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2016年11月24日 更新 | 4,169 views

身長166cmで体重30kg。大量に食べては吐くの繰り返し......摂食障害だった私の今[体験談]

子育ての疲れからうつ病にかかってしまった私。三年で完治させるものの、娘が幼稚園に通い始めてから、お母さん同士の人間関係についていけず、摂食障害も引き起こしてしまいます。食べては吐くを繰り返す毎日、私の身体はどんどん痩せ細っていきます。話を聞いて欲しいのに聞いてくれない夫に対してのストレスがピークになった時、とうとう私は倒れてしまいます。

花の匂いを嗅ぐ女性出典:Weheartit

現在は中学受験を今年控えた小6の母親ですが、実は産後1年経ってからうつ病を発症し、3年後完治しました。

しかし、子供が大きくなったり、様々な問題を抱えるようになると、誰にも言えなくなってしまい、

それを食べ物でごまかすようにして、摂食障害になり、主人が気が付いて治療をしました。

他にも大勢の人が悩んでいると思いますので、克服の参考にお読みいただければと思います。

一旦うつが治ったのに、別に表れた心の病気

物思いにふける女性出典:Weheartit

娘が1歳の時にうつ病を発症しました。原因は子育ての疲れでした。

大型マンションに引っ越しをしたけれども、

主婦の人に会うこともなく、子供と二人きりで過ごすことが多くて、うつになってしまいました。

適切な治療を受けれたので、3年後に完治しました。

しかし、今度は娘が幼稚園に入園してから、お母さん同士の付き合いというのが、つらくて、娘を迎えに行ったら、すぐに逃げ帰るようにして、家に閉じこもるようになりました。

うつの治療で対人関係の療法を受けて克服したはずなのに、お母さん同士の派手な恰好や会話についていけず、耐えれませんでした。

そうして、入園1か月後ぐらいから、子供を送り出してから、何回も吐くようになりました。

何回も吐く。そして、ついに禁断の行為に出てしまう。

顔を隠す女性出典:Weheartit

毎日、幼稚園に送り出しては、家で吐く。そして迎えに行くと、吐くという繰り返し。

だんだん体重は落ちていきました。

当時小さかった娘も「ママ、なんか細くなってるよ」と言うので、「大丈夫。大丈夫。」と言って聞かせていました。

主人も「なんかげっそりしてきているよ。大丈夫?一回病院で診てもらう?」と言われましたが、 「大丈夫、大丈夫」とごまかすようにいいました。

そして、主人も娘も寝静まってから、大量に吐いていました。

そしたら、今度は、すごくお腹がすくので、家の冷蔵庫にある果物やチーズを食べて、吐いた分の飢えをしのぐようになりました。

すると、何か抑えていたものが、いっきに出てきて、こっそりとコンビニに走っていて、大量にお菓子やラーメンやジュースを買い込んで食べるようにしました。

家で食べるとばれるから、最初は恥ずかしかったけれども、コンビニの外で、ラーメンを3個食べたりお菓子をバリバリと食べるようにしました。

そして、幸せな気持ちになるようになりました。

「何かお腹にいれれば落ち着く」と勘違いするようになっていました。

ますますエスカレートしていく買い食いと嘔吐

食事をする女性出典:Weheartit

吐くことは慣れてしまい、そして大量に食べることにも慣れてしまい、どんどん体の調子を崩すようになりました。

大量に食べているんだから大丈夫なはずと思っていたのですが、

体重はかなり落ちていて、主人に連れられて診察を受けたときは30キロでした。身長は166cmです。

周りのお母さんの目が怖くて、話の輪に入るのが怖くて、食べることでしかもう逃げ道はないと思い込んでしまい、大量にポテトチップスやケーキやラーメンや炭酸飲料を買い込んで食べる。そして、吐く。

娘や主人の前では笑顔でいましたが、みんなが寝静まると、コンビニに行って大量に食料を購入して食べては、家で吐く。

主人は、ちょっと気が付いていたようですが知らないふりをしていました。

本当は、主人に自分の対人関係のつたなさを聞いて欲しいのに、ほったらかしにされるので余計腹が立って、今度はお菓子やラーメン以外にビールや焼酎や酎ハイに手を出して酔っ払うようになりました。

