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2016年03月03日 更新 | 5,201 views

BMI18未満のモデル禁止の国も! 命にかかわる「痩せすぎ」

周囲の目を気にしたり、偏った美意識によって極端に低カロリーな食生活を続けている「痩せすぎ女子」が、日本でも増えています。拒食症や栄養不足によるさまざまな弊害など、痩せすぎには健康上の多くのリスクがあり、海外では痩せすぎモデルの起用を禁止している国もあります。痩せすぎ=美しいという意識、ちょっと見つめ直してみませんか?

10月5日(月)放送のNHK『クローズアップ現代』で、ある衝撃的な事実が明らかにされました。

その内容は、「今の日本の若い女性は痩せすぎている」というもの。

今、日本人女性の8人に1人は “やせすぎ”ており、その割合は戦後最多を記録。中でも20代女性の平均摂取カロリーは食糧難だった終戦直後を下回る1628kcalで、世界的にも異例の低水準にあることが国の調査で判明した。

出典:ニッポンの女性は“やせすぎ”!? ~“健康で美しい”そのコツは~

人の体型の問題としては、どちらかというと「肥満」ばかりが取り沙汰されがちですが、その真逆の状態である「痩せすぎ」も立派な健康問題。

今回は前述の番組の放送内容を参考に、日本をはじめ世界で問題になっている"痩せすぎ女子"について紹介します。

この記事に書いてあること

  • 痩せすぎ女子が国内外で増加中
  • 痩せすぎ女子が増えている理由
  • 痩せすぎ女子を待ち受ける6つの試練

BMI18未満の人は海外で規制されるレベルの痩せすぎ

ファッションの聖地フランスでは、業界関係者からの強い反発を押し切り、昨年4月にBMI18未満のファッションモデルを雇用することを禁する法案が可決されました。

BMI(体格指数)というのは肥満度を表す国際的な指標で、18.5未満が「痩せ」、18.5以上が「普通」、25以上が「肥満」です。

BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)

例えば身長150cm(1.5m)で体重40kg以下の人、身長160cm(1.6m)で体重46kg以下の人はBMI18未満です。いかがでしたか?

海外では痩せすぎモデルがどんどん規制されている

フランスでは痩せすぎモデルの起用を禁止する法案が可決されただけでなく、さらに拒食症や過度の細身を奨励した人に罰則を与える法案も可決されました。

約4万人ともいわれる、多くの拒食症者を抱えるフランス。今回の一連の法案は、痩せすぎ女性の増加に歯止めをかけるのが狙いです。

フランスの他にもイタリアやスペイン、イスラエルでも同様に、痩せすぎモデルに対する規制が決まりました。

また、イギリスでは痩せすぎマネキン人形に市民が反発、マネキンの撤去運動が起こっています。

こうした流れは、遅かれ早かれ日本にもやってくるかもしれません。

痩せすぎを助長しているのは社会や周りの人

それでは、なぜ女性たちは「痩せ」を通り越して「痩せすぎ」レベルの細い身体を目指すのでしょうか。

番組内のアンケートでは、現状でもすでに痩せている女子がさらなる痩せを志向する理由として挙げたものは「容姿 83%」「ファッション 55%」「健康 35%」とありました。

芸能人やモデルへの憧れ

女子の憧れ、芸能人やモデルの痩せすぎさんを紹介します。

たとえばメディアに出る女性タレントたちにも“痩せすぎ”は多く、身長163.5cmで体重が39kgの桐谷美玲(25)はBMIは14.6、川北麻衣子(23)は14.3、戸田恵梨香(26)16.1、本田翼(22)15.6、鈴木えみ(29)15.2、菜々緒(26)15.5

出典:桐谷美玲や菜々緒は危険水準「痩せすぎモデル」の深刻な実情

女子が憧れる芸能人やモデルの多くが痩せすぎで、それを周りが「美しい」「カワイイ」と賞賛している状況が、女子を痩せすぎへと誘導する一因となっています。

もちろん芸能人やモデルは美しいしカワイイのですが、彼女たちは痩せすぎているからカワイイのでしょうか?

