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2016年11月24日 更新 | 7,425 views

泣いていると誤解されるほどのあがり症な私を救ったのは意外過ぎる○○[体験談]

小学校の時に自分があがり症だということに気づき、それ以来トラウマとなってしまいました。声や手は震え、心臓も破裂しそうなぐらいの激しい鼓動。うつむいてしまうしかなく、いつも恐怖でした。しかし、あることがきっかけであがり症が改善されて自信がつきました。そんな私のこれまでのあがり症の体験談をお話します。

一人で座る女の子出典:We heart it

多くの人が様々な悩みを抱く思春期。

その多感な時期、私を最も悩ませたのがあがり症でした。

中でも最も苦手だったのが教科書の音読。

赤面しながら震える声で読んだ失敗に悩んだり、先生が音読の指名をする時、猛烈な速さの鼓動を胸に感じ、大きなストレスとなっていたあがり症。

どのようにして改善していったかを伝えることで、同じ悩みを持つ方々のお役に立てたらと思い、私の経験を語っていきます。

あがり症を初めて認識した出来事

赤い煙と女性出典:We heart it

元々ちょっと目立つのが好きで、クラスの皆の前に出て話すのが好きでした。

でもそれは何か一言を話すとか友達と一緒に何かをするとかそういった場合が多かったです。

学芸会もセリフが短くて、もっと長いセリフが欲しいなあと思うくらいでした。

まとまった時間、人前に出て一人で話をした経験がなかったんです。

ところが小学校5年生の時のこと、平和な学校生活を大きく揺るがす事件が起きたのです。

それは国語の時間でした。

クラスメートが教科書を音読している最中にも関わらず、友達とおしゃべりとしていたら、先生に次の音読の指名をされたんです。

そこで私はそれまで喋っていたのと同じ調子で教科書を読み始めました。

ところが読んでいるうちにだんだんと心臓の鼓動が速くなり、顔が赤面してくるのがわかりました。

5~6行読んだくらいでしょうか声が激しく震え始めて、きちんと読めなくなってしまったんです。

教科書を持っている手もブルブル震え始め、机に教科書を置かざるを得ませんでした。

もうどうにもならず、うつむいて読み続けました。

心臓も尋常ではない速さと大きさで拍動しているのを感じ、もう読むのをやめてしまいたいと思ったのですがとにかく段落の終わりまで震える声で何とか読みました。

先生の「はい、そこまで」という言葉で、ようやく拷問から解放されたような気持でした。

震える声で教科書を読んだその国語の授業が終わった休み時間、友達に何を言われるか不安でした。

でも私の不安とは裏腹にそれをネタに笑ったり、からかったりする子がいなかったのは幸いでした。

それでも私の恥ずかしいと思う気持ちには変わりなく、本読みで失敗した経験は私の脳裏にしっかり刻まれて、トラウマとなってしまったのでした。

その日を境に国語の時間、社会の時間など先生が教科書を生徒に読ませる教科の授業は常に不安を持って受けることになりました。

毎回その日学習するページを見て、音読がありそうかを推測するのが欠かせなくなりました。

思わぬところで、先生が「教科書のここ、読んでもらおうかな」という時はもう心の中ではパニック。

急に心臓がバクバクと拍動を始め、指名されないことを全身全霊で念じていました。

それで先生も恐らく私のビクビクしている雰囲気を察してくれたのでしょうか、突然の音読ではほとんど指名されることはありませんでした。

あがり症との付き合い

顔を隠す女の子出典:We heart it

音楽の時間でも歌のテスト、リコーダーのテストなどが時々あって、先生の前で一人で歌ったり、演奏したりするのですがこれもまた震えてしまい、いつものように歌ったり、演奏できず、悔しい思いをしました。

国語の授業では新しい話に入ると必ずその話を一通り、代わる代わる指名された人が音読していました。

先生が音読の指名をする瞬間は心臓の鼓動が激しくなり、このまま心臓が破裂して死んでしまうかもと思うこともしばしばありました。

あの失敗の後、音読に指名されることはありましたが長い文章でないことが多く、大抵ほんの少し震えるくらいで終わりました。

5・6年生は担任の先生が変わらなかったので、あの失敗を知っている先生は

「あの子に長い文章は読ませられない」

と悟っておられたのかもしれません。

それでも不思議なことに1~2行程度であれば自信を持って読むことができたので、他の教科でも単に答えを答えるだけの時は進んで手を挙げることがよくありました。

人前で場面に慣れたい、という気持ちもあったんですね。

でも一言二言話すだけではやはり、人前で話す時間が短すぎて、あの失敗を頭の中から払拭できるほど経験にはつながりませんでした。

中学校での失敗

顔を隠す女性出典:We heart it

中学校に入り、国語の授業はさらにストレスの大きいものとなりました。

教科書はさらに長い文章を読まされたので、とにかく指名されないことをひたすら願っていました。

ラッキーなことに1年生は特に長い文章を読まされることなく終わりました。

ところが2年生のある日のことです。

再び大きな失敗を経験しました。

国語の音読の時間にまたもや友達とおしゃべりをしていた所、指名されてしまったのです。

誰かが教科書を読んでいる時におしゃべりなんて、と思われるかもしれませんが、じっと座ってドキドキしているのも苦痛だったので、無意識のうちにリラックスするために私なりの試みだったんだと思います。

