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2016年09月30日 更新 | 19,864 views

シミに悩む女性必見。美肌女医が教える、本気で美白になれる方法

湘南美容外科で美容外科医として働いている、福澤見菜子と申します。現在は多くの患者様の「見た目を治す」医療に従事していますが、私自身も外見にコンプレックスを抱え、たくさんの美容法を試してきました。医師としての見識と数多くの美容医療を試した経験から、「正しい美容法」を連載形式で皆様にお伝えしてゆこうと思います。

目次

美容外科医の写真

はじめまして、医師の福澤見菜子です。

私のライフワークは、美容医療の正しい情報を皆さんにお伝えし、美しくなるお手伝いをすること。

これから数回にわたり、美容医療の最前線で働く女医として、自分自身がコンプレックスと向かい合うためにしてきたこと、考えていることをお伝えしてゆきます。

1年間の患者数はのべ3000人

カウンセリングを行う美容外科医の写真

まず簡単に私の経歴と現職について。

私は医学部卒業後、大学の形成外科•美容外科に入局しました。

現在は湘南美容外科クリニックと大学病院で、美容医療を専門として診療をおこなっています。

1年間に診療する患者様の数はのべ3000人近く、医師となって10年間のほとんどは見た目を治す医療に従事してきました。

そんな私ですが、美容医療を専門とするに至る理由のひとつに、やはり自分自身のコンプレックスをなんとかしたい、きれいになりたいという思いがあります。

美容医療の流れは早く、日々新しい治療が出ては消え、を繰り返しながら進歩しています。

上手につきあえば非常にありがたいものですが、一方で安全性や効果が確証されないまま世に出てしまうものも。

また一般の方もインターネットなどを通じて得られる情報が多すぎて、混乱を招いている現状があります。

そういった知識には正しいものもあれば、誤っているものもあるのです。

私は医師として、美容医療の正しい情報を世間に伝えたいと考えています。

私自身もコンプレックス解消や、時には実験台として、いろいろな治療を受けてきました

これから私自身のコンプレックスと、そのためにやってきたことを連載でお伝えしてゆきます。

「色の白いは七難隠す」を叩き込まれた幼少時代

ふたり並んで花畑を見つめる双子の女の子たち

幼稚園の頃から、私は父方の祖父と両親、そして妹と同居しており、祖父の知人が家を訪れる機会が多い環境で育ちました。

私の母はほりが深く西洋風の顔立ちで、父は平坦で割と地味な系統の顔。

私は父親似で愛想もなく、地味な子供でした。

反対に妹は母親似で愛嬌もありかわいらしかったので、私の家を訪れた人たちはみな開口一番

「お母さんと妹は美人だねぇ」

と言った次に、横にいる私にチラっと目を向けて、

「みなこちゃんは、色が白いから将来は美人になるだろうねぇ」

と申し訳程度に付け加えてくれる、というのがお決まりのパターン。

今思うと割とえげつない状況ですが、幼い私はそれを素直に受け入れて、「ほほう、私は色が白いから将来すごいのか」と前向きにとらえていました。

そして色が白いのは自分のいいところなんだ、と自覚するようになりました。

紫外線ケアに人一倍興味のあった思春期

基礎化粧品の写真

中学生になり、美容にも興味が出てきた私のスタンスは「とにかく色白は死守する」でした。

おこづかいをにぎり、ドラッグストアでUVケア効果のある化粧水を買う日々。

それを見た母が、せっかくならきちんとしたスキンケアを、とクリニークのカウンターに連れて行ってくれたのが中学2年生の時でした。

そろえてくれたのは洗顔、化粧水、乳液の3点セットでしたが、日焼け止めもおねだりして、しばらくそれを使っていました。

しかし時代は安室奈美恵さん率いるガン黒アムラーの全盛期

色が黒いとそれだけで格好良く見える中、私も小麦肌に憧れ、夏は海で日焼けして、黒くなりづらい肌を無理矢理焼いたり、日焼けサロンに通ったりもしました。

そんな時も顔だけは絶対に焼かないように日焼け止めをベタ塗りして、セルフタンニング剤やファンデーションで体の色に合わせたりしていました。

実は顔よりも体のシミの方がとりづらいし、蓄積された紫外線ダメージを消すことはできないのでおろかだったなぁと思いますが、若気の至りですね。

やってしまったことは消せません(涙)

