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2016年08月12日 更新 | 2,928 views

ショック…!産後の抜け毛はなぜ起こる?原因と効果的な対策について

産後の抜け毛の原因は、ホルモンバランスの急激な変化。ホルモンバランスは自然と安定していくので、抜け毛も自然と解消されるものですが、予防や改善に役立つとされる生活や食事でのケアや抜け毛の隠し方も取り入れて、つらい時期を気を楽にして乗り切りましょう。

出産直後、あるいは産後しばらくしてから起きる抜け毛。

人によってはごっそり前髪だけ抜けてしまうこともあり、驚いてしまいますよね。「なぜ毛が抜けるの?」「なぜ出産後なの?」という疑問や、「本当に元通りに毛が生えてくるの?」といった不安な気持ちがわいてくるでしょう。

ここでは、そのような不安な気持ち・疑問を解消するべく、産後の抜け毛の原因と対処法、そして外見上の対策についてくわしくご紹介していきます!

目次

産後の抜け毛は多くの女性が経験すること

落ちこむ女性の写真

女性は男性に比べて毛が抜けにくいので、普段から薄毛に悩む方は少ないでしょう。その分、産後にふと抜け毛・薄毛に気づくと、「なぜ?なぜ?」ととても不安になりますよね。

ただひとつ言えるのは、産後の抜け毛は特別なことではなく、いわば誰にでも起こりうることだということ。

産後の抜け毛の大きな原因として「急激なホルモンバランスの変化」があります。これは出産にはつきものなので、完全に防ぐことはできません。

しかし、このホルモンバランスの乱れが原因の抜け毛は、ホルモンバランスが安定していくにつれて自然と解消されていくので、特に心配する必要はないと言えます。

産後の抜け毛はなぜ起きる?

そもそも、産後に抜け毛が見られるのはなぜなのでしょうか?対策を練る前に、原因について見ていきましょう。

なぜ産後の抜け毛が?原因1 ホルモンバランスの急激な変化

女性ホルモンの写真

まず、産後の抜け毛の最大の原因といえる、「ホルモンバランスの変化」についてです。

抜け毛に関わるのは、「エストロゲン」「プロゲステロン」という二種類の女性ホルモンです。エストロゲンは別名卵胞ホルモンと呼ばれ、プロゲステロンは黄体ホルモンとも呼ばれます。

この二種類の女性ホルモンは、日常的には交互に増えたり減ったりしてバランスを保ち、免疫力を強化したり、体の各器官の健康の維持などの重要なはたらきをしています。

しかし妊娠すると、エストロゲンとプロゲステロンは急激に増加します。この理由は、胎児に合わせた子宮の発達、胎盤の形成、乳腺の発達などを促し、妊娠を維持し胎児と母体を守るためです。

そしてエストロゲンの役割のうちのひとつとして「髪の毛の成長を促進する」という効果があるため、妊娠中は自然と髪の毛が生えやすく、伸びやすくなります。つまり妊娠中は髪の毛が増えたと感じることが多く、それが産後の薄毛のギャップをより際立たせるという一面もあるのですね。

また、出産が終わると、増加していたふたつの女性ホルモンは、元のバランスに戻るために急激に減少します。このときにすんなりと元のバランスに戻ってくれればいいのですが、多くの場合は減少しすぎて逆に女性ホルモン不足に陥ってしまいます。

産後の抜け毛が増えるのは、髪の毛を豊かに保つ女性ホルモンの急激な不足が大きな原因なのです。

なぜ産後の抜け毛が?原因2 生活習慣の乱れ・ストレス

落ちこむ女性の写真

女性ホルモンのバランスは生活習慣やストレスからも敏感に影響を受けるので、産後の生活習慣によっては、ただでさえ乱れやすくなっている産後のホルモンバランスをさらに崩してしまうこともあります。

産後は慣れないことの連続でストレスが溜まりやすいですし、授乳による睡眠不足や貧血なども重なり、体調もすぐに元通りになるわけではありません。そして体調不良・ストレス過多が続けば、女性ホルモンの分泌にも悪影響を及ぼし、抜け毛を招いてしまうのです。

産後の抜け毛のおもな原因はホルモンバランスの乱れですが、生活習慣の乱れがさらに抜け毛に拍車をかけることにならないよう、後で紹介する対策をしっかり実践することをおすすめします。

なぜ産後の抜け毛が?原因3 頭皮ケアが不十分

髪を気にする女性の写真

産後は、赤ちゃんのこと、自分自身のことなどでとにかく手一杯ですよね。

日頃ならなんてことない家事などにも時間をとりにくくなりますし、「頭皮ケア・毛髪ケアにまで、とてもじゃないけど手が回らない!」という人も多いよう。

しかし、産後の毛はホルモンバランスの影響で普段より確実に抜けやすくなっているので、あまりにケアを怠ると頭皮環境が悪化してしまい、さらなる抜け毛につながります。

ですので、シャンプー・リンスはしっかりすすぐなど、最低限の頭皮の清潔には気を配るようにしましょう。

産後の抜け毛を防ぐためにできる対策とは

考える女性の写真

ではいよいよ、産後の抜け毛対策についてお話します。

産後の抜け毛はホルモンバランスが安定すれば放っておいても自然に解消していくものですが、それでも元に戻るまでには一般的に6か月~1年はかかります。また、不摂生やストレスによるホルモンバランスの乱れが続けば、毛が生えてくるまでにさらに時間がかかることも……。

つまり産後の抜け毛対策としては、

「ホルモンバランスを少しでも早く安定させること」

が何よりも重要なのです!

