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2016年11月26日 更新 | 1,611 views

傷が残りにくい?「Qスイッチルビーレーザー」でほくろ除去のメリットデメリットとは

品川スキンクリニック新潟院院長 武内大

この記事は、品川スキンクリニック新潟院院長 武内大が監修しています。

ほくろ除去をレーザーとメスのどちらを使った施術方法にするか悩んでいる人は多いもの。「Qスイッチルビーレーザー」でのほくろ除去は、平らなほくろに適しており、傷跡を最小限にして安全にほくろ除去できる方法のひとつとして知られています。今回は、Qスイッチルビーレーザーの特徴やメリットデメリット、治療期間、費用、その他の治療法との比較などくわしくご紹介します。

ほくろは誰にでもあるものですが、顔にほくろがあると年上に見られる、メイクをしても隠せない、目立つ部分に大きなほくろがある……といったことで悩んでいる人は多いよう。

そのため、「ほくろを取りたい!」と思っていても、メスで行うほくろ除去に抵抗を感じてしまう人も。

しかし、近年では、メスを使わなくても、ほくろ除去できる方法があります。

なかでも「Qスイッチルビーレーザー」は、平らなほくろに適した施術ですが、傷跡を最小限にして安全にほくろ除去できる方法のひとつとして注目されています。

そこで今回は、Qスイッチルビーレーザーの施術方法やリスクなどについて、くわしくまとめました。

ほくろとはどのようなものか?

肩にあるほくろ

ほくろとは、メラニン色素を作る働きを持った母斑細胞(ぼはんさいぼう)が、皮膚で増殖してできる良性のできもの(良性腫瘍)です。

色は黒、茶色、褐色等で、皮膚の他の部分と明確に境界があるのが特徴。

母斑細胞(ぼはんさいぼう)とは、メラニンを生成する色素細胞であるメラノサイトが変化したもので、紫外線を浴びてメラノサイトの働きが活発になると増殖します。

ほくろは2種類ある

じつは、ほくろには2種類あります。

  • 単純黒子(たんじゅんこくし)
  • 色素性母斑(しきそせいぼはん)

ほくろの形状には、平らなものと盛り上がったものがあり、前者は単純黒子(たんじゅんこくし)、後者は色素性母斑(しきそせいぼはん)と呼ばれています。

単純黒子(たんじゅんこくし)って?

単純黒子は、皮膚のごく浅い部分にあるメラノサイトがメラニンを生成してできるほくろで、大きさは1~2mm程度と小さなものが多いそう。

色素性母斑(しきそせいぼはん)って?

一方、色素性母斑は、母斑細胞がいくつもの層になって重なり、やがて盛り上がってきたり、皮膚の内部に増殖したりするほくろで、大きさや深さはさまざまです。

皮膚ガンである可能性も?

ほくろは良性のできものですので、美容上気になったり、日常生活に支障があったりすることがなければ除去する必要はありませんが、ほくろに似た皮膚ガンである可能性もあり、油断は禁物です。

ほくろによく似た悪性黒色腫(メラノーマ)とは

虫眼鏡でほくろを拡大している様子

ほくろによく似た皮膚がんには、悪性黒色腫(メラノーマ)や、基底細胞癌(きていさいぼうがん)があり、初期の段階ではほくろとの区別はつきにくいです。

悪性黒色腫(メラノーマ)簡単チェック表

ほくろによく似た皮膚ガンである場合、病状が進行すると以下のような特徴が現れます。

  • 左右非対称でいびつな形。
  • 輪郭があいまいでぼやけている。
  • 濃いところと薄いところがあり、色が均一でない。
  • 表面がでこぼこして盛り上がっている。
  • 直径6mm以上と大きい。
  • 短期間で急速に大きくなり、出血をともなう。

