません。

洗面所の鏡を背に泣きながら自分の体を悔やみ薬を塗りました。

その時の背中は確かに、汚かったです。

いろんなところが切れはじめる

光が反射して手にうつっている様子出典:Weheartit

中学3年生になった頃、アトピーが部分的に出るようになってきました。

汗がよく出る部分、首、脇、胸の下、足や手の関節部分が主でした。

多少美意識も目覚めている時期なので、体をなるべくかかないように、日中はとにかく無意識にかいてしまうのを辞めること、寝るときも手首を絞められる手袋を自作し眠っていましたが、翌朝には自力で取ってしまっていることがほとんどでした。

その頃から各部分がピリッと痛むようになってきます。

痛む時はその部分が伸ばされた時。

耳の後ろ、脇、手首、足首。痛んだ後は必ず出血していました。

薄く黄色い汁のようなものも出てきて、努力とは裏腹に自分の体は益々汚くなっていきました。

そんな私を好奇の目で見る人は少なくありませんでした。

いじめ

風船ガムを膨らましている女性出典:Weheartit

受験を間近に控えたある日、友人との昼食を終え教室に戻ると私の机の中には大量のゴミが入っていました。

最初から“いじめ”なんて疑うはずはありません。

誰かが自分の机と間違えたのかな?と思いました。

でも、机の横に下げられた鞄は今朝自分が手にして登校してきたもので、つけているキーホルダーも同じ。

嫌な予感もしましたが、とりあえずゴミをかき出してみることにしました。

中から出てくるのは紙くずと、いつか誰かのロッカーで見たカビの生えた給食のパン、そして自分の教科書でした。

恥ずかしくて友人にも打ち明けられず、

違う、違う、誰かと間違えたんだ

自分に言い聞かせながら人気の少ない教室でそれを片付けました。

そんな期待は翌日、簡単に打ち消されてしまうこととなりました。

嘘つき

走り出した電車を追いかけている女性たち出典:Weheartit

現実を見なかった私は、昨日のことなどとうに忘れ、何事もなかったかのように学校へと足を運びました。

友人に挨拶をし、自分の席に近寄ると机の上の落書きに気付きました。

「ん?」

よく顔を近づけてみるとそこには『キモイ』『汚い』『死ね』と鉛筆で書かれていました。

友人に涙ながらに声をかけ、一緒に消しました。

ですが、その行為は翌日も翌々日も続き、最終的には鋭利なもので机に刻まれていました。

誰がやっているのかは分からなかったけれど、また自分の名前を『○○菌』と呼ばれ人から人へと移っていたのを知りました。

友人も私もあまり目立つほうではありませんでしたから、知ってか知らずか助けてくれる人などなく、その行為はしばらく続けられました。

我慢の限界になった私は学校を欠席し、なぜ学校に行かないのかと怒鳴る母に大泣きしながら事情を説明しました。

その時の母の顔を私は今でも覚えています。

怒っていた顔から眉がハの字に下がっていき、情けないような、泣きそうなような、なんとも言えない顔をした後、母は私と一緒に泣きました。

この件を母が学校に伝え、「改善されないようなら転校させます」と伝えたところ、あっさり事態は終息を迎えました。

そしてまたしばらくして、別のターゲットに狙いを定め、それは再開しました。

新たなターゲットにされたのは私の友人でした。

友人は内向的なだけで非の打ち所がないような人でしたから、それこそ何が原因なのか分かりませんでした。

友人と家族ぐるみで仲が良いという女子が彼女を心配し、クラスの皆に声をかけてくれていました。

ですが、終息を迎えるどころか、火に油を注ぐ勢いで酷くなっていく行為。

靴の中に画びょうなんていう典型的なものまでありました。

友人も登校拒否になり、PTAのお父さんのお力で事は解決しましたが、なんと首謀者は、友人を心配し、クラス全員に声をかけて回り、毎日「○○(友人の名前)の味方だから!」と声をかけてくれていた彼女でした。