美容皮膚科に勤務するようになり、本格的に美白ケアに乗り出す

医師の写真

医師になり、ついに念願の美容医療に携わるようになりました。

私が所属していた東京大学医学部附属病院の形成外科•美容外科は、美容皮膚診療が盛んでした。

私も大学病院で働く傍ら、数々の美容皮膚科に勤務し、近年は抗加齢医学会専門医試験の美容皮膚領域の練習問題作成などにも携わらせていただくように。

美容医療、こと美容皮膚科領域は、レーザーなどの機器を用いることが多々あります。

そのため自分が勤務するクリニックはもちろんのこと、知り合いのクリニックでも試しに受けてみたい機器があればわざわざ出向き、興味のあるものは一通り試しました。

そんな私自身の美白の集大成、現在のスタンスをお伝えしてゆきますね。

美白の3大鉄則

白い肌の女性の写真

「美白」ときくと現在はさまざまな方法が世に出回っています。

その中でも医師としての見解を踏まえ、絶対に守るべき「美白の3大鉄則」についてお話させてください。

鉄則1. 日々のケアは大前提。レーザーだけで美白しようなんて言語両断!

これは外来でも口を酸っぱくしてお客様にお伝えしていることなのですが、シミやくすみは日々のケアが何よりも大切です。

日常生活の中で紫外線の影響を完全にカットすることは不可能。

まずはダメージを最小限に抑える必要があります。

日々のケアは地道で劇的な効果を感じづらく、なかなか続けるのが面倒ですよね。

けど毎日の小さな蓄積を放置しながら、できてしまったシミやくすみを治療で何とかしようなんて、たき火を炊きながら水をかけるようなもの

お金と労力の無駄です。

では、具体的にどういったケアをすればよいのでしょうか。

日焼け止め

最近は化粧下地にSPFが付加されているものが多いですが、本気で美白したいなら、下地の前にきちんとした「日焼け止め」を使った方がよいでしょう。

SPF35以上であれば効果に大差はないと言われているので、肌に合ったものを使います。

紫外線の強い季節は、それに加えてメイクの上からでも使える日焼け止めスプレーもおすすめです。

日焼け止めスプレーの使い方のコツは以下の手法を参考になさってください。

この数年でラインナップが激増したスプレー式日焼け止め。 . 日焼け止めをメイクの下地として塗っても、ファンデのスポンジで多少拭き取られてしまうので、メイク後の仕上げに噴きかけたり、外出時の塗り直しにも有用✨ . ただ、特にアイメイクにつくと、 マスカラetc.が白くなりまるで雪の女王😱 . 私は100円均一の花粉防止メガネを使ってます🙄 . ポイントは、 ・度なし ・ツルが太くて側面からも目まわりだけガードできること! . 水泳ゴーグルを使ったこともありますが、 これだと髪の毛に跡がついたり、つけるのが面倒くさい. . 100均の他のメガネはだいたい老眼鏡なので、度が入っている、、 . 花粉用メガネはその点パーフェクトです✌🏻️ . 使用後すぐに軽く拭き取れば、ひと夏は持ちます😊 . 時短かつ持ち歩きも簡単なので、この夏のUVケアにぜひ試してみてください♪ . . #UVスプレー #日焼け止め #シミ #100均 #キャンドゥ #ダイソー #美肌 #美白 #アンチエイジング #湘南美容外科 #sbc #女医 #sbc女医 #福澤 #形成外科 #専門医 #plasticsurgery #aestheticsurgery #surgeon #美容 #beauty #美容整形 #japan #japon #미용성형 #instapic #instagood #instadiary #lin_stagrammer #IGersJP

A video posted by 福澤見菜子 (@minakofukuzawa) on

また、最近は飲む日焼け止めも登場し、人気があります。

塗るタイプと違い全身に効果があるので、アウトドアなど一日中外にいる日には便利かも。

日光を浴びる30分前に内服し、効果は約4時間です。美容クリニックなどで購入できます。

内服薬

シミ予防の内服薬としてはクリニック毎に色々なレパートリーがあります。

あまり沢山飲むのは負担ですし継続も難しいので、私は東大時代に処方していた3点セットを愛用。

内服薬の写真

美白のための内服薬3点セット

  • ビタミンC...美白効果、抗酸化効果
  • ビタミンE...皮膚の血流を改善し、代謝を正常にしてメラニンの蓄積を妨害
  • トランサミン...抗炎症作用、メラニンの生成を抑制

ビタミンCは水溶性で、一度に大量に摂取しても余剰分は尿から排出されてしまいます。

そのため1日3回、小分けに飲むようにするのがベストです。

また食後、消化管に食べ物がある状態でとった方が、消化管に滞留する時間が長く効率的に吸収できるので、できれば食後がおすすめ(食後にビタミン豊富なフルーツをとるのは理にかなっているんです!)。

