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2016年11月24日 更新 | 2,538 views

夫の両親からの嫌がらせで摂食障害になり、数百万盗まれ……。克服法は「逃げること」[体験談]

夫が倒れてしまい、夫の介護を手伝いたいという義母の申し出を受けて同居してしまった私。この安易な考えが私を苦しめる事になります。同居が始まると些細な事で義父に怒鳴り散らされ、夫の祖父母の世話も私の負担となってのしかかります。そして、義母の裏切りが更に私を苦しめるきっかけとなり、摂食障害へと向かっていきます。

日に当たらないようにレースを被って寝ている女性出典:Weheartit

摂食障害……昔はその言葉を聞いてもまるでピンときませんでした。

自分には全く関係ないこと、そう思っていたんです。

でも、夫の両親からの暴言や虐待を受けて、自分自身が食べ物を受け付けなくなってしまって痩せてしまった時、これってとても怖いことなのだということを、身にしみて感じてしまったのです。

きっかけは夫の家族との同居だった……

買い物途中に落ち葉を拾って見つめている女性出典:Weheartit

私と夫が知り合ったのは、今からもう10年も前のことです。

結婚前から夫が自分の家族との関係に悩んでいたこと、そしてどういうことをされているのかは聞かされていました。

男性なので、それほど事細かに話すわけではないのですが、端的に語る言葉の中に、夫の苦しさを感じていました。

そして、そういうストレスが溜まったのか、夫は脳出血で倒れてしまいました。

生きるか死ぬかという毎日を繰り返して、何とか病状が安定してきたのです。

しかし、私は夫の介護で手一杯で、生活費を稼ぐということがなかなかできませんでした。

そういう生活をしているうちに、どんどん貯金は減っていったのです。

そんなある日、夫の両親から自分達との同居を勧められました。

内心「同居は難しいのではないか」と思っていましたが、お金はどんどんなくなっていきます。

また、夫の母親からは「可愛い息子の介護を少しでも手伝わせてほしい」と言われて、それなら同居をしようと思ってしまったのです

どうしてこんなに怒鳴られるの!?

森の中に迷い込んで不安そうな女性出典:Weheartit

夫の両親と同居をしようということを、夫に告げてみました。

すると脳出血の影響で、普段は反応が薄い夫なのに、この時ばかりは首を振って反対したのです。

そして苦しい息の下から「やめた方がいい」と伝えてきました。

私はその言葉にドキッとしましたが、もうすでに夫の両親に承諾してしまったというと、夫はうなだれて「分かった」と言ったのです。

そして夫の退院後、夫婦で夫の両親が住む家に引っ越しました。

夫の両親の家には、実は夫の父方の祖父母も住んでいて、向こうの家族が言うには「人手はある」ということでした。

しかし、夫の祖父母は80代で、手助けを頼めることなど想像できませんでした。

住み始めて数日後、ちょっとした会話の流れで、突然夫の父親が怒鳴り始めました。

大したことではないのですが、お皿の出し方が悪いと言いだし、大きな声で怒鳴りだしたのです。

びっくりしてしまった私は、最初はただ「すみません」と言っていましたが、心の中では「何でこんなことくらいで怒鳴り散らすんだろう……」と夫の父親に対して嫌悪感を感じてしまいました。

