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2016年10月18日 更新 | 950 views

欧米セレブ御用達!「パレオダイエット」で健康的にやせる方法

やせる、体調不良が改善すると評判のパレオダイエットは、石器時代の食生活を実践する食事法。つまり動物性タンパク質中心で、加工食品を排除した食生活です。カロリー制限や我慢が不要で実践しやすいのがメリットですが、食費がかかるなどのデメリットもあります。

パレオダイエット(Paleo Diet)は、パレオリシック・ダイエット(Paleolithic diet)の略で、「パレオリシック」とは、英語で「旧石器時代」のことです。

別名では、原始人ダイエット(caveman diet)、石器時代ダイエット(stone-age diet)などとも呼ばれます。

パレオダイエットは、アメリカのセレブたちがこぞって実践している食事法で、世界最高レベルの栄養学プロフェッショナルのサポートを受けるハリウッドスターたちが採用しているのです。

今回はこのパレオダイエットについて詳しく紹介します。

目次

パレオダイエット:原始人の食生活に戻るダイエット法

旧石器時代

パレオダイエットはその名の通り、「石器時代の食生活」を実践する食事法です。

しかし、現代にはおいしいものがたくさんあるのに、なぜわざわざ石器時代の食生活に戻る必要があるのでしょうか?

「石器時代」の定義は、厳密には世界の各地域によって異なりますが、だいたい今から約260万年前に始まったとされます。この時代の人々の食生活は、遺跡から出土する石器から推測できるのです。

狩猟や動物の解体や加工に使う石器が多いことから、彼らのおもな食料は狩猟でしとめた動物や、魚などの動物性タンパク質が中心であったと考えられています。

その反面、植物を食べていたかどうかについては、ほとんどわかっていません。

この時代の人々は、筋肉質の体で運動能力や瞬発力、持久力に優れていたと考えられています。

農耕がはじまったの1万年前から肥満はあった

農耕時代

時は流れ、今から約1万年前に人類は農耕を始め、穀物を主食とするようになりました。

農耕による食料の安定供給が可能になったおかげで、地球上の人類は爆発的に増加。狩猟だけでは現在の人口を支えきれなかったといわれています。

私たちが今生きているのは、農耕のおかげであり、先祖たちの命がつながれてきたからに他なりません。その反面、農耕は問題も生みました。

炭水化物の大量摂取が可能になったため、この頃すでに肥満などの慢性病が散見されるようになっていたことが、化石調査からわかっています。

人間の遺伝子は石器時代のまま!?

遺伝子

人類が誕生したのは、約700万年前とされており、穀物が主食になったのは、たったの約1万年間です。

人間の遺伝子は、環境に適応して変化。ただし、遺伝子の変化には気が遠くなるような長い時間がかかり、1万年程度では変化しないといわれています。

つまり、私たちの遺伝子はいまだに、ほぼ「石器時代」のままだというのです。

この理論からすると、遺伝子にもっとも適した食事とは石器時代の食事ということになります。

石器時代の食事を再現するパレオダイエットは、まさに体にもっとも優しい食事法不です。

パレオダイエットの理論は1970年代から存在

研究所

名前だけ見ると奇抜な食事法のようですが、中身は筋が通っているパレオダイエットの理論。実は、新しいものではありません。

はじめてパレオダイエットを提唱したのは、1975年にアメリカで出版された本『The Stone Age Diet(石器時代ダイエット)』の著者で、胃腸科の専門医であるウォルター・L・ヴォーグトリン(Walter L. Voegtlin)医師です。

その後2002年に、栄養学と運動生理学が専門の科学者でコロラド州立大学教授であるローレン・コーダイン(Loren Cordain)氏が『The Paleo Diet(パレオダイエット)』という本を出版。