上記の項目にあてはまり、そのほか気になる点があるときは、早急に医師に相談しましょう。


ほくろは、母斑細胞の増殖によってできるもので、単純に皮膚の表面だけが黒くなっているわけではありません。

そのため、美白効果のある化粧品を塗ってもほくろは薄くならず、自分でほくろを消すのは難しいよう。

また、ほくろが皮膚ガンであるかは、自分では判断しにくいといわれています。

もし、除去を考えているほくろや、悪性ではないかと心配になるようなほくろがあれば、早めに皮膚科を受診するようにしましょう。

ほくろを除去する方法

ほくろをチェックする様子

クリーム等を使ってほくろを自分で取るという方法は聞いたことがあっても、本当にほくろを跡を残さずきれいに、安全に取れるのか不安を感じます。

やはり、医療機関でほくろ除去を行ったほうが安全で確実だと考えられますが、「どこへ行けばいいかわからない……」という人は案外多いもの。

ほくろの除去は、形成外科、美容外科、美容皮膚科、皮膚科で行われています。

施術の種類と方法

除去する方法は以下のように複数あります。

種類 施術法
レーザーによる治療 炭酸ガスレーザー, Qスイッチルビーレーザー
メスで切り取る方法 切除縫合法, くり抜き法, 電気メス
凍結療法 液体窒素による治療

それぞれのほくろの状態や、ほくろを除去する際に何を最優先するか(傷跡が残りにくい、再発が少ない等)によって、適した治療法は異なります。

施術選びのポイント

治療法を考える際には、デメリットへの理解が必要です。

  • ほくろを確実に取ろうとすると傷が大きくなって回復にも時間がかかる
  • 傷を最小限にすることに重点をおくとほくろが再発しやすくなる

たとえば、施術選びのポイントとして、上記のようなデメリットのどちらを取るかを考えてみるのもひとつの手です。

どのようなほくろの形状にも万能に対応できる治療法はありません。

そのため、ほくろの大きさ、ほくろの深さ、盛り上がっているか平らか、治療したいほくろの数などを考慮し、どの治療法が最適かは、医師と相談の上で決定します。

「Qスイッチルビーレーザー」って?

顔にレーザーをあてる様子

レーザーによる治療法は、ほくろのある部分にレーザーを照射し、ほくろの原因となっているメラニン色素や母斑細胞を破壊することによってほくろを除去する方法です。

ほくろ除去に用いられるレーザーにはさまざまな種類がありますが、現在主流となっているのは、「Qスイッチルビーレーザー」「炭酸ガスレーザー」です。

まずは、Qスイッチルビーレーザーの特徴からご紹介していきます。

特徴

Qスイッチルビーレーザーは、シミやあざ、ほくろ等による色素沈着を薄くする効果があるとされているレーザーです。

また、ほくろの原因となっている メラニン色素にのみ反応するため、周囲の正常な皮膚や血管を傷つけにくい特徴があるよう。

メラニン色素を破壊するレーザーである

Qスイッチルビーレーザーは、694nm(ナノメートル)の波長の光を出すレーザーです。レーザー光には、ある特定の色素に反応して吸収される性質がありますが、Qスイッチルビーレーザーの光の波長は、メラニン色素に対して吸収が高いと言われています。

そのため、Qスイッチルビーレーザーを治療したいほくろに照射すると、効果的にメラニン色素を破壊でき、ほくろの色を薄くするのに適していると考えられています。

破壊されたメラニン色素は、皮膚の浅い部分にあれば肌の表面から排出され、皮膚の深い部分にあれば数か月のうちに取り込まれて分解されていきます。

小さく平らなほくろに適した治療

小さく平らなほくろの画像

もちろん、どのようなほくろにも万能というわけではありません。

ほくろの細胞を切って取り出したりほくろを削り取ったりせずに、メラニン色素だけを破壊する性質上、直径5mm以下の小さく平らで根の浅いほくろが対象となります。

治療期間はかかっても、傷跡を最小限にして治療したい人が対象であると考えられます。

Qスイッチルビーレーザーの「メリット」

女性が両手をひろげて笑う様子

Qスイッチルビーレーザーの光は、メラニン色素以外の正常な皮膚には反応しません。

そのため、周囲の正常な皮膚を傷つけにくく、比較的安全に治療できると言われています。

また、施術の際の痛みも、一瞬だけ輪ゴムを弾いたような痛みがある程度であるよう。

さらに、傷跡が残りにくく、施術後の赤みや腫れも少ないため、入浴やメイク等への影響も最小限に抑えられそう。


ほくろ除去によって傷跡が残ってしまうのに不安を感じる人や、できるだけ日常生活に支障がないように治療をしたいと考えている人には、Qスイッチルビーレーザーによるほくろ除去は適していると言えるでしょう。

