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2016年05月25日 更新 | 3,579 views

絶対に妊娠してやる!子宮内膜症と妊娠や不妊の基礎知識

子宮内膜症は多くの女性が悩む病気で、その理由の1つが不妊症の原因になってしまうこと。しかし、子宮内膜症と診断されたからといって、不妊症になるとは限りません。子宮内膜症が不妊症の原因になってしまう理由と、子宮内膜症の治療方法をしっかりと理解して、不妊にならないための身体を目指しましょう。

子宮内膜症とは、本来は子宮の内側にしかない子宮内膜が、子宮以外の場所(卵巣や腹膜など)で増殖したりはがれたりしてしまう病気。子宮内膜症は生殖年齢の女性の10人に1人は発症すると言われているほど、決して珍しくはない病気です。

この記事に書いてあること

  • 子宮内膜症と不妊の関係
  • 子宮内膜症の治療方法
  • 子宮内膜症かもと思ったら婦人科へ

子宮内膜症とは?

女性の10人に一人は発症する可能性があるという、子宮内膜症。子宮内膜が腹腔内に増殖するという現象が起きるのがこの病気です。非常に重い生理痛などから発覚に至る人が多いとのこと。

不妊の原因ともされていますが、ちゃんと自然妊娠できる人もたくさんいるようです。詳しくは後述しますので、参考にしてみてください。

子宮内膜症は卵巣・卵管の機能障害や免疫異常から生じると言われています。卵巣や卵管の働きが低下すると、着床障害が起ってしまうことが多々あるようです。ただ正確なメカニズムは判明していないとのこと。

子宮内膜症と不妊の関係

湯たんぽを抱えて寝ている女性

子宮内膜症は命に関わるほどの病気ではありませんが、不妊の原因になってしまうことも。だからといって、必ずしも不妊症になってしまうわけではありません。子宮内膜症と不妊の関係についてしっかりと理解をしておきましょう。

子宮内膜症が不妊につながるメカニズム

そもそも、なぜ子宮内膜症が不妊につながってしまうのでしょうか。

子宮内膜症の病状が進むにつれて、卵巣と卵管、腸管などが癒着(ゆちゃく)を起こしやすくなってしまいます。その結果、卵巣からの卵子の放出や、卵管内の受精卵の移動などが妨げられるようになってしまい、妊娠しにくくなります。

子宮内膜症でも40%は自然妊娠が可能?

不妊の可能性は一般的に子宮内膜症の進行状況に左右されます。

初期状態のまだ軽度な子宮内膜症の場合は、30%〜40%の人は自然妊娠が可能というデータも。進行が進んでしまっている場合でも、10%の人は自然妊娠が可能だとか。もちろん、しっかりと治療をすれば更に妊娠の可能性は上がります。

また、子宮内膜症で妊娠をした場合でも胎児への影響はないようです。もしも子宮内膜症と診断されてしまっても、不妊になってしまうと思い込まずに婦人科と相談のうえ治療に励みましょう。

子宮内膜症の治療方法

カラフルなカプセルにはいった薬

子宮内膜症と診断されても不妊に悩まされないように、ここで子宮内膜症の治療方法を確認しておきましょう。

子宮内膜症の治療(すぐに妊娠の予定がない場合)

子宮内膜症の進行状況にもよりますが、すぐに妊娠したいわけでなければ薬物療法という選択肢があります。薬物療法には、陣痛剤で痛みを抑える方法、ホルモン剤で病巣部を一時的に縮小させる方法、低用量ピルで月経量を減らす方法があります。

また、子宮内膜症は早期発見が大切。10代の頃から発症してしまうケースもありますが、長期的な薬物療法によって治療していくことで、不妊の可能性を大きく減らすことができます。ひどい月経痛(生理痛)がするようであれば子宮内膜症の可能性があるので、婦人科で受診しましょう。

子宮内膜症早期発見のポイント

子宮内膜症は定期的な検診によって判明することができますが、忙しいとなかなかそういった検診にも行けないですよね。そういった方は普段の自分から子宮内膜症の影をしっかりつかみましょう。

子宮内膜症において注目するべきなのは、つらい月経痛です。月経痛が異常なほど起こった場合は、子宮内膜症を疑ってもいいかもしれません。

月経痛以外でも・・・

  • 腰痛
  • 下腹部痛
  • 性交痛
  • 排便痛

これらは子宮内膜症から引き起こされている可能性があります。

また子宮内膜症は遺伝的な要素も多いといいます。母親や姉妹で子宮内膜症を患った経験があるという方は、一度ご自身で検査を受けに行ってもいいかもしれませんね。

子宮内膜症の治療(すぐに妊娠したい場合)

