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2016年09月29日 更新 | 2,150 views

MCTオイルでやせる?2か月間使用してみた結果は......!

成分の100%が中鎖脂肪酸であるMCTオイルは、体内でエネルギーとして代謝されやすく、体脂肪になりにくい油です。体脂肪燃焼モードである「ケトン体代謝」に体を切り替えるとされるため、ダイエット中のライターが実際に2か月間摂取してみました。

スプーンにオイルを垂らしている様子の写真

MCTオイルを摂ると、脂肪が燃焼するらしい」ということをインターネット上で目にしたのは、去年のことです。

摂るだけでダイエットに効果があるだけでなく、「集中力が増す」「空腹感を感じなくなる」などの効果も期待できるとのこと。ネット上には、MCTオイルを賞賛する記事があふれています。

糖質制限を実践して4年目にもかかわらず、体重が停滞して減らなくなってしまった私は「もしかしてMCTオイルで、体重がまた減りはじめるかもしれない!」と大いに期待して、MCTオイルを摂取してみることにしました。

果たして、MCTオイルでダイエット効果は得られたのか……?

結果をご報告する前に、MCTオイルとは何なのか、なぜMCTオイルで脂肪が燃焼するのか、そのメカニズムについてもこの記事でご説明します。

MCTオイルの購入を検討している人は、参考にしてみてください。

次に書いてあること:MCTオイルってどのようなもの?オイルに含まれる中鎖脂肪酸のダイエット効果についても

MCTオイルとは

ヤシのオイルの写真

MCTオイルとは「中鎖脂肪酸が100%のオイル」で、現在市販されているMCTオイルは、ココナッツやパームヤシから「中鎖脂肪酸」のみが抽出されたものです。

中鎖脂肪酸のことを英語で「Medium Chain Fatty Acids:MCFA」と呼び、100%中鎖脂肪酸のオイルを「Medium Chain Triglyceride」と呼びます。

「MCT」とは、「Medium Chain Triglyceride」の略です。

中鎖脂肪酸とは

そもそも「脂肪酸」とは、炭素や水素、酸素が鎖状に結合した物質で、結合のしかたにより下記のの2種類に分かれます。

  • 飽和脂肪酸
  • 不飽和脂肪酸

このうち、私たちの体のエネルギー源となりやすいのが「飽和脂肪酸」です。そしてこの「飽和脂肪酸」はさらに下記の3種類に分かれます。3者の違いは、炭素鎖(たんそさ)の長さ、つまり「炭素が結合している数」の違いです。

  • 短鎖脂肪酸:炭素数が4〜7個。バターやチーズ、牛乳などに含まれる。
  • 中鎖脂肪酸:炭素数が8〜12個。ココナッツや母乳に含まれる。
  • 長鎖脂肪酸:炭素数が12個以上。オリーブオイルや大豆油など、植物油のほとんどに含まれる。

※炭素の結合数の区切りかたについては、上記以外にも、さまざまな考え方があります。

中鎖脂肪酸の特徴

中鎖脂肪酸は、結合の鎖が短いため、「体内で分解されやすい」という性質があります。

この「体内で分解されやすい」とは、「中鎖脂肪酸の代謝が速い」ということを意味します。

長鎖脂肪酸・中鎖脂肪酸・短鎖脂肪酸のそれぞれの代謝のされ方を違いをくわしく見てみましょう。

長鎖脂肪酸の代謝のされかた:いったん中性脂肪として貯蔵され、グリコーゲン枯渇時のみ使われる

長鎖脂肪酸の、エネルギー源としての使われかたと比較してみましょう。

長鎖脂肪酸は「中性脂肪」へと合成され、いったん脂肪組織や筋肉組織に貯蔵されます。

その後、体内でエネルギーとして使われる「グリコーゲン」、すなわちブドウ糖が枯渇したときにはじめてこれらの蓄積されている脂肪が分解され、エネルギーとして使われます。

つまり長鎖脂肪酸は、エネルギーとして消費されるまでに多くのプロセスをたどり、時間も非常にかかるということ。なぜなら長鎖脂肪酸は、「ブドウ糖が枯渇したときに使う、非常時のスペアエネルギー」だからです。

中鎖脂肪酸の代謝のされかた:ダイレクトに肝臓に入り、すぐにエネルギー源となる

一方、中鎖脂肪酸は、小腸から門脈(肝臓へと流れる血管)を経由して直接肝臓に入り、すぐにエネルギー源として代謝されます。

長鎖脂肪酸のように、いったん中性脂肪へと合成されて脂肪組織や筋肉組織に貯蔵されることがなく、したがって、体脂肪として蓄積されることもありません

また、エネルギー源として燃焼される効率が良いことも中鎖脂肪酸の特徴です。

中鎖脂肪酸の消化吸収は長鎖脂肪酸の約4〜5倍、代謝は約10倍も速いといわれています。

次に書いてあること:原料が同じMCTオイルとココナッツオイルは何が違うの?

