NICOLY:)[ニコリー] コンプレックスの悩み解決・応援サイト

医師が教えるコンプレックス解決サイト
監修済記事:1036記事

メルマガ登録

2016年12月03日 更新 | 3,241 views

金属アレルギーに悩まずにピアスを楽しむには?選ぶべき素材と注意点

品川スキンクリニック新潟院院長 武内大

この記事は、品川スキンクリニック新潟院院長 武内大が監修しています。

金属アレルギーの人でも、素材や使い方に注意することでピアスを付けることができます。今は金属アレルギーでない人も発症する可能性があるので、純チタンやサージカルステンレス製のピアスを付けたりコーティング剤を使用したりしましょう。汗をかく場面での使用を控えることも大切です。

ピアスを開けている人やこれからピアスを開けようと思っている人は、金属アレルギーについて知っておくべきだといえます。

なぜなら金属アレルギーは誰でも発症する可能性のあるものだからです。もちろんピアスを開ける前から金属アレルギーを持っている人はいます。しかし、ピアスを開けることで金属アレルギーになってしまう人も多いのです。

とはいえ、金属アレルギーのある人もピアスの素材や使い方に注意することによってピアスを楽しむことができます。また今は金属アレルギーの症状がない人も同様に注意しておくことで、発症を防げる可能性が高いようです。

ピアスを付ける際に注意すべき金属アレルギーについて知っておきましょう!

ピアスで金属アレルギーの症状が出ると?

顔に指を当てるピアスをした女性の写真

金属アレルギーの症状にはどのようなものがあるのでしょうか?

ピアスを付けている最中や外した後に以下のような特徴が現れたら金属アレルギーかもしれません。

金属アレルギーの症状の特徴

  • 痒みがある。
  • 痛みがある。
  • 赤みを帯びる。
  • 熱をもっている。
  • 炎症を起こし、ただれている。
  • 透明または薄黄色の液体が出ている。

ピアスホールの調子が悪いと、金属アレルギーではなくても上記のようになってしまうことがあります。そのため、これらの症状があれば必ず金属アレルギーというわけでもありません。

金属アレルギーの可能性が高いのは、付けるピアスによって症状が出るときと出ないときがある場合です。特定のピアスを付けたときに痒みや痛みが出る場合は、そのピアスの金属へのアレルギーがある可能性が高いといえるでしょう。

金属アレルギーはアレルギー物質の蓄積が原因

花を持った女性の写真出典:Unsplash

ピアスを開けることによって金属アレルギーになってしまう人がいます。なぜもともと金属アレルギーではなかった人が、ピアスを開けることで金属アレルギーになってしまうのでしょうか?

金属アレルギーが起こる過程を見ていきましょう。

金属アレルギーが起こるまでの過程

  1. 身につけた金属が汗や唾液などの体液と触れて、金属イオンという形になって溶け出す。
  2. 金属イオンが皮膚から吸収され、体内でタンパク質と結びつく。
  3. タンパク質と金属イオンの結びついたアレルギー物質から体を守るために、体内で抗体がつくられる。
  4. アレルギー物質が許容の量を超えると、抗体が過剰に反応するようになる。

タンパク質と金属イオンの結びついたものがアレルギー物質です。体が受け入れられるアレルギー物質の量は決まっており、決まった量を超えると抗体が反応します。そして炎症をはじめとするアレルギー症状として現れるのです。

つまり金属アレルギーになることや症状が出ることを防ぐためには、金属イオンが汗によって溶け出さないようにすることが大切だといえます。

またアレルギー物質を受け入れることができる量には個人差があるため、症状が出るまでの期間は人それぞれです。しかし許容範囲の量を超えてしまう可能性がある限り、誰でも金属アレルギーになる可能性はあるといえるでしょう。

