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2016年11月24日 更新 | 1,178 views

「きっと誰にも愛されない。」そう思っていた私がアトピーと向き合えるようになったのは......[体験談]

赤ちゃんの頃からアトピーだった私は、人生のほとんどを綺麗な肌で過ごしたことがありません。常に皮膚は乾燥してカサカサ、所々ただれていました。どれだけ皮膚科に通っても良くなる傾向はなく、思春期の頃はストレスから暴飲暴食して巨漢に…。そんな私が今まで経験したアトピーの症状のことや改善策をお話していきます。

アトピーの発症

赤ちゃん出典:We heart it

私の体に異変があったのは、まだ物覚えのない赤ちゃんのころでした。

頬も背中も赤く湿疹で爛れ、その痒みでわたしは夜泣きを繰り返しました。 ベビーパウダーで湿疹をカバーし痒みを抑えようとしましたが、それも効果なし。

皮膚科に見てもらいましたが、アトピーの原因はいまだにわかっておらず、保湿クリームやベビーパウダーなどで痒みや湿疹を抑える対処法しか告げられませんでした。

「アトピーは一生の病」

母は自身も食料制限をし、先生から助言されたとおり糖分を完全に絶った精進料理のような簡素な料理を毎日食べ、私にお乳をくれました。

母の体重はすぐに減り、妊娠前よりも体重が軽くなってしまったそうです。

そして、授乳期間が終わると母は私に試行錯誤して、この皮膚病を直そうとあらゆるクリームを試し、栄養バランスを考えた食材を食べさせてくれました。

当時の患部の写真が家に残っていました。 それを見るたびに皮膚科の病院にある症状例の写真そっくりだと感じます。

私のアトピーとの戦いは赤ちゃんのころから始まっていたのだなと悲しくなりました。

母は私を頻繁に病院に連れて行き、クリームを全身に塗り、ベビーパウダーで患部を覆うケアを毎日してくれました。

たくさんの苦労を掛けたのだと、いつも申し訳なく、だけどありがたく思います。

ニキビとアトピー

森の中で女性が一人出典:We heart it

中学生になると私の顔には少しずつニキビが出てくるようになりました。

思春期だった私にはこれ以上、顔が醜くなるのがとても嫌でニキビ用の基礎化粧品など試すようになりました。

しかしながら、ニキビケアは肌の油分を抑えるものが多く、それを顔全体に塗ると肌が乾燥して、痒みが増し、耐えられずに爪で引っ掻くと爛れました。

寝ても覚めても痒くて、夜も眠れない時もありました。

寝ていても勝手に引っ掻いてしまうときもあり、手袋をして寝たこともあります。

痒みは、普通の痛みと違い精神的にイライラさせ、永遠に鈍い痛みがあります。

そして少しでも引っ掻くと気持ち良い快感があり、肌の状態が悪化すると後悔する、そんなことの繰り返しでした。

「まわりの女の子はこんなに綺麗な肌をしているのに、何で私はこんなに汚いんだろう。」

私は鏡を見るのが大嫌いでした。

自分の顔を見るたびに自信がなくなるのが嫌で、自分の爛れた肌を一秒たりとも見たくありませんでした。

他の女の子の肌が羨ましくて、自分の顔を変えたいと何度も思いました。

しかしどんな基礎化粧品に変えても、その効果は得られませんでした。 ステロイド剤に頼って、肌の荒れを抑えることしかできません。

「一生私はこのままの顔なのだろうか。」

私はそう思い自分に未来に本当に絶望しました。

「きっと誰にも愛されない」

友達や親の優しさも信じらない、そう悲観的にとらえるようになりました。

体重増加

暗闇に女性の逆光出典:We heart it

精神的な苦痛やイライラは、暴食につながりました。

食べることで少しでも心が満たされるように、必死に食べていました。 食べることが唯一の楽しみで、私の体重はどんどん増えいきました。

洋服のサイズも150センチ台なのにLサイズ。

顔も醜く、そしてぽっちゃりのデブになっていきました。