Qスイッチルビーレーザーの「デメリット」

女性が頭をかかえる様子

レーザーが黒色の色素に反応してメラニン色素を破壊する性質上、薄い色のほくろにはレーザーが反応しにくいと推測されます。

また、Qスイッチルビーレーザーの光を照射しても、盛り上がっているタイプのほくろは除去できません。

ほくろ除去後再発の可能性あり

Qスイッチルビーレーザーの照射で消えたように見えたほくろが薄く再発した場合は、再照射を行っても期待どおりにほくろが除去できない場合も。

再照射の際には3ヶ月以上の期間を開けるため、治療期間が長くかかってしまいます。

品川スキンクリニック新潟院院長 武内大

1回の照射でほくろが消えることが多いですが、再発することも多く2回、3回と照射が必要な場合があります。


1度の治療で確実にほくろを除去できることを期待する人には、Qスイッチルビーレーザーによるほくろ除去は向いていないかもしれません。

Qスイッチルビーレーザーでの「治療経過」

歩く女性の後ろ姿

では、Qスイッチルビーレーザーの治療経過についてみていきましょう。

レーザー照射直後の様子

Qスイッチルビーレーザーを照射した瞬間は、弾かれたような痛みがあるものの、麻酔がなくても我慢できる程度だと言われています。

そのため、レーザー照射の直後は、皮膚の表面が白くなりますが、15~30分程度でレーザーを照射した部分が赤く腫れてきます。

施術当日〜10日後の様子

個人差はありますが、やがて照射した部分はかさぶたになり、1週間から10日程で剥がれ落ちるよう。

テープ保護等の施術後のセルフケアについては、医師からの指示に従いましょう。

テープでの保護が必要な場合、かさぶたが剥がれ落ちるまでの10日間程、化膿止めの軟膏を塗った上からテープを貼るようにします。

かさぶたが剥がれ落ちても、レーザーを照射した部分には赤みが残っていますが、時間の経過と共に赤みは薄れ、目立たなくなっていきます。

1か月後〜3か月後の様子

ただし、ほくろを除去しても、皮膚の奥の方に色素が残っていると、しばらく経ってから表層に出てきて、再発してしまうことがあります。

そのため、3か月以上の間隔を開けて何度もレーザー照射を行うのが基本であるそう。

また、レーザーの再照射を行った場合は、施術後のセルフケアを含め、同じ治療経過を繰り返すことになるでしょう。

Qスイッチルビーレーザーでの「治療期間」

医者と話し合う患者の様子

ほくろが目立たなくなるまでの期間は個人差が大きく、「一定期間治療を続ければ必ずほくろが消える」と保証されるものではありません。

また、一旦はほくろが消えたように見えても、皮膚の深い部分のメラニン色素が取りきれずに残っている場合は、数か月~1年程度で再発し、さらに治療期間が長引いてしまうかもしれません。

Qスイッチルビーレーザーでほくろ除去の治療を受ける場合は、短期間でほくろを除去しようと考えるのではなく、再発の可能性も視野に入れ、長期間治療に取り組む覚悟も必要です。

Qスイッチルビーレーザーの「照射にかかる費用」

財布からお金を取り出す様子

Qスイッチルビーレーザーによるほくろ除去は、保険が適用されない自費診療となりますので、クリニックによってかかる費用は大きく異なります。

クリニックのホームページで確認

1回の照射にかかる費用は、2,000~5,000円程度が多いようですが、ホームページでレーザー照射の料金を見る際には、1回の照射で対象となる面積の設定(例えば直径5mmまで等)を確認しましょう。

