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2016年09月05日 更新 | 2,939 views

アトピー性皮膚炎を引き起こすアレルゲン3選と回避法

アトピー性皮膚炎はアレルギー症状によって引き起こされる皮膚病です。これには、もともとの体質や環境などが大きく関わっており、アレルギーの原因となるものを『アレルゲン』と呼び、またの名をアレルギー物質とも呼びます。では、アトピーと関係のあるアレルゲンとは一体どのようなものなのでしょうか。

この記事に書いてあること

  • アトピー性皮膚炎の「多因性」という特徴
  • アレルゲンが含まれている食べ物とは
  • アレルゲンが多い環境とは
  • アレルゲンが含まれている洗剤やシャンプーの成分とは
  • アレルゲンの除去はアトピー性皮膚炎の改善につながる

アトピー性皮膚炎は多因性の疾患

「アトピー」と一口に言っても、症状の出方や原因は人によって様々です。特に具体的な根本原因は一つに限らず、多くの要素によって発症するのがアトピーの特徴です。

遺伝・食物・睡眠不足・ストレス・ハウスダスト・洗剤や衣類など、刺激になる得るものであれば全てアレルゲンと呼べます。間違った治療法による悪化を防ぐためにも、専門病院で病歴・血液検査・皮膚テストなどを参考にし、除去・負荷試験といったアレルギー検査を行うことでアレルゲンを特定しましょう。

これは最大の予防法であり、治療法でもあります。今回は代表的なアレルゲンを3つ見ていきます。

代表的なアレルゲン1:食物に含まれるアレルゲン

人によって異なりますが、一般的には『子供の場合は、卵・牛乳・大豆・小麦・米』、『大人の場合は、海老・蟹・蕎麦・魚』がアレルゲンになり易いとして挙げられています。

特に動物性食品、油分やカロリーが高いもの、甘い物や辛い物の食べ過ぎなどは年齢に関係なくアレルギーを起こしやすいので、注意が必要です。除去する=全く食べないことは栄養バランスの偏りに繋がるので、様子を見ながら量を減らして自分に合う栄養バランスを見付けてください。

私もかつて、食物・ハウスダスト・ストレスからくるアトピー症状に悩まされていました。チョコレートやお菓子などが大好き過ぎて症状が良くならない…なんてこともありました。ストレスにならない程度に上手くコントロールするのが重要なのだと痛感した記憶があります。

代表的なアレルゲン2:環境によるアレルゲン

ダニやカビなどのハウスダスト、花粉や黄砂、排気ガスなどの大気汚染もアレルゲン。掃除や環境整備を行いましょう。

特にハウスダストがアレルゲンとなる場合が多く、ダニの餌となる埃や食べカス、ペットの毛や垢などはこまめに掃除して除去してください。布団や枕などは天日干し、シーツ類も2〜3日に一度は洗濯しましょう。

私の場合は、実家がもともと掃除や片付けが苦手だったせいか、アトピー+気管支喘息もオマケで付いてきました。

家族の中で私一人だけがアレルギー体質なこともあり、一人暮らしを始めてからは『お掃除オバサン』となり、部屋は毎日綺麗な状態です。おかげで、実家を出てから喘息は一度も起こりませんし、アトピーも再発していません。

ストレスもアレルゲンになりうる

実は外的環境から受けるストレスというのも、アトピー性皮膚炎をひどくする要因になることがあります。症状をひどくしないためにも、過度なストレスは解消していかなければなりません。

とくに新しい環境に飛び込むときには要注意です。適応しきれていないと、少しずつストレスが心の内側に溜まっていきます。

このストレスがなかなか解消できないと、最終的にはアトピー性皮膚炎として肌に現れてしまうということもありえます。

ストレスがたまりやすい環境にいる、という自覚がある方は運動などをしてぜひストレス値を下げる努力をしていってください。

また睡眠不足もストレスを大幅に強くする要因。しっかり睡眠をとって、日中のストレスをためにくい体づくりを心がけていきましょう!

代表的なアレルゲン3:洗剤やシャンプーのアレルゲン成分

洗濯用洗剤が原因の場合は、普段着ている衣類全てがアレルゲンとなり、痒みは永遠に収まりません。裸で過ごす訳にもいきませんので「無添加せっけん系」の低刺激タイプの洗剤に変えてみてください。

また、シャンプーやボディーソープなどの原因の多くは、「高級アルコール系界面活性剤」が使用されていることが考えられます。高級アルコール系は洗浄力が強い反面、刺激がとても強い特徴があります。必要な皮脂まで奪ってしまうので、乾燥しているアトピー肌にとっては相性は良くありません。「洗い上がりサッパリ!」なんて謳い文句には用心してください。

予防策として、【ラウリル(ラウレス)硫酸Na】と成分表に記載されているものは避けてください。低刺激の『アミノ酸系界面活性剤』に変え、【ココイルグルタミン酸Na(TEA)、ラウロイルグルタミン酸Na】などが含まれている商品を選びましょう。その他にも【オレフィン(C14-16)スルホン酸Na】もラウレス硫酸と同じ硫酸系で刺激が強いので、避けた方が賢明です。

アレルゲンテストをすべきか?

