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2016年11月24日 更新 | 1,483 views

大きく口をあけて笑えなかった8年間。歯列矯正で取り戻した笑顔[体験談]

小さい頃から歯並びの悪さを指摘され、特に母からは矯正を勧められていました。ですが、当の私は全く気にもしていませんでした。そして学生時代、短期留学でオーストラリアに行った際、歯並びに対する日本人と欧米人の認識の違いを見せつけられる事となり、自分の歯並びの悪さを認識させられました。帰国後を治療をするつもりでしたが、社会人となり、今度は矯正する時間が無くなってしまいます・・。

青い空と女性出典:Weheartit

子供のころから、両親に歯並びの悪さを指摘されてきました。

私の歯は、歯の大きさに対して顎の大きさが足らず、特に前の二本の歯が大きく、ハの字型に生えていて、その後ろの二本が隠れてしまっていたのです。

小学生の頃は、その歯並びの悪さも愛嬌の一つと見えていたのですが、中学、高校と進むにつれて、特に母からは「矯正した方がいい」と頻繁に言われるようになりました。

当時の写真を見ると、元々目鼻立ちがはっきりした顔の中で、口元がガチャガチャとした印象で、更に顔立ちのくどさを増しているように見えます。

周りには、矯正をしている友人も多くいたのですが、月に一度歯医者へ行かなくてはいけない、その後の痛みは強烈で、何も食べることができないと聞き、尻込みする一方でした。

一番嫌だったのがあの銀色のブランケット、矯正器具です。

当時の私は「一番女として評価が高い今の時期に、あんなものを付けるなんてありえない」と考えていたのです。

そして、周囲に比べて私自身が歯並びの悪さを気にしていなかったため、何度となく繰り返される両親や歯医者さんからの矯正の勧めにも、絶対に首を縦に振りませんでした。

私の歯並びって恥ずかしい?

女性の横顔出典:Weheartit

自分の歯並びについて疑問が生じたのは、学生時代、20歳の夏休みにオーストラリアのシドニーへ短期留学した時でした。

日本では、私程度の歯並びの悪さは珍しいものではありません。

しかし、ここでは大人は全て真っ白でまっすぐなキレイな歯をしているではありませんか。

ホームステイ先には、小学生から高校生の3人の子供がいたのですが、中学生と高校生の男の子は、まさに矯正中。

一番下の小学生の女の子も、もうしばらくすると矯正をする、と言うではありませんか。

確かに、街を歩くと、矯正器具を付けた子供の姿が目に留まります。

それも日本のような銀のブランケットだけでなく、オレンジやピンク、グリーンといった色の子供もいます。

この国では矯正は全く珍しいものではなく、していて当たり前のものなんだ、と実感しました。

母が言っていた「海外でその歯並びは恥ずかしい」という言葉が、ずっしりと伝わってきました。

そして、通っていた語学学校で聞いた言葉に衝撃を受けたのです。

「西洋では歯並びが悪いのは育ちが悪いしるし。多少教養がある人間は、みんな矯正をして歯並びを整えるものよ。」

教えてくれた人は、単なる一般常識として伝えてくれただけなのだと思います。

しかし私にとっては初めて「自分の歯並びが恥ずかしい」ことを認識した瞬間でした。

矯正まではまだ遠い

スキニーを履いた女性出典:Weheartit

帰国した私は、両親に「歯の矯正をしたい」とお願いするつもりでした。

しかし当時はハタチ、大学二回生の遊びたい盛りでした。

帰国して時間が経つにつれて、オーストラリアで受けた気持ちは遠のき、高校生の頃の「痛いのはイヤ」「ブランケットは恥ずかしい」という気持ちが勝っていきました。

そのうち就職活動が始まり、希望する旅行代理店への就職が決まり、月一回の歯医者通いの時間を取る余裕もなくなってしまったのです。

しかし以前とひとつだけ違ったのは、「自分の歯をあまり見せたくない」という気持ちでした。

就職先ではカウンターでの接客業務、お客様との距離は決して遠くはありません。

「私の歯並びが悪いって思っているのかなぁ。」、「育ちが悪いと思われているんだろうか。」と被害妄想のように思うこともありました。

子供の頃より、ビッグスマイルを褒められていた私ですが、このころには、視線が気になって大口を開けることに躊躇するようになってしまっていました。

まずは口腔外科へ

自転車に乗る女性出典:Weheartit

このまま、口元を気にして生きていくのは嫌だ。

そう決意したのは、入社して3年目に入った頃でした。

仕事にも少しは慣れていて新しいことを始める余裕が出てきたこと、当時付き合っていた彼が、海外によく行く人であったため、「歯並びの悪いのは育ちが悪い」という海外の常識をもって私を見ているのではないか、と不安になったことがきっかけです。