しかし喋っているのやめ、いきなり人前で読む、というこの切り替えがうまくいくはずはありません。

5年生の時と同じく、顔は赤面、声は震える状態で何とか読むのを終えるという無残な失敗を繰り返したのでした。

授業が終わって休み時間になり、「泣いているのかと思った」という友達もいて、ちょっと驚き、「震えてたんだよ」と素直に言ったものの、内心とても恥ずかしかったです。

普段は明るく、活発でどちらかというと勉強もできる方で負けず嫌いなところがあった私は、このあがり症をクラスメートに知られることに対して抵抗がありました。

でもそれが余計に失敗を恐れる原因になっていたように思います。

中学校では毎年クラスに2人前後、私と同じようにあがり症タイプの子がいました。

彼らが本読みに指名されると私はよく観察したものでしたが、どの子も顔が赤くなる程度で、激しく声が震えることはなかったですね。

皆、私に比べると大したものではないように思えました。

友達が「○○君は先生に宛てられると顔が真っ赤になるんだよね」と何気なく言っているのを聞くと私は「自分のことはどんな風に言われているんだろう……?」と考えを巡らしては落ち込むのでした。

この2年生の失敗を機に一層あがり症に対する悩みが強くなりました。

どうしても克服したい、そんな気持ちで雑誌や本でいろいろ調べてみたりしました。

するとまず失敗を恐れるゆえにますます緊張をしてしまうことを学びました。

失敗を恐れず、リラックスすることが大切であるということ。

それから自分が上手く人前で話している状況を思い浮かべるイメージトレーニングなども有効だということを知りました。

といっても実践するのはなかなか難しく、うまくそういった知識を生かすことはできませんでした。

2年生、3年生と同じ国語の先生に教わりましたが小学校5・6年生の時と同じく、先生が察してくれたのかとても長い文章を読まされることはなかったです。

それでも最後の方は震える声で教科書を机につけ、うつむいて読んでいることがたまにありました。

あがり症は遺伝?

