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2016年11月24日 更新 | 932 views

いじめが原因であがり症に。私を苦しめた人々を、今許せるようになったのは[体験談]

私は小学生の頃「ブス」とののしられ、ひどいいじめにあいました。担任の先生も助けてくれず、しまいには母にまで突き放され、絶望の日々。そんな中で人前に立つと極度に緊張し、言葉が発せなくなる「あがり症」を発症しました。そんな私が立ち直るまでの体験談を、みなさんと共有させて頂きます。

横顔の女性の写真

小学校3年生くらいのことだったと思います。

私は、クラスでかわいいと評判の女の子と一緒に廊下を歩いていました。

すると、廊下の向こうから一年年上の女の子がボールを持って「わーっ」と声をあげながら私たちのほうへ向かって走ってきました。

私と友達は二人で「キャーッ」と言って頭を抱えたのですが、その人がボールを持ってそのまま走ってくると私にこう言いました。

「あんたに向かって走ってきたんじゃないわよ。ブス!こっちのかわいい子に用事があるの!」

その先輩は学校でも評判のとても意地悪な先輩だったので、今になって冷静に考えてみれば、きっと誰にでもブス!と言っていたに違いないのです。

でもそのときの私にとっては、ものすごくショックでした。

鏡で顔を見たらきっと青ざめていたと思います。

確かに友達はクラスで一番かわいい子でした。でもそのときから私の頭の中には、

「私ってブスなんだ...…」

というこの言葉が焼きついてしまったのです。

弱いものいじめをするクラスメイト

悲しげな女性の背中の写真

そして小学校4年生に上がったときのことです。

今度は同じクラスメイトで運動がとてもよくできる、他の子と新しく友達になりました。

私たちはいつも二人でドッジボールなどチームを組むと、必ず相手チームを負かしていたのです。

そのうち他のクラスメイトで番長格の女の子が、その私の友達を仲間はずれにするようになりました。

「いつもドッジボールでみんなを負かして威張ってる。生意気。」

そう言われて私の友達はみんなから仲間はずれにされてしまいました。

いつもひとりぼっちでドッジボールをしてもらえない友達はとてもかわいそうでした。

私は3年生の時に、「ブス!」と言われて以来、自分に自信が持てなくなっていたので、そんな風にいじめられている友達を見ているのはとても胸が痛みました。

それで私は毎日その子を家に呼んで、放課後は一緒に遊ぶことにしました。

すると今度は、私たち二人が仲間はずれになってしまいました。

番長格の女の子は健康優良児で成績も優秀。

クラスの友達は全員その子についていってしまったのです。

私たち二人はクラスで孤立してしまいました。

今思えば、番長格の女の子は自分が勝てないことで悔しい思いをしていたので、私たちを仲間はずれにして自分の思い通りにできるようにしたかっただけなのですが、群集心理というものをそのときに見た気がしました。

クラスメイトは自分が仲間はずれになるのが嫌で、みんなその番長格の女の子に同調して、彼女には取り巻きがたくさん出来て行きました。

担任の先生までもいじめに加担

悲しげに顔に手をあてる女性の写真

そんな状況もあり、今度はクラスの女子全員で話し合いをしようということになったのです。

もちろん私たちが仲間はずれにされているという状況を変えるためのものでした。

ところが話し合いをリードするべき担任の先生は、番長格の女の子に主導権を与え、最初に意見を言わせたのです。

「この二人はいつもみんなで遊んでいるのに、ドッジボールも手加減しないし生意気だからもう一緒に遊ばないことにしました。二人で校庭のすみにいて、私たちの輪に入れないのを見てもかわいそうだなとかぜんぜん思いません。」