照射以外にかかる費用

ほくろ除去の治療には、レーザー照射そのものの費用だけでなく、医師の診察料、アフターケアに必要なテープや薬剤の費用もかかります。

診察料、テープや薬剤にかかった実費はレーザー照射の料金とは別なのか、それとも、レーザー照射の料金に含まれているのかによっても、最終的に治療にかかる費用に差異が生じます。

再照射の費用はクリニックで異なる

さらに、ほくろが再発した場合の再照射の費用に関しても、クリニックによって違いがあります。

クリニックで定められた期間内であれば、無料もしくは通常より低額で再治療を行う保証制度のあるクリニックもありますが、保証制度がないクリニックでは、再度通常の費用を支払うことになるでしょう。


各クリニックのホームページを見ても、通院ごとにレーザー照射以外にどのような費用がかかるのかは一目では分かりづらいものです。

想定していたより料金が高額になってしまったというトラブルを避けるためにも、料金システムについては、施術を受ける前にしっかりとクリニックに確認する方がよいでしょう。

その他の治療法1: 「炭酸ガスレーザー」

レーザーを顔にあてる女性

レーザーを使用するほくろ除去には「炭酸ガスレーザー」という方法もあります。

特徴

炭酸ガスレーザーは、炭酸ガスを発振物質として波長10600nm(ナノメートル)の光を出すレーザーで、色は関係ないものの、水に吸収されやすい性質があります。

炭酸ガスレーザーは、細胞に含まれている水分に反応して熱エネルギーを発生する作用を利用し、ほくろの盛り上がった部分やメラニン色素を含めた、ほくろ全体を蒸散させて削り取るとされています。

盛り上がった小さなほくろ除去が可能

炭酸ガスレーザーではほくろを削り取ることができるため、表面から盛り上がったほくろでも除去が可能です。

メリット・デメリット

炭酸ガスレーザーによるほくろ除去には、以下のメリットとデメリットがあります。

【メリット】

  • 1か所につき数分程度で終了するので、治療時間が短い。
  • ほくろ周辺の血液は、施術後すぐに固まってしまうため、ほとんど出血しない。
  • メスで切り取るのと比較して傷跡が残りにくいといわれている。

【デメリット】

  • 大きなほくろを無理に取ろうとするとくぼんでしまうおそれがある。
  • ほくろの根が取り残されていると、再発のおそれがある。
  • 治療後、赤みが引くのに1~6か月の期間がかかる。(個人差が非常に大きい)

メリット・デメリットから、再発のおそれがあるとしてもできるだけ傷跡を少なくして治療したい人に炭酸ガスレーザーは適していると言えるでしょう。

その他の治療法2: 「切除縫合法」

メスの画像

メスを使用したほくろ除去は、主に形成外科や美容外科で行われています。

施術方法には、メスでほくろの周囲の皮膚を切りほくろの組織を取り出して縫い合わせたり(切除縫合法)、ほくろをくり抜いたり(くり抜き法)、電気メスを使用してほくろを削り取る方法があります。

まずは、切除縫合法についてご紹介していきます。

特徴

切除縫合法とは、メスでほくろの周囲を囲むように切り、ほくろを除去した後で切った皮膚を縫い合わせる方法で、レーザー治療では取るのが難しいとされる大きなほくろも除去できます。

メリット・デメリット

切除縫合法によるほくろ除去には、以下のメリットとデメリットがあります。

【メリット】

  • 一度の治療でほくろの根の部分まで取り除けるので、再発が少ないため、何度も治療を受ける必要がない。
  • 他の方法では除去が難しい直径6mm以上の大きなほくろを除去するのに適しており、ほくろの形状による制約も少ない。
  • 取り除いたほくろの組織で、悪性腫瘍である皮膚ガンの検査ができる。