すぐにでも妊娠したい場合や、子宮内膜症の進行状況が進んでいる場合には手術が勧められます。

手術では子宮内膜症の病巣を取り除きますが、入院も数日から1週間程度で患者にも負担の少ない手術です。子宮内膜症は再発してしまうことがあるので、不妊で悩んでいる場合は手術後の妊娠の計画と一緒に婦人科の医師と相談しましょう。

すぐに妊娠の予定がなくても、子宮内膜症の進行が進んでしまっている場合は手術、または手術と薬物療法の併用が必要なことも。必ず婦人科の医師と相談して、治療の計画を立てましょう。

知っておきたい子宮内膜症のウソ?ホント?

子宮内膜症に関してみなさんが持っている知識で、「これって本当なのかな・・・」と思うことも多いでしょう。そんな疑問になっていることを、この章でまとめてみました!

タンポンの使用によって子宮内膜症になる?

子宮内膜症というのは、月経血の逆流が原因とされています。子宮から卵管へ逆流した膜を含む月経血が、子宮内に張り付くことによって子宮内膜症が引き起こされます。

タンポンを使っていると、膣に栓をした状態のまま数時間放置することになります。なのでこのことによって経血の逆流を促しているのでは?というウワサが立っているようです。

結論からいうと、それは間違いです。タンポンの使用によって子宮内膜症が引き起こされるということはありません。今まで使っていた、という方も安心して使用を続けてください。

子宮内膜症のときはスポーツをしてはいけない?

病気=絶対安静、という考えが蔓延しがちなので子宮内膜症の方も運動やスポーツを避けた方がいいのではないかと一部で思われてしまっているようです。

これも間違いです。ほどよく体を動かすことはリラックス効果を生み出しますので、とくに妊娠を希望されている方などは積極的に運動して欲しいところです。

もちろん症状が辛くて動けないときに、むりして運動する必要はありません。必要だと思ったときに、適宜体を動かしてくださいね。

子宮内膜症は再発する?

手術や薬物治療によって快方へ向かっている子宮内膜症患者の方にとって、いちばん気になることは「この病気って再発するの?」ということです。

治療が終わってホルモンの状態が正常になると、子宮内膜で再び出血がおこったり月経血が逆流したりすることもあります。なので子宮内膜症は比較的再発が起こりやすいと言っていいかもしれません。

中には治療後の方が子宮内膜症が悪化してしまうというケースもありますので、快方へ向かっていてもあまり油断できないというのはつらい部分ですね。

再発や悪化を防ぐためには、術後にしっかり薬物投与を続けることがキーになります。とくに黄体ホルモン製剤が子宮内膜症の治療薬として使われています。

黄体ホルモン製剤は種類によっては子宮内膜症病変に直接働きかける効果を発揮してくれます。手術後の子宮内膜症のコントロール方法として、非常に期待されているものの一つです。

子宮内膜症かも?と思ったらまずは婦人科へ

遠くを見つめている青い瞳の女性

子宮内膜症の主な症状としてはひどい生理痛がありますが、以下の症状がみられる場合は早めに婦人科を受診しましょう。

  • 生理痛がだんだんひどくなってきている
  • 生理のときに陣痛剤を使う頻度が増えてきている/陣痛剤が効かない
  • セックスのときに膣の奥のほうに痛みを感じる
  • 排便のときに肛門の奥に痛みを感じる

子宮内膜症が発症してしまっても、落ち込まないで妊娠しやすい身体を目指しましょう。

まとめ:子宮内膜症と不妊の可能性

子宮内膜症と不妊の関係

子宮内膜症の病状が進むと、子宮内の器官が癒着をはじめる。すると不妊につながる。軽度な子宮内膜症の場合は30%〜40%が自然妊娠可能、進行が進んでも10%は自然妊娠可能といわれている

子宮内膜症の治療方法

すぐに妊娠の予定がない場合は薬物治療という選択肢がある。すぐに妊娠したい場合は、手術による治療が勧められる。

子宮内膜症かも?と思ったらまずは婦人科へ

生理痛がひどくなってきたり、性交痛や排便のときに痛みを感じたりするときは、子宮内膜症の疑いがあるので、婦人科で受診したほうが良い。

written by ここもで

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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