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2016年04月30日 更新 | 18,821 views

エッチの痛みに耐えられないなら、処女膜切開手術が有効かも

「いつまでたっても性交時の痛みや出血がおさまらない」という女性は、「処女膜強靭症」や「処女膜閉鎖症」あるいは、そのほかの先天的な処女膜の形態異常を抱えている場合があります。そうした性交時のトラブルが心理的要因に起因するものではない場合、処女膜切開手術を受けることで解決することができることが多いようです。

性交渉は、本来男性と女性両者によろこびを与えるものです。

でも、女性のなかには処女膜の先天的異常が原因となって、性交時に痛みや出血をともなう人も。

性交痛の原因となる処女膜の先天的な異常を解消するには、「処女膜切開手術」という方法があります。

この記事に書いてあること

  • 処女膜とは
  • 処女膜切開手術とは
  • 手術でも痛みがおさまらなかったら

そもそも「処女膜」とは

性交痛に悩む女性

「処女膜」とは、女性の膣の入り口にある、フリルのようなひだ状の粘膜のこと。

「膜」という言葉のイメージのせいか、処女膜は膣の入り口をぴったりと覆っているものであるかのように思われがちですが、じつは真ん中に指先ほどの大きさの穴の開いた構造になっています。

膣からの分泌物や経血などは、この処女膜の穴から外へと排出されます。

性交時の性器の挿入も弾力のあるこの開口部を通しておこなわれるため、「処女膜を破る」という表現はふさわしくありませんが、初めての性交時には処女膜がひっぱられたり裂けたりすることで出血したり痛みを感じたりする場合が多いようです。

女性の身体は、性交渉の回数を重ねるごとに性交渉に慣れてゆき、潤滑液が出やすくなって、徐々に快感を覚えるようになっていきます。

「いつまでも痛いまま」という場合には……

しかし、なかには処女膜の先天的な形態異常のせいで、何度性交渉を行っても痛みや出血がおさまらない女性も。

そんな処女膜の先天的な形態異常を解消するのに有効なのが、「処女膜切開手術」です。

処女膜切開手術とは

処女膜切開手術とは、その名のとおり処女膜の切開もしくは除去を行う手術のことです。

処女膜に切れ目をいれるか完全に除去したあと、また閉じてしまわないように周囲を縫合します。

通常は局部麻酔で行いますが、恐怖や緊張を感じてしまう人は、静脈麻酔をほどこし、寝ている間に手術を行うことも可能。

局部麻酔の場合も静脈麻酔の場合も手術は20分程度で終わり、痛みはほとんどありません。手術後2、3日は血がにじむ場合があるので、ナプキンの使用が必要になります。

シャワーは手術当日より可能ですが、入浴は7日目以降がいいでしょう。激しい運動は最低2週間、性交渉は1ヶ月は時間をあけてからが望ましいです。

縫合の際には、ほとんどの病院で自然に溶ける糸を使用するので、抜糸の必要はありません。

手術にかかる費用は15万円程度が相場です。

処女膜切開手術が有効な症状

処女膜切開手術は、性交時の痛みに悩んでいる人に有効です。

何度性交渉をしても、性交痛や膣からの出血がなくならないという人は、「処女膜強靭症」「処女膜閉鎖症」などといった、先天的な処女膜の形態異常を抱えている可能性があります。

処女膜強靭症

処女膜強靭症とは、女性の膣口を取り囲むひだ状の器官である処女膜が厚くなり、リング状に硬くなっている状態のことをいいます。

先天的な形態異常が原因であることが多いものの、なかには心理的な問題が要因になることも。

たとえば、性交のときにひどい痛みを感じたせいで「性交恐怖症」になり、それが処女膜強靭症につながっているかもしれません。

処女膜強靭症を改善するには、硬くなった処女膜を切開したり除去したりする処女膜切開手術が有効。手術を受ければ、性交時の痛みはかなり軽減されるようです。

処女膜閉鎖症

通常処女膜は中央に穴があいており、膣を完全にふさいでいるわけではありません。

しかし、なかには先天的異常のせいで処女膜が完全にふさがってしまっている人もいます。

この処女膜が完全にふさがっている状態が処女膜閉鎖症。処女膜閉鎖症の人は、膣内に粘液や月経血がたまってしまうので、下腹部に痛みを感じることがあります。

通常は思春期になっても初潮がなかなかおとずれず、心配になって産婦人科を受診することで発覚します。

処女膜閉鎖症も、処女膜切開手術で月経血や粘液の通り道をつくってあげることで完治し、妊娠や出産にも問題はありません。

処女膜の形態による性交困難

処女膜の形状は人それぞれ。

中央に環状の穴が開いた「環状処女膜」の人がもっとも多く、このタイプの処女膜は性交に支障をきたしにくいとされていますが、性交に困難を伴いやすい形状の処女膜の持ち主も少なくありません。

前述のような「処女膜閉鎖症」以外にも、たとえば膜の一部がつながってしまっている「中隔処女膜」や小さい穴が複数開いている「篩状処女膜」などは、初めての性交時に裂けることが多く、痛みや出血を生じやすいようです。

このような場合には、処女膜切開であらかじめ性器の挿入を妨げる箇所を切開しておくことで、性交時の苦痛を減らすことが可能です。

処女膜による性交痛全般

そのほか、先天的な異常などがなくても、人より処女膜の開口部が狭かったり、初性交の痛みに対する不安が大きかったりするときにも、処女膜切開手術は有効です。

手術をしても痛みがおさまらなかったら?

何度性交をしても痛みがなくならない場合、処女膜の先天的異常が原因であることがほとんど。その場合は、処女膜切開手術を受ければ症状はかなり解決します。

しかし、場合によっては身体的な問題がなくても、心理的な問題が引き金となって痛みを引きおこしているケースも。

性交時に恐怖を感じたトラウマなど、心理的な問題が痛みの原因の場合、処女膜切開手術を行っても改善する可能性はあまり高くありません。

処女膜の形態異常が見当たらなかったり、処女膜切開手術をしても性交時の痛みがなくならなかった場合には、心療内科やクリニックでのカウンセリングを受けるべきかも。

もしかしたら、気づかないうちに心理的なトラウマを抱えてしまっているかもしれません。

また処女膜強靭症や心理的トラウマが原因の場合、病院で痛みを訴えても「特に問題ない」「自分で拡張訓練をしてみるといい」などと言われ、適切な治療をうけられないケースがあります。

だからこそ、受診するときは、女性の性の問題に理解があるクリニックや医師を選ぶことが大切です。

処女膜切開手術で痛みからの解放を

せっかくのパートナーとの大切な時間に、苦痛な思いをしてしまうのは悲しいこと。

もし性交渉のときに痛みや不安を感じるなら、一歩踏みだして専門機関に助けを求めるのもありかもしれません。

そうすれば、パートナーと過ごす日々が、もっと笑顔にあふれるものになるはずです。

written by 町田真琴

まとめ:おさまらない性交痛は処女膜切開手術で解決

処女膜とは

  • 膣の入り口にある穴の開いたひだ状の組織
  • 性交によって裂けたり出血したりすることはあるが、徐々に慣れていく
  • 処女膜の形態によっては性交が困難であったり性交痛を伴いやすいことも

処女膜切開手術とは

  • 処女膜の切開、または切除をおこなう手術
  • 処女膜強靭症や処女膜閉鎖症、その他の処女膜の形態異常などを解消することが可能

手術でも痛みがおさまらなかったら

  • 性交痛がトラウマなど精神的な要因によるものである可能性がある
  • さまざまな可能性を考慮したうえで治療にあたってくれるクリニックで診察を受けることが大切

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