【デメリット】

  • ほくろの直径の3倍以上もの長さで皮膚を切り開かなければならないので、傷跡が残ってしまうおそれがある。
  • 医師の縫合技術力によって、傷跡の残り方に大きな差が出る。
  • 抜糸後、3ヶ月程度テープ固定が必要な場合があります。

メリット・デメリットから、直径6mm以上の大きなほくろがある人、傷跡が残るおそれがあっても一度で確実に治療したいと考えている人に切除縫合法が適していると言えます。

その他の治療法3: 「くり抜き法」

メスをもつ手

レーザー以外の方法には、「くり抜き法」というものもあります。

特徴

くり抜き法とは、メスやパンチを用い、ほくろよりわずかに大きくくり抜いてほくろを除去する方法で、くり抜き後に1~2針程度縫う場合もあります。

メリット・デメリット

くりぬき法によるほくろ除去には、以下のメリットとデメリットがあります。

【メリット】

  • 切除縫合法より短時間で手術が完了する。
  • ほくろの組織ごとくり抜くので、再発の可能性が低い。
  • 取り除いたほくろの組織で、悪性腫瘍である皮膚ガンの検査ができる。

【デメリット】

  • 大きなほくろを取ろうとすると陥没するおそれがある。
  • くり抜いた部分にニキビ跡のような傷跡ができ、傷が治るまでに2~3週間程度かかり、色素沈着が3ヶ月程度で改善していきます。

メリット・デメリットから、小さなほくろで、再発の可能性が低い治療や切除縫合法より短時間で治療をしたい人にくり抜き法が適していると言えます。

その他の治療法4: 「電気メス」

電気メスをもつ手

また、ほくろ除去には「電気メス」というメスを使用する方法もあります。

特徴

電気メスによるほくろ除去は、電気分解法とも言い、高周波を利用した電気メスでほくろを焼いて削り取る方法です。

メリット・デメリット

電気メスによるほくろ除去には、以下のメリットとデメリットがあります。

【メリット】

  • 根の浅いほくろであれば、1回で切除できることが多い。
  • 治療が短時間で済む。

【デメリット】

  • ほくろの削り方が浅く、根の部分が取れていなかった場合、再発するおそれがある。
  • 大きなほくろを取ろうとすると陥没するおそれがある。
  • ほくろを焼いた後、底の部分に焦げ目ができて黒くなる可能性がある。

メリット・デメリットから、ほくろの削り方によっては再発するおそれがあっても、できるだけ短時間で治療したい人に電気メスによるほくろ除去が適していとる言えるでしょう。

その他の治療法5: 「液体窒素」によるほくろ除去

液体窒素がバケツに入った様子

また、レーザーやメスを使用せず、「液体窒素」によってほくろ除去を行う方法もあります。

特徴

液体窒素による治療は、隆起しているほくろのある部分に、綿棒などで液体窒素を直接塗り、ほくろを凍結させて除去する方法です。施術時には、ドライアイスに触った時のような痛みがあるようですが、施術時間は短時間で済むよう。

メリット・デメリット

液体窒素による凍結治療には、以下のメリットとデメリットがあります。

【メリット】

  • 非常に短時間で施術が終わる。
  • 治療の跡が残りにくい。

【デメリット】

  • 平らなほくろには不向き。
  • 液体窒素を塗る時に、一瞬ヒリヒリとした痛みがある。
  • 皮膚の奥の方にあるほくろの根は取り除きにくく、再発するおそれがある。

メリット・デメリットから、直径5mm以下の小さく盛り上がったほくろで、根の深いほくろは再発するおそれがあっても、できるだけ短時間で跡を残さず治療したい人に液体窒素による治療が適していると言えるでしょう。

「レーザー」と「メス」どっちでほくろ除去する?