ピアスの素材を確認しよう

さまざまなピアスの写真出典:we heart it

金属の中でも、アレルギーを起こしやすい素材と起こしにくい素材があります。体液によって溶け出しやすい金属と、ほとんど溶け出すことのない金属があるからです。

金属アレルギーの人でも素材に気をつければ、金属のピアスを付けることが可能だといわれています。アレルギーを防ぐためのピアス選びのポイントを見ていきましょう。

アレルギーを起こしやすい金属、起こしにくい金属

まずはアレルギーを起こしやすい金属と起こしにくい金属にはどのようなものが分類されるのかを知りましょう。

アレルギーを起こしやすい金属には以下のものがあります。

アレルギーを起こしやすい金属

  • ニッケル
  • コバルト
  • アルミニウム
  • クロム
  • スズ
  • 亜鉛
  • バラジウム

上記の金属の中でも、ニッケルによるアレルギーは多くの人に起こりやすいのだとか。そのためニッケルを使用していないニッケルフリーのピアスも多くなっているようです。

そして素材が明記されていないものには、アレルギーを起こしやすい金属が含まれている可能性が高いということを覚えておきましょう。

何の金属でできたピアスなのかを知ることは、アレルギーを防ぐにあたってもっとも大切なことといえます。

一方、金属アレルギーを起こしにくいとされるのは以下の金属です。

アレルギーを起こしにくい金属

  • 白金
  • プラチナ
  • チタン
  • タンタル
  • ジルコニウム
  • ステンレス

これらは、汗に触れても成分が溶けだしにくいためアレルギーが起こりにくいといわれている金属です。

しかしほとんどのアクセサリーは、金属と金属が混ぜられた合金でつくられています。

例えば18金は、金75%に銀12.5%と銅12.5%を混ぜたもの。銅にアレルギーがある人が18金のピアスを付けると、症状が出てしまう可能性が高くなります。

また、チタンと表記されたピアスはアクセサリーショップでよく見かけますが、それだけではほかに何の金属が含まれているのかわかりません。チタンと混ぜられた金属が自分に合わないと症状が出てしまうでしょう。

アレルギーが起こりにくい金属の割合が高かったとしても安心せず、ほかに何の金属が入っているかが表記されているピアスを選ぶべきだといえます。

ピアスの素材についての注意点

金属にはアレルギーを起こしやすいものと起こしにくいものがあることがわかりました。

何の素材でできたピアスなのかを確認することは金属アレルギーを防ぐために大切です。

では、実際にピアスを選ぶときにはどのような点に注意すれば良いのでしょうか?

ピアスの写真出典:we heart it

磁石でどのような金属かを判断

付けたいと思ったピアスに、具体的な素材が表記されていないこともあるかもしれません。その場合、磁石を使って含まれている金属を判断できることがあります。

ニッケルやコバルトなどのアレルギーを起こしやすい金属は、磁石にくっ付く特性があるものが多いようです。磁石に近づけてみて反応したら、アレルギーを起こしやすい金属が含まれている可能性が高いのだとか。

メッキ加工には要注意

メッキ加工には注意が必要です。メッキとは、金属の表面を処理する方法のこと。ピアスや指輪などのアクセサリーは、金属の表面を金属によって加工したものが多くなっています。

金やロジウム、チタンのようなアレルギーを起こしにくい金属でメッキ加工されているものにも、輝きを増すために下地としてニッケルメッキが使われていることが多いようです。

また、メッキは時間とともに剥がれていくもの。メッキが剥がれ、中の金属が肌に触れることによって症状が出てしまうこともあります。中身の金属が何かがわからない場合長時間使用するのは避けたほうが良いでしょう。

ピアス全体の素材を確認しよう

ピアスの部分ごとに違う金属が使われている可能性があることにも注意しましょう。

ピアスの軸部分、ポストの素材が自分に合う素材でも、留め具であるキャッチや飾りがアレルギーを起こす金属でできていることもあります。不安のある人は、キャッチをシリコン製のものに付け替えても良いでしょう。

純チタンとサージカルステンレスのピアスがおすすめ

青いピアスの写真

チタンとステンレスは、アレルギーを起こしにくい金属です。

その中でも純チタンと呼ばれるものは純度99.485%で、もっともアレルギーの起こりにくい金属だといわれています。

またサージカルステンレスとは医療用に使われる特殊なステンレスで、純チタンと同様にアレルギーがかなり起こりにくいとされているものです。SUS316Lと表記されることも。

純チタンやサージカルステンレスでできたピアスは増えてきているようです。アレルギーが起こらない、かつ気に入るデザインのものを見つけましょう!

コーティング剤という手も

素材をしっかり確認してピアスを選ぶことが大切です。

しかし「かわいい!欲しい!」と思ったピアスが、アレルギーを起こしやすい素材でできていることもあるかもしれません。

付けたいピアスが素材が合わず付けられないときは、市販の金属アレルギーを防止するコーティング剤を使ってみましょう。

コーティング剤は、アレルギーの原因となる金属イオンを閉じ込めるはたらきを持つもの。ピアスの軸の部分に適量塗ることで、合わないピアスでもアレルギーを起こさずに使用できる可能性が高くなります。

定期的に塗りなおす必要はありますが、付けられるピアスの幅を広げたい人にはおすすめです。

金属製のピアスを使うときの注意点

ピアスを付けた女性の写真出典:we heart it

アレルギーを起こしにくい素材でできたピアスを付けていても、金属に肌が触れる限り絶対にアレルギーが起こらないとはいえません。

ですが、ピアスの付け方や保ち方によって金属アレルギーを防げる可能性が高くなります。

汗をかく場面での使用は避けよう

金属アレルギーは、体液に金属が触れて成分が溶け出すことが原因です。

なるべく汗と金属を触れさせないようにするために、運動をするときはピアスを外すようにしましょう。また、何もしていなくても多くの汗をかいてしまう夏の時期は、ピアスに限らず金属製のアクセサリーを避けることが望ましいです。

