たるみ毛穴の治療は皮膚科?それとも美容皮膚科? 治療法まとめ

たるみ毛穴は、美容皮膚科での治療がおすすめ。美容皮膚科では、ヒアルロン酸注入などの皮下組織に作用する治療、レーザーによる皮膚の表皮や真皮に作用する治療、糸の埋め込みのリフトアップ治療などを行います。

品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太

この記事は、品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太先生が監修しています。

「最近なんだか毛穴が大きくなってきたような……」

そんなふうに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

もしかしたらその原因は「たるみ毛穴」かもしれません。たるみ毛穴の原因や治療法について、詳しくチェックしてみましょう。

目次

たるみ毛穴とは?

女性が頭を抱えている画像

「たるみ毛穴」とは、本来は丸いはずの毛穴が、楕円形や涙型に伸びて目立ってくる症状のこと。

ハリのある引き締まった肌は、毛穴も小さく引き締まっています。しかし、肌がたるんでくると毛穴もたるむのです。

引き締まった肌は重力に抵抗していますが、たるんでくると重力に抵抗できなくなって下垂。

下垂した肌に引っ張られて毛穴が楕円形や涙型に伸びると、たるみ毛穴となるのです。

たるみ毛穴の原因は?

たるみ毛穴のおもな原因は、以下の3つ。

  1. 加齢
  2. 紫外線
  3. 生活習慣の乱れ

肌は、表面の表皮、その下にある真皮、最下層の皮下組織の3層から成り立っています。

表皮の下にある真皮には、肌の弾力とうるおいのもとであるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸と、それらを生成する繊維芽細胞が存在しています。

加齢、紫外線、生活習慣の乱れは、これらの成分を破壊してしまいます。その結果、肌の弾力が失われてたるみ、毛穴が引っ張られることでたるみ毛穴となるのです。

たるみ毛穴を放っておくと「帯状毛穴」に!

たるみ毛穴をそのまま放っておくと、毛穴はさらに深刻な症状である「帯状毛穴」に変化します。

帯状毛穴とは、 たるみ毛穴のひとつひとつが繋がり、一本のしわのようになったもの。

たるみ毛穴よりも目立つので肌が齢をとった印象に見せます。

帯状毛穴になるのを防ぐためにも、たるみ毛穴ができてしまったら早めに治療を受けることが大切です。

※本稿では、たるみ毛穴が進行したものを帯状毛穴と捉えていますが、たるみ毛穴=帯状毛穴という捉え方もあります。

たるみ毛穴の治療は皮膚科?それとも美容皮膚科?

女性が悩んでいる画像

皮膚科はニキビやイボ、水虫などの 皮膚疾患を治療する機関です。

一方、美容皮膚科は、肌の悩みやコンプレックスを最先端の医療機器で治療し、 「美しい肌をつくる」ことを目的。

そのため、疾患ではないたるみ毛穴は、美容皮膚科での治療がおすすめです。

美容皮膚科なら様々な治療から選べる

たるみ毛穴の治療には、薬剤を使う方法、レーザーや光を当てる方法、注射をする方法など、多くの方法があります。

数ある治療法のうち、どの方法を行っているかはクリニックにより異なりますが、皮膚疾患がメインである皮膚科に比べ、 美容皮膚科のほうが、多くの治療法の中から症状や予算に合わせた方法を選べることが多いようです。

たるみ毛穴の治療は保険適用外

たるみ毛穴の治療は美容上のものであるため、皮膚科、美容皮膚科とも、健康保険適用の対象外となります。保険適用外の治療であるため、費用はクリニックによって異なります。