悩む女性

「結局、ほくろ除去をレーザーで行うかメスで行うか迷っている……」という人は多いよう。

そこで、メスでほくろ除去する際のメリットデメリットをまとめてみました。

「メスでほくろ除去する」メリット・デメリットで比較する

メリットデメリットをみて、レーザーの特徴と比較しながら、施術方法を検討してみるといいかも。

【メリット】

  • ほくろの原因になっているメラニン色素や母斑細胞を根こそぎ取り除けるので、レーザー治療と比べて再発が少ない。
  • レーザー治療と違って大きなほくろ根の深いほくろにも対応できる。
  • 皮膚を切ってほくろを取り出したり、ほくろをくり抜いたりする方法であれば、取り除いたほくろの組織で、悪性かどうかの検査ができる。

【デメリット】

  • レーザー治療と比べて、傷跡が残りやすい。
  • レーザー治療と比べて、手術時間が長くかかる傾向がある。
  • 傷を縫った場合は、傷の消毒や抜糸で通院回数が多くなる。

レーザーを使用する方法とメスを使用する方法は、メリットデメリットを比較し、自分の希望により近い施術方法を選ぶようにしましょう。

ほくろ除去の「アフターケア」でテープやガーゼを貼る理由

ガーゼの画像

ほくろを除去のアフターケアとして、除去した部分に軟膏やテープ、ガーゼなどをつける、と医師から指示される場合が多いようですが、なぜテープやガーゼを貼る理由があるのでしょうか。

理由は、ほくろを除去した部分にテープやガーゼを貼るのは、傷を保湿した状態で保護するためです。

ほくろ除去後は乾燥NG

テープやガーゼを貼らないでいると、傷跡が乾燥してかさぶたが形成されます。

かさぶたの下で新しい皮膚が表面をおおってしまうため、かさぶたがはがれ、傷が治るときに、患部がくぼんだ状態になってしまいます。

ほくろ除去後は湿潤環境を整える

軟膏とテープ、ガーゼなどで傷を保護して乾燥を防げば、傷の治りを促進できるうえ、外部からの感染も防止できます。

結果として、ほくろ除去後の皮膚の状態がよくなり、傷跡が目立ちにくくなる効果が期待できます。

ほくろ除去後の「紫外線対策」

海辺で日を浴びる女性

Qスイッチルビーレーザーに限らずどのような方法でも、ほくろ除去を行った直後の皮膚は刺激を受けており、紫外線を吸収しやすい状態になっています。

色素沈着が起きやすい状態

皮膚が刺激で弱っているところに紫外線を浴びると、傷の部分が色素沈着を起こし、黒ずんでシミのようになってしまうおそれがあります。

紫外線対策が必須

色素沈着を防ぐためには、傷の部分に紫外線を当てないようにサンプロテクターと呼ばれる保護シールを貼ると同時に、日焼け止めクリーム、日傘、帽子等で紫外線対策をしましょう

ほくろを除去した傷跡の部分の皮膚が完全に回復するまでに6か月かかると言われていますので、その期間は特にしっかりと紫外線対策が必要です。


せっかくほくろ除去をしてほくろが目立たなくなったのに、新たにシミができてしまった……なんてことにならないためにも紫外線対策はしっかりと行いましょう。

ほくろの「自己処理」は可能?

クリームを腕に塗る様子

ほくろを除去するには、表面の黒い部分を皮膚から取り除けばよいのではないかと考え、「ほくろ除去クリーム」や「もぐさ」による自己処理を行う人もいます。

「ほくろ除去クリーム」って?

ほくろ除去クリームは、塗った部分の皮膚細胞を腐食させ、腐食した皮膚の細胞が再生するときにできたかさぶたと一緒にほくろがはがれ落ちるとされています。

しかし、ほくろ除去クリームは、日本国内では医薬品として認可されていないため、自己責任で購入し、使用することになります。

そのため、万が一シミやクリームの成分による化学やけどといったトラブルが起こっても、販売元では対処してもらえないことが多いよう。

品川スキンクリニック新潟院院長 武内大

ほくろ除去クリームを用いた治療は色素沈着やケロイドのリスクもあり、あまり推奨できません。

「もぐさ」って?

