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2016年08月09日 更新 | 8,206 views

アトピー患者はどんな仕事を選べば良いの?

アトピー性皮膚炎を患う人にとって、職業選択はひと一倍重要です。職場の理解が得られないこともあるし、職場環境から身体に負担がかかって悪化、さらに人間関係のストレスで悪化してしまう場合もあります。では、どんな仕事がアトピーの人には難しいんでしょうか?また、どんな職業ならアトピーの人に向いているんでしょうか?今回は、アトピーと仕事の関係について紹介します。

社会人としてデビューすると、学生時代のような自由はもうありません。みずからの生活のために働くわけですから、そこには社会の厳しさがあります。また、仕事そのものによるストレスと、人間関係によるストレスもたっぷり。

社会人になってから、以前よりもアトピーが悪化する人が多いのも、ある意味仕方がないとも言えます。

それでは、仕事を始めたらアトピーの悪化は避けられないと、あきらめるしかないんでしょうか。

その答えを見つける前に、まずはアトピーの人が仕事で直面するストレスについて、一緒に考えてみましょう。

この記事に書いてあること

  • どうして仕事でアトピーが悪化するのか
  • アトピーの人には向かない仕事
  • 自分の適性を知って仕事を選ぶこと

就職後に悪化するアトピー

体調が悪ければ、ある程度自由に休めた学生時代。でも仕事となると責任をともなうので、どうしても自分の体調よりも、業務を優先してしまいます。

しかも、アトピー対策に必要な、肌をケアする時間がとれるかどうか、それは職場の忙しさと理解度に左右されます。仕事に慣れたころになれば、ゆっくりと休む暇などなくなります。そうなると、アトピーが悪化し始めても、治療する余裕さえなくなります。

アトピーが悪化、その先に待つのは転職

忙しさに追い打ちをかけるのが、職場のストレス。忙しさによるストレスと、人間関係からくるストレスの相乗効果で、アトピーには最悪の環境に。おまけに学生時代のように、ストレスを開放する手段さえありません。

そのうちに、仕事にも集中できないほどアトピーが悪化して、やむを得ず仕事を休むようになると、ストレスと一緒に先の見えない不安にも悩まされます。 肉体的にも精神的にも限界...アトピーをそれ以上悪化させないためには、仕事から離れる以外に方法はありません。

こうしてひとつの職場をやめて、次の仕事を探しますが、そこでも安住できなくなれば、また次の仕事に転職するしかない。この負の連鎖は、いったいいつまで続くのか.....。

アトピーには向かない仕事

職業の自由が保障されているとはいえ、残念ながらアトピーの人には、環境的に就労困難な仕事があります。これから紹介する職業に、特別な思い入れがあったとしても、実際には避けた方がいいでしょう。

アトピーが悪化する「水仕事」は極力避ける

美容師、調理師、エステティシャン、看護師、介護師、保育士、これらの職業は水を扱うことが非常に多い職種です。 こうした仕事に就くと、アトピーの人は例外なく手をやられてしまいます。

水を扱うたびに保湿ケア...なんてことが出来れば良いですが、仕事上なかなかそうもいかないことが多いでしょう。 アトピーの悪化でストレスが増え、そのストレスでまた悪化...という悪循環を防ぐことはまずムリ。身体のことを優先すると、結局は転職以外に解決策はありません。

私も過去にアトピーを患っていました。改善して社会人となり、飲食業界に就職したとたんに、手が荒れるようになりました。幸いにも、休憩時のワセリンで対処出来る程度の湿疹でしたが、突然再発する可能性とは常に隣り合わせの状況でした。

要注意!アレルゲンの塊の職業!?

トリマー、獣医、自動車整備士、ガソリンスタンド、機械工、これらはアレルゲンが非常に多い職業です。まずトリマーと獣医(動物病院勤務)ですが、これは日常的に動物の毛など、アレルゲンの塊の中で働くことになります。

マスクや手袋をしていても、動物と常に触れ合う中では、自分の肌をいたわる余裕などなくなります。しかも、美容師レベルの水仕事も覚悟しなければなりません。

自動車整備士・ガソリンスタンド・機械工などは、暑い環境の中で働くことにより汗で悪化、さらに蒸発した油を吸うことにもなるため、アトピー以外のアレルギー疾患も、同時に発症する危険があります。