彼女たちが少しでも太ったら可愛くなくなってしまうのでしょうか?

カワイイ服のサイズが小さい

15年前のマネキンに比べて、今のマネキンはとても細くなったそうです。

現在ではモデルだけでなく、マネキンも痩せすぎの傾向にあります。

その理由は、女性服がどんどん細身向けに作られているからだそうです。

着ようとした服がきつくて入らなかった時、「カワイイ服が着られない私、もしかして太ってるかも...」なんて思ってしまう人もいるかもしれません。

しかし、もしあなたが肥満体型でないのならば、それは痩せすぎ女子のために作られている服が悪いのです。

周りの目や言葉が気になる

日本人にとって、「太る」という言葉には基本的にいいイメージがないと思います。

冷静に考えれば、ただ単に「体重が増えた」というだけのことなのに、「太る」という言葉が必要以上にマイナスイメージを付加しているのです。

「ねぇ、少し太った?」

この言葉、怖いですよね。

私も怖いです。聞きたくない言葉です。

ダイエットのキッカケになる言葉でもありますが、一度誰かにこういうことを言われてしまうと、一種の強迫観念に駆られて自分の体型を必要以上に気にするようになり、過度なダイエットに走ってしまう女子が多いそうです。

痩せている人が「太った?」と言われたときは、BMI的に太っているではなく、以前と比較して体重が増加しているというだけだと思うので、気にする必要はないはずです。

痩せすぎは不健康! 痩せすぎ女子を待ち受ける6つの試練

はっきり言います。

痩せすぎは、あなたが思っている以上に深刻な健康問題です。

「そりゃ、肥満は不健康だけど……痩せている分には問題ないんじゃないの?」

なんて思っている人は、ただちに考えを改めていただきたいと思います。

痩せすぎは、最悪、死を招くことにもなりかねない危険な状態なのです。

1. 摂食障害(拒食症)になりやすくなる

過度な食事制限ダイエットを続けていると、食べることが怖くなってきます。

やがて心が食べることを受けつけなくなると、「拒食症」になってしまいます。

食べることは、生命活動の基礎。拒食症はそんな生の根幹を破壊する行為です……拒食症が原因で死んでしまったモデルもいます。

拒食症になった女性には、「親や彼氏にデブと言われた」「小さい頃に容姿をバカにされた」という人が少なくないそうです。

精神的に追い込まれて拒食症に陥り、食事をとれなくなることで肉体の健康まで損なってしまう彼女たちは、心身ともに大きなダメージを負うことになります。

NICOLYでも拒食症になった女性を取り上げたことがあるので、ぜひ読んでみてください。

2. 負のスパイラルに入ると抜け出しにくい

極度な低カロリー状態が続くと、身体はエネルギー消費を抑えようと筋肉を分解します。

筋肉が減ると基礎代謝量が下がります。すると食欲がわかなくなってあまり食べなくなります。

食べないのでパワーが出ず活動量が減ります。活動量が減ると筋肉の量が少なくなり...。

このように負のスパイラルに入ってしまい、戻ろうとしても思った頃には負のスパイラルからなかなか抜け出せなくなってしまいます。

3. 免疫力が低下し体調不良になる

前述のような負のスパイラルに入ると、体温が低下します。

すると冷え性や疲れやすくなることはもちろんですが、免疫力が下がるので風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。

痩せても体調不良で外に出られない日が多い、仕事やイベントに行けなくなってしまっては意味が無いですね。

4. 栄養不足がひき起す症状(骨粗鬆症、貧血、生理不順、不妊症など)