MCTオイルとココナッツオイルとの違い

ココナッツオイルの写真

MCTオイルは、先述のように「ココナッツから中鎖脂肪酸を抽出したもの」です。

では、ココナッツの実の殻をむき、中の「胚乳」と呼ばれる白い部分を圧縮して得られる[color1:「ココナッツオイル」とは、どこが違う*のでしょうか?

MCTオイルとココナッツオイルとの違い1:成分の違い

MCTオイルの成分は、100%「中鎖脂肪酸」です。

一方、ココナッツオイルの成分は、約60%が「中鎖脂肪酸」で、残りの約40%は「長鎖脂肪酸」と、脂肪酸の比率が違っています。

また、MCTオイルとココナッツオイルでは、「中鎖脂肪酸」の成分構成も異なります。

中鎖脂肪酸は、その分子構造により、以下の4種類に分けられます。

  • C6(カプロン酸)
  • C8(カプリル酸)
  • C10(カプリン酸)
  • C12(ラウリン酸)

※「C6」とは、炭素数が6個であることをあらわします。

MCTオイルの中鎖脂肪酸の成分構成は下記のとおり。

  • C8(カプリル酸):約60%
  • C10(カプリン酸):約40%

一方、ココナッツオイルの中鎖脂肪酸の成分構成は下記のようになっています。

  • C8(カプリル酸):約7%
  • C10(カプリン酸):約6%
  • C12(ラウリン酸):約50%

※下記は長鎖脂肪酸

  • C14(ミリスチン酸)約18%
  • C16(パルミチン酸)約8%
  • C18(ステアリン酸)約3% など

MCTオイルとココナッツオイルとの違い2:味の違い

ココナッツオイルには、かなり強い「ココナッツ臭」があります。味は無味に近いものの、クセがあります。

精製されたココナッツオイルより、バージンココナッツオイルの方が、香りや味は強くなります。

「ココナッツの香りと味」というと、あの甘い感じを想像して「悪くないのでは?」と思う人もいるかもしれません。

しかし、香りや味があまりに強いため、人により好き嫌いが明確に分かれるようです。また、独特の香りと味から、ココナッツオイルを使うことのできるレシピも限定されます。

一方、MCTオイルは、無味無臭であるため、さまざまなレシピに使うことができます

次に書いてあること:体脂肪燃焼モード!「ケトン体代謝」とは?

MCTオイルで期待される「ケトン体代謝」とは

スムーズな代謝をイメージした写真

MCTオイルがダイエットに有効とされる理由は、体を体脂肪燃焼モードである「ケトン体代謝」という状態に移行させることにあります。

ケトン体代謝とは

ヒトの体は、ブドウ糖をエネルギーの燃料とする「グルコース代謝」と、脂肪酸を燃料とする「ケトン体代謝」の、2種類の代謝機能をそなえています。

この2種類の代謝機能のうち、優先されるのは「グルコース代謝」です。つまり、体内にブドウ糖があるかぎりは、グルコース代謝が行われます。

体内のブドウ糖が枯渇すると、今度は体脂肪が分解されはじめます。体脂肪が分解されてできた「脂肪酸」は肝臓で分解されますが、この過程で「ケトン体」という物質がつくられます。

そしてケトン体は血液によって全身に運ばれ、全身の細胞でブドウ糖に代わるエネルギー源として利用されます。この状態が「ケトン体代謝」です。

ケトン体代謝になるとやせる理由

ケトン体代謝のエネルギー源は、体内にたくわえられている体脂肪です。

体脂肪を分解してエネルギー源として燃焼するため、ケトン体代謝では体脂肪が減り、やせることができるとされます。

実は、少し前に話題となった「糖質制限ダイエット」は、このメカニズムを利用しています。摂取する糖質の量を意図的に減らすことで体内のグリコーゲン量を枯渇させ、「グルコース代謝」から「ケトン体代謝」に切り替えることで体脂肪の燃焼をうながし、減量効果を得るダイエット法です。

次に書いてあること:MCTオイルはケトン代謝への移行をサポート!