そんな苦悩を多々乗り越え、就職をし23歳になったある日私は運命の出会いをしました。

一人の男の人との出会い

お花の香りを感じている女性出典:Weheartit

23歳の頃、アトピーは完治してはいませんでしたが、長期にわたる治療の成果か、着実に良い方向に肌は改善されてきていました。

局所局所はまだ汚い部分がありましたが、露出する部分に関しては見違えるほど綺麗になりました。

そんな時、一人の男性が私の前に現れました。

私も彼もすぐに恋に落ちましたが、私には一つ気になっていたことがありました。

それは、体のアトピーやアトピー痕の黒ずみ。

普通の女性の体には無い、“汚い私”の証。

以前交際していた相手に「汚いから勃起しない」と言われたこともあり、お付き合いからセックスまでかなりの時間をかけました。

そういう雰囲気になった時に必ず身を強張らせる私に彼は

「○○(私の名前)が俺に体を見せても良いって思うまで待つよ。でも俺は体で○○のことを好きになったわけじゃないから、どんな○○を見ても絶対に嫌いにならないよ。」

と言って優しく抱きしめてくれました。

そんなことを何度か繰り返し、とうとう私は決意。

彼に“体”を見せることに。

恐る恐る服を脱ぎ捨てて、裸になった時に

「汚くなんかないよ。綺麗だよ。どんな○○も愛してる」

と言ってくれた彼の優しさは生涯忘れることはないでしょう。

私たちは交際から半年で結婚しました。

私のことを、どんな私でも愛してくれると言った彼の為にも、完治部分を増やす為、私は再び治療へと足を進めました。

治療と塗り薬の使い方

コーヒーを飲んで休んでいる女性出典:Weheartit

アトピーの主な治療はステロイド剤の塗布です。

重症化した場合は内服薬を使うこともあるそうです。

私の通院している病院は昔からある古い皮膚科で、気さくなお爺ちゃん先生が居ました。

顔も名前も憶えてくれているので、

「また悪くなったとね!見せてごらん!」

といつも笑顔で迎えてくれます。

結婚後も、出産後も変わらず接してくれ、治療も億劫ではありませんでした。

それはさて置き、私は内服薬でのアトピー治療を行ったことがありません。

どんなに酷くなった時でも、ステロイド剤と抗生物質入りの塗り薬で治まっていました。

それでも繰り返し繰り返しアトピーは起きるものです。

特に私は薬の使い方を間違えていたようで、再発の頻度が多かったのだと思います。

私の薬の使い方は、患部の痛みが引いたら塗布をやめるという使い方でしたが、

実際には

  • 赤みが引くまで使用する
  • 表面的に見えなくなっても、痒みがある時には塗布する

とのことでした。

また、ステロイド剤で肌が黒くなってしまうというのは、痒い部分をかいてしまうことが原因で起こっているらしいので、ステロイド剤の塗布では色素沈着は起きないと医師から説明を受けました。

黒ずみを綺麗に

森の中で草かんむりを作って被っている女性出典:Weheartit

正しい塗り薬の使用で、赤みのある部分はほとんど無くなった私。

またぶり返してしまうかもしれないけれど、今の綺麗な肌をより良く見せたい!と思い、アトピー痕などの黒ずみの改善をすることにしました。

これは虫刺され痕などにも応用が可能な方法です。

黒ずみを綺麗にするために大切なのは『新陳代謝』です。

古い皮膚が新しい皮膚に押されて剥がれていきます。

『新陳代謝』を促進させること!これが黒ずみを綺麗にする自分で行える唯一の方法です。

私が行っているのは

  • 美白用化粧水などを使用して美白成分を叩きこむ!
  • ピーリングなどで古い角質を除去して、肌の生まれ変わりを助ける!

のふたつです。

私はアトピーのせいか、敏感肌だったため化粧水は少し高めですが敏感肌用の美白化粧水を使用しています。

乳液やクリーム、美容液も同様に。

顔の話かよ!と思われるかもしれませんが、お顔に使っているものを体にも惜しみなく使っています。

顔も体も厚さは違えど同じ肌ですから、同じ化粧水を使い、同じ乳液を使って保湿をしています。

冬など特に乾燥する時期は、より乾燥対策に特化したものを上塗りしています。

ピーリングに関しても、刺激物が少ないものを選び、使用後一度でも痛いと思ったら二度と使用しないなど様々な厳しい条件の元に行っています。

痛いと思ったらやめる。というのは、敏感肌の人だけではなく、すべての人に言えることなのですが、肌は痛い!(傷ついている)と思ったらメラニン色素を出して肌を保護するらしいのです。

これが色素沈着、黒ずみの原因となるんですね。

なので、洗顔や体を洗うのも優しく、優しく洗ってくださいね。

良くある話

パーティーでワインを飲んでいる女性出典:Weheartit

よく、お水やサプリメントで、アトピーの方に!というのがありますよね。

私は色々試したことがあります。

ゲルマニウム、水素水、スピルリナetc...

結論から言うと“よく分かりません”でした。

他の食生活などが悪かったのかもしれませんが、ステロイド剤以上の効果を感じたことはありません。

悪い品ではないのは分かっているのですが、大々的にアトピーの助けになるということは無さそうです。

諦めなくて良かった!

公園でフードを被って正面を見ている女性出典:Weheartit

今思い返しても学生時代は辛い思いばかりしてきたと思います。

一概にアトピーが悪かったとは言えませんが、アトピーが原因で暗く塞ぎ込んでいたのは間違いありません。

肌が汚いと自分に自信が持てず、ネガティブになってしまいます。

誰に何を言われても「腹の中ではキモイとか思っているんでしょ」と心が歪んでしまうくらい。

あの頃は満足に治療も受けられませんでしたから、唯々コンプレックスを抱えて生きていました。

大人になり、自分のお金で心行くまで治療ができ、肌の改善ができることが本当に嬉しかったです。

今でも温泉などに行くと他人と比較して引け目を感じてしまうこともあります。

じろじろと見られると黒くくすんだ体が憎くて仕方ない時もあります。

でも、それを受け止めてくれる人も世の中にはいること、同じ悩みを抱えている人は世の中にたくさんいることを感じました。

アトピーが少し良くなるだけで気分も明るくなり、前よりも露出の多い服を選べるようにもなりました。

再発がないと言ったら嘘になります。

黒ずみがすぐに綺麗に無くなるわけではありません。

ですが、諦めずに治療を続けること、改善を図ってきたことは私にとって大きな自信へとつながりました。

現在皮膚トラブルで悩んでいる方、そのお知り合いの方、どうか汚いなんて思わないでください。

真剣に悩むその心を潰さないでください。

より良くある為に努力を惜しまないその姿を認めて応援してください。

一人でも多くの患者さんが救われますように。

Top image via Weheartit

written by OTI

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