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2016年11月05日 更新 | 8,347 views

2色のレーザーでアクネ菌を撃退!ニキビ跡治療「クリアタッチ」

キルシェクリニック 院長 めかた啓介

この記事は、キルシェクリニック 院長 めかた啓介が監修しています。

完治が難しいニキビ。クリアタッチは、「青〜緑」と「赤」の2色のフラッシュランプを肌に照射し、アクネ菌を殺菌してニキビやニキビ跡を改善する治療法です。皮脂腺にダメージを与えて皮脂の分泌を抑えるため、ニキビができにくい肌質へ変わる効果も期待できます。

ニキビの跡は顔の印象を大きく変えてしまうため、深刻に悩んでいる人もいることでしょう。

そんななか、アメリカで大きな話題になったニキビ・ニキビ跡治療「クリアタッチ」が、近年日本にも導入されるよう。

これは、2色のフラッシュランプ光を照射することでニキビ跡の赤みを改善し、皮脂分泌を抑える治療法です。

クリアタッチは、ニキビ跡の治療にどの程度の効果を発揮するのでしょうか?

クリアタッチとは

ニキビに悩む女性

クリアタッチは、「青色〜緑色」と「赤色」の2色のフラッシュランプを肌に照射することで、ニキビやニキビ跡を治療する「医療機器」

そのため、エステサロンなどではクリアタッチの治療は行われておらず、治療を受けるためには医療機関へ行く必要があります。

クリアタッチは、従来の治療法では治すのが難しかったニキビや赤みタイプのニキビ跡にも効果があり、肌へのダメージや副作用が少ないこと、また費用も比較的安価であることから、近年注目を浴びています。

しかしながら、クリアタッチを導入している医療機関はまだ少ないのが現状だそう。

クリアタッチの特徴

これまでの治療は、ニキビやニキビ跡を改善する程度にとどまっていました。

ですが、クリアタッチはできてしまったニキビを治療するのみでなく、肌質そのものをニキビができにくいものへと変えていきます。

クリアタッチで対応可能な部位と症状

クリアタッチは顔はもちろん、あごや首、胸や背中などにできたニキビの治療にも適用可能です。

なお、凹凸タイプのニキビ跡には適しません

クリアタッチのしくみ

ニキビに悩む女性

クリアタッチの照射光には、「アクネ菌殺菌効果」「炎症抑制効果」「温熱効果」の3つの作用があります。

作用1:青~緑色光の持つ「アクネ菌殺菌効果」

可視光線のなかでも、波長が430〜580ナノメートル付近の青~緑色の光を肌に照射すると、ニキビができている毛穴のなかで繁殖している「アクネ菌」が作り出す「ポルフィリン」という有機化合物に反応。これにより、大量の活性酸素が生まれます。

活性酸素はアクネ菌を酸化して破壊する、つまりアクネ菌を殺菌する作用を持ちます。 さらに、皮脂腺にもダメージを与えるため、皮脂の分泌を抑制する効果もあります。

作用2:赤色光の持つ「炎症抑制効果」と「肌質改善効果」

波長が660ナノメートル付近の赤色光は赤い色素にも吸収されるため、炎症が起こっているニキビやニキビ跡の炎症を抑えます。

そのため、炎症ニキビの治りを早めたり、ニキビ跡の赤みを抑えたりする効果も。

また、赤色光は波長が長いため、皮膚の奥の「真皮層」にまで到達します。真皮層では、「線維芽細胞」がコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作り出しています。

真皮層に届いた赤色光は繊維芽細胞を刺激するため、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の分泌がより活発になり、肌にハリが出たりうるおいが増したりする効果も期待できます。

肌にハリが戻ると、大きく開いていた毛穴も閉じやすくなります。毛穴の詰まりも解消され、ニキビができにくくなる肌質へと変化していきます。

作用3:「温熱効果」

クリアタッチの照射光は、皮膚内で50〜60℃の熱を発生させます。この熱が、ニキビの原因となるアクネ菌や黄色ブドウ球菌、その他のバクテリアなどを殺菌

また、照射光の熱作用は、毛穴に詰まっている角栓も溶かします。このことにより、毛穴に詰まっている皮脂の量を減らすだけでなく、皮脂を栄養として繁殖するアクネ菌の数も減少します。

アクネ菌を殺菌しすぎるとニキビ悪化の悪循環に……

洗顔する女性

ニキビ肌用の洗顔料のなかには、「アクネ菌を殺菌する効果がある」としているものもありますよね。

これらの洗顔料を使って洗顔するだけでは、アクネ菌を殺菌することはできないのでしょうか?なぜ、クリアタッチの治療を受ける必要があるのでしょうか?