そしてそんな自分を鏡で見るたびにまた自分が嫌いになりました。

他の女の子はいろんなファッションを楽しんでいましたが、私は何を着ても、どんなアクセサリーを付けても自分には似合っていないと思いました。

アトピーと女子高生

寝そべって本を読む女性出典:We heart it

私の人生の中で一番アトピーが酷くなった時期が、16~18歳の高校生だったころです。

そのころは顔だけではなく、体全身にアトピーが出ていました。

ひじや膝の関節、背中、爪の付け根など、いたるところが膿み、爛れていました。 全身の痒みは薬を塗っても消えることはなく、本当に苦痛でした。

痒くて痒くて、でも搔いてはいけない辛さに度々泣きました。

とくにお風呂上りは体温が上がり、痒さが増します。 薄着なため引っ掻いてしまうことが頻繁にありました。

また布団に入って眠たくなると、また体温が上がるので痒くなり、眠りたいのに眠れないこともありました。

体重もこの時期がいちばん重たく、完全な巨漢になっていました。

もちろん男子学生からモテるわけものなく、同じようにぽっちゃりで悲観的なオタク女子と一緒につるんでいました。

アトピーのためになんでもやる

女性と帽子出典:We heart it

アトピー対策のために私は良いといわれることをなんでもやっていました。

・糖質を控える

・保湿を十分にする(様々な基礎化粧品を試しました。)

・しっかり睡眠をとる

・ステロイド剤は本当に悪化した時だけ、広く塗り広げたりしない

・ぬか玄やサプリメントをとる

・豆腐石鹸や添加物なしの石鹸をつかう

などなど、一時的に試してみたもののたくさんありあげればキリがありません。

洗顔方法にも工夫をしていました。

・洗顔はぬるま湯、常温水、冷水のどれが適温か

・石鹸は無添加、食物でできている石鹸など成分はどれが合うのか

・石鹸の形状は、固形、クリーム、液体、どれか一番良いのか

など、アトピーに効くといわれる情報のほぼすべてを試してみたと思います。

しかしながら、それのどれを試してみてもなかなか改善は見られませんでした。

女子高生ができることは予算のこともあり限度がありました。

親戚の心無い言葉

女性の後ろ姿出典:We heart it

私がアトピーであることは見てすぐわかると思います。

しかし、親戚の集まりなどに行くと親戚のおばさん方が冷たい目で私の顔や体を見てくるのが気になっていました。

上から下までジロジロと眺め、決してアトピーのことを口にするわけでもなく、視線だけがアトピーに集まりました。

みんな腫れ物には触らないようにという気遣いなのか、私の肌のことには一切触れない雰囲気が、むしろ私の中には違和感に思っていました。

親戚の結婚式、私は高校の制服を着て家族と一緒に参列しました。

めったに会わない遠い親戚も集まっており、挨拶をして回ってもなんだか落ち着かない雰囲気でした。

そんな中、祖母の姉から私の顔を見て祖母に言いました。

「あなたの孫は酷い顔ね。今どきの若い人たちはちゃんとしないからこうなるのよ。」

私を明らかに見て言いました。

私がこのような肌で生まれたのは別に私の責任ではありません。

でも両親のせいにすることもできません。 むしろ両親は私のことでたくさん心配してくれたし、お金をかけて病院に連れて行ってくれて、薬を買ってくれました。

アトピーの原因がいまだにわかっていないのに、変な言いがかりをつけられて私は本当に悲しくて、トイレに行って一人で泣きました。

「こんな顔になったのは私のせいじゃない。」

そう自分に言い聞かせながら、声が漏れないように口をふさいで泣き続けました。

魔法の飲み薬?

手とシャボン玉出典:We heart it

アトピーをどうにかして治したいと私はインターネットでたくさんの記事を読みました。

アトピーには保湿対策をしっかりすること、ストレスなどに気を付けるなど、たくさんのアドバイスをもらうことができたのですが、やはり私自身はステロイドに頼ることは止められませんでした。