この本はじわじわとベストセラーとなり、2010年を過ぎた頃から関連本や料理本も続々と登場しました。

2013年には、「パレオダイエット」というワードがGoogle検索のダイエット部門で1位に。

現在アメリカでパレオダイエットは「ブーム」という段階を通り越し、定番ダイエット法としてすっかり人々に定着しているそうです。

パレオダイエットはアメリカで大人気!セレブの実践者多数

セレブ

パレオダイエットを実践しているセレブは多数。

以下のような有名人たちがパレオダイエット実践者であることが知られています。

  • スカーレット・ヨハンソン
  • ミーガン・フォックス
  • ジェシカ・ビール
  • ユマ・サーマン

お気づきのとおり、スタイルの良いセレブばかりです。

体が資本である彼女たちが選ぶ食事法であれば、よっぽど良い食事法なのかな?と気になりますね。

男性では、これまたナイスバディで知られ、映画でも、私生活でパパラッチされるときも、締まった体を見せつけるかのように上半身裸姿の多いマシュー・マコノヒーもパレオダイエット実践者。

元フロリダ州知事のジェブ・ブッシュ氏は、大統領候補となる前に6か月で18キロの減量に成功したと報道されています。

パレオダイエットで期待できる効果

やせる

セレブたちがこぞって実践するだけあり、パレオダイエットではさまざまな健康効果があるといわれています。

具体的にパレオダイエットにはどのような効果が期待できるのでしょうか。

パレオダイエットの効果:やせる

パレオダイエットは「やせる」ことを目的とした食事法ではありません。遺伝子に適した食事法であり、人の体に合った食事をすることが目的です。

しかし、パレオダイエットの食事法は体を適正体重に戻してくれるため、太っていた人は減量に成功する例が後を絶たないそう。

アメリカ生まれのパレオダイエットを日本人向けにアレンジしたメソッド「崎谷式パレオ食事法」を提唱している崎谷博征医師も、ダイエット目的ではなくパレオダイエットを始めたところ、体重が2週間で5キロ落ちたそうです。

また、崎谷医師が指導した人の中には、1か月で15キロやせた人、2か月で8キロやせた人もいるそう。

多くの人が、パレオダイエットを始めて1〜3か月で適正体重に近づくそうです。

適正体重とは?

ちなみに、何をもって「適正体重」というのでしょうか?実は、「BMI」という指数として、国際基準で決まっています。

【BMI】

BMIとは、「Body mass index(体格指数)」の略。世界保健機関(WHO)が定めた、肥満ややせなどの体格を判定する国際基準です。

身長の二乗に対する体重の比、つまり「体重(キロ)÷(身長(メートル)×身長(メートル)」で値が求められます。

適正体重=BMI22

「適正体重」は、BMIが22のとき。この体格ではもっとも病気になりにくいため、もっとも健康であるとされています。

ただし、BMI22の体格は、女性の多くが憧れるスリムなモデル体型ではなく、やや健康的な体型に見えるかもしれません。

現代女性の多くが「スタイルが良い」と感じる女性の体重は「美容体重」と呼ばれ、BMI=20とされています。

パレオダイエットの効果:アレルギー疾患の改善

アレルギー

パレオダイエットでは、「アレルギーが治った」という人も多いようです。これは、パレオダイエットでは穀類を食べないことと関係があるかもしれません。

小麦や大麦、ライ麦などの穀物にはグルテンというタンパク質が含まれます。グルテンが体内に入ると、体調不良になる人がいますが、このような人はグルテン過敏症かもしれません。

症状がひどい人はアレルギー反応を起こし、腸内環境が悪化。グルテン過敏症であっても、自分では気づいていない人も多いといわれています。

欧米で「グルテンフリー」な食生活をする人がここ数年増えていますが、パレオダイエットを実践すると自動的にグルテンフリーな食生活になるのです。

パレオダイエットの効果3:体調全般の改善

上記のほかにも、体調が良くなったという人が多いよう。具体的には、以下のような効果を実感している人たちがいるようです。

  • よく眠れるようになった
  • より集中できるようになった
  • 健康診断の検査値が正常値になった

パレオダイエットは遺伝子レベルで体に良い食事であるため、体のさまざまな不調も改善されていくのかもしれません。

パレオダイエットでやせた人が続出している理由

体調改善

このようにパレオダイエットは、やせることが目的でなくとも、体重が減少する人が多くいます。

パレオダイエットでは、なぜ多くの人がやせるのでしょうか?やせる人が続出している理由を探りましょう。

やせる理由1:「結果として」糖質制限に近い食事になる

糖質制限

パレオダイエットは、「糖質制限ダイエット」とはコンセプトが異なります。

糖質制限の目的は、体の代謝を、ブドウ糖をエネルギー源とする「グルコース代謝」から、体脂肪燃焼モードである「ケトン体代謝」に切り替えること。

このため、グルコース代謝の燃料である糖質の摂取を制限します。

一方パレオダイエットでは穀類や豆類、菓子類を摂取しないため、食事のなかで糖質が占める量がグンと減ることに。すると結果として糖質制限に近い食事になるため、やせると考えられます。