たるみ毛穴の治療は1回で終了することは少ないため、トータルでどのくらいの費用がかかるのかカウンセリング時に事前に確認しておきましょう。

美容皮膚科で受けられるたるみ毛穴の治療法

女性がこちらを見ている画像

それでは、美容皮膚科で受けられるたるみ毛穴の治療法をチェックしてみましょう。たるみ毛穴の治療法は大きく分けると以下の3種類があります。

  1. 皮膚の表皮に作用する治療
  2. 皮膚の真皮に作用する治療
  3. リフトアップ治療

それぞれの具体的な治療法を紹介します。

たるみ毛穴の治療法1:皮膚の表皮に作用する治療

女性の口元の写真

皮膚の表皮に作用する治療方法には、「ケミカルピーリング」があります。

ケミカルピーリングとは、皮膚に酸性の薬剤を塗布して肌表面の古い角質を溶かし、肌の生まれ変わりであるターンオーバーを促す方法。

毛穴の詰まりが解消され、肌の引き締まり効果が期待できます。

継続して数回治療を受けることで、少しずつ効果が現れとされています。

<ケミカルピーリングの詳細>

  • 治療方法:酸性の薬剤を患部に塗布し、数分ほど置いたのちに中和剤を塗布して薬剤の反応を止める(薬剤やクリニックによって多少、処置方法が異なります)
  • 痛みの有無:ひりひりした感覚が1日程度
  • 通院期間:症状にもよるが、3か月程度
  • 通院回数:月1〜2回程度のペースで、計5~6回
  • 費用相場:1回当たり5,000~15,000円程度
  • ダウンタイム:ピーリング剤の種類やクリニックによりますが、直後~12時間後よりメイク・洗顔が可能
  • リスク:薬剤の強さや塗布する時間が肌の状態と合わないと、赤みや腫れが発生することがある。

たるみ毛穴の治療法2:皮膚の真皮に作用する治療

顎をさわる女性の写真

肌の真皮層に働きかける治療法には、「注射薬を使う治療」、「レーザー治療」、「光治療」の3種類があります。

真皮に作用する治療法1 :注射薬を使う治療

肌にハリや柔軟性をもたらす成分やそれらの生成を促すはたらきのある成分を、直接真皮層に注射する方法です。

注射する成分には、ヒアルロン酸、グロースファクター、プラセンタなどがありますが、注射の回数や効果の持続期間はそれぞれ差があります。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸は、もともと肌の真皮層に存在する物質で、 1グラムあたり6リットルの水分を抱えることができるといわれています。

加齢とともに減少したヒアルロン酸を注射により補給することで、肌のうるおいとハリをよみがえらせて、たるみ毛穴を改善するといわれています。

<ヒアルロン酸注入の詳細>

  • 痛みの有無:注射を打つ時とその後に痛みがあるため、場合により表面麻酔を使用
  • 通院期間:1日(10~20分程度)
  • 通院回数:1回
  • 費用相場:40,000~90,000円程度
  • ダウンタイム:翌日から日常生活が可能だが、腫れが引くまで数日がかかることもある
  • 効果の持続性:徐々に体内に吸収されるため、2~12か月程度
  • リスク:未熟な技術により肌表面が凹凸になること、まれにアレルギー反応を示すことがある

グロースファクター

グロースファクターとは、ヒトの体内でつくられるタンパク質の一種。

肌に注射することで、繊維芽細胞に働きかけて、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の生成を促進させ、たるみ毛穴の改善が目指せます。

注射した後、効果が現れるまでに時間がかかりますが、 効果は数年と長く持続します。

<グロースファクターの詳細>

  • 痛みの有無:極細の注射針を使うため、針が刺さるときの痛みは少ない。しかし薬液が注入される際には痛みを感じる
  • 通院期間:1日(10~20分)
  • 通院回数:1回
  • 費用相場:100,000~200,000円程度
  • 効果の持続性:1~3年程度
  • リスク:注射針が血管に当たると内出血になることがある

注射する薬剤に含まれるグロースファクターの種類や濃度はクリニックにより異なります。
それによって腫れも異なります。また腫れの出かたには個人差がありますし、同じ人でもその時の体調によって腫れの出かたも変わります。