MCTオイルですみやかにケトン体代謝に

スプーンでオイルを口に運ぶ様子の写真

グルコース代謝とケトン体代謝では、グルコース代謝が優先的に行われます。

このため、ブドウ糖が体内にある状態では、通常はケトン体代謝には切り替わりません。

しかし、中鎖脂肪酸には、ブドウ糖がまだ体内に残っている状態でも、代謝をケトン体代謝に移行させるはたらきがあるとされます。

中鎖脂肪酸が体をケトン体代謝に移行させるしくみ

中鎖脂肪酸は、直接肝臓に運ばれてすみやかに分解されます。

分解されるまでに多くの時間とプロセスを要する長鎖脂肪酸と比較すると、同量を摂取した場合、中鎖脂肪酸からは長鎖脂肪酸の数倍〜10倍の量のケトン体が産生されることがわかっています。


さらに、中鎖脂肪酸からケトン体を産生する回路は、体内に残存しているブドウ糖の影響をほとんど受けないといわれています。

このため中鎖脂肪酸は、ブドウ糖がまだ体内に残存している状態下でもケトン体を大量に合成し、体をケトン体代謝に移行させると考えられています。

MCTオイル摂取後、1〜2時間でケトン体代謝に

個人差はありますが、MCTオイルを摂取すると、体は1〜2時間後にグルコース代謝からケトン体代謝へと移行するとされています。

通常、グルコース代謝からケトン体代謝に移行するには、糖質の摂取制限を開始してから数日〜数週間を要します。このことを考えれば、すぐにケトン体代謝に切り替えてくれるMCTオイルは、ダイエット中の人にとってとてもありがたい存在。

これが、MCTオイルが注目されている理由です。

MCTオイルダイエットは、糖質制限との組み合わせが前提

MCTオイルを摂取すると、ブドウ糖がまだ体内に残存している状態下でもケトン体代謝に移行できるとされています。

しかし、ケトン体代謝のメカニズムを考えると、やはり体内にブドウ糖が残存していない方が、体脂肪がより燃焼されると考えられます。

このため、ダイエット目的でMCTオイルを摂取する際は、糖質制限をおこなっている方がより効果が出やすいと推測できます。

次に書いてあること:MCTオイルのダイエット+αに役立つ効果とは!?

MCTオイルで得られるとされる効果

細いウエストを持つ女性の写真

MCTオイルは、特にダイエットをしている人に人気です。それは、以下のような効果が期待できるとされているためです。

MCTオイルで得られるとされる効果1: 体脂肪として蓄積されにくい

MCTオイルは、エネルギーとして利用されやすく、体脂肪として蓄積されにくいため、ダイエットに向いているとされます。

しかし、MCTオイルの中鎖脂肪酸はあくまでも「体脂肪として蓄積されにくい」のであって、MCTオイルが体脂肪を燃やしてくれる」のではありません

MCTオイルで得られるとされる効果2:体脂肪の燃焼を助ける

ところが、MCTオイルは「結果として」体脂肪の燃焼を助けると考えられます。

それは中鎖脂肪酸を摂ると、体の代謝が、糖質をエネルギー源とする「グルコース代謝」から、脂肪をエネルギー源とする「ケトン体代謝」へと切り替わるからだとされます。

MCTオイルで得られるとされる効果3:空腹時にお腹が鳴らなくなる

体が「グルコース代謝」になっているときは、食事の前後や空腹時に血糖値が大きく上下します。このため、空腹時には強烈な空腹感を覚えたり、お腹が鳴ったりします。

一方「ケトン体代謝」では脂質をエネルギー源とするため、血糖値の上下幅は小さくなります。このため、空腹感も穏やかなものになり、お腹が鳴ることもありません

私自身、糖質制限をはじめてからは、どんなに長時間食事を摂ることができなくても、お腹が音をたてて鳴ったことは1度もありません。

「お腹がすく感覚」も、血糖値の上下にともなう空腹感のように切迫感のあるものではありません。もちろん「お腹がすいた感」はありますが、穏やかなものです。

MCTオイルで得られるとされる効果4:集中力が増す

ケトン体は、グルコースとは異なる経路で脳に供給されるため、グルコースよりも効率的に脳へエネルギーを供給することができるとされています。

またケトン体は、脳神経のエネルギー代謝を改善したり、脳神経の細胞を活性酸素や炎症から保護したりする作用があることが知られています。

このため、体がケトン体代謝になると、集中力が増したり、仕事のパフォーマンスが上がることを実感する人が多いようです。

ケトン体のこれらの脳への効果は、医療現場でも利用されています。アルツハイマー病やパーキンソン病などの脳神経細胞障害の進行抑制に、ケトン体代謝を維持するための「ケトン食」が導入されています。

次に書いてあること:MCTオイルはどのように摂ればいい?