またビタミンEは油溶性のため、炒めものなどと一緒にとると効率的

トランサミンは、保険診療では扁桃炎や蕁麻疹などに対しても処方される、一般的な薬剤ですが、止血目的で使用されることもあります。

そのため血栓症や凝固異常のある方は飲まない方が良いかと。

また美白目的の場合、長期服用することになるので、健康診断などで凝固系や肝•腎機能が正常であることを確認しながら内服した方が良いでしょう。

これらの内服薬は、きちんとした研究成績が出ています

内服薬の美白効果を実感するには最低でも3か月程度の期間を要しますが、その効果には信頼性があり、私だけでなく美容系の女医さんの多くが取り入れている美白法なのです。

美容クリニックで処方してもらえますが、自費診療のため値段はクリニックによりまちまち。

長いおつきあいになると思いますので地理的に通いやすいところ、価格的に続けやすいところがいいでしょう。

鉄則2. できてしまったシミは、診断によって治療が違う!

カウンセリングを行う医師の写真

毎日ケアしても、シミができてしまうことがあります。

できてしまったシミに対しては、科学的にアプローチするのが吉。

ひとえにシミといっても、様々な種類のものがあります。

きちんと診断して、適切な治療をするのが一番の近道です。

日光性色素斑

私が悩まされたシミのひとつに、日光性色素斑というものがあります。

いわゆる日光によるシミです。

原因は紫外線で、頬やコメカミに好発し茶色く均一で、境界のはっきりしたシールを貼ったように見えるのが特徴

QスイッチルビーレーザーやQスイッチヤグレーザーを照射すると7〜10日でかさぶたになり、はがれ落ちます。

数か月間で徐々に軽快してゆくので心配する必要はありませんが、レーザーのダメージによる新たな色素沈着(炎症後色素沈着)を生じるリスクが。

特に濃く出てしまった場合は、トレチノインやハイドロキノンなどの外用剤で治療します。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス、遅発性太田母斑)

ADMと呼ばれる種類のシミも、女性の大敵。

聞き慣れない名前ですが、日本人女性には比較的高頻度に現れるシミの一種です。

思春期以降に両側の頬、鼻、コメカミにぼんやりとしたグレーがかった斑点として見えます

原因は、日光や女性ホルモンにより潜在性のメラノサイトが活性化されるためと言われており、私もハタチ頃から気になるようになりました。

ADMは皮膚の深い層(真皮)〜浅い層(表皮)にかけて色素が存在し、完全に治療するには、

トレチノイン+ハイドロキノンの外用(約3か月間)

②Qスイッチルビーレーザー

上記のふたつの治療を①→②→①→②→…...と交互に3〜4クール繰り返さねばなりません。

特にトレチノイン使用中の肌は赤くなり、皮膚がむけてきますし、私が習得した東大式の治療法は、冷蔵保存の薬をベビー綿棒でシミ一つ一つに丁寧に塗るという方法。

当直や深夜勤務との両立は困難を極め、結局①→②→①までで挫折してしまいました。

ただやはり効果はあったのでもとよりは薄くなったし、今後時間の余裕ができたら再開してもいいかな、と思っています。

現在の私のシミの状態はこちら。

女性の顔の写真

鉄則3. 老化には勝てない。定期的なメンテナンスが5年後、10年後の美人をつくる

前述のような強力な治療はしっかりと腰を据えてやる必要がありますが、加齢とともに徐々に蓄積されるくすみや細かいシミには、定期的な美容皮膚科メンテナンスが強い味方になってくれます

痛みやダウンタイムもなく、確実に効果のある技術がたくさんあるので、うまく活用するのがおすすめです。

最近は優れたものが無数にあり、甲乙つけがたいのですが、ここでは私が実際やっているものを紹介します。

フォトRFアドバンス

レーザー治療をうける女性の写真

私が確実な信頼を置いている美肌機器のひとつが、フォトRFアドバンスと呼ばれるもの。

IPL(フォトフェイシャル)という技術をさらに進化させた機械で、皮膚老化の諸症状、すなわちシミ、くすみ、きめの乱れ、毛穴、毛細血管拡張に加え、高周波(RF)によるしわやたるみのケアまで、一度にできる機械です。