ということで、ここからは「ホルモンバランスを安定させるために気を付けたい生活習慣」「ホルモンバランスの安定のために積極的に摂りたい食品」について考えてみましょう。

ホルモンバランスを安定させるために気をつけたいこと

女性ホルモンのバランスを安定させ、産後の抜け毛を解消するために、日ごろから気をつけたいことをひとつずつ見ていきましょう。

質の良い睡眠をとる

寝ている女性の写真

睡眠不足によって乱れるといわれる自律神経は脳の視床下部によってコントロールされているのですが、この視床下部は女性ホルモンの分泌も司るため、睡眠不足はホルモンバランスの乱れに深く関係しているのです。

産後は赤ちゃん中心の生活サイクルになり、十分な睡眠時間をとることは難しいですよね。それでも、できるかぎり家族や周囲の手を借りて、少しでも長く睡眠時間をとるようにしましょう。

抜け毛の改善のみならず、免疫力の強化やストレスの軽減など、睡眠によって得られるプラスの効果は多くあります。

さらに、「そうは言っても、どうしても睡眠時間を十分にとれない!」という人には睡眠の質を高めることをおすすめします。

睡眠の質を高めるポイント1:朝に太陽の光を浴びる

太陽の写真

朝に太陽の光を浴びることで、体の休息に役立つホルモン「セロトニン」が生成されます。

このセロトニンは夜になるとメラトニンというホルモンの分泌を促します。メラトニンは副交感神経を優位にして精神を安定させてくれるほか、体の深部の体温を下げることで自然な眠りに導いてくれるのです。

睡眠の質を高めるポイント2:寝る前にスマホやパソコンを見ない

タブレットPCの写真

人間の体は、太陽の明るい日中は活発に活動し、夜になると脳や体を休めるモードに入ります。

しかし、スマホやパソコンのディスプレイを夜寝る前に見ると、その光(ブルーライト)が脳に「もう朝だ」と錯覚させ体内時計を狂わせてしまいます。すると自律神経が乱れやすくなり、深い眠りに入りにくくなるなどの、睡眠の質の低下を招いてしまいます。

睡眠の質を高めるポイント3:亜鉛やマグネシウムを含む食品をバランスよく採る

ミネラルの写真

亜鉛は体の機能の回復を促し安眠をサポートし、マグネシウムはおだやかな睡眠に導くはたらきがあるとされています。

亜鉛は牛肉や卵に、マグネシウムは昆布やひじきなどの海藻類に多く含まれています。産後はとくに亜鉛やマグネシウムが不足しているので、ホルモンバランスの安定だけでなく健康のためにも意識して摂るようにしましょう。

とはいっても産後は忙しく、料理をする時間がとれないという人も多い。その場合はサプリメントに頼るのもひとつの手ですが、必ず用法と用量を守って摂取するようにしましょう!

このように、今日からでもできるちょっとした行動で睡眠の質を高めることができるので、ぜひ実践して産後の抜け毛改善に役立てましょう。

睡眠の質を高めるポイント4:軽い運動を習慣づける

運動をする女性の写真

軽めのストレッチや体操も、女性ホルモンの安定した生成に役立ちます。軽めの運動をすることにとって、血行が良くなると、女性ホルモンを生成するための栄養素がホルモン分泌器官に行き渡りやすくなるのです。

ストレッチなどを始めるタイミングは、産後退院してから1か月後を目安にしてください。もちろん、無理はしないでくださいね。筋トレやランニングなどは体への負担が大きすぎるので、まずは寝ころびながらでもできるストレッチといった、ごく軽めの運動からがおすすめです。

体が慣れてきたら、寝ながらのストレッチ→座りながらor立ちながらのストレッチ→10分程度のウォーキング……というように、段階をふんで運動を習慣づけるようにしましょう。

最近では、「産後ヨガ」という出産後の体に負担をかけない運動が注目を集めています。具体的なやり方をまとめた動画などもありますので、参考にしてみてください。

合掌のポーズ

胸を開くポーズ

手軽なストレス発散法を習慣づける

自由を感じている女性の写真

赤ちゃんにかかりきりの生活のなかでは、完全なストレスフリーの生活は難しいですよね。

しかしご説明したように、産後の抜け毛の原因であるホルモンバランスはストレスからも多大な影響を受けるので、こまめなストレス発散はとても重要です。

以下に手軽にできるストレス発散方法についてご紹介していきますので、少しずつ生活に取り入れてみて下さい。

音楽を聴く

ここでいう「音楽」は、クラシックやバラードなどのゆったりした曲に限らず、そのときの気分に合った曲を選ぶのがポイントです。例えば、疲れたときアップテンポの曲を聴くと、かえって疲れてしまうこともあるでしょう。