MCTオイルをダイエットに取り入れる際の注意点

注意を促すイラストの写真

MCTオイルは無味無臭であるため、さまざまなレシピに使うことができます。

しかし、MTCオイルを摂取する際には、いくつか注意したい点も。

MCTオイルの注意点1:加熱調理に使用しない

MCTオイルは「発煙点」が低いことに注意が必要です。

「発煙点」とは、「加熱したときに発煙が始まる温度」のこと。オリーブオイルや大豆油など、ほかの植物油の発煙点は200℃以上なのにくらべ、MCTオイルでは160℃です。

このため、MCTオイルは加熱調理には使用しない方が良いとされています。

MCTオイルの注意点2:少量の摂取から始めて体を慣らす

体内にすみやかに消化・吸収されることは、MCTオイルの長所です。

しかし、体内に入ってきたMCTオイルを体が処理しきれないときに、下痢や腹痛、吐き気などの症状が起こることがあります。

このため、MCTオイルは少量の摂取からはじめて、徐々に体を慣らしていくことが推奨されています。

MCTオイルの1日の摂取量の目安は、「大さじ1〜3杯」です。この量を1日のなかで数回に分けて摂取すると、下痢や腹痛などの副作用が出にくいとされます。

MCTオイルを使ったレシピ例

MCTオイルを使ったレシピ例には、以下のようなものがあります。

MCTオイルのレシピ例1:コーヒーに入れる

MCTオイルを一躍有名にしたベストセラー本「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」に登場するレシピです。

「完全無欠コーヒー」と名付けられたこのレシピは、コーヒーにMCTオイルとグラスフェッドバターを入れ、ブレンダーなどで撹拌して乳化させたもの

著者のデイヴ・アスプリー氏は、高脂肪型の食事法の実践により、140キロあった体重から50キロの減量に成功しています。彼はその食事法のなかで「完全無欠コーヒー」を朝食に置き換えています。

ただし、アスプリー氏が使用したのは「ブレインオクタンオイル」というオイルで、「MCTオイル」からカプリル酸のみを抽出したものココナッツオイルの約18倍ものカプリル酸を含み、MCTオイルよりもさらに高い効果があるとされます。

しかしブレインオクタンオイルは、日本から購入するとかなり高価。このため、ブレインオクタンオイルをMCTオイルに置き換えて実践する人も多いようです。

MCTオイルのレシピ例2:ほかの油脂と置き換える

MCTオイルは、加熱調理に使う以外は、通常のレシピのなかでほかの油脂と置き換えて使うことができます。

たとえば、サラダにかける、手作りマヨネーズの材料にする......などの使い方ができます。

次に書いてあること:MCTオイルのデメリットとは?

MCTオイルについて懸念されていること

考える女性の写真

さまざまな効果が期待できるMCTオイルですが、懸念されている事柄もあります。

MCTオイルについての懸念1:抽出に使われる化学薬品の発がん性

MCTオイルによっては、ココナッツではなくアブラヤシの実から抽出されているものもあります。

アブラヤシの実から抽出された油「パームオイル」については、製造過程で使われる化学物質に、発がん性が指摘されています。

アブラヤシの実由来のMCTオイルの抽出方法が、パームオイルの抽出方法と同じとは限りません。しかし、私たち消費者には抽出方法がわからない限り、「違う」とも言い切れないのも事実。

このため、あえてココナッツ由来のMCTオイルを使うという人もいます。

MCTオイルについての懸念2:体への長期的な影響は未知数

中鎖脂肪酸は、自然界に存在する成分です。しかし、MCTオイルのように高濃度のものは、自然のものを人工的に凝縮した「合成油脂」であり、自然界に存在する形からは大きく離れたものになっています。

MCTオイルは近年登場した商品であるため、このような合成油脂を長期にわたり継続的に摂取した場合の体への影響は、まだわかっていません

次に書いてあること:MCTオイルの摂取による副作用とは?