やせる理由2:サーミック・イフェクトが多い

体温

崎谷医師は、著書『肉・魚が食べ放題の 原始人食ダイエット』で、「原始人食ダイエット」で無理なくやせる理由として「サーミック・イフェクト」効果を挙げています。

体がエネルギーを消費する3つの方法

崎谷医師によれば、体がエネルギーを消費する方法には3通りあるそう。

  1. 基礎代謝
  2. 運動
  3. サーミック・イフェクト

「基礎代謝」とは、何もせずじっとしていても、拍動(内臓の周期的な収縮と弛緩の繰り返し)や呼吸、消化など、生命活動維持に必要な活動で消費されるエネルギーのことです。

「運動」とは、体を動かすことによって消費されるエネルギー。従来のカロリー制限ダイエットは、摂取カロリーを運動カロリーより少なくすることでエネルギー不足状態を作り出し、やせるものです。

サーミック・イフェクトとは

さて3のサーミック・イフェクトとは、食べものの消化や代謝に使われるエネルギーのこと。

肉を食べたときに、体が熱くなるように感じる人も多いでしょう。これは、肉を消化するには多くのエネルギーが必要だからです。

実際、サーミック・イフェクトがもっとも高いのがタンパク質です。そして、もっとも低いのが加工食品なのだそう。

パレオダイエットでは動物性タンパク質を多く摂り、加工食品は摂取しないため、サーミック・イフェクトが高い食事となり、やせやすくなるのです。

やせる理由3:タンパク質で満腹中枢を刺激

満足

タンパク質の満腹中枢刺激作用も、パレオダイエットでやせやすい理由なのだそう。

炭水化物や脂質に比べて、タンパク質は満腹中枢を刺激する作用が強いとされています。

さらに、炭水化物の摂取は血糖値を乱高下させますが、タンパク質を摂取したときは血糖値の上下幅が少ないため、タンパク質は二重の意味で空腹感を感じにくくさせる効果があるのです。

つまり、ほどよい量で満足感が得られるため、自然と食べ過ぎることがないのです。

これが、パレオダイエットが「我慢不要のダイエット法」である理由です。

パレオダイエットの食事内容

食事

崎谷医師は、アメリカ流のオリジナルなパレオダイエットを日本人向けにアレンジした「原始人食ダイエット」を提案しています。ここでは、日本でより実践しやすい「原始人食ダイエット」の内容を紹介。

原始人食ダイエットでは、1日の摂取エネルギーの内訳を、以下のように分けています。

  • 約50%を脂質から摂る
  • 約30%を動物性タンパク質から摂る

そして、食材は以下の3つのカテゴリーに分かれます。

  • おすすめ食品
  • 控えめ食品
  • NG食品

食材を選ぶ基準:「石器時代の人々は、それを食べていたか?」

一見、決まりごとが多いように見えますが、食材を選ぶときの判断基準は簡単。石器時代の人々が食べていたであろう食品を選べば良いのです。

すると必然的に加工食品でない食品を選ぶことになり、健康的な食生活になるのです。

原始人食ダイエットの「おすすめ食品」

オススメ食品

原始人食ダイエットにおける「おすすめ食品」は、「食事の中心となる食品」です。具体的には、以下のようなものです。

  • 肉類:赤身肉(牛肉、豚肉、鶏肉、ラム肉)
  • 魚介類全般(天然もの)
  • 実菜・根菜・葉菜・香菜類
  • 海藻・きのこ類全般
  • 果実類
  • ナッツ類:マカダミアナッツ

ナッツ類のうちマカダミアナッツだけがおすすめ理由は、オメガ3系の脂肪酸を多く含むからです。

マカダミアナッツ以外のナッツ類は、摂取が多すぎると炎症などさまざまな体の不調の原因となるオメガ6系の脂肪酸を多く含むため、ときどき食べる程度が望ましいとされます。

どんな肉がおすすめ?