アクネ菌は皮膚に必要なもの!異常繁殖すると問題が…

アクネ菌は、健康な人の肌に常に生息している細菌である「常在菌」。なんらかの理由でアクネ菌が「異常繁殖」したときに毛穴の内部で炎症を起こす原因となり、ニキビができやすくなります。

アクネ菌をはじめ「表皮ブドウ球菌」 「マラセチア菌」などの常在菌は、皮膚1平方センチメートルあたり1,000〜100万個も生息していると言われています。

これらの常在菌は、肌を弱酸性に保って雑菌などの繁殖を防いだり、肌のバリア機能をになう皮脂膜を形成したりする重要なはたらきをしています。

常在菌を殺菌しすぎるとニキビ肌悪化の原因に…

殺菌効果をうたっている薬用石鹸や洗顔料で洗顔すると、アクネ菌だけでなく、ほかの常在菌たちも殺菌します。

すると、弱酸性に保たれることで雑菌などの繁殖を防いでいた肌のpHバランスが崩れ、常在菌が作りだしていた皮脂膜が減り、肌のバリア機能が弱まることに……。

その結果、外部からの刺激に弱い敏感肌になったり、肌の保水能力が弱まって乾燥肌になったりします。

乾燥すると、肌はこれ以上の水分を失うまいとして、皮脂を活発に分泌しはじめます。このため、ニキビ肌が悪化するという悪循環におちいってしまうことも……。

毛穴がふさがっているニキビにはクリアタッチが有効!

ニキビができている毛穴は皮脂や角質で毛穴が詰まり、ふさがっていることがあります。その場合、洗顔では毛穴内部のアクネ菌を殺菌することができません。

これらの理由により、フラッシュランプを照射して増殖しすぎたアクネ菌のみに作用させるクリアタッチ治療のほうが、ニキビ肌の改善に有効といわれます。

クリアタッチ治療の注意点をチェック

指を立てて注意を促す手のイラスト

上記でもクリアタッチ治療の効果やメリットを説明しましたが、改めて確認しましょう。

クリアタッチ治療のメリット

  • ニキビを治療するだけでなく、ニキビができにくい肌質へと改善。
  • アクネ菌を殺菌するため、ニキビが早く治る。
  • 皮膚内に熱エネルギーを与えるため、血行を良くし、ターンオーバーを正常化する。
  • 痛みやダウンタイムがほぼない治療であり、手軽に受けられる。

クリアタッチの治療の副作用やデメリット

しかし、クリアタッチの治療では以下のようなことがデメリットに。

  • クリアタッチはフラッシュランプ治療であるため、まれに皮膚に軽いやけどを起こす場合がある。
  • 1回の治療では大きな効果は得られず、複数回の照射を繰り返さなければならない。そのため、治療に一定の期間を要する。
  • ほかのニキビ治療よりは比較的安価だが、自由診療の場合は費用がかかる。
  • ニキビ跡の改善効果には個人差がある。

クリアタッチを受けられる人、受けられない人は?

クリアタッチが気になる女性

ニキビ治療に関心のある人には魅力的なクリアタッチですが、実は誰でも受けられる治療ではありません。

クリアタッチの治療がおすすめな人のタイプ

  • 従来のニキビ治療で効果が見られなかった人。
  • ニキビを早く治したい人。
  • ニキビを治すだけでなく、美肌になりたい人。

クリアタッチ治療が向かない人 、受けられない人

以下にあてはまる人は、クリアタッチの治療を受けることはできません。

  • 光感受性の強い(光に敏感に反応し、けいれんや意識障害などを起こす可能性のある)人。
  • 日焼けをしている人。
  • 悪性腫瘍がある人や、その疑いがある人。
  • 妊娠中である、またはその可能性がある人。
  • 心臓疾患のある人。

クリアタッチ治療に興味のある人は、これらの注意点をしっかり事前に確認してください。

クリアタッチの治療の流れ

ニキビが気になる女性

クリアタッチの治療は、以下の手順に沿って行われます。

手順1:診察

医師が肌の状態を診察し、クリアタッチが症状に適した治療法であるか否かを判断します。

手順2:準備(洗顔・クレンジング)

クリアタッチを受けられる人は、洗顔をしてメイクを落とします。

手順3:照射

目を保護するため、アイシールドなどを装着し、クリアタッチを照射します。

手順4:終了

照射部位に薬を塗るなどの処置が終われば、帰宅できます。

クリアタッチの治療に要する時間

クリアタッチの照射1発に要する時間は、約10秒間です。

このため、顔全体に照射する場合でも、治療に要する時間は10〜15分ほどです。

クリアタッチ治療にかかる費用の相場は?