MCTオイルで報告されている副作用

不機嫌そうな女性の写真

MCTオイルの摂取では、以下のような症状も報告されています。

MCTオイルで報告されている副作用1:イライラや不安

もともと不安障害の傾向がある人がMCTオイルを摂取すると、イライラや不安に襲われるケースがあるようです。

これは、MCTオイルの作用として、脳に高エネルギーが供給されることの反動ではないかと推測されています。

MCTオイルで報告されている副作用2:お腹の張り

お腹にガスがたまる症状も報告されています。これは、MCTオイルを多量に摂取した人によく見られる症状のようです。

これらの場合は、MCTオイルの1回の摂取量を減らすとともに、食べものと一緒に摂るようにすると、数週間のうちに症状はなくなるようです。

MCTオイルで報告されている副作用3:胃痛やそのほかの胃腸の不調

MCTオイルを摂取後に、胃腸の不調をおぼえる場合もあるようです。これは、製品に含まれる不純物が原因である可能性があります。

あるいは、MCTオイルの中鎖脂肪酸の成分による症状かもしれません。

中鎖脂肪酸には「C6(カプロン酸)」「C8(カプリル酸)」「C10(カプリン酸)」「C12(ラウリン酸)」の4種類があることは前述しましたが、MCTオイルのメーカーにより、配合されている中鎖脂肪酸の各種類の比率はさまざまです。

C6(カプロン酸)のように、炭素数の少ない中鎖脂肪酸の含有量が多いほど、体内で消化吸収されるスピードが速いため、胃腸が処理しきれずに不調を起こしやすいと推測されます。

MCTオイルで報告されている副作用4:下痢

MCTオイルをはじめて摂取する人によく見られるのが、下痢です。

中鎖脂肪酸は消化吸収が速いため、胃腸が処理しきれないときは、すみやかに体外へ排出されます。

これは中鎖脂肪酸に限ったことではなく、油脂全般を摂りすぎたときにも起こる症状です。

MCTオイルで報告されている副作用5:めまいや頭痛

めまいや頭痛も、MCTオイルを摂りはじめて間もない時期によく起こる症状です。

原因は不明ですが、製品に含まれる不純物や、含まれる中鎖脂肪酸の種類などに関係するのではと考えられています。

MCTオイルで報告されている副作用6:吐き気や嘔吐

吐き気も、MCTオイルの使用初期によく起こる症状ですが、通常は数日から数週間のうちに起こらなくなるとされています。

多くの人の場合、吐き気のみでおさまるようですが、少数ながら嘔吐してしまう人もいるようです。この場合は、MCTオイルの使用をやめることが推奨されます

MCTオイルで報告されている副作用7:体重の増減

体重の増減も、MCTオイル使用者の多くが経験する現象です。体重が減る人もいる一方、体重が増えてしまう人もいます。

次に書いてあること:副作用があらわれたらどうすれば良い?

MCTオイルで副作用があらわれた場合の対処法

オイルをかけた食事の写真

MCTオイルの使用で体調不良があらわれた場合には、以下のような対処法が推奨されています。

MCTオイルの副作用への対処法1:食べ物と一緒に摂る

空腹状態でMCTオイルを摂って何らかの不調があらわれた場合は、食べものと一緒にMCTオイルを摂ってみると、症状が軽減することが多いようです。

MCTオイルの副作用への対処法2:摂取量を減らす

1回あたりの摂取量を減らしてみて、症状が軽減するかどうか、様子を見てみるのもひとつの方法です。

1回あたり大さじ1杯分のMCTオイルを摂取しているなら、小さじ1杯に変えてみるなど、少しずつ量を減らしてみてください。

MCTオイルの副作用への対処法3:メーカーを変えてみる

MCTオイルは製品により、原料や抽出方法、中鎖脂肪酸の構成成分が異なります。

このため、複数の会社の製品を使い、依然として症状が出るかどうか試してみるのも良いでしょう。

MCTオイルの副作用への対処法4:体が慣れるのを待つ

MCTオイルを摂取して初期の体調不調は、単に体が中鎖脂肪酸の代謝に慣れていないことが理由である可能性もあります。

あまり気にならない程度の体調不良であれば、様子を見ながら継続してみましょう。

MCTオイルの副作用への対処法5:使用を中止する

症状がひどい場合は、MCTオイルの使用を中止するのが最善の方法です。

現在MCTオイルから得られているメリットよりデメリットの方が多いのであれば、あえて使用を続ける理由はないでしょう。

次に書いてあること:MCTオイルを摂取しない方が良い人とは?

