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2016年09月02日 更新 | 1,018 views

美肌作りに必要なミネラル「ヨード」の効果的な摂り方とは?

管理栄養士 岩月啓四郎

この記事は、管理栄養士 岩月啓四郎が監修しています。

海藻や魚介類に多く含まれるヨード(ヨウ素)は、不足すると貧血・脱毛・全身倦怠感・代謝障害・成長障害を起こすおそれが。しかし適量を摂取すればむくみの改善に期待ができ、そのほかにも美肌づくりやたるみ解消、基礎代謝の向上などに役立ちます。

ヨードは、海藻や魚介類に含まれる栄養素のことを指します。和食に多く含まれるので、あまり意識せずに摂取している場合がほとんど。しかし、ファストフードやジャンクフードといった食の欧米化が進み、きちんと摂れていない人も増えてきました。

ヨードを意識して摂ると、より良い体や美肌作りを助けてくれます。ヨードの機能と摂り方を見ていきましょう。

体に必要な栄養素「ヨード」とは?

くびもとアップ

ヨードまたはヨウ素と言われる栄養素は、体にとって必要不可欠なミネラルのこと。体内に10〜20mgほど存在しており、ほとんどが首元にある甲状腺に蓄えられています。甲状腺は、体の基本的な代謝を促す甲状腺ホルモンが出る大切な部分。それを支えるおもな材料がヨードなのです。

ヨードは、海藻や魚介類に含まれているため、食事でも摂取できます。和食には、海藻を含む料理が多いので、日本人のほとんどが最低限の必要量を満たしています。したがって、今までヨードの不足の問題はあまり起きていませんでした。

ヨードが不足するとどうなるの?

元気のない女性の写真

しかし、近年は食の欧米化が進み、海藻や魚介類を食べない日本人が増えてきました。甲状腺ホルモンを支えるヨードが不足すると、貧血・脱毛・全身倦怠感・代謝障害・成長障害といったさまざまな健康問題を引き起こす可能性も。

特に貧血や髪の脱毛は、美容にも悪影響を及ぼします。貧血は肌が青白くなり病的な印象を与え、髪が脱毛し薄くなると老けた雰囲気に。ヨードをきちんと摂取し、これらの症状を予防しましょう。

ヨードの意外な効果

海藻類

甲状腺ホルモンは、全身にある約60兆の細胞のはたらきを促す重要なホルモン。細胞が活性化して代謝が盛んになると、古くなった肌がきれいに剥がれるので美肌効果も期待できます。

代謝の活性化にはこのような効果も

脚のむくみ

全身の細胞が活性化して代謝が促進されると、むくみの解消にもつながります。なぜなら、細胞の代謝を促進させると、体内に含まれる水分の代謝も促すから。水分が代謝したら、発汗と尿の生成も盛んになります。

汗の量が増えると、メイクが崩れるので抵抗がある……という人もいるでしょう。しかし、汗腺機能が向上すると、汗のにおいを抑制することもできるので、悪いことばかりではありません。

また、尿が生成されることもむくみ防止の大切な要素です。尿の生成は、腎機能の活性化にもつながるので、体にたまった老廃物の排出を促進。そのときに、余分な水とナトリウムも出ていくので、むくみ予防にもつながるというわけです。

むくんでいる肌は、ボコボコとしていて気になってしまうもの。また、脚や腕に衣服が食い込んでいると、見た目も美しくありません。むくみの解消を意識して、美しい肌作りを目指しましょう。

基礎代謝を活性化すれば、引き締まったボディに

ウエストが細い女性

代謝の活性化は、基礎代謝の活性化でもあります。基礎代謝が活性化するということは、何もせずに消費するエネルギーが増えていくということ。つまり何もしないでも体が引き締まりにもつながります。

体が引き締まると、余分な皮下脂肪や内臓脂肪が減っていくので、全身にハリが出てきます。また、細胞の新陳代謝が盛んなので、引き締まっていくときに起こりやすい皮膚のたるみも解消。スッキリとした体に仕上げれば、美肌作りにつながっていきます。

ヨードはどのような食べ物から摂取できるの?

最初にお伝えしたとおり、ヨードは海藻や魚介類に多く含まれています。より多く含まれているのは海藻なので、海藻から摂るのが効率の良い方法です。では、どの程度摂ればいいのでしょうか。

乾燥している状態で売られていることの多い昆布では、約1gで耐容上限量に達するほど豊富に含まれています。カットわかめは約2gひじきは乾燥重量で約1gほどの量。美肌のためでもこの程度で十分です。

しかし、「耐容上限量」に注意が必要。「耐容上限量」とは、過剰に摂取したら、健康障害が発生するリスクが高まる値のこと。 そのため、この値になるべく近づかないよう気をつけなくてはなりません。

たとえば、昆布はとても豊富にヨードを含んでいますが、ヨードは摂り過ぎても体に不調を起こす成分。1回に多少摂り過ぎても問題はありませんが、長い期間摂り続けると、ヨードが不足したときと同じような症状を出すことがあります。

普段の食事にちょっとだけ足してみて

美人

先ほどの記述した通り、ヨードはわずかな量でも十分に必要な量を摂取できます。普段の食生活に少し加えるだけで美肌作りに役立つので、ぜひ取り入れてみて下さい。

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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