プラセンタ注射

プラセンタとは英語で「胎盤」という意味。プラセンタ注射はその名の通り、ヒトの胎盤エキスを注射する治療法です。

プラセンタには「成長因子」が含まれており、コラーゲンやエラスチンなどの生成を促進して、たるみ毛穴の改善が目指せるほか、血行促進や免疫力の向上などの効果が期待できます。

<プラセンタ注射の詳細>

  • 痛みの有無:注射を打つ時とその後に痛みがある
  • 通院期間:効果が現れるまで
  • 通院回数:始めて1か月目は週2~3回、2か月目は週1回、その後は月に2回程度。
  • 費用相場:1回あたり1,000~12,000円程度
  • ダウンタイム:針のあとや腫れが数日続くこともある
  • 効果の持続性:注射1回当たりの持続期間は数日間、継続することで持続期間が長くなる
  • リスク:まれに悪寒・発熱・発赤・発疹が起こる、注射頻度を誤ると胃痛や下痢を起こすことがある

真皮に作用する治療法2:レーザー治療

女性がレーザーを顔に当てている画像

レーザーとは、単一波長の光のこと。レーザーは、普通の光のようにせず、またレンズによって集約させることができるため、大きなエネルギーを生み出すことができます。

波長が長いレーザーは、肌の奥(真皮)まで届いて肌に刺激を与え、たるみ毛穴やシミの改善に効果を発揮できます。

たるみ毛穴の改善が期待できるレーザー治療には、レーザーによるカーボンピーリング、フラクショナルレーザー、Nd:YAGレーザーによるレーザートーニングがおすすめです。

カーボンピーリング

カーボンピーリングとは、レーザーにより皮膚表面(角質)をはがすピーリング法です。

黒いカーボンクリームを肌に塗って、レーザーを照射すると、カーボンクリームがはじけて蒸発し、角質などを肌から取り除くとともに、真皮層の繊維芽細胞にはたらきかけて、コラーゲンの生成を促進し、たるみ毛穴の改善を目指せます。

比較的、軽度のたるみ毛穴に効果を発揮するとされています。

<カーボンレーザーの詳細>

  • 痛みの有無:カーボンがはじけるときに輪ゴムではじかれたような痛みを感じる
  • 通院期間:2~4か月
  • 通院回数:3~5回
  • 費用相場:顔全体で、1回あたり20,000~60,000円程度
  • ダウンタイム:肌に赤みが出て2~3日続く場合がある
  • 効果の持続性:3~5回の治療で効果が現れますが、持続させるためには1〜数か月ごとの治療を継続します
  • リスク:レーザーの熱により角質層に赤みが発生すること、照射エネルギーを誤るとヤケドや色素沈着などの恐れがある

フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーとは、レーザーをごく小さな点状に照射することで、肌に微細な孔を空け、肌のターンオーバーを促す方法です。

ターンオーバーにより肌が再生される過程で、コラーゲンの生成を促すほか、毛穴を引き締める「シュリンク効果」が期待できます。

<フラクショナルレーザーの詳細>

  • 痛みの有無:チクチクとした痛みがあるため、場合により表面麻酔を使用する
  • 通院期間:5~10か月程度
  • 通院回数:月1回で、計5~10回
  • 費用相場:20,000円~50,000円程度
  • ダウンタイム:小さなかさぶたができるため、元通りになるまでに1週間程度かかる
  • 効果の持続性:治療期間が終了したのちも、継続的な治療を行うことで効果が持続する
  • リスク:治療後に数日間小さいかさぶたができること、照射エネルギーを誤るとヤケドや色素沈着などの恐れがある

Nd:YAGレーザーによるレーザートーニング

波長が短いレーザーは表皮のメラニンに吸収されて熱を発してしまい、表皮へのダメージが大きいのが難点でした。

しかし、Nd:YAGレーザーは、従来のレーザー機器よりも波長の長い1064nmのレーザーを使用し、 肌の深いところまで浸透するため、表皮をへのダメージを抑えつつ、肌の深層部への治療が可能です。