MCTオイル摂取を控えた方が良いとされている人

手を伸ばして何かを制止する女性の写真

MCTオイルは、以下に当てはまる人は摂取しない方が良いとされています。

  • 妊娠中または授乳中の人
  • 肝臓疾患がある人
  • 糖尿病の人

MCTオイルが妊娠中、または授乳中の体に及ぼす影響については、まだ十分な研究結果がありません。それだけでなく、胎児に対する影響を懸念する声もあります。

悪影響があるかどうかは不明確ですが、安全性も確立されていないため、妊娠中または授乳中の人はMCTオイルの使用は控えた方が安心だと言えます。

また、C12(ラウリン酸)は炭素数が多く、長鎖脂肪酸に近いため、肝臓で処理される必要があります。このため、肝臓に負担がかかることが懸念されます。

さらに、中鎖脂肪酸は大量のケトン体を生成するため、血液中のケトン体濃度が上昇すると、糖尿病のタイプによっては、「ケトアシドーシス」という危険な状態になることがあります。

次に書いてあること:実際にMCTオイルを使ってみた!その結果……

実際にMCTオイルを使ってみて私の体に現れた変化

女性の口元の写真

私は、朝食はコーヒーのみで済ませます。そのコーヒーに小さじ1杯のMCTオイルを入れ、クリーマーで乳化させて飲むことにしました。

MCTオイル使用開始から1か月:軽い体調不良

最初の1週間ほどは、お腹を下すこともありましたが、1日おきぐらいの頻度でした。MCTオイル摂取後に少し胃の不快感がありましたが、気になるほどではありませんでした。

これらの症状は、日が経つにつれて軽くなっていくのかと思いきや、MCTオイル摂取開始1週間を過ぎた頃からどんどん悪化していきました。

MCTオイルを摂るたびにお腹をくだすようになり、腹部の不快感もひどくなっていきました。

使用開始から1か月〜2か月:体調不良がさらに悪化。体重は3キロ増

使用開始から1か月が過ぎた頃には、1回MCTオイルを摂ると、小さじ半杯〜1杯しか摂っていないにもかかわらず、その後数時間にわたり何度もトイレを使用することに

また腹痛もひどくなり、さらに胃を絞られているような耐え難い痛みになってきました。全身に冷や汗が出てめまいがするため、横になって痛みがおさまるのを待つのが日課となりました。

そこまでしてなぜMCTオイルの使用を続けていたかというと、ダイエット効果を期待していたからです。しかし、MCTオイルを1本使い切った時点で約2か月が経過していましたが、体重は2か月でなんと3キロ増

この間、食生活は変えていないため、体重増加の原因はMCTオイルしか思いあたりません。

私にとってはメリットがまったくなかったため、2本目のMCTオイルを購入するか否かについては迷いなく「NO」でした。

実際にMCTオイルを使ってみた結論:体に合わない人もいる

推奨されている摂取のしかたは守っていたのですが、やせるどころか体重が増えてしまい、最後には耐えられないほどの体調不良が起こるようになってしまいました。

対処法で推奨されているように、別のメーカーの商品に変えてみればよかったのかもしれません。

しかし、あの強烈な腹痛をもう一度経験するかもしれない可能性を考えると、再チャレンジする気には到底なれなかったため、MCTオイルの使用を断念しました。

次に書いてあること:MCTオイルはまずは少量から試してみよう

自分の体の反応を信じて判断することが大事

笑う女性の写真

MCTオイルを実際に購入した人のレビューを見ると、「やせることができた」というレビューもある一方、逆に「太った」というレビューも一定数見られます。

「効果が実感できない」という商品はよくありますが、「やせた」「太った」と、両極端の結果が出る商品も珍しいのでは。

MCTオイルは登場してまだ間もない商品であるため、「なぜ両極端の結果が出るケースがあるのか」ということについての理由は、まだ不明のようです。

MCTオイルの購入を迷っている人は、「自分の体に合うかどうか」を判断するために、まずは少なめの容量の商品から試してみるのが良いかもしれません。

NICOLY:)編集部員がメディカルダイエットに挑戦!

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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