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2016年11月24日 更新 | 3,045 views

体臭に悩み自殺を考えた学生時代。そんな私が「生きててよかった......」と思えるのは[体験談]

小学校から自分の体臭に悩んできました。仲良かった友達が私に次第に近寄らなくなり、いつの間にか私は独りぼっちになっていました。中学生になると、さらに体臭は酷くなり、自分の行動範囲がわかるくらいに臭いました。高校に進学しても相変わらずいじめられ、やがて私の頭の中に自殺という言葉が浮かぶようになります。

ヴェールを見る女性出典:Weheartit

私は小学生から今現在に至るまで体臭で悩んでいます。

たかが体臭と思わないでください。本気で自殺まで考えました。

病院へも行きましたが、軽くあしらわれて治療にも至りませんでした。

色々私なりに工夫などして今日に至りますが、生涯を終えるまでずっとこの体質と付き合っていかなければならないとなると本当につらいです。

気づいたのは友達の一言

湖を眺める女性出典:Weheartit

小学校2年生ぐらいまでは、ごく普通の女の子でした。

友達とは普通に学校で遊んだり、放課後も一緒に遊びに行ったりして楽しく過ごしていました。

ところが、3年生になると何となく友達の仕草が気になり始めました。

私がそばに行くと、鼻をつまんだりコソコソ内緒話をしたりして。

その都度「何の話してるの?」「どうしたの?」と聞いていましたが、当然話してくれるはずもなく不快感だけが毎日募ってきました。

ある日、一人の女の子が「Aちゃん(私の事)ってお風呂入ってる?」と聞いてきたのです。

当然毎日入浴していたので「入ってるよ」と答えました。

そうすると「じゃあ、髪の毛洗ってる?」と。

「もちろん洗ってるよ」と答えるも不思議な表情。

どうしてそんなことを聞くのか聞いても全く答えてくれませんでした。

徐々にクラスの子たちが私の事を避け始めて、気がついたときには私のそばに誰も近寄ってきませんでした。

5年生くらいになると男子が、「くっせぇ~」と鼻をつまみながら私の方を見て言いました。

その時に初めて自分が臭いのだと自覚したのです。

私は自分の臭いなのでこれが当たり前だと思って気がつきませんでした。

だから、お風呂に入っているのかとか私のまわりで鼻をつまんでいる友達が多かったのかと、気がついたのです。

すぐ母親に相談しました。「私って臭い?」と。

しかし、母親は「全然臭くないよ。気にしすぎじゃないの」と言って真剣に向き合ってくれませんでした。

今思えば、「臭くても母親ではどうしようもない。この子の体質だから」と諦めていたように思います。

だんだんと友達と遊ぶこともなく、学校の休み時間では一人でいることが多くなりました。

遠足や運動会などと言った学校の行事ではグループで動くことが多かったのですが、常に私は一人で過ごしていました。

中学ではいじめに発展

涙を流す女性出典:Weheartit

中学では、成長していくにつれ臭いが増していきました。

部活などで学校に滞在している時間も増え、成長期ならではのホルモンの影響もあるのか、臭わないのは1年のうちほんの少しの間だけ。

どんなときに自分が臭うのか私なりに考えていました。

汗をかくことが臭いの原因なのか、食べものの影響なのか。シャンプー?洗濯物の匂い?