アトピー性皮膚炎の症状を引き起こしている原因となる物質を特定するテスト、それがアレルゲンテストです。

アトピーに悩まされている方にとってこういった原因元を知ることは一見重要なこと・・・かのように思えますよね。

ただ「アレルゲンテストをするべきでない!」と声高に主張しているお医者さんもいるようです。どういった根拠に基づいて、このような主張をしているのでしょうか?

テストをしても治療実勢が上がらない

アレルギーの食物検査というのは、かなりの普及率を誇っています。どんな食べ物を食べるとアレルギーが出てしまうのか、知ることによってその特定の食材を回避することができます。

ただ実のところ日本のアレルギー検査というのは非常に曖昧な結果が出るもの、この結果をすべて鵜呑みにするのも良くないようなのです。

アレルギー検査で出たすべての食材を回避すると、「それじゃあ何を食べればいいの・・・?」というくらいいろいろな食材が該当してしまいます。

アトピーはアレルギーが原因で起こってしまうことが多いですから、アレルギーの元となる食材を避ければ万事解決!となりそうですが・・・

こういったことを考慮すると、そうではないことがわかりますね。

アトピー性皮膚炎を根本的に解決するには、特定の食材を避けるだけではいけないということなのです。

医師の利益目的のテスト

医師がなぜこのアレルギー食物検査のテストをするかというと、理由は単純明快。単に医師が儲かるからです。

患者さんの負担にもならず、おそれでいて健康保険のがきく検査。繰り返していれば、病院に利潤が出ますね。

ただ結局のところ、この検査の結果が出たからといって直接アトピー性皮膚炎の改善や完治に結びつくわけではありません。

してもしなくても、同じようなこと。とくに幼児のアレルギーでは、小さい頃にだめでも年齢を重ねるごとにアレルギー反応がでなくなることが大半です。

すべてのアレルギー源を断つことは不可能に近い

食事をはじめ、ダニ・ほこり・ハウスダストがアレルギーゲンになっていることは多いでしょう。これらをできるだけ排除することは悪いことではありません。

しかし神経質になりすぎてしまうと、今度はそのストレスによって身体に出るアトピー性皮膚炎がひどくなってしまうこともあるのです。

何十万円もするダニ除去機器や布団をアレルギー患者に売りつけている業者もいますが、あれらも使ったところで100%アレルギーを防ぐことができるわけではありません。

徹底的なアレルゲンの排除というのは残念ながら今の日本の環境ではできないというのが事実です。それこそ一日中外気に触れない室内に引きこもることでもしないと無理です。

私たちにできることは、少しでもアレルゲンの可能性になりそうなものをこまめに改善していくことです。例えば掃除をしたり、布団を干したり・・・

神経質になりすぎずに、最低限のアレルゲンを断つというのがベストなアレルギー対策だと言えるでしょう。

アレルゲン除去はアトピー性皮膚炎の改善につながる

アレルゲンと一口で言っても原因は様々です。アトピー症状を引き起こす根本原因の特定は非常に難しいですが、アレルゲンの除去がアトピー改善に大きく繋がります。自分のアレルゲンを知るためにも、一度専門機関で検査してみるのも良いかも知れませんね。

まとめ:

アトピー性皮膚炎の原因は人によってさまざま

  • アトピー性皮膚炎は多くの原因によって発症する
  • 世の中には様々なアトピー性皮膚炎の原因となるアレルゲンが存在する

アレルゲンが含まれている食べ物を避けてアトピー性皮膚炎を改善できる

  • 子供の場合は、卵・牛乳・大豆・小麦・米が使われている食べ物を避ける
  • 大人の場合は、海老・蟹・蕎麦・魚が使われている食べ物を避ける
  • 動物性食品、油分やカロリーが高いもの、甘い物や辛い物の食べ過ぎもアレルゲンとなる

掃除と環境整備でアレルゲンを抑えてアトピー性皮膚炎を改善する

  • ダニやカビなどのハウスダスト、花粉や黄砂、排気ガスはアレルゲンの代表例
  • 埃や食べカス、ペットの毛や垢はハウスダストの原因となる
  • ハウスダストを防ぐために、こまめな掃除、布団や枕などの天日干し、シーツは2〜3日に一度の洗濯を心がける

アレルゲンが含まれている洗剤やシャンプーを避けてアトピー性皮膚炎の改善をする

  • 高級アルコール系界面活性剤が含まれている洗剤やシャンプーを避ける
  • ラウリル(ラウレス)硫酸Naが含まれている洗剤やシャンプーを避ける -オレフィン(C14-16)スルホン酸Naが含まれている洗剤やシャンプーを選ぶ
  • アミノ酸系界面活性剤が含まれている洗剤やシャンプーを選ぶ
  • ココイルグルタミン酸Na(TEA)が含まれている洗剤やシャンプーを選ぶ
  • ラウロイルグルタミン酸Naが含まれている洗剤やシャンプーを選ぶ

written by LisaKuwahara

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