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2016年07月14日 更新 | 39,355 views

アトピーを抑えるためのマイザー軟膏の正しい使い方

薬剤師 清水葉子

この記事は、薬剤師 清水葉子が監修しています。

マイザー軟膏は炎症やかゆみを抑える成分のあるステロイド外用薬の一種です。その効果から主にアトピー性皮膚炎の治療に用いられ、他にも脂漏性皮膚炎・日光皮膚炎・虫刺されといった症状を持つ人にも処方されます。マイザー軟膏をはじめとするステロイド剤は副作用の強さで5段階に分類されますが、マイザー軟膏はその中でも2番目に位置する「強力」なステロイド剤です。具体的な副作用の症状としては、膿をともなうできものや塗布した部分が赤らんでしまうことが挙げられます。強い副作用を持っているとはいえ、その発症率は1%未満。マイザー軟膏は使い方を守れば安全で心強い味方になってくれます。

アトピー治療の強い味方であるマイザー軟膏。

しかし「副作用が怖い」「正しい使い方は?」など不安や疑問を抱える人も多いはず。でも実はマイザー軟膏は、ある3つの鉄則をきちんと守れば、より効果的にかつ健康的に皮膚の治療や症状のコントロールができる薬なんです。

そもそもマイザー軟膏って?

「マイザー軟膏」は実は製品名。ステロイドの一種です。

名前から、マイザーという成分が入っているのかな?と思いがちですが、その主成分は「ジフルプレドナート」というもの。

田辺三菱製薬株式会社という製薬会社が製造、販売しています。

主にアトピー性皮膚炎の治療に使われます。ほかにも、脂漏性皮膚炎、日光皮膚炎、虫刺され、などの症状を持つ人に処方され、皮膚のかゆみや赤みをとる効果があるのだそう。

マイザー軟膏の副作用が気になる……

薬を手にもつ女性

ステロイドには作用の強さでレベルがあることをご存知でしょうか。

レベルは5段階に分かれており、マイザー軟膏が属しているのは、2番目に強いⅡ群。とても強力な効果を持つ薬といえます。

ただ強力なステロイドと言われると不安になってしまうのが副作用。それでは、マイザー軟膏による副作用にはどんなものがあるのでしょうか。

臨床試験により報告されている副作用(総数12945例)のうち症状の多いトップ3は、

  • 毛のう炎・せつ(膿を伴う赤いできもの・おでき)
  • ざ瘡様発疹(できもの)
  • ステロイド潮紅・毛細血管拡張(頬などに現れる赤み)

「田辺三菱製薬会社公式サイト」より引用 

など。とはいえ、症状を発症している例は上記3つを合わせてもなんと全体の1%にも満たないんです。

さらにマイザー軟膏は、「アンテドラッグ」と言われており、皮膚の一部が薬を吸収しても体内で不活性化して、副作用のリスクを減らすように作られています。つまり、マイザー軟膏は薬の使い方をきちんと守れば副作用はあらわれにくい薬なんです。

マイザー軟膏の上手な使い方

疑問を抱く女性

マイザー軟膏の正しい使い方について、アトピーへの使用を例にしてみていきましょう。

▽アトピーの患部への理想的なマイザー軟膏の使い方

アトピーの症状が出てきたらマイザー軟膏を局所的に塗る(顔への使用はNG!) ↓ 食生活や生活習慣の乱れを見直す ↓ 傷が塞がり、一時的に炎症がおさまる。 ↓ 強さのレベルを一段階か二段階下げた薬に切り替える。もしくはマイザー軟膏を使用する頻度を減らす ↓ 症状が安定してきたら保湿剤に切り替える

まずはマイザー軟膏を使いはじめることで炎症を抑えこみ、だんだんと薬の強さを弱めていくことでアトピーの治療を目指します。

とはいえ、仕事や学校が忙しい人がこのサイクルを守るのはなかなか大変…。

そこで、これさえ守れば上手にマイザー軟膏を使えてアトピーとうまく付き合っていける、という鉄則をご紹介します。

マイザー軟膏を使うときの鉄則

ルールを知ろう

マイザー軟膏を使うときには3つの法則があります。

1週間以上は連続使用しない

長期間のステロイドの使用は副作用を起こす原因になります。

とはいえすでに長期間連続使用してしまっている場合は、急にやめると症状がぶり返すリバウンドの原因になるので使用頻度を徐々に減らすか、強さのレベルを下げましょう。

顔や陰部の粘膜などには使用しない

顔や陰部の皮膚はほかの身体の皮膚よりも薄く、薬を吸収しやすいので副作用が起きやすくなります。 また、皮膚の薄い小さなお子さんにも使わないでください。

自分なりの生活リズムを崩さない

実はアトピーの原因のひとつが生活習慣や食生活の乱れやストレス。0にすることは無理かもしれませんが、これを改善しながら薬を併用するのが一番の近道といえます。

以上の3つの鉄則さえきちんと守れば、マイザー軟膏はアトピーの強い味方になってくれるんです。

副作用への安易な恐怖心を除くことも大事!

親指をたてる女医

薬には大小さまざまであれ、必ずと言っていいほど副作用がつきもの。

とはいえ、マイザー軟膏は前述したように、副作用を起こしにくいとされています。

一番よくないのは副作用をむやみに怖がって、治療に十分な薬を塗らないうちに使用をやめたり、ひどくなってきたらまたちょっと使ったり……といったことを繰り返すこと。

すると結局長期間だらだらと強い薬を塗り続けることになり、いつまでたっても症状が改善しない、ということが多々あります。

また治療効果が大きいからといって薬に頼りきって生活習慣の改善を怠ることも避けたい悪循環です。

「むやみに怯えず正しく短期間集中使用」。

これを自分なりに掴んで上手に薬と付き合っていきましょう。また、どうしても不安であれば、お医者さんに相談してきちんと説明を聞いてくださいね。

image via shutterstock

written by damiwa

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※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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