肉の種類

おすすめの食品のひとつ、肉の中ではとくに牛肉の赤身肉が推奨されています。牛肉のなかでも「グラスフェッド・ビーフ」、つまり「牧草飼育牛」の肉が良いのだそう。

「牧草飼育でない牛」とは何かというと、「グレインフェッド・ビーフ」つまり「穀物飼育牛」。日本で売られている牛肉のほとんどが、グレインフェッド・ビーフです。

グラスフェッド・ビーフの特徴

グラスフェッド・ビーフは赤身が多く、あっさりした味。良質なタンパク質やビタミンB1、B2やB12、脂肪燃焼にかかわるアミノ酸カルチニン、鉄分や亜鉛など、栄養素を豊富に含みます。

グラスフェッドで育った牛のミルクからできるバターも同じく栄養満点で、普通のバターとは脂質などの組成が異なるのです。中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす不飽和脂肪酸や、ビタミンや抗酸化物質の含有量も普通のバターより豊富です。

しっかりと肉の味がして美味しく、健康にも良いグラスフェッド・ビーフは、欧米でニーズが高まっているのだそう。

グレインフェッド・ビーフについて懸念されること

一方グレインフェッド・ビーフは脂が多く、霜降りであることも。

日本では喜ばれる「サシ」ですが、穀物で育った牛の脂肪には炎症を起こす作用のある「オメガ6」が多く、人間の体内でも炎症を起こします。

また、家畜の飼料である大豆やトウモロコシは、遺伝子組換え作物の典型的なもの。

これらの作物がつくられる際に使われる農薬や除草剤などの有害物質も、牛肉の脂肪分に濃縮されて蓄積されている可能性が指摘されています。

原始人食ダイエットの「控えめ食品」

控えめ食品

控えめ食品とは「摂取を、食事の全体総量の2割までにとどめる」食品です。

  • 肉類:霜降り肉
  • 魚介類:養殖の魚
  • 自然卵でない卵
  • 野菜:糖質の多いもの。トマト、ミニトマト、ナス、ジャガイモ
  • 果物:糖質の多いもの。バナナ、ブドウ、マンゴーなど
  • 豆類:小豆、インゲン、エンドウ豆、ソラ豆、枝豆、ピーナッツ、豆乳など 穀類:米、小麦、トウモロコシ、そばなど ナッツ類:アーモンド、ごま、かぼちゃの種、栗、クルミなど

穀物を食べたい場合は、1日に茶碗1杯の白米ご飯はOKです。

米や麦の外皮や胚芽には、ミネラルの吸収をさまたげるフィチン酸や、腸の粘膜細胞を傷つける成分が含まれるため、玄米よりも白米がおすすめです。

原始人食ダイエットの「NG食品」

NG食品

NG食品とは、絶対に食べてはいけない食品のこと。食材の原型が変わるほど加工されているものや、塩分過多の食品は避けます。

具体的には、以下のようなものです。

  • 塩分過多の食品:漬物、塩味のナッツ、燻製や干物、市販のドレッシングやケチャップ
  • 菓子類
  • 清涼飲料水や缶コーヒー、市販のフルーツジュース
  • 加工食品(穀類):パン、うどん、パスタ、ラーメン、ピザ、菓子類
  • 加工食品(豆類):油揚げ、厚揚げ、がんもどきなど
  • 加工食品(肉類):ベーコン、ハム、ソーセージ
  • 缶詰の果物屋ドライフルーツ
  • アルコール