なぜなら、ステロイドは手っ取り早く痒みを止め、肌荒れを治してくれる唯一の薬だったからです。

そんな中、あるサイトにたどり着きました。

そこには飲むだけで体質改善がされ、みるみるアトピーが良くなるという魔法のジュースでした。

しかしそれは病院などで出されているものではなく、通販で買うものでした。 そのサイトにはたくさんの人のアトピーの写真が出ていました。

そしてどれだけ綺麗に治ったのかという証明写真とたくさんの喜びのコメントであふれていました。 私はこんな商品もあるのかと思い、試したくなりました。

「きっと私もこれで綺麗になれる!」

そう気持ちがワクワクしました。

しかしながらその商品は、2週間で1万円以上するものでした。

毎日飲まなければ体質改善はされない、と書かれていたものもあり毎日飲み続けなければなりません。高校生の私には完全に無理な金額でした。

それでも私はあきらめられませんでした。

今までの変わらない薬を使っていても一向に治る様子はありませんでした。

もし高くても、何か新しいことを試してみたい。

本当に効果はあるのか、私はその商品のページを印刷していつも通っている皮膚科の先生に診てもらいました。

「本当に治せるのであれば、試してみたい!」

先生は言いました。

「これは単なる証拠のないビジネスだよ。やめたほうが良い。」

しかし私は納得できませんでした。

「でも、このままじゃ全然治らない。もうこんなの嫌なんです!」

泣きながら先生に言いました。

近くにいた看護師さんは驚いた様子で、おどおどしていました。 先生は私の話を全部聞くと、言いました。

「もう少し私とがんばってみませんか。」

そう先生に言われて、私はその商品に手を出すのをあきらめました。 今思えば、先生が止めてくれなかったら怪しい商品にお金を騙し取られていたかもしれません。

しかし、その当時は自分の肌が嫌で、なんとかしたいという気持ちでいました。 それが不確かな商品だったとしても藁にもすがる思いでした。

アトピーが落ち着いてきた?

ニット出典:We heart it

大学生になり、私の肌にだんだん変化ができてました。

毎日保湿をしっかりし、お水を毎日2L以上のむことを心がけていました。

すると少しずつ肌の調子が良くなっていました。

そして何より毎日顔のどこかにあったニキビが少なくなっていました。 これは、私の年齢でニキビが落ち着いたからなのか、それとも私のケアがやっと体に合うものが見つかったからなのかわかりませんが、目に見えて肌が荒れにくくなっていきました。

しかしながら、生理前にはどうしても肌が荒れ、やはりステロイドが必要になるほど腫れ、痒みがでることもあります。

薬がまったく必要でなくなったわけではありませんが、徐々に直に塗る薬の頻度は少なくなっていきました。

肌の爛れがなくなったとき私は自分の肌を見ると、爪で引っ掻いた痕や湿疹の痕のような赤みが残っていました。

長年爛れに耐え、痒みに負けて爪で引っ掻いてしまった20年分の痕が残っていました。

顔に自信を持つということ

恋人同士出典:We heart it

今、私は20代後半になり、顔や体のアトピーはほとんど見られません。

これも幼少期から研究に研究を重ね、自分の肌にはどんな保湿ケアが合っているのかをいといと試し、年齢的にも成長ホルモンが落ち着いたからこそ、肌も落ち着いたのかなと思っています。

顔の赤みは少しずつとれていき、新しい吹き出物ほとんどできません。

今は私が目指していた綺麗な素肌になっています。

ステロイドは今使っていません。

稀に唇が渇いて荒れることがありますが、市販で売っている弱い塗り薬で十分治すことができます。 ステロイドには長年つかっていて、

「もし肌が依存したらどうしよう」

と、不安に思っていたのですが、なんとか乗り切ることができました。

そして幸運にも私を好きでいていれくれて、4年ほどお付き合いをしている人がいます。 彼は一番アトピーが深刻だったころの顔は知りません。 私がアトピーであることを告白し、痛々しい肌だったと伝えると、今の私を

「きれいだ。」

とほめてくれます。

私はこの私自身を好きでいてくれる相手ができただけどもとても嬉しく思っています。

「アトピーの人間は誰にも愛されない」

と思い込んでいましたが、それでも私を見てくれる人がいました。

結婚適齢期になり、体つきも女性らしくなりました。

親戚の集まりでは、見違えるように変わった私を見ていろんな人が声をかけてくれるようになりました。

アトピーの話には全然触れようとしないが注目をする冷たい視線も、もうありません。

しかしながら、私にはまだ自分に自信があるようには思えません。 私の肌はいつになっても変わりやすく、生理やストレスがあるとすぐに乾燥をして痒くなります。

合わない化粧品など使うとすぐに爛れます。

今の状態が落ち着いているからといって、アトピーが治ったわけではないのです。 いつ、またアトピーが悪化するかわからない不安を抱えています。

アトピーをかかえて

海辺の女性出典:We heart it

顔や肌のトラブルは目につきやすいため大きなコンプレックスになります。

私自信、自分の顔が嫌いでした。

体のいたるところにあるガサガサしたひび割れも大嫌いでした。 人目を気にして、学校に行かない時もありました。

しかしながら、それでも自分の体を一番知っていて、一番ケアをできるのは自分であることを学びました。

どんなケアが一番自分には合っているのか、それを試す研究はこの後もずっと続きます。

「自分の肌と向き合っていく。」

私はアトピーとこれからも一緒に生きていきます。

written by satomi2068

Top image via Weheartit

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