当時、20年程前はインターネットでの情報収集は一般的ではなく、かかりつけの歯医者さんに紹介状を書いてもらい、車で30分程の距離にある大阪大学病院へ通うことに決まりました。

なぜ家の近くの歯医者でできなかったかというと、私の場合は抜歯する本数が多くなること、さらに生え切っていない親知らずを抜かなくてはならず、それも歪んでいることで口腔外科がある歯科で矯正をしなければならなかったからです。

矯正を始めるにしては遅い年齢、既に26歳でした。

初診に出向いた日は、「帰りにはブランケットが付いているのかも」なんて思っていましたが、矯正装置が付くまでは、まだまだ長い道のりでした。

ブランケットを付けると約2年間、虫歯の治療が難しくなるため、まずは徹底的な治療です。

私の場合は、歯を並べるためのスペースを作るための抜歯も含まれます。

まずは、口腔外科に通う日が始まりました。

抜歯は4本、親知らず2本と抜かなかった親知らずの手前の歯2本です。

抜かない親知らずがあったのは、まあまあ状態がよかったことと、それぞれの手前の歯が既に以前に虫歯を治療していて、神経まで抜いてしまっていたからです。

神経を抜いている歯は、脆くなっていて力を加えると砕けてしまう可能性があるとのことで、そのような処置になりました。

親知らずの抜歯

本を読む女性出典:Weheartit

元々まだ生えておらずに、歪んで歯茎の中にいる親知らずを抜歯することに。

先生には歯茎を切開して抜くので、腫れはかなりでると思うので、仕事を調整しておいてくださいと言われました。

といっても具体的に何が行われるのか自分でも分からないまま、抜歯の日から3連休だけを取得して、その日を迎えました。

いつものように診察台に上がると、周りの様子が違います。

いつもの先生以外に教授先生、そして学生やインターンがいっぱいです。

教育病院だから仕方がないとはいえ、あまりいい気持ちはしませんでした。

麻酔が効いているため、手術中には痛みは全くありませんでした。

しかし行われている様子は全て見ることができるんです。

まず歯茎を切開してめくり、埋もれている親知らずを抜こうとするのですが、意外に頑丈で抜けません。

そこで教授先生が指示したのが、トンカチです。

小ぶりのトンカチを口の中に入れ、親知らずを割るのです。

小さく分割された親知らずは、あっという間に抜かれていきました。

辛かったのは麻酔が切れた後です。

ジンジンする傷みで口を開くこともできないため、その日と翌日は何も食べることができませんでした。

勿論抜いた側の顎からほほにかけてはパンパンに腫れています。

消毒の為のうがいすら辛いものでした。

仕事に復帰してからは、通常通りの接客です。

痛いながらも社会に戻ると面白いこと、楽しいこともあります。

ついつい笑ってしまいますが、これまた痛い。

そんな日がもう2~3日は続いたと思います。

まだ一本残っている、そう思うと矯正をあきらめてしまいたい気持ちにもなったくらいです。

私が抜いたのは、下の親知らず2本だったのですが、下の歯の方が辛いと後から聞きました。

なんでも、上の顎は頭がい骨に繋がっていて柔らかいのに比べて、下顎は肩の骨に繋がっているため、頑丈なのだそうです。

やっと矯正の入口へ!

レコードをかける女性出典:Weheartit

虫歯の治療を終え、抜歯に耐え抜いた私!あんなにイヤだったブランケットの装着が、いつしか待ち遠しいものになっていたのは不思議です。

病院へ通い始めて、既に1年近くが経過していました。

口腔外科と並行して、型撮り等のために矯正歯科にも通っていたのですが、私の担当は、まだ20代後半に見える華奢で綺麗な女性の先生でした。

治療中はマスクをしていらっしゃるのですが、「この中にはとってもキレイな歯がならんでいるんだろうなぁ」と思ったり、「私の歯を見て馬鹿にしているんじゃないだろうか」、なんて被害妄想を起こしたり、同性で同年代の先生というのも厳しいものがあるんです。

相手が自分のコンプレックスを知っていて、更にそれを刺激するような場合は、特にそうです。

口腔外科の治療を終えて矯正歯科に行くと、私の歯型や顎型が作られていました。

今まで、客観的に自分の歯を眺めたこともありませんでしたが、無機質なもので作られた私の歯型は、あまりにも乱雑で安っぽく品の無いものに見えました。

先生は、歯型を使って「まずこの歯を後ろに動かして、それから次に・・・」と治療の流れを説明してくれるのですが、自分の歯並びのコピーをまじまじと見つめるのは恥ずかしいものでした。