お灸の画像

自己処理でほくろを除去するには、ほくろ除去用として販売されている「もぐさ(お灸のようなもの)」をほくろのある皮膚の上に置き、火をつけてもぐさを焼くという方法です。

ただし、火を使うため、やけどをして跡が残るリスクがあります。

品川スキンクリニック新潟院院長 武内大

もぐさによる治療はやけどや色素沈着のリスクがあるためあまり推奨できません。

悪性ほくろの自己判断は難しい

ほくろが悪性の皮膚ガンであっても自分での判断は不可能です。

ほくろが悪性の皮膚ガンであった場合、表面上はほくろが取れたように見えても、ガンが転移してしまうおそれがあります。

ほくろがとれたと勘違いし、皮膚ガンの発見が遅れる危険性もあるため、自己処理はなるべく避けるのがいいかも。

自己処理は自己責任のもとで

泣く女性

医療機関で受ける施術と違い、ほくろ除去クリームやもぐさを用いる自己処理での方法では、どのような有効成分によってどのようにしてほくろが取れるのかが明確ではありません。

また、肌トラブルを起こしてから医療機関に治療に行っても、トラブルの状態が深刻であれば完全に元に戻らない場合もあります。

ほくろの自己処理トラブル事例

ほくろの自己処理によって生じたトラブルの相談事例やほくろの自己処理の問題点については、以下のサイトや資料に記載されています。

自己処理を考えている人は、一度目を通してみるといいかも。


ほくろ除去のために病院に行っているのを知られたくない……など、人それぞれの事情があって自宅でのほくろ除去を考えるのかもしれません。

たしかに、ほくろ除去クリームやもぐさを用いた自己処理で、跡が残る等のトラブルがなくきれいにほくろが取れ、ほくろの悩みを解消できている人もいるよう。

しかし、同じ方法で自分も成功するという保証はありません。

肌トラブルが起こった際は、自分で医療機関に行き、自己責任で対処する必要があるということも考慮し、安易にほくろの自己処理を決断しないようにしましょう。

ほくろ除去方法は慎重に検討しましょう

佇む女性の後ろ姿

今回は、ほくろ除去をQスイッチルビーレーザーで行うか迷っている人のために、施術方法の特徴、メリットデメリット、アフターケアなどについてまとめました。

ほくろ除去を行う際には、まずはさまざまな施術方法を知り、各クリニックのホームページやカウンセリング、経験者のブログ、症例写真等を参考にするなどして、できるだけ多くの情報を集め、自分の条件にもっとも合った方法を選ぶことが大切です。

また、ほくろと思っていたものが、実は皮膚ガンであったという可能性もあるため、自己処理によるほくろ除去はなるべく避け、医療機関でほくろ除去を行うのが安全かも。

医療機関でほくろ除去を行うには、レーザーを照射したり、メスで切ったり、ほくろを凍結したり……といったさまざまな方法がありますが、どのような方法を選択するとしても、やはりリスクは避けられないものです。

納得して施術を受けるためにも、ほくろ除去方法の選択は慎重に検討しましょう。

品川スキンクリニック新潟院院長 武内大

平らなホクロであればルビーレーザーでも良いでしょう。
ふくらみがある場合は、炭酸ガスレーザー、電気メス、切除縫合法などの治療を考慮した方が良いでしょう。
治療法ごとの効果・リスクを事前に医師から聞いておくと良いと思います。

ほくろ除去(レーザー,電気メス,切除)の費用目安

キャラクターの画像
クリニック 費用(目安)
東京美容外科 3,000円
湘南美容外科クリニック 3,749円
品川美容外科 4,860円
聖心美容クリニック 9,800円
城本クリニック 10,000円
水の森美容外科 16,000円

※費用は税抜表示です。施術方法やほくろの大きさは各クリニックによって異なります。

※掲載している情報は2016年10月12日時点で公式サイトに記載されていた情報であり、またクリニックによって施術条件や価格条件が異なるため各情報を保証する内容ではありません。正確な情報はクリニックの公式サイトを訪れていただくか、クリニックに直接お問い合わせ下さい。

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