施術中はパチパチと弾かれる感触がありますが、苦痛ではありません。

直後からメイクも可能で、予定を入れても大丈夫。

続けていると脱毛効果も期待できるので、クリニックのスタッフには顔の脱毛+美肌目的を兼ねて受けている人も多いです。

数ある機器の中でも私がフォトRFアドバンスを選ぶ理由はふたつあります。

ひとつめは肌の悩みを一挙にバランスよく解決してくれ、ペースも月に一度と続けやすいこと。

そしてふたつめは、この治療を長く受け続けるお客様たちのお肌が、60歳を過ぎてもとてもきめ細かく、均一でつるつるなのを目の当たりにしたからです。

月一度とはいえ毎月通うということはそれなりに大変なので、普段からそれ以外のことに対しても相当美意識が高い方が多く、それらすべてがにじみ出ているのだとは思いますが、彼女達の美しさを見てしまうと、地道なケアを根気よく続けることの大切さを実感します。

フォトRFをうけた女性の前後の比較写真

1回受けただけでもお肌がつるつるになったり、肌色がワントーン明るくなったり、小さなシミがとれたりという変化は感じられますが、基本的には継続を原則とした治療です。

「月1回、確実に効果のあるエステに通い続ける」というスタンスで受けていくのがいいと思います。

1年に1〜2か月のトレチノイン外用

内服薬の写真

私は年に1回、1〜2か月の期間を定めて、トレチノインとハイドロキノンを薄めに、毎日顔全体に塗るということをやっています。

トレチノインはビタミンAの誘導体で、皮膚のターンオーバーを亢進して色素の排出を促したり、コラーゲンの産生を促進する効果があります。

ニキビの改善効果も。

治療期間中はお肌が乾燥したり、皮膚がむけることで多少ざらざらしたり、炎症がおこって赤ら顔になったりするため、日常生活に負担にならない範囲でうすめに、塗り方や濃度を調整して使っています。

合併症をさけるために、秋から冬にかけてやることが多いです。

2か月終了時には、肌色もワントーン明るく、つるつるとキメの整った肌になります。

トレチノインはすぐ耐性ができてしまうので、2か月以上塗りつづけることはしません。

いわば肌全体の底力を上げてくれる、家でできるのにかなり効果を実感できる治療ですが、トレチノインは使い方を間違えると逆に色素沈着を誘発したり、肌がヒリヒリしてメイクさえ辛くなることもある非常に強い薬です。

インターネットなどでも入手できるようですが、これはとても危険。

中身の詳細が不明瞭ですし、自己判断で使うのは絶対にやめてください

インターネットの知識で自己流にやった方の多くはほとんど効果を感じないか、合併症で大変に困ってクリニックを受診されます。

信頼のおけるクリニックで処方を受け、経験のある医師から定期的な経過観察を受けるべき治療です。

湘南美容外科でもレチノイン酸クリームを扱っているので、気になる方はぜひ。

シミはゼロにすることがゴールではない

女性の後ろ姿

私が多くの患者様や自分自身を治療していて気づいた点、それは、シミは必ずしもゼロにすることがゴールではないということ。

メイクで隠せたり、自分で気にならない程度まで薄い状態が維持できていればいいということです。

「シミひとつない肌」はたしかに憧れですが、レーザーや外用剤など効果の高い治療ほど、ダウンタイムや一時的な症状の増悪を生じます。

それに目をつむれないほどシミに執着してしまうと、決してハッピーではないし、何のために頑張っているのかわからなくなる気が。

実際、美容皮膚科に依存しすぎて過度に神経質になったり、ネガティブになってしまう患者様もいらっしゃいます。

これでは本末転倒。

あくまで今よりもキレイになるために、幸せになるために、というスタンスで腰を落ち着けて、冷静に自分のシミと向き合う姿勢が大切です。

最後に

花に囲まれる女性の写真出典:cosmetics and contours 湘南美容外科女医 福澤見菜子のブログ

私が美容皮膚科医としての経験を元に行き着いた、現在の美白ケアについてお話させていただきました。

美容皮膚は顔かたちなどの造形のように、ある程度好みが反映される分野と違い、きれいの価値観が皆おなじ方向を向いている、と思っています。

だからこそやりがいもあり、時間や労力を投資すべきところでもあると思うのです。

技術革新の目覚ましい分野でもあるので、私自身も医師として、患者として、これからも新しいことを取り入れつつ、きれいを目指したいと思います。

湘南美容外科公式ホームページ・予約はこちら

福澤見菜子 Profile

慶應義塾大学医学部卒業後、慶應義塾大学病院や東京大学医学部附属病院での勤務を経験。

大塚美容形成外科千葉院での院長職を経て、2013年に湘南美容外科へ入職。

年間約2800件の手術をこなし、日本形成外科学会認定専門医としての資格も保有している。

その美貌と確かな外科技術から、メディアへの露出も盛ん。

美容外科医としての見識と豊富な知識を活かし、自身のブログにて効果のある美容法を数多く紹介している。

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