とにかく考えました。

当時、今みたいに子供がネットを使用できる環境ではありませんでしたので、臭いに関する本を探して読むことしかありませんでした。

しかし、本ではワキガや足の臭いの事しか記載がなく、食べ物やシャンプーなどを色々変えたりしても何も変化はありません。

でも、気がついたことがありました。

風が吹くと体中のいたるところが臭うのです。

汗が乾いて雑菌が繁殖するというものではなく、肌が臭い始めるのです。それと同時に髪の毛も。

臭い始めると髪質も一気に変わります。

物凄くキシキシして全くと言っていいほど指が通りません。

ごわつくというか、髪の表面が本当にギシギシといった感触に変わるのです。

臭いはツーンとした塩素系のいやな、自分でも本当に嫌な臭いがします。

動いていると私の残り香で、私の行動範囲がわかるくらいに。

ですから、中学校でも休み時間は常に机にうつ伏せで寝ていました。

けっして頭をあげたり動くことはしません。

トイレに行くときはなるべく空いているときに素早く済ませることにしていましたが、個室から出るときには人がいる気配がなくなってから出るようにしていました。

それでも、私の臭いは周知の事実です。

入学してそんなに時間もたたないうちに「アイツ、すっげー臭い」と言われるようになりました。

当然仲の良い友達はできずに1人でいました。

そんな状況でも部活には入らなければなりません。

室内だと臭いが教室中に充満することはわかっていたので、あえて運動部に入りました。

その方が外にいる時間が長いので、私のそばに人はなかなかいないかなと思ったからです。

でも、そうは上手くいきません。

徐々に私の悪口・陰口が始まり、段々と物を隠されたり、最終的にはクラス全員とまではいかないけど、ほとんどの子から無視をされました。

もちろん、中学校のときにも母親に「皮膚科を受診したい。臭いをなんとかしたい。私は臭いから」と相談をしましたが、「気にしすぎ」と相手にしてもらえませんでした。

一日が本当に長くて、1分経過するのに10時間ぐらいの時間を感じました。

中学3年生のとき、それでも話をしてくれる友達は数人いましたから一緒に帰宅していました。

あるとき、一緒に帰っている友達が「Aちゃん、あのね......」と話し始めたので「何?」と答えると「やっぱり、何でもない。じゃあ、明日ね。バイバイ」と言ってそれ以上何も言いませんでした。

次の日から、その子は私を無視し始めました。

おそらくですが、クラスを仕切っていた女の子とその子も仲が良かったので、私とは話をしないように!と言われたのかもしれません。

そのことを昨日の帰りに私に伝えようと思ったのかも。

本当に学校へ行くのも、人と会うのも嫌になりました。

それから間もなく、衝動的に自宅のキッチンで包丁を手首に当てて「切ろうかなぁ」とぼんやりと考えるようになりました。

手首に包丁をあてるだけで、痛いんです。

実際に傷つけたわけではないので血が出たり、痛いわけではありません。

本当に、心が痛いんです。

涙も当然流れてきます。

悲しい涙ではなく、悔しいというか、とにかく、「なんで?」「どうして?」とただただ、そればかり。

もともと明るい性格だったと思います。

でも、小学校から徐々に性格は卑屈になっていったと自覚しています。

中学でのいじめも、今思えば私の臭いが原因と言うより、ゆがんだ性格のせいだったかもしれません。

しかし、臭いがすべての引き金になったことは間違いないとは思うのです。

高校では中退を考えました。

膝を抱えて座る女性出典:Weheartit

中学を卒業すれば、なんとなく自由になれると思っていました。

中学校は地元の小学校が数校集まるので、絶対に私の存在を知っている子たちが大半です。

しかし、高校は校区外を受験すれば心機一転やり直せるのではないかと淡い期待を持っていました。

でも、そんなに甘くはないですね。

私のゆがんだ性格も影響して、やはり臭いの事から言われ始めました。

私もその頃はある程度冷めた性格になっていたので、「言われるのは当然。当たり前の事」と諦めていました。

グループから無視されても、何も気にしないようにしていました。

その反面、お小遣いなど余裕ができていたので常に体を拭くウェットティッシュを持ち歩いていて、それで臭ってきたらトイレに行って体や髪の毛を拭く努力は続けていました。

しかし、それもたいした効果はありません。

授業中に窓を開けていたらあっという間に臭うのですから。

窓側の席になったら、本当に最悪です。

とにかくいかに自分を小さくするか、臭いが広がらないかを考えていました。

でも、高校でも物を隠されたり無視が続くと、精神的に参ってきます。

平気ではいられません。

家では時折台所で包丁を持つことが多くなりました。

自殺をする勇気はなかったと思います。

でも、そういった行動をすることで、心の平穏は保てました。

「いつでも死ねる。だから、もう少しだけ頑張ってみよう」それの繰り返しでした。

高校3年生の時に、心の平穏は乱れ「もう、これ以上は無理」と思いました。

このまま通学していたら、必ず私は自殺をする。

それから逃れるためには中退をするしかない。

そう、親に伝えると「高校だけは卒業してほしい。中学卒業では就職先に困るから」と言われました。

心の中で「卒業までもたないから、就職の事なんて考えられない」と叫んでいましたが、親には逆らうことができませんでした。

家出して一人で生活することは考えられなかったし、とにかく高校を辞めるか、自殺をするかの二者択一でした。

卒業まで、ずっと、筆箱の中にカッターナイフを入れて学校へ行く毎日でした。

「いつでも死ねる準備はしている」そう思うことで、なんとか毎日を過ごしていたのです。

死ねる準備をすることが、私の心のお守りになっていました。

専門学校へ

絵を描く女性出典:Weheartit

高校では無断欠席を何度かしましたが、なんとか卒業だけはしました。

そして、専門学校へ行くことに。

専門学校で資格を取るために勉強を頑張りました。

専門学校はクーラーを完備しているので、なんとか臭いは対処しやすくなりました。

仲良しグループなど当然できていましたが、私は1人でずっといました。

席が近い子と話はしますが、そんな深い付き合いをすることもなかったので、いじめはなくなりました。

そんななか、友達が1人できて、その子がとある理由で知人から保険証をかりて病院を受診したと話してくれました。

ようは産婦人科だったのですが、私はある事を思いつきました。

何度も何度も親に皮膚科を受診したいとお願いしても、そんなのは必要ないと言われたので当然保険証など借りることはできませんでした。

しかし、私も保険証を借りて受診すればいいのだと思ったのです。

本当はこんなことをしたらいけないことは承知しています。

しかし、どうしても専門の医師に相談をしたかったのです。

ですが、やはり、悪い事だと分っている私はできませんでした。

専門学校は2年で卒業し、社会人として働くことになりました。

初めて自分の保険証を手に入れ、すぐに皮膚科を受診しました。

いよいよ長年の私の苦痛が取り払われる!