ベッドに腰掛ける女性出典:We heart it

ある時、結婚式から帰ってきた母がこう言いました。

「お父さん、スピーチの時、顔が真っ赤になってたわ」

その時、私はピンときました。

これは遺伝なのか、と。

父を笑ったそんな母もかなりの恥かしがり屋なため、人前で堂々としている姿は想像できませんでした。

もしかすると父も母もあがり症なのかもしれない、そう思うとなぜかあがり症は避けられなかった問題のように見えてくるのでした。

高校になって、1年目。不安だらけの新生活でした。

私の一番の関心ごとと言ったら、どの教科で教科書の読みがあるのか、それだけでした。

読まされる教科はいくつかありましたがほとんどは多くても7~8行程度の何とか対応できるものでした。

ただ現代国語だけは中学校での国語よりずっと長い文章を読まされ、より少ない生徒が指名されるようになりました。

この時は運良く、1年間のうち、一度も指名されませんでした。

それでももちろん、先生が指名しようとする時は心臓の鼓動は急に早まり、大きなストレスになっていました。

克服法との出会い

本と薔薇出典:We heart it

高校2年生のある日、人生を変える大きな出会いがありました。

街を歩いていて、何気なく入った大きな書店で催眠術のカセットテープを見つけたのです。

いくつか種類があり、その中になんと私の求めていた「人前であがらなくなるために」というようなタイトルがありました。

お小遣いで買える程度の値段だったので、すぐ購入してみました。

家に帰って早速テープの最初の部分を聞きましたが、どうやらまとまった時間が20分以上必要になることがわかり、家族の寝静まる夜まで待ちました。

夜になって、ベッドに横になって聞いてみると次のような内容でした。

まず深呼吸をし、吸い込んだ息を残さず出しきる。

その時に体中の力も同時に抜いていく。

それの繰り返しでしたがテープの声が上手に誘導してくれました。

しばらく深呼吸をして、全身の力が抜けきった頃、テープの声が語りかけます。

「あなたは今、ものすごく落ち着いて非常に安らかな気持ちです」

そこから人前に出て話す時にも同じ状態であることを暗示にかけるといった感じでした。

その状態を脳と体に記憶させるんでしょうね。

深呼吸で体の力が抜けた状態でテープを聞いているととてもリラックスし、心地よく、いつの間にか眠ってしまうのが常でした。

最後は催眠から覚ますようにテープの声も活気ついた口調になって、終わっていました。

その夜から毎晩のようにテープを聞きながら寝ました。

手応えを感じた出来事

指の中の太陽出典:We heart it

テープを聞いていた日々はその効果を試してみたくてたまらない気持ちと効果がなかったらどうしようという気持ちが交錯していました。

2年生でもやはり本読みの機会というのはそれほど多くなく、テープを聞くのも毎晩ではなくなってきていました。

そんな時、予想していなかった古典の時間にテープの効果が発揮される出来事が起きました。

不意に先生に教科書を読むように指名されたのです。

1番後ろの席だったのですが席を立ちながら、息を吐いて肩の力を抜き、教室を見回しました。

その僅かな間、不思議に落ち着いている自分を確認していました。

開き直ったという表現がぴったりの気持ちでした。

教科書を持って読み始めましたが心臓は一向に早くなる気配がありません。

それまで経験したことのないほど落ち着いた自分。

込み上げてくる喜びを一生懸命押さえながら、淡々と読んでいました。

先生が「はい、そこまで」と言った時には心の中で「もっと読みたい!」と思うくらいでした。

こうして、催眠テープの効果を実感し、あがり症を克服するために大きな自信となる出来事が起こったのでした。

記憶の上書き

笑う女性出典:We heart it

ある程度長さのある古典の教科書を平静なまま読み切った、その経験はそれまでの失敗がしっかり上書きされてしまうほど強烈な記憶となって私の中に刻まれました。

その後古典の授業の度に自分が読んだ部分を見返しては「これだけの量を読んだんだ」と記憶をよみがえらせては自信を確かなものにしていました。

3年生となると学校の授業も受験勉強に焦点が当てられ、あまり音読をすることがなくなりました。

時間が経つにつれ、もう1度あの古典の音読のような経験ができるのか、と私には少し疑念が湧き始めていましたが、その度にやはりあの古典の音読を思い返しては大丈夫、と自分に言い聞かせていました。

そうしているうち、大学進学。

サークルや学科内での自己紹介の場でドキドキしたものの、おそらく普通の人でも緊張する、と考えて悩むことはありませんでした。

授業でも皆の前で音読することがほとんどなく、中高生の頃のようにあがり症で深く悩むことはありませんでした。

平和に過ぎた大学生活の中で唯一、私を悩ませたのが卒論発表でした。

大学生活の終わり近くにあるこの一大イベント。

日が近づくにつれ、どんどん気が重くなっていきました。

そんな時、やはり私はあの古典の音読を思い出していました。

夜寝る前に考えるのは落ち着いて、すらすらと論文を読み上げ、自信を持って研究の成果を発表している自分の姿でした。

いく晩もそうしたイメージトレーニングを繰り返しました。

発表日前日にはゼミの先生や仲間たちと一緒に発表の練習をしました。

その時は空席となっている場所に聴衆がいるのを想像すると気持ちが高ぶってきました。

いよいよ発表当日。

自分の番になった時、息を体の底から出すようにして吐きながら肩の力を抜いて壇上に向かいました。

100人以上の聴衆を目の前にしてもほとんど落ち着きを失わずにいられたのはやはりイメージトレーニングの成果もあったのでしょう。

イメージ通り、難なく論文を読み、質疑応答をこなし、壇上を離れた時はホッとすると同時に自信が湧き上がってくるのを感じました。

最後に

気球と女性出典:We heart it

私のあがり症は完全に克服されたわけではありません。

今でも少人数の集まりでも前触れなく私が発言しないといけない時は話している時に心臓の鼓動が速くなり、顔が赤面してくるということがあります。

でもそんな時、息を深く吐き、肩の力を抜くことでいくらかリラックスできるということを思い出します。

そして何よりもそうすることで、人前であがらなかった経験をしているので、この先も人前でスピーチすることになっても大丈夫だろうという気がします。

私を救ったのは1本のカセットテープ、多分きちんとした言葉で表すと催眠療法ですが私にはとても合っていたと思います。

ですから催眠療法は試してみる価値があると思います。

もし学生さんで一人で悩まれている方はご両親に相談することをお勧めします。

なぜなら親御さんも同じようにあがり症を経験されている可能性が高いので、理解してもらえるはずです。 必ず、手を差し伸べてくれるに違いありません。

一度でもあがらずに人前で話すことができれば、その成功によって過去の失敗は上書きされ、大きな自信となり、あがり症の改善につながります。

自信がついて、場面を重ねることで慣れていけば必ず克服されるものだと思います。

みなさんのあがり症が改善されることを心より祈っています。

Top image via Weheartit

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