そしてその日をきっかけに、事あるごとに夫の父親から怒鳴られる日々が始まったのです。

「皿の出し方が悪い」と言っては怒鳴られる、「先に食べ物に箸をつけた」と言っては罵声を浴びせられる……それが精神面で大きな負担になっていたようです。

あまりにも負担が重すぎる

雨に打たれながら座り込んで泣いている女性出典:Weheartit

病気の夫の体調は、なかなかすぐにはよくなりません。

毎日夫を病院に連れて行き、リハビリをさせて、そして家に帰ってからはお風呂に入れたりトイレに連れて行ったりしてしました。

夫の介護は大変でしたが、それはある程度覚悟をしていたので、体力的にしんどくても、精神的には辛くはありませんでした。

むしろこういう時に夫を手助けできるということが、夫婦でいる証のように感じられて、積極的に介護をしていたのです。

しかし同居をしてからは、夫の家族の世話まで私にかかってきました。

朝昼晩の三度の食事の準備に洗濯、そして風呂洗いに家の中の掃除、頼まれたら買い物もこなさなくてはなりません。

夫の祖父母は高齢であるし、夫の両親も忙しいからなかなか手が回らないのだと言い聞かせて、私はそれらの家事も頑張っていました。

しかし、これなら同居しない方が全然楽だった……そういう気持ちが心の中から消えません。

夫の介護を手伝いたいと言った義母は、私の代わりに病院に行くこともなく、風呂の介助などもすることはありませんでした。

夫の体はそれなりに大きいので「小柄な義母には無理だから」と言い聞かせて、必死で不満を口に出さないようにしていたのです。

そして金銭面でも、楽になることはありませんでした。

同居した翌日に、夫の家族から「月に1人5万円入れるように」と言われました。

お金の面でも楽になるから同居しようとしたのに、実際にあまり支出は変わりません。

我が家はもともと家賃が安く、さすがに10万円では暮らせませんが、実は14万円くらいで何とかやりくりしていたのです。

介護と今まで以上の家事、そして義父の怒鳴り声……これらのことが、段々と私の神経をすり減らしていったような気がします。

そして私は笑顔を浮かべることが極端に減り、段々と食欲もなく、無口になっていったのです。

誰も味方がいない……

振られてしまって電車の中で泣いている女性出典:Weheartit

どうしてこんな毎日になってしまったのか、同居をしたのが一番の失敗だった、そのことに私は気が付いていました。

夫は私が同居の話をした時に止めてくれたのに、うっかり話に乗ってしまった私がばかだった……。

心の底から後悔しました。

でもまだどこかで「分かってもらえるのではないか」という思いがあったのです。

しんどい毎日を過ごしている時、義母に思い余って相談してみました。

同居してから嫌味が多く、義母の一言で嫌な思いをしていましたが、他に話す人がいなかったのです。

「これほどの家事の負担は、介護をしながらだと厳しい」

「義父の怒鳴り声は本当に辛い」

そういうことを、一生懸命に説明しました。

そして義母は「うまく話してみる」と言ってくれたのです。

すべてが一気にうまくいくことはないとは思っていましたが、少しでもこの状況が改善されたらと思っていました。

しかし、義母がやったのは、私達夫婦に対しての嫌がらせでした。

義父には「怒鳴ってばかりで野蛮だと言っている」言い、義祖父には「おじいさんたちの世話は面倒だ」と話したそうです。

それを聞いた義父は怒り狂って、むりやり私を座らせ、なんと一時間以上も怒鳴り続けたのです。

私は必死で我慢していました。

その怒鳴り声がやんだ後、食事の時間になりましたが、食べ物を見ても全く食欲がわきませんでした。

あれだけ罵声を浴びせられたら、食べる気だって失せるだろう……私はそう思いました。

食べ物が身体に入っていかない

カラフルなお菓子出典:Weheartit

食事の席で私が食べないと、それを見て義父や義祖父は「いやがらせか」と言ってまた怒鳴ります。

義祖母は優しい人でしたが、人に逆らうことができない人で、かばってもらうことなどできませんでした。

私が怒鳴られている様子を、義母は横眼で確認しつつ少し笑っていたのを見た時、強烈な怒りが湧いてきました。

言葉にできないくらい怒りの感情が体の中に溜まっていたのです。

そしてその怒りで私は、何とかテーブルの上の物を口に入れました。

どうにか食べ終わって席を立ちましたが、自室に入った瞬間に、吐き気を感じて一気に吐いてしまいました。

げーげー言いながら、私は人間っていうのは、ここまでメンタルに左右されるんだな……と、ぼんやり考えていたのです。

しかし、それから毎日の食事の時間が地獄でした。

食事をとろうと思うのですが、全く食欲がわかず、食べたいと思うことがありません。

しかし食べないと倒れてしまうし、また怒鳴られるので、少しずつ飲み込んで、お皿を空にしていました。

できるだけ量を少なく盛り付けるようにして、その場をしのいでいました。

しかし食べても、しばらくして吐いてしまうということを、何度も繰り返していました。

そしてふと気が付いたのです。

「これが摂食障害なんだ」と。

いつの間にかしていた10キロもの減量

湖をみて思い出して泣いている女性出典:Weheartit

食べても胃の中でなかなか消化せず、吐いてしまうということを繰り返していた日々、ある時ふと気が付くと、体重が10キロ減っていました。

私はもともと少しぽっちゃりしているので、10キロ痩せてもそれでも標準体重という感じなのですが、さすがにびっくりしました。

短期間で痩せるのはあまり良くないと聞いていましたが、鏡を見てみると、まさに顔付きは「げっそり」という感じだったのです。

そういえば、病院ですれ違う看護師さんや知り合いの人に「介護辛いんじゃない?大丈夫?」と聞かれていましたが、この様子を見れば、確かに誰でも心配してしまうことでしょう。

自分でも「こりゃまずい」と納得しました。

しかし、私がここまで激ヤセしたのは、夫の介護のせいではありません。

色々な嫌がらせや、そして何より、義父の怒鳴り声のショックで、ご飯を食べられなくなってしまったからなのです。

食べてもしばらくすると吐いてしまう……それがまるで習慣のようになってしまいました。

体力はなくなりしんどいし、家の中では常に気を張っていて、もう本当にボロボロという感じでした。

物の例えで「ボロボロ」と言いますが、鏡に映っている私は本当にぼろ雑巾のようでした。

このままでは死んでしまう……そう感じて、私はようやく何か手を打たなくては、と思ったのです。

お金も盗まれて「堪忍袋」の尾が切れた!