レーザーの熱により、毛穴を引き締めるだけでなく繊維芽細胞に刺激を与え、コラーゲンの生成を促進する効果も期待できます。

<Nd:YAGレーザーによるレーザートーニングの詳細>

  • 痛みの有無:ツンツン突っつかれるような感触。そこまで痛くない
  • 通院期間:2~5か月
  • 通院回数:数回~十数回
  • 費用相場:20,000~30,000円
  • ダウンタイム:直後に赤みがでることがあるが、すぐ治まる
  • 効果の持続性:治療期間が終了したのちも、継続的な治療を行うことで効果が持続する
  • リスク:照射エネルギーを誤るとヤケドや色素沈着などの恐れがある

真皮に作用する治療法3:光治療

女性が黄色い背景をバックにポージングしている

様々な波長帯の「光」を肌に照射することで、肌の再生能力を高め、たるみ毛穴を改善が期待できます。

レーザーよりもダウンタイムが少ないことが多いですが、シミやそばかすがあると黒浮きが数日間起きることがあります。

一度に照射する面積が大きいため、広範囲にわたる治療が向いています。

一度の治療で大きな効果は見込めませんが、回数を重ねることで、少しずつ効果が現れるようです。

フォトRF

フォトRFとは、IPL(光)とRF(高周波)を併せて肌に照射することで、光のエネルギーを効率よく肌に浸透させ、コラーゲンの生成を促進し、肌のハリをもたらす治療法です。

500nm~1200nmの複数の波長の光を当てるため、 たるみ改善のほか、シミ、しわなど幅広い肌トラブルに効果が期待できます。

<フォトRFの詳細>

  • 痛みの有無:輪ゴムではじかれたような痛みを感じる人もいる
  • 通院期間:3~6か月
  • 通院回数:4~6回
  • 費用相場:1回あたり15,000~60,000円
  • ダウンタイム:シミやそばかすがあると黒浮きが数日間起きることがある
  • 効果の持続性:治療期間が終了したのちも、継続的な治療を行うことで効果が持続する
  • リスク:発赤・ほてりが出る人もいる

たるみ毛穴の治療法3:リフトアップ治療

女性が顔に手を当てている画像

リフトアップ治療とは、毛羽立ちのある糸や線維をたるみが気になる箇所に挿入して、物理的に引き上げたり、糸や線維の挿入された周囲にコラーゲンの生成が起きる効果を期待して行う施術。たるみを改善する箇所によっては、たるみ毛穴の改善が目指せる治療法です。

リフトアップ治療では、痛みや腫れ、赤み、むくみなどが数日間続くことがあり、また費用も20万~50万円と高額です。しかし、そのぶん効果の持続期間がレーザーなどよりも長いというメリットがあります。

リフトアップ治療の注意点

リフトアップ治療はお手軽とはいえ、レーザーや光治療と比べるとダウンタイムを伴う施術です。

例えば腫れ、内出血、皮膚のヨレ感、刺入部やこめかみの痛みなどです。

いずれも時間の経過と共に消失していくものですが、どの程度でるかは体質や、施術方法、施術後のセルフケアなどにより異なります。

後悔しないためには、事前にしっかりカウンセリングを受けて、疑問解消に努めましょう。

美容皮膚科でたるみ毛穴を治療しよう

女性が肌を触っている画像

美容皮膚科では、たるみ毛穴の改善が期待できる様々な治療法を受けることができます。

まずは一度診察を受けてみて、自分に合った治療法を見つけてください。

たるみ毛穴を解消して、自信の持てる素肌になりましょう。

この記事の監修医:石橋正太先生のクリニックはこちら

  • 住所東京都港区北青山3-11-7 Aoビル10F
  • アクセス東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅「B2出口」徒歩約1分
  • 休診日月に数回不定休
  • 診療時間10:00~19:00
  • 電話番号0120-106-640
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