そして過食と嘔吐を繰り返しているので、ますます体重は落ちていくし、日常生活を送る事ができなくなりついに、ある日の朝、倒れました。

緊急搬送されてからの処置

こちらを見る女性出典:Weheartit

体重は身長166cmなのに、体重は30キロ。

もう口からものを入れることなんて無理な状態でした。

主人と娘と救急車に一緒に乗り込むと隊員の人が、「こんなにやせ細ってるのに、気が付かなかったんですか?」と怒っていました。

とにかく点滴を施されながら、うつ病で通っていた総合病院へ搬送されました。

精神科の先生は、夜間は不在でした。

とにかく衰弱している体をなんとかしなければいけないので、内科の宿直医が担当してくださいました。

診察券を持っていたので、宿直医が翌日担当医に連絡をして対応を考えるということになり、とにかく今は経口での食事は不可能なので、しばらくは点滴で回復を待つことになりました。

もうこんな自分が情けなくて、今まで寂しくて辛くて食べ物で辛さをごまかしていた自分がバカに思えて、体力がないのにワンワン泣き倒しました。

看護師さんからも「泣いたら体力が落ちてしまうから、今は落ち着こうね」ということで、鎮静剤を点滴に入れてもらいました。

翌日からの治療

風を受けている女性出典:Weheartit

以前お世話になった精神科の主治医が、病室に来られて、「せっかく治ってたのにどうしたんや?なんか悲しい事いっぱいあったんか?」と第一声でした。

そしたら、今まで我慢していたことを一気に話し始めました。

幼稚園でのお母さん同士の付き合いに疲れてしまったこと。自分とは価値観が違うこと。

お母さん同士が自分のおしゃれを自慢しあうけれど、自分にはそんなお金はなくて、お母さん同士の輪に入れなくて、つい吐いたり大量に食べ物を買っていたことを話ました。

「対人関係は、どこにでもついてくるで。でも、お母さん同士というのがつらいんか?