ものを食べないということはつまり、身体を健康に保つために必要な栄養を摂取できないということ。

栄養不足は身体のあちこちにさまざまな問題を生じます。

ビタミンやミネラルの不足は肌や髪の質を低下させ美しさを損なうだけでなく、集中力の低下や倦怠感を生じる原因にもなります。

カルシウム不足は骨粗鬆症、鉄分不足は貧血をひき起こし、身体の踏ん張りがきかなくなります。

ホルモンバランスが崩れ、生理不順や不妊症などの原因となることも。

5. 痩せすぎおばあちゃんは医療費や介護費が多くかかる

1~4のような状態のまま年を重ね、「痩せすぎおばあちゃん」になってしまうと、いったいどうなるでしょうか。

どんなに健康的な生活を送ってきた人でも、老いによって免疫力が低下し筋肉量が減り、体が衰えるのは避けられません……ただでさえ栄養が足らず、弱りきった痩せすぎの身体がいったいどうなるかは、言うまでもないでしょう。

そんな、身体にたくさんの不安を抱えた痩せすぎおばあちゃんは、当然ほかのお年寄りよりも医療費が嵩むケースが多くなります。

すこやかな老後を迎えるためには、若いうちからの十分な栄養摂取が必要不可欠なのです。

6.生まれてくる子どもの低体重率や生活習慣病リスクの増加

日本は低体重児の出生率が先進国で最多と知っていましたか?

「生まれた時からほかの子より低体重児で生まれてくるなんて、羨ましい」なんて思った人、大間違いです。

低体重児は糖尿病(Ⅱ型)の発症リスクが高く、他にも心筋梗塞などの生活習慣病リスクも高まります。

低体重児が生まれてくる主な原因は、妊娠中の過度なダイエットにあるといわれています。

妊娠中の肥満はたしかに難産のもとですが、かといって痩せすぎてもいけないのです。

太りすぎず痩せすぎず、適切な体重管理で健康的なお母さんを目指しましょう。

食事制限だけでは女らしい美ボディになれない

痩せて美しくなった芸能人やモデルは"運動"を取り入れています。

ローラさんは犬の散歩、ジムでのトレーニング、キックボクシングなどかなりストイック。

ローラさんも(多分)BMI18未満だと思いますが、食事制限だけで痩せた人に比べて健康的で女らしい美ボディに見えます。

日々のハードな仕事ができるのも、運動して筋肉をつけているからではないでしょう。

ダイエットには必ず運動を取り入れる

あなたが本当にモデルのスタイルに憧れているのであれば、運動を取り入れてダイエットしましょう。

運動は食事を制限するよりも大変かもしれませんが、それでも少しずつ運動を始めましょう。

筋トレでも有酸素運動でも、楽しみながら続けられるなら何でもOKです。

NICOLYでは運動ダイエットを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

まずは自分や周りの意識を変えるところから

過度なダイエットをしている女子は、一度立ち止まって本当に自分は痩せすぎ体型になりたいのかを考えてみてください。

ダイエットをするときは食べるものに気をつけ、運動を取り入れることで、痩せすぎではなく女らしい美ボディを手に入れるようにしてください。

海外では政府から痩せすぎにNGを出しましたが、日本では私たち普通の女子から「痩せすぎはNG」というメッセージを出すことで、社会を変えることができるかもしれません。

まずは「美しい身体とはなにか?」というところから考えてみませんか。

written by あおい

まとめ:痩せすぎ女子が急増中

痩せすぎ女子が国内外で増加中

  • 日本女性の8人に1人が痩せすぎである
  • BMI18未満の人は「痩せ」
  • フランスはBMI18未満のモデルの雇用を禁止

痩せすぎ女子が増えている理由

  • 芸能人など女子のあこがれを集める人には痩せすぎの人が多い
  • 可愛い服には細身に作られているものが多い
  • 周囲の目や言葉を過剰に気にしてしまう人が多い

痩せすぎ女子を待ち受ける6つの試練

  • 拒食症でものを食べられなくなる
  • 一度痩せすぎるとなかなかその状態から抜け出せない
  • 免疫力が低下し体調不良になる
  • 栄養不足によるさまざまな弊害を生じる
  • 高齢になってからの医療費が高額になりやすい
  • 妊娠中に痩せすぎると、生まれる子どもが低体重児になりやすい

NICOLY:)編集部員がメディカルダイエットに挑戦!

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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