と番長格の女の子が言いました。私と友達は二人で黙っていました。

すると先生が、

「この二人はクラスメイトにこんなことを言われても涙一つ見せないんだね。なんて頑固な子供達なんだろう。」

と追い打ちをかけるように言ったのです。

私たちは驚き、とても深く傷つきました。

もちろんこの話し合いの後も私たちの仲間はずれは続きました。

私は心の中で大きな涙をぼろぼろと流していました。

仲間はずれにされたことが悲しかったのではありません。

人の気持ちを簡単に踏みにじるような言葉を言えるクラスメイトや大人が恐ろしかったのです。

その経験を経て私は、人を信頼するということにブレーキをかけるようになってしまいました。

そのとき母親は

道路に座り込む女性の後ろ姿の写真

その話は当然母親の耳にも入りました。

担任の先生から話が言ったはずなのです。

ところが母は「何かあったの?」と聞いてくれず、なんと私の書いていた日記を盗み読みしたのです。

母にはそうやって人の手紙を盗み見たり、日記を勝手に読んだりする癖がありました。

日記を盗み見ていたところ私が見て気が付いてしまいました。

しかしその日記を見て、私が仲間はずれになっていたことを知ったにも関わらず、母の反応は、私のつらい気持ちに寄り添ってくれるのではなく、冷たいものでした。

学校の先生に解決策をお願いしてもくれなかったのです。

仲間はずれになってるの?と言ったきりでした。

私はクラスメイトからも担任からも、そして母親からも突き放され裏切られたた気持ちになりました。

今思えば母は心配していたのでしょうが、人の日記や手紙を盗み見るのはとても悪いことです。

私は更に人をどうやって信じればよいのかわからなくなってしまいました。

先生の一言のおかげで救われた

女性の後ろ姿の写真

5年生になりました。担任も変わり、クラスメイトの顔ぶれも変わりました。

番長格の女の子は私のクラスにはいませんでした。

私は学級委員会の書記に選ばれて、みんなの意見を黒板に書く係を一年間しました。

地味な役割でしたが、私はいじめや仲間はずれに合ってとても自信を無くしていたので、前に出て発言したりみんなのとりまとめのような役は到底できるような心情ではなく、この書記という仕事が丁度良かったのです。

