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2016年08月26日 更新 | 2,317 views

「あなたが妊娠できる体でありますように。」14歳で不妊症と宣告された私が、すべての女性に伝えたいこと[体験談]

思春期に訪れる未知の体の変化にドキドキワクワクしていた小学校時代。しかし、その夢は14歳にして打ち壊されました。生理が全く来ない原因が、多嚢胞卵巣症候群による無月経だったのです。つまり不妊症だったのです。そこから長い間続くホルモン治療が始まることに。そんな私のこれまでの体験談をお話します。

思春期指導で増える知識

プラネットウォールを眺める女の子出典:We heart it

初めての思春期指導を受けたは小学校5年生の時です。

子供はどうして出来るのか、生理というものはなんなのか。

男性と女性の違いはどういったことなのか。

そんないわゆる”思春期”について、ごく一般的な年齢でごく一般的な方法で知識を得ました。

『私は女に生まれたのだからきっともうすぐ生理が始まって、そしたらこんなものを用意して・・・』

小学生にとっては未知の世界。

”大人になる”という憧れとともに早く私にも生理がきてほしい、大人になった証拠がほしい、そんなことを考えてワクワクしていました。

実際生理がきてしまえば毎月起こる面倒なものになってしまうのですが、知らないというのは素敵なことで、その頃の私にとって、思春期指導で習った内容はキラキラした憧れとなったのです。

毛は生えるのに生理はこない

アイラインを引いた少女出典:We heart it

小学校6年生の時、はじめて陰毛が生えました。

『これが待ちに待っていた体の変化だ!!』

今なら考えられませんが嬉しかった私は母親に見てもらいました(笑)

私にとって思春期の体の変化はそれほど待ち遠しかったものでした。 母親も、

「そうしたらもうすぐ生理がくるね」

なんて嬉しそうな顔をしていたのを覚えています。

ナプキンや、可愛いポーチ、生理用ショーツなどを用意して、まだかまだかとその日を待ちました。

しかし、中学校に入っても2年生になっても私に生理がくることはありませんでした。

小学校から生え始めた毛はもうしっかりと育っています。 胸も、ある程度順調なペースで育っていましたので、

どうして生理がこないのか?

それは私の悩みになりました。

中学に入ると生理がはじまっている女子の方が多く

『今日は生理でしんどい』

など生理の話題になることも多いものです。

その頃になると、自分だけ生理が始まっていないなんて恥ずかしくて言えず、ナプキンは毎日持ち歩き、私も定期的に生理がきていると嘘をついていました。 もちろん親は生理がきていないことを知っていましたので、あくまでも学校でだけ。

同年代の女子と話をするときには、もう私だって大人だもん、とそんな気持ちでいっぱいでした。

でも、どれだけ用意をしても嘘をついても生理はこない。

期待が大きかっただけに不安が増すばかりでした。

保健の先生が味方に

草の上で倒れこむ女性出典:We heart it

中学校3年生になっても生理はやっぱり始まりませんでした。

その年に、保健の先生が変わり色々と体のことについて相談しやすい環境になったため、私ははじめてそのことを家族以外の人に打ち明けました。

『私ね、まだ生理きてなくて』

それを話した途端、先生の表情が一気にこわばりました。

実は、その先生が以前赴任していた学校で私と同じように生理のこない女子がいたようです。(中学生)

そのうちにひどい腹痛を起こし緊急で病院にいったところ、なんと経血の出口である膣の入り口が完全にふさがっていて、生理がおきはじめてからの全ての経血が子宮内にたまっていたのだそうです。

先生はその話をゆっくり私に聞かせ、

「今日にでも病院に行こう」

と言いました。

しかし、私はまだ未成年者で、病院に行くためには保険証やお金の用意が必要で、そうなると親に話さなければならない......。

私だけで判断はできませんでした。

すると、放課後先生が私の家まで一緒に来てくれたのです。

私に話してくれた内容と同じようなことを母に伝え、更に

『身長などは平均以上に伸びているのに14歳にもなって生理だけが来ないというのは通常なら考えられないんです』

『体に何か起きている可能性が高いので、一刻も早く病院に行くべきです』

と、事の重要さを説明しました。

それを聞いていてどんどん不安が募ったのを覚えています。

母親自身も、そろそろ病院に行った方が良いのではと考えていたようで、それを家族ではない人から言われたのは、あまり良い気がしなかったようです。

しかし、保健の先生とはいえ学校の先生です。

逆らうことはせず、保険証とお金を保健の先生に預け、私は14歳にしてはじめて”産婦人科”を受診することになったのです。 (母親は仕事の合間だったためその日に連れて行くことは不可能でした)

多嚢胞卵巣症候群が原因で無月経

漂流の上の少女出典:We heart it

保健の先生に連れられて行った産婦人科は大人の女性ばかりで、とても自分の居場所とは思えませんでした。

名前を呼ばれ、診察室に先生と二人で入ると、中には優しそうなおじいちゃん先生が。

自分の年齢や生理がきていないこと、しかし毛が生えたり胸が膨らんだりと見た目の変化はずいぶん前から起きていることなどを詳しく伝えると、血液検査とおなかのエコーをすることになりました。

本来であれば内診が必要だったようですが、年齢を考慮し内診はせず、それ以外のところで検査をしてくれることになりました。

そして全ての検査が終わり私は『多嚢胞卵巣症候群』であるということが発覚したのです。

色々説明を聞いていると、どうも卵子の卵が卵巣にたまっているということ。

このままでは将来妊娠しにくい体になるということ。

産婦人科の先生は、中学生相手ですので優しい言葉で、決して専門用語を使わずやんわりと伝えてくれました。

そして、改善の見込みがあるとも伝えられました。

14歳、まだ成長期の真っただ中。

「成長期の終わる18歳まで、ホルモンの流れを作る治療を続けてみましょう。」

そんな簡単な治療方針を伝えられ、はじめてのホルモン注射を受けたのです。

通い続ける注射治療

水たまり出典:We heart it

ペースはハッキリと覚えていませんが、かなりの頻度でホルモン注射を打ちに通いました。

しばらく打つと途中2ヶ月くらいの休止期間があり、そこで自然に生理がくるかどうか確認をする、というような流れでひたすら注射治療を繰り返しました。

高校生にもなると、自分がこういう体であるということを周りに隠したい気持ちはなくなっていたので

『今日は病院の日だから』

と放課後の遊びを断ったり、どうどうとした態度で恥ずかしいという気持ちもなく過ごすことができました。

しかしそれは、私が”注射治療を続ければ治る”という期待を持っていたから。

ずっと期待して期待して期待して

気づけば私は高校を卒業する歳になっていました。

Top image via Weheartit

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