ベットにうずくまって泣いている女性出典:Weheartit

もう同居は限界だ……そう思っていましたが、じゃあ今すぐ出て行きますということは言えませんでした。

下手に相手を刺激したら、それこそ恐ろしいことになる、そう確信していたのです。

きっと義父は怒鳴るだけでなく私に手をあげるでしょう。

実は以前こぶしをふりまわして、義父は私を威嚇したことがあるのです。

そういう過去の経緯を考えると、すぐに家を出るとはいえませんでした。

そして物が食べられないということが心配で、夫が通院している病院で診察してもらいました。

正直に家庭内のことを話しましたが「ストレスですね」と言われてしまいました。

ストレスのもとを取り除かないと、ちょっと体調は良くならないかもしれません……そう言われてしまったのです。

病院では点滴をしてもらい、栄養失調にならないようにしてもらっていましたが、こんな生活はいつまでも続けるわけにはいかないと感じていました。

元凶を取り除かなくてはきっと良くなることはないだろう、私自身もそう納得していました。

でも別居を切り出すきっかけがなかったのです。

そんなある日、ひょんなことから義母が夫の貯金に手を付けていたということが分かりました。

たまたま夫が倒れる前にお金を貯めておいた口座に連絡したところ、数百万円が引き出されていました。

私はびっくりしましたが、夫に聞いてみると「義母に言われて通帳とカードを渡した」ということでした。

「やられた!」と思い、私は思わず泣いてしまいましたが、ふと見ると夫も泣いていました。

本当に怒り心頭で、まさに堪忍袋の緒が切れたと思いました。

そしてようやく私達は家を出ることにしたのです。

久しぶりに会った知り合いに「分からなかった」と言われてしまった

花屋さんでお花を選んでいる女性出典:Weheartit

私と夫は、まるで夜逃げをするみたいに、本当に必要なものだけを持ち出し、家を出ました。

そして私の地元の街に引っ越しをしたのです。

ほとんどの荷物は夫の実家に置いてきてしまったのですが、大切な思い出の品と通帳類、そして写真は持ち出せました。

そして新しい家で生活を始めましたが、金銭面の出費は多くなっても、精神的にはとても落ち着くことができるようになりました。

これは当たり前の生活なのですが、家の中で罵声を聞くことがないというのは本当に幸せです。

相変わらず食は細かったのですが、それでも少しずつ食べ物を消化することができるようになっていったのです。

そんなある日、たまたま知り合いにばったりと会いました。

私が先に気が付いて、声をかけたのです。

そうしたところ、知り合いはとても驚いて「誰だか全然分からなかった!」と言うのです。

痩せた年をとった女性が、やけに親しげに近づいてくるなあ、と思ったそうです。

彼女の言葉に「年をとった女性」とありましたが、私一気に老けたんだろうな、とまたまたガックリしてしまったのを覚えています。

段々食べれるようになっていきましたが、それでも外見は随分と変化していたようです。

ゆっくりでいいから食べる量を増やしていこう

友人とカフェテラスでおしゃべりをしている女性出典:Weheartit

私達が夫の実家を出て数か月がたつうちに、ようやく私の体重も、ほんのちょっとだけ増えてきました。

もともと私はお調子者で、よく笑う性格でしたが、夫の家にいる間はほとんど笑うこともなく、同居生活の後半はまったく口をきくこともなくなっていました。

どんどん食事の量が減っていって、周りから見れば明らかに不自然だったと思います。

しかし、いざ自分がそういう状態になってしまうと、意外なほどに「おかしい」とは思わなくなってしまうものなのですね。

夫婦2人でアパートを借りて、ささやかな食事を私が作るようになると、少しずつ食べることが苦痛でなくなってきました。

吐く回数も減って、身体もだんだんと落ち着いてきました。

あの頃のストレスの影響は大きく、私はストレス性の頭痛を発症してしまいましたし、夫婦で不眠障害も残っています。

それでも摂食障害の方は、とてもゆっくりですが改善していったのです。

健康の基本はちゃんと食べれること、そう思って、今は一生懸命食べるようにしています。

もう二度とあんなにぼろ雑巾みたいな身体になるのは御免だ!そう心の底から思っているのです。

自分の体を守ることが出来るのは、他でもない自分自身ということを自覚して、もう摂食障害にならないようにしたいと思っています。

Top image via Weheartit

written by たこみん

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