クリアタッチが気になる女性

クリアタッチの治療は、クリニックにより保険診療の適用が可能な場合と、可能でない場合があります。

保険適用の際の費用

保険適用の場合は、10ショットの照射で500〜700円ほどの費用がかかるよう。

自由診療の際の費用

自由診療の場合には、照射部位やショット数に制限はありません。しかし、クリニックにより設定料金に幅があります。

顔全体への照射の場合、1回の治療費用は5,000円~12,000円のクリニックが多いようです。

また、クリアタッチの治療中の期間に、並行して抗生物質や抗男性ホルモン剤の内服を行うことがあります。自由診療の場合の内服薬の費用は、ひと月あたり数千円ほどかかります。

クリアタッチの治療期間と痛みについて

クリアタッチが気になる女性

クリアタッチは週に1~2回の治療を行うことが望ましいとされ、通常は8回の治療をワンクールと考えます。

治療効果はすぐにはあらわれず、5回目あたりの治療から効果を実感しはじめる人が多いよう。しかし、数回の治療で効果があらわれた場合でも、少なくともワンクールは治療を受けたほうが良いそうです。

クリアタッチ治療にともなう痛み

通常は、クリアタッチの照射には痛みを感じないと言われており、照射光があたったときに瞬間的に温かさを感じる人が多いようです。

しかし、ニキビの症状が重い場合や照射部位によっては痛みを感じることもあるため、塗る麻酔やブロック麻酔などの使用が可能な場合もあります。

痛みが心配な人は、事前に医師に相談すると良いでしょう。

クリアタッチ治療のダウンタイム

治療後、普段どおりの日常生活に戻ることができるまでの間の時間を「ダウンタイム」と呼びます。

クリアタッチ治療のダウンタイムは、ほぼないそう。治療後すぐにメイクをして帰宅できます。

しかし、ニキビの症状や照射部位、肌質によっては、照射部位に赤みがでることも。この場合は、数時間でおさまることが多いようです。

クリアタッチ治療後の経過とアフターケア

フラッシュランプを照射したあとの肌は抵抗力が落ちており、外部からの刺激に対して敏感になっています。このため、紫外線の影響も通常より受けやすくなっています。

紫外線にあたるとシミができやすくなったり、ニキビが悪化したりすることがあるため、クリアタッチの治療期間中は、紫外線対策をしっかり行いましょう。

クリアタッチ治療の症例写真が見られるクリニックのサイト3選

ネットで検索する人

クリニックのサイトに掲載されている症例写真を見ると、ニキビやニキビ跡に対するクリアタッチ治療の効果がわかります。

実際に症例写真があるサイトを3つご紹介しましょう。

佐井泌尿器科・皮フ科クリニック

ニキビ跡が完全に治ったわけではないものの、かなりの改善が見られます。

ジョウクリニック

頰と額の症例写真を見ることができます。

大西皮フ科形成外科

16回の治療後、ニキビ跡の炎症がたいぶ落ち着いていることがわかります。

クリアタッチはニキビ跡治療の「選択肢のひとつ」

クリアタッチが気になる女性

体験談や症例写真からわかるように、クリアタッチはニキビを解消したり、ニキビ跡の赤みを軽減する効果があるとわかります。

しかし、ニキビ跡のある肌を完全にきれいな肌にすることは難しいようです。

そもそも、ニキビ跡の治療は大変困難だとされており、完治できる治療法は現時点で存在しないと言われています。

だからこそ、ニキビは早期の段階で治療しておくことが重要になります。

ニキビ跡を完璧に治すことはできなくても、赤みが消えて跡も薄くなれば、見た目の印象はかなり変わります。

従来の治療で効果が得られなかった人にとっては、クリアタッチは検討してみる価値のある治療であると言えるでしょう。

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