夏場も金属製アクセサリーを楽しみたい場合は、付ける時間を短くしたり、コーティング剤を塗ったりして対策しましょう。

ピアスを清潔に保とう

ピアスを清潔にしておかないと、菌が繁殖しやすくなり衛生的に良くない、というのはほとんどの人が知っていることでしょう。

しかし実は、金属アレルギー対策のためにもピアスを清潔にすることは大切なのです。汗や垢がピアスに残っていると、金属が溶けて体内に入りやすくなってしまいます。

外したピアスは、清潔なタオルかティッシュを濡らしたもので拭き取りましょう。アルコールを使って除菌している人もいるかもしれませんが、アルコールは刺激が強いため肌がかぶれてしまう可能性があります。そのため拭き取るのには水が最適です。

非金属製のピアスも

ピアスを付けた女性の写真出典:we heart it

金属以外でできたピアスを付けていれば、金属アレルギーの症状は出ることがありません。「絶対に金属アレルギーを避けたい」という人は、非金属製のピアスを探してみましょう。

ピアスには、樹脂やアクリルなどで作られたものがあります。特に、樹脂で作られたピアスは、種類が豊富でさまざまなデザインのものがあるようです。

ただし樹脂やアクリルなどでできたピアスは素材自体が柔らかいため、傷が付きやすいという面も。付いた傷に汚れが溜まると雑菌が繁殖しやすくなるので、こまめに消毒する必要があります。

アルコールは樹脂やアクリルを溶かしてしまう可能性があるので、ノンアルコールの消毒液を使うようにしましょう。

悪化させないために皮膚科へ

微笑む女性の写真出典:Unsplash

ここまで金属アレルギーの症状を避けるための方法について見てきました。

アレルギー症状の出ないピアスを選ぶことも大切です。しかし、もし症状が出てしまった場合はピアスを付けるのを一度止めて皮膚科へ行くことをおすすめします。

金属アレルギーによってホールの状態が悪くなっているときは、アレルギーを起こさない素材でできているピアスだとしても付けることを避けるべきでしょう。

ピアスを付けるのは、皮膚科でもらった薬によって炎症が治まったあとにすることが大切です。

皮膚科では金属アレルギーの検査もできる

皮膚科によっては自分がどの金属にアレルギー反応を起こしてしまうのかを調べるパッチテストを受けることもできます。

さまざまな金属の試薬を塗布したシートを背中に貼り、それぞれに出る反応を見るテストです。2日間はシートを貼りっぱなしにしておきます。

入浴の制限があったり、一週間以内に4回通院する必要があったり、手軽な検査とはいえないかもしれません。

しかし、自分が何の金属でアレルギー反応を起こしてしまうのかを知っていれば、その金属に触れたり、アクセサリーを付けたりすることを避けることができます

保険が適用される検査なので、金属アレルギーの疑いのある人は受けてみると良いかもしれません。

アレルギーの出る金属を避けてピアスを楽しもう

ピアスをつけた女性の写真出典:we heart it

金属アレルギーになってしまっても、自分に合う素材でできたピアスを選べば、トラブルなしに楽しむことができます。

さまざまな素材のさまざまなデザインのものが売っていますし、コーティング剤もあるので、きっと安全に付けられるお気に入りのものが見つかるはず。

今は金属アレルギーでない人も、アレルギーを起こしやすい素材のものを避けたり、汗をかくときには外したりして予防しておきましょう。

top image via we heart it

ピアスの施術の地域別人気クリニック

東京

水の森美容外科 東京銀座院

銀座一丁目駅 6番出口より徒歩1分

詳しく見る

大阪

品川美容外科 心斎橋院

心斎橋駅「1番出口」徒歩すぐ

詳しく見る

福岡

品川美容外科 福岡院

西鉄 福岡駅より徒歩約5分

詳しく見る

NICOLYおすすめ:美容整形やってみたシリーズ

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

関連するキーワード

注目の記事

【大人気】ブログより詳しい!整形の痛みやダウンタイム・術後経過すべて見せます!美容整形体験レポートシリーズ

【大人気】ブログより詳しい!整形の痛みやダウンタイム・術後経過すべて見せます!美容整形体験レポートシリーズ

NICOLY編集部では、カウンセリングから術後経過までの画像がたっぷりの、美容整形体験レポートを公開しています。切らないプチ整形から、脂肪吸引まで読み応え十分。NICOLY編集部いちおしの記事です。随時更新中!

45984 views | 整形二重脂肪吸引脂肪溶解注射

カテゴリ一覧

この記事の監修者

この記事のライター

本日のアクセスランキング

いまNICOLYで人気の記事

話題のキーワード

いまNICOLYで話題になっているキーワード

専門家ライター募集

NICOLYで記事を執筆していただける医師を募集

NICOLYでは「コンプレックスで悩んでいる人を笑顔に」というビジョンのもと毎日記事を更新しています。信頼性の高い記事を出し続けるために、記事の執筆をしていただける医師を募集しています

専門家ライター募集フォーム

編集者募集

NICOLYで記事を編集してくれる編集者募集

NICOLYでは「コンプレックスで悩んでいる人を笑顔に」というビジョンのもと、一緒に働いてくれる編集者を募集しています。

編集者募集フォーム

関連する記事

この記事に関連する記事をピックアップ