「こんな歯で恥ずかしかったなあ」とつくづく思いました。

矯正装置の装着

横たわる女性出典:Weheartit

私が矯正を躊躇していた大きな理由の一つ、それがブランケットの装着です。

しかしためらっていた10年程の間に、矯正器具や方法も大きく進化をしていました。

提示された方法は2つです。

表側からの装着と裏からの装着。

そして表に装着する場合は銀色でなく、プラスチック製の透明なブランケットを選ぶこともできます。

裏側からの矯正のメリットは目立たないこと。

しかし、力がかかりにくいために矯正の期間が長引くこと、そして歯磨きがしづらく虫歯になる可能性が高くなること。

少し悩みましたが、結局表側からでブランケットを透明のものにすることにしました。

ワイヤーは例の銀色のものですが、かなり印象は違っていたのでほっとしました。

初回は、ブランケットを付けたところで終わり。

ワイヤーも付けていないので歯は全く動くわけではありません。

それでも、唇の裏側にブランケットが当たったり引っかかったりして、慣れるまではかなり違和感がありました。

二度目にようやくワイヤーが付けられました。

口を大きく開けて、小さなペンチでブランケットに組み付けていきます。

先生には「もっと大きく口を開けて」と言われ、結局唇の両脇が裂けて血がにじむ始末です。

それでもこれで美しい歯並びに一歩近づく、と嬉しい気持ちでした。

先生に「違和感はありませんか?」と聞かれましたが、はっきり言って違和感だらけでした。

しかし歯が浮いたような感覚はあるものの、それほど痛みは無く「これなら耐えられる」と思ったくらいです。

しかしそんなウキウキした気分も、自宅に辿りつくころにはすっかり萎んでしまいました。

そうです。歯が痛いのです。

ワイヤーを入れただけで、殆ど力は加えていないと聞いていたのですが、それでもこの痛み。

上下の歯がぶつかると痛いので、流動食のようなものを食べて過ごしました。

治療中の悩み

植物園にいる女性出典:Weheartit

この痛みは、矯正をしている間ずっと付き纏ったものでした。

といってもずっと痛いわけではなく、絶えられないような痛みは月に1度治療に出向いてワイヤーを締められた後の3日ほどだけです。

残りの27日はほぼ普通通りの生活を送ることができました。

しかし矯正中は、他にも悩みが出てきます。

それは、油断するとブランケットに食べかすが引っ付いたままになってしまい、食後の歯磨きと鏡でのチェックが欠かせないこと、そしてブランケットとワイヤーを止めるゴムが気になるのです。

このゴム、ブランケットに合わせて透明なものを使ったのですが、治療と治療の1ヶ月の間に、どんどん着色が進むのです。

コーヒーやワインなど色の付きそうなものは避け、食事の後はすぐに歯磨きをするようにしても、1週間も経てば何だか薄汚れた印象になります。

この件について、ある時先生に相談をしてみました。

先生から返ってきたのは、「意外と元々色が付いているゴムの方が気にならないという意見もあります。カラフルなゴムで一度試してみますか?」という言葉。

そんなもの?と思い、薄いオレンジ色のものを使ってみましたが、やっぱり違和感は大きく、一度きりのトライで終わりました。

歯並びがまっすぐに

髪の毛を持ち上げる女性出典:Weheartit

半年ほどすると、矯正器具の付いた生活にも慣れ、痛みさえも「美しい歯並びに向かって進んでいるんだ」と前向きにとらえることができるようになりました。

このころから、一番目立つ上の前歯が揃ってきたことも影響したのかもしれません。

1年後には、自分自身では「キレイな歯並び」とまで思えるようになりました。

先生はかみ合わせのチェックをしたり、「ここをもう少し」と微調整をして、なかなかブランケットを外してはくれませんでしたが・・・

結局ブランケットを外したのは、装着してから1年半ほど後のことでした。

その後も並べた歯が戻らないように、1年程はマウスピースを寝る時にはつけていましたが、起きている時間は、美しいだけの歯並びです。

時間もお金もかかり、痛みに耐えることも多くありましたが、矯正をしてよかったと心の底から思います。

私の場合は、25歳とかなり遅いスタートでした。

「大人の歯は動きにくいから」と言われていましたが、実際にブランケットを付けている期間は、思ったより短かく感じました。

それよりも長く感じたのは、矯正に入る準備期間。

抜歯は仕方がありませんが、虫歯の治療は無駄な時間だったと思います。

矯正に関係なく、歯のメンテナンスは常日頃からしておくことをお勧めします。

自分の歯並びを気にし出してから、周りの人の視線を気にすることなく大口を開けて笑うことができるまで、おおよそ8年。

長い時間でした。

これだけ手をかけた歯ですので、今後の人生も大切にしていこうと、歯科衛生への意識も高まりました。

手に口を当てて笑っている女の子を見かけるたびに、「歯を気にしているのかな」と気になってしまいます。

ある程度の年齢になっても、綺麗な歯並びは手に入ります。

勇気をもって自信が持てる口元を目指して欲しいと思います。

Top image via Weheartit

written by micky0616

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