それはなんでつらいか、カウンセリングでじっくり聞いてもらって、

それから、私と一緒に治していかへんか?」という治療方針になりました。

その前に、体重がかなり落ちていたので、まずは点滴で栄養を入れて徐々におかゆ食にしていって、普通の硬さのご飯が食べれるようになるまでに3か月ほど入院しました。

その間に、カウンセリングと投薬治療を受けることになりました。

カウンセリングで見えてきたこと

植物を抱える女性出典:Weheartit

入院中に、主人が自立支援の手続きをしてくれたので、カウンセリングに関しては、

治療費を気にせずに受けることができました。

久々にお会いするカウンセリングの先生が「せっかく治ってたのに、何かまた辛いことがあったの?」と 聞いてきました。

そもそも、最初のうつ病も「ひとりぼっちの恐怖」でした。近所に誰もいないし、実家も遠いし、

困っていても、一人でなんとかしなければと自分を追い込んでいってうつ病になったのです。

それで、見ず知らずの人と対人関係を築けるようにと、カウンセリングで

癖づけをしていったはずなのに、幼稚園の派手さに押されてしまって、ついていけなくなって、

「自分はダメな人間だ」と思うようになったので、摂食障害になったというのが見えてきました。

食べることは、人間の欲する要求の根源にある部分で、満腹にしてやれば落ち着く。

だけれども、体は違うということで、吐くというメカニズムらしく、

私の場合は、気に入らないことがあると吐くし、そのことを穴埋めするために、

食べ物を大量購入しては食べて、そして吐いて不満を解消するということだそうでした。

それよりも、一人でいることが怖い。そして、人と接するのが怖いというのが、

まだ抜け切れていないこともわかりましたので、

まだ子供も小さいし、実家に戻ってみてはどうだろうという主治医の判断で、

子供を連れて、実家で治療に専念することにしました。

両親はまだまだ元気でしたし、幼稚園ではなく保育園の方が母親同士の付き合いがないから、

実家近くの保育園に相談した結果、受け入れ可能ということで二人だけ実家に引っ越すことにしました。

実家に引っ越しして

コートを着ている女性出典:Weheartit

住み慣れた実家だし、同級生もまだたくさん住んでいたので、「一人でいるのが怖い」というのは なくなりました。

それと、吐くという行為と食べ物を大量購入して食べまくるということはなくなりました。

保育園に入園(精神疾患の親がいれば入所可能という要件があったので)してからは、

母親同士の付き合いというものがなくなったので、気が楽になり、摂食障害は、一時的に消えました。

しかし、保育園にいても、親が参観で行く機会や運動会はありましたので、そうなると、

ゲロゲロと吐くことが出て、ぐったりしながら観戦したり、参観を観に行ったりしていました。

カウンセリングや投薬も回数や量が減り、順調に回復しているかのように見えましたが、

小学校入学が近づくとまた症状が復活しました。

小学校入学後の私

膝を抱えて座る女性出典:Weheartit

娘も小1の年頃になり、入学式に出るということになりましたが、入学式の様子を見ると、

派手なお母さんや、既にママ友同士で話し合っているお母さんを見て、気分が悪くなり、

すぐにトイレに行って、吐いていました。

入学式の写真は今も残っていますが、ぐったりしています。

そして、小学校だと家庭訪問や個人懇談会といった、先生とのやりとりがあって、

それ自体も怖くて、帰ってもらったりしてから、吐いたりドカ食いをして、自分の気持ちを落ち着かせようとしました。

それを見かねた父が、学校の先生に申し出てくれて、

「娘が摂食障害で、どうも対人関係を築くのが苦手なので、初対面の時は、気を使ってあげて欲しい」

と言ってくれたので、各学年の担任の先生は気を使ってくれるようになりました。

しかし、娘の学年があがってくるといろんな人と応対しなければいけないので、どんどん吐くことも少なくなりドカ食いはなくなりました。

でも、最低の先生に遭遇してから

塞ぎ込む女性出典:Weheartit

5年生に進級したのはいいのですが、その先生は悪評が高く、テストで点数のいい子に対しては ひどいことをする。

男女差別が激しいと聞き、正直怖かったです。

しかも、中学受験を小4から準備し始めて成績が伸び始めていたので、とても心配していました。

そしたら案の定、娘は当然成績がいいので、たくさん嫌がらせをうけました。

それを聞くたびに吐くし、ドカ食いをするようになるし、また体重が激減して入院しました。

入院中に主治医にも話を聞いてもらったのですが、「あんたが強くならないとあかん!」と叱責されました。

強くなりたい私の心。でもなかなか強くなるなんてできませんでした。

しかし、娘は、担任から意地悪されても、指導力のなさに気が付いていましたので、

学校の授業は放置プレイ状態で、塾の宿題や勉強に重点を置いていて先生が変な事を言ってきてもやんわりと「馬鹿にするな」という発言はして防御していたようです。

そして、現在

橋からの風景を眺める女性出典:Weheartit

昨年の秋に兄のお嫁さん(私から見たら義姉)が乳がんでなくなりました。

発症してから6年間の闘病生活でした。

慰めの言葉をかけにいったのですが、「お前の病気のせいで死んでしもたやないか!」と責められました。

1週間ほど寝込む日々が続きました。

この1週間の間、兄は父にいろいろととんでもないことを言って、父を困らせたようでなんとか菩提寺さんに間に入ってもらったので、とんでもないことは治まりました。

私がしっかりしなくちゃ両親が大変だと思うようになって、「一人は寂しい」という気持ちはなくなりました。

確かに一人は寂しいし、つらいです。

しかも、娘が嫌がらせを受けたりすると、精神的に不安定になってしまって、摂食障害がぶり返してしまいます。

義姉が亡くなったのをきっかけに、「自分はたくましくならなくちゃ」と思うようになり、

自分なりに少々精神的に辛いことがあっても、ドカ食いはしないと決めました。

カウンセリングでも、「表情が変わったね」ということで、一旦カウンセリングはやめることになり、

薬もパニックを起こしたときに落ち着かせる頓服のみになりました。

体重も標準体重に戻り、表面上は克服しました。

今悩んでいる人へ

バイクに乗る女性出典:Weheartit

今でも、精神的に辛い時は吐いています。しかし、ドカ食いはしないことにしています。

ドカ食いしても、体に負担をかけるだけで、精神面にとって、体調にとってもメリットはありません。

摂食障害というのは、探っていくと、心のどこかに心の隙間があって、

十分に満足したり、ぽっかり空いてしまった穴が閉じられていないから、

それをモノで封じ込めようとしているんだと思います。

ぽっかり空いてしまった心の穴や苦しみは、モノでは解決はできません。

人と接して、人と話をして、落ち着かせることのみだと私は思います。

私も、まだまだ対人関係というのは苦手で、中学受験をするので、いろんな学校の 説明会などに行きますが、みんなすごいお家のひとなんだと、コンプレックスを持ってしまいます。

でも、実際は違うかもしれません。

だから、「自分は、全くダメなんだ」「すごく寂しい」と思ったら、まずその気持ちは消しましょう。

絶対、あなたはダメ人間じゃないし、一人ぼっちじゃないから、

前向きにというのは難しいけれど、それなら横向きになって歩いてみましょう。

Top image via Weheartit

written by ミクちゃんママ

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