アルコールは、調理に使う程度ならばOK。しかし飲酒は控えましょう。

食品添加物や化学調味料は避けスパイスやハーブを使う

スパイス

原始人食ダイエットでは、調味料の使用は控えめにします。

塩分や糖分の取りすぎは、生活習慣病の原因となることがあるため、スパイスやハーブを代わりに用いましょう。

原始人食ダイエットで使って良い調味料

原始人食ダイエットでは、全体的に調味料の使用は控えめに。使う調味料は、以下のようなものが良いとされます。

  • 塩:自然塩、天日製塩、岩塩、塩麹
  • コショウ
  • 甘味:きび砂糖、本みりん、甘酒、100%純粋ハチミツ
  • 酢:米酢、果実酢
  • しょう油:たまりしょう油(小麦が成分に含まれないもの)
  • みそ:赤みそ
  • 各種ハーブ
  • ネギ、ショウガ、ニンニク、香味野菜、スパイス

原始人食ダイエットで控えめに使いたい調味料

白味噌

発酵があまり進んでいない白みそや田舎みそは、腸内環境を整える効果が弱いため、使う際は控えめにしましょう。

  • しょう油:濃口しょう油、淡口しょう油、白しょう油、だししょう油
  • みそ:白みそ、田舎みそ

原始人食ダイエットで避けたい調味料

  • 塩:食卓塩、ナトリウム
  • 甘味:100%純粋ハチミツでないハチミツ、みりん調味料
  • ケチャップ、ソース
  • 酢:穀物酢、すし酢、ポン酢(加工品)
  • しょう油:たまりしょう油(小麦が成分に含まれないもの)

「体に良い油脂」と「体に悪い油脂」とは?

オメガ3

原始人食ダイエットでは、「体に良い油脂」を摂り、「体に悪い油脂」を避けます。植物性食品や魚に多く含まれる「不飽和脂肪酸」は、「オメガ6系脂肪酸」と「オメガ3系脂肪酸」に分かれるのです。

オメガ3とオメガ6は、摂取比率が重要

オメガ3とオメガ6は、どちらも体に必要な脂肪酸です。しかし、両者は相反する作用を持つため、オメガ3とオメガ6は「摂取バランス」が重要なのです。

  • オメガ3系脂肪酸:アレルギーや血栓、炎症をおさえる作用あり
  • オメガ6系脂肪酸:アレルギーや血栓、肥満や炎症を引き起こす作用あり

現代人の食生活では、オメガ3とオメガ6の摂取比率は1:10、多い人では1:50にもなっているといわれているのです。

そこで厚生労働省は、オメガ3とオメガ6の理想的な摂取比率を「1:4」としています。

オメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸を多く含む油脂

オメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸は、それぞれ以下のような食品に多く含まれます。

  • オメガ3系脂肪酸:アマニ油、シソ油、キャノーラ油、フィッシュオイル
  • オメガ6系脂肪酸:コーン油、オリーブ油、紅花油、大豆油、ヒマワリ油

そのほかのおすすめの油脂・控えめにしたい油脂・NG油脂

ココナッツオイル

調理に使う加熱する油は、酸化しにくいココナッツオイルがおすすめ。

オメガ3系脂肪酸は加熱により酸化しやすいため、加熱しない料理に使うと良いでしょう。

  • おすすめの油脂:ココナッツオイル、バター、牧草牛の牛脂
  • 控えめに摂りたい油脂:オリーブ油、アマニ油、エゴマ油、なたね油
  • NG油脂:ごま油、サラダ油、トランス脂肪酸を含む油脂(マーガリン、ピーナッツバターなど)

摂って良い乳製品とNG乳製品

乳製品

原始人食ダイエットでは、乳製品は控えめに。アジア人は乳糖(ラクトース)を分解する酵素「ラクターゼ」を授乳期しか持たないため、牛乳を飲むと「乳糖不耐症」となる人が多いことが知られています。

牛乳や乳製品は糖尿病やメタボリックシンドロームの原因となることがあることや、心臓や血管の疾患に悪影響を及ぼすことが指摘されているそう。

そもそも、牧畜がはじまったのは今から1万3000年ほど前とされており、原始時代よりはずっと後。原始人たちが乳製品を摂っていたとは思えません。

原始人食の実践は8割でOK!

筋肉量

1日3食食べる人の場合は、1週間の21食のうち、8割の17食を原始人食にしておき、残り4食は好きなものを自由に食べて良いのだそう。

これは、制限をゆるめる日を作ることで、ダイエットを続けやすくするための工夫です。

原始人食ダイエットは、肉食女子には願ってもない食事法ですが、炭水化物好きの人には少し辛いかもしれません。

しかし「明日には好きなものが食べられる」とわかっていれば、乗りきることができるかもしれません。

パレオダイエットのメリットとは?