学級委員会の子供達はみんな平等で優しく、私の自信のなさもサポートしてくれました。

そして担任の先生も厳しさの中に人間の真のやさしさを持っており、常に子どもの私たちにも人としてまっすぐに接してくれました。

そして6年生になってもこの担任の先生は変わりませんでした。

私はその二年間で少しずつ自信を取り戻していったのです。

担任の先生は、大人である先生の悩みまで私たち子どもにストレートに話してくれました。

みんな傷つき、悩むんだよ、ということを先生から学んだのです。

卒業式に先生が子供達一人一人に色紙を書いてくれました。

それぞれの子供達にそれぞれのコメントを書いてくれたのです。

私のものには、

「あなたの積極さのおかげで色々な話ができてとても楽しかった。」

と書いてありました。その先生は、今でも私の一番大好きな先生です。

それからの人生

花で顔を隠す女性の写真

たった「ブス」と怒鳴られた一言で、私は常に、私ってブスなんだという気持ちがぬぐいきれませんでした。

いつもどこかでそれはコンプレックスだったのです。

私は運動も良く出来、成績も苦手教科以外はまあまあ良く出来ていたので、その後の人生は仲良くする友達も幅広く多く、それなりに楽しい人生を送ってきたと思います。

でもいつでもどこか頭の隅に、自分は嫌われるとか容姿は良くないというコンプレックスがこびりついたまま離れません。

それでも私は一生懸命働いて、一生懸命勉強しました。

長い人生の中には捨てる神もあり拾う神もあったのです。

私はそのように水面下にひどいコンプレックスを抱えているため、とてもあがり症でもあります。

顔が赤くなったり手が震えたり、普通に人と話しをしていても自分の言っていることに自信がなくなると足ががくがくしたりします。

ですから壇上に立つなどもってのほかで、そうなると目の前が暗くなって倒れてしまいそうなほどにあがってしまうのです。

これもきっと幼少の頃に経験したいじめや仲間はずれが大きな原因となっていると思います。

また母が私の気持ちに寄り添ってくれなかったことや、誰からも慰めを受けなかったことはとても深い傷となってしまいました。

ところが今は、仕事を通してかけがえのない自信を取り戻し始めています。

私には子供が産まれ、そして仕事は保育という子供達の成長に深くかかわる仕事をするようになりました。

小さな子供達はとても純真で、毎日私を励ましてくれます。

子供達の前で本の読み聞かせをすると子供達の目が輝き始めます。そして一生懸命私に話をしてくれます。

お歌を一緒に歌います。私が歌い始めると子供達は一緒に歌い始めます。

私が踊り始めるとそのように体を動かします。とても楽しそうです。

怒ったり泣いたりします。私は一生懸命慰めたり、子供達の気持ちに本気で寄り添い励まします。

それは、私が子どものころにしてもらえなかったことだからです。

いじめや仲間はずれを見かけたときは、すぐに仲裁に入ります。

謝りなさいとすぐにたしなめるのではなくて、何が起こったのか、お互いにどのような気持ちになったのか、お互いに何か言いたいことはないか、みんなが気持ちよく楽しく過ごすにはどうしたらいいのかと話し合います。

子供達の話や気持ちに耳を傾けます。まっすぐ顔を見て話します。

傷つけるようなことは絶対に言いません。しばらくすると子供達は必ずまた仲良く遊び始めます。

私はその姿を確認すると、

「謝れてえらかったね。先生うれしかった。楽しく遊ぼうね。」

と声をかけます。どの子供達にも私のようなコンプレックスを持ってもらいたくありません。

子供を育てる仕事

女の子にキスをする母親の写真

私は今、子供達を育てるという仕事に関わっています。

同僚からは、

「あなたの忍耐力には恐れ入るわ。」

といつも言われます。

あなたから学ぶことが本当にたくさんあると言ってくれるのです。

それはもしかしたら、私の幼少の頃のつらい経験が役立っているのかもしれないと思うときがあります。

子供達が、自分に自信を持って様々なことにチャレンジしていくためには、周囲のサポートがたくさん必要なのです。

転ばないように支えるのではなくて、転んでも「大丈夫。」とサポートをしてあげることが必要なのです。

私の幼少時代のつらい経験の中には、周囲からのサポートがありませんでした。

じっと一人で耐えていたのです。とても孤独でした。

自分の気持ちを聞いてもらえる人がいなかったのです。

孤独というのは、本当につらいものです。

失敗が重なっても孤独でなければ人は失敗をバネにして成長し、自分の自信を失わずにしっかりと地に足をつけて歩いてゆけるでしょう。

それぞれの人が抱えるコンプレックスというものは、感じ方も違うでしょうし様々です。

そして性格によっても何がコンプレックスになるのかということこれまた様々なのです。

私は今の仕事は天職だと思えるくらい楽しく、そしてやりがいもあり、生きがいにもなっています。

この仕事に出会えたから、何十年も抱えていた悩みが少しずつ軽くなってきているのです。

あがり症の私は、子供達の前で本を読むだけで最初は手が震えました。

でも同僚から、歌を歌えば「あなたって歌が上手ね。」と言われ、子供達から、「もう一回歌って!」と言われ、毎日毎日子供達の笑顔を見ていると、本当に心底、私も頑張ろうと思えるのです。

あかり症を克服しようとか、自分に自信をつけたいとか思ったことはあまりありませんでした。

傷ついた心や経験は変えられないし、仕方ないと思っていたのです。

コンプレックスを抱えたままでも私の人生はそれなりに楽しかったからです。

でもこの仕事に出会ってからは、気が付かないうちにそのコンプレックスが薄れてきていたと思います。

そして、とても振り返って思い出したりしたいと思わなかったあの忌まわしいつらい思い出さえにも立ち戻り、問題が起きたときの対処方法やサポートの仕方を自分の経験から考察して学び、これからの仕事に生かせるようにと思えるようになったのです。

もちろん日記を盗み見た母の行動についても、今は理解をしているつもりです。

しかしそれは絶対にしてはいけないことでした。

仕事上、保護者の方ともお話ししますので、そういった点についても保護者のサポートやケアも子供達と同等に行っています。

人間が成長するには子供も大人もケアされるべきなのです。

私は今になって小学校4年生のときの担任の先生が、どれだけ若かったかということ、どれだけ人生経験が少なかったかということを考慮するようになりました。

人間はみんなとても未熟なんだということや、大人は子供達から学ぶこともたくさんあるのだということを思い知らされるのです。

これからも自分の人生経験と共に、人がみんな成長して自信を持って幸せに暮らしていけるようにサポートを続けて生きていきたいと思います。

Top image via Weheartit

written by morinomichi

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