そう信じていました。

ところが、皮膚科でも「たいしたことない。精神的なものだと思う」そういわれてしまったのです。

皮膚科はクーラーも効いていて当然、外気からの風は入ってきません。

そのときには臭いがしなかったのです。

そのことをお医者様に説明しても「そんな症例は聞いたことがない。臭うようになったらまた来なさい」

それで終わりです。

他の皮膚科も受診しましたが、結論は一緒。

「臭ったらまた来なさい」

相手にされませんでした。

気のせいだと、私の精神的なものが影響だと言われましたが、絶対にそんなことはないんです。

何年も、ずっと臭うと言われ、実際私も不快な臭いがすることは自覚しています。

どうしていいのか、本当にわからなくなりました。

皮膚科を受診したら解放される・気が楽になると思っていたのに、最悪の結果に絶望しました。

精神的に強くなっていました。

叢を走る女性出典:Weheartit

良くも悪くも小学校からいじめにあい、性格も卑屈になっていた私は、皮膚科からそのような診断結果を出されても、自殺を考えることはありませんでした。

冷めた性格になっていたんです。

「別に臭くてもいい。一人で生きて行けばいいんだから。友達なんていらない」

実際、小学校から友達と思える人と付き合いはありません。

中学や高校で、なんとなく話をする子を「友達」という言い方をしていましたが、中学を卒業したら高校ではその子と連絡は取っていないし、高校で少し話をするようになった子でも、高校を卒業したらそれっきりです。

その場その場でほんの少し話をする子はできても、その環境が変われば、その子とも「さよなら」です。

今は昔話をするようになった子たちと連絡を取る事はありませんし、それ以前に連絡先はその都度削除しています。

皮膚科を頼りにしていましたが、もう、何も頼りにはしていません。

ずっと、この体質と向き合っていかなければいけないと諦めています。

子供も臭うように

子供と母親出典:Weheartit

そんななかでも、結婚はすることができました。

専門学校で一緒に勉強していた男性と、偶然社会人になってから再開したのですが、なんとなくお付き合いするように。

その彼からも「なんか臭い」と言われていましたが、「私、臭いから」と言って開き直っていました。

臭くて私のそばにいなくなるのならそれでもいい。と軽い感じで付き合っていたのです。

ところが、長年付き合っていたので自然の流れで結婚することになったのです。

もちろん、彼は私が本命ではありませんでした。

どちらかというと、私は遊びの方で、本命の彼女が何度かいましたから。

けど、30歳ぐらいになって彼が結婚を考えるようになったときに、たまたま本命の彼女がいなくてそばにいたのが私だったので、取りあえず結婚したようです。

結婚後数年たってようやく子供が生まれました。

赤ちゃんの頃は全く臭わなかったので、安心していたのですが、子供小学生に上がる頃になると、 残念ながら子供も臭うようになってきました。

遺伝でしょうか。

子供にはかわいそうなことをしたと思っていますが、私ではどうしようもできない事です。

なんとか私の経験を踏まえて、できることをしてあげるだけです。

最後に

花を持つ女性出典:Weheartit

何度となく自殺を考えました。

体臭程度と思って母親も皮膚科の先生も真剣に向き合ってくれませんでした。

友達と言える友人は、今も1人もいません。

ですが、死ななくて本当に良かった。

今の私にはかけがえのない子供が居ます。

もし、昔、私が人生を諦めていたら、この子には会えずにいました

今も臭いはあります。

子供の学校へ行くときには、念入りに体を拭くようにしています。

幸い今は男性用の加齢臭防止のティッシュなどがありますから。

けっして幸せな子供時代を送っていたとは思いません。

しかし、結果今は幸せです。

子供のために、これからは冷めた性格をもっと前向きな性格にもっていけたらと思って日々努力しています。

世の中にはいろんな体質を持った人がいます。

ひょっとしたら、私のこの体験を読んでも「甘い」と言われる方もいらっしゃるかもしれません。

いじめは体臭が原因ではなく、私の性格が原因だったのではないかとか、いろんな考えの方がいらっしゃいます。

ですが、ちょっとしたことで人の性格が変わったり、人生や考え方など変わるものです。

けっして、頭ごなしに否定をしないでいただけると幸いです。

Top image via Weheartit

written by ふくしまさん

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