ですので、無理に明るい曲を聴く必要はありません。自分の気分にあった曲を聴くことでさまざまな感情をスッキリと吐き出せて、ストレスを発散することができるのです。

太陽の光を浴びる

睡眠の質を高める方法としても少しご紹介しましたが、太陽の光を浴びることで「セロトニン」というホルモンが分泌されます。

この「セロトニン」は別名「幸せホルモン」と呼ばれ、ノルアドレナリンやドーパミンといった神経伝達物質のコントロールや自律神経の安定作用によって精神を安定させるはたらきがあります。また、ストレスへの抵抗力も高めてくれるので、産後の女性ホルモンの安定のためには「セロトニンは」不可欠なのです。

セロトニンを増やすためには、太陽光を浴びながらのウォーキングが効果的ですので、赤ちゃんとのお散歩がてら、ぜひ日常的な習慣にしてみてください。

女性ホルモンを安定させる食品を摂ろう

大豆製品の写真

うれしいことに女性ホルモンを増やし、安定させる効果があるといわれる食材があります。ぜひ日々の食事にうまく取り入れてみましょう。

豆腐や納豆などの大豆食品

大豆食品に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似たはたらきをします。なので、産後の女性ホルモン不足による抜け毛に悩む女性は、積極的に食べましょう。

アーモンドなどのナッツ類

ナッツ類に多く含まれるビタミンEは、ホルモン分泌器官である卵巣・脳下垂体にはたらきかけるので、ホルモンバランスのコントロールに役立ちます。おつまみとしてよく見かける、油や食塩が使われているものは塩分・油分のとりすぎを招きやすいので、「食塩不使用・未調理」のものを選ぶようにしましょう。

大豆製品やナッツ類以外にも、ホルモンバランスを安定させるためにはバランス良くさまざまな食品を摂ることが大切です。

また、採りすぎも健康に良くはありません。例えばビタミンEなら、女性の一日の適正摂取量は「6mg」と定められています。アーモンドなら100g中に29.6mgのビタミンEが含まれているので、くれぐれも食べ過ぎには気を付けましょう。

また、インスタント食品やファストフードに多く含まれている化学調味料は、ホルモンの健全な分泌に支障をきたすといわれているため、できる限り避けるようにしましょう。

産後の抜け毛への、外見上の対策

髪をとかす女性の写真

生活習慣を整え、バランスの良い食事を摂り、よく眠る。こうすることでホルモンバランスの安定につながり、産後の抜け毛の改善も早まりますが、もうひとつ気になるポイントがありますよね。

そう、「薄毛をどうやって見た目的にカバーするか」です。

毛が生えてくるまで外に出ない、人に会わないというわけにもいかないので、ある程度の外見上の対策は必要です。

軽い薄毛ならひと手間で対策

抜け毛の程度は人それぞれですが、ここでご紹介するのは軽めの目立たない薄毛への対策法です。

例えばおでこの毛が薄くなったなら、前髪の分け目を変えたり前髪を厚めにカットすることでごまかすことができます。また、つむじ辺りの抜け毛に悩んでいるなら、分け目を変えたり、外出するときに帽子をかぶったりすることでカバーできます。

出産後の抜け毛に悩む女性のためのウィッグを活用

分け目を変えるだけではごまかせない。あるいは、帽子をずっとかぶり続けるのも不自然……。

そうお悩みの人におすすめなのが、医療用のウィッグです。産後の抜け毛のパターンに合わせて部分用かフルウィッグかも選べますし、オーダーメイドで作ることもできます。

また、ファイバー毛のウィッグなら安価で購入できるため、質感は人毛に劣るものの、一時的な対策として手軽に使うのにはおすすめです。

産後の抜け毛は自然に改善する!

抜け毛を早く解消するためには生活習慣の乱れとストレスをなくすことが一番ですが、産後の慣れない生活の中ではなかなか難しいですよね。しかも無理を押して生活習慣を改善しようとすると、逆にストレスが溜まってしまうかもしれません。

「子育てで大変なのに、なぜ抜け毛まで……」「ママ友はほとんど抜けなかったらしいのに、なぜ私の毛はこんなにごっそり抜けるの?」と心配になってしまう心境はとても理解できます。

産後の抜け毛は、女性ホルモンが安定していくにつれて自然に改善されていくので、あまり深刻に悩みすぎずに、紹介した対策を楽な気持ちで続けてみてください。

ただし、もしも半年から1年以上経っても抜け毛の改善が見られないようであれば、産婦人科に相談することをおすすめします。

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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