最低限の予防策は出来たとしても、何年も仕事を続けるうちに体の中で蓄積されたものが、ある日突然激しい湿疹として現れることも珍しくはありません。

他にもある、アトピーには向かない仕事

女性の場合は、濃いメイクが好まれる職場も注意した方がいいでしょう。受付の仕事や接客業など、常に人と向かい合う職場では、最低限のメイクはマナーのうち。しかもストレスに満ちた職場でもあります。

また、ほこりが多かったり、空調が整っていない職場などでは、環境そのものがアレルゲンになってしまいます。常に暑くて汗をかき続けるような職場では、間違いなくアトピーは悪化します。

アトピーの人には、肌に対して刺激物になるものがある職場は、基本的に向かないと考えた方がいいでしょう。

「自分の適正」を知ることが重要

アトピー性皮膚炎を患うと、様々な制約が出てきます。軽度の症状ならまだ普通に働けますが、重度の症状になると、仕事の選択肢は狭くなっていきます。

アトピーの観点から言えば、事務職などが好ましいと言えますが、性格的に事務仕事が向いてない人もいるでしょうし、逆に体を動かす現場などの方が気楽で良いという人もいます。 そういう人が無理に性格に合わない仕事に就くと、ストレスでアトピーが悪化して逆効果になる場合もあります。

私はもともとアレルギー体質で、それがアトピーにもつながりました。 汗をかくことを避けた方が良いのは知っていましたが、体を動かさないのも逆にアトピーには良くありません。飲食業界を選んだのも、好きだからという理由以外に、自分の体のためにも体を動かしていたいという気持ちからでした。

再発予防のケアを欠かさなかったおかげで、今はアトピーを忘れるほどに回復しましたが、それでも時々前兆のような症状が出ることがあります。アトピーの人は、いかに自分の体を良く観察し、仕事をコントロールしていくのかが重要なんです。

転職を繰り返しても良い!

「これが自分の天職だ!」と思える人は、世の中のごくわずかです。残念ですが、アトピーの人は尚更そういった職業に出会える確率が低くなります。

アトピーや自分の性格を考えて就いた仕事でも、人間関係に悩まされ、私生活に支障が出て続けられなくなった...なんてことだってあります。

転職して心機一転やる気を出しても、次に就いた仕事もなかなか合わず、アトピー爆発により数年で断念.....。実際にアトピーが原因で、転職を繰り返している人たちは数多くいます。

アトピーケアと仕事の両立はとても難しいのです。

しかし、転職を繰り返してしまっても、それを気に病むことはありません。その中で様々な仕事が体験できるし、本当に自分に合う職業が見つかるかもしれません。そして、その経験は自分にとっての財産にもなっていきます。

前向きに、積極的に生きよう!

アトピーによって人生が大きく狂わされることはありますが、それを乗り越えることで、道は新しく開けるものです。

一般的にアトピーには良くないとされる仕事でも、「自分はこれがしたい!」と強く思えるのなら、一度チャレンジしてみても良いと思います。やってみて合わなければ、次に進めばいいんです。

ただし、アトピーの人が仕事を続けるためには、周囲の理解も必要です。「アトピーはかくから悪化する、それなら我慢すればいいのに・・・甘えてる!」こう考える人も未だに多いんです。

家族の理解と同じように、少しずつでいいから、職場の人に理解してもらう努力も必要でしょう。それには自分が働く環境を自分で整えて、仕事の面でも前向きになるべきです。

仕事がうまく回り始めれば、周りのすべてがいい方向に進んで行くでしょう。

「アトピーだって仕事はできる、積極的に挑戦してやる!」そう考えて生きてみませんか。

written by LisaKuwahara

まとめ:アトピー患者はどんな仕事を選べば良いの?

なぜ仕事をするとアトピーが悪化する?

  • 仕事の忙しさが、アトピーを悪化させる
  • 職場のストレスが、アトピーに追い打ちをかける

アトピーには向かない仕事

  • 水仕事はアトピーが悪化するので避ける
  • アレルゲンが多い職場も避ける
  • アトピーへの刺激物がある仕事は避ける

自分の適性を知って仕事を選ぶ

  • 自分のアトピーの症状を見極める
  • 自分の仕事に対する適正を考えてみる
  • 転職は経験だと割り切って考える
  • 仕事にも人生にも、前向きになって進むのが重要

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