ストレスフリー

パレオダイエットには、従来の辛いカロリー制限ダイエットにはないメリットがいくつもあります。

食事制限のダイエットをしては、効果を実感できなかったりリバウンドを繰り返していた人はパレオダイエットなら、理想としているスタイルに近づくことができるかもしれません。

メリット1:ストレスフリーなダイエット法である

パレオダイエットは、体に必要な栄養素であるタンパク質や脂質を十分に摂る食事です。

タンパク質や脂質は腹持ちが良いため、パレオダイエットでは、我慢せずとも適正量でお腹が満足します。

また、パレオダイエットでは小麦を摂りません。小麦に含まれるグルテンには中毒性があるといわれ、食べるほど、さらにもっと食べたくなるとされています。

このような、中毒性のある食べもの由来の「お腹はいっぱいなのに、なぜかもっと食べたい」といった異常食欲に悩まされることもなくなり、自然と食欲は適正レベルに落ち着いていくでしょう。

メリット2:食べながら体のデトックスができる

パレオダイエットでは、加工食品など、食品添加物を含む食品を避けます。

それだけでなく、体脂肪が分解される際に、体脂肪のなかに蓄積することで封じ込められていた有害物質が解き放たれて血液中に放出され、体の外に排出。

普通なら、デトックスにはファスティングなどのつらい食事制限がつきもの。しかしパレオダイエットでは、お腹いっぱい食べながらデトックス効果が得られるのです。

メリット3:やせやすい体質に変わる

パレオダイエットではタンパク質をしっかり摂るため、カロリー制限ダイエットで起こるような、筋肉量が減ることはありません。

結果として、やせやすい体質へと変化していきます。

ダイエットで筋肉量を維持することの重要性

ダイエットでは、筋肉を減らさないことが必須」とよくいわれます。

タンパク質の摂取量が不足したりして筋肉量が減ると、一時的には体重がガクッと落ちますが、これは、筋肉が重いためです。

脂肪と筋肉の重さの比重は、「0.9:1.1」。しかし、このようなダイエットを続けていると、長期的には「脂肪が燃焼しにくい体」へと変化していきます。

これは、体脂肪が分解されてできる「脂肪酸」は、筋肉細胞内のミトコンドリアにおいて燃焼されるためです。

したがって、筋肉量が多い人ほど、脂肪が燃焼されやすいのです。

メリット4:家族で実践しやすい

家族

カロリー制限ダイエットやファスティングなどで困るのは、家族と食事のペースが合わないこと。

意思をつらぬいてダイエットを実践していても、旦那さんや彼氏の理解が得られないことがストレスになっている女性は多いですよね。

その点、パレオダイエットは肉や魚がたくさん食べられるダイエット法であるため、ほかのダイエット法に比べ、男性の実践者がダントツに多いのが特徴。

これなら、家族も受け入れやすく、一緒に実践できるかもしれません。

パレオダイエットのデメリット

食費

全てのダイエットの効果は個人差があり、たくさんのメリットがあるパレオダイエットにもデメリットはあります。

パレオダイエットでは、以下のようなことをデメリットと感じる人もいるかもしれません。

デメリット1:食費がかさむ

現代社会では、大量生産されるジャンクフードや加工食品ほど手に入りやすく、安価です。

また、糖質制限を実践している人が最初に気づくことは「炭水化物は安価」という事実。菓子パンやサンドイッチ、おにぎりなどはどのコンビニでも数百円で購入可能です。

普段の食生活から、良質の肉や魚などの新鮮な素材を自分で調理するようになると、食費がかさんでしまうことは避けられません。

体がパレオダイエットに慣れてくると、大量の食べものを欲しなくなるため、動物性タンパク質中心の食生活でも、食費はそれほどかさまなくなります。

デメリット2:日本人には実践が困難?

ご飯

「日本人は米を食べないとダメ」。よく聞くフレーズですよね。私の母もいつもいいます。なぜなら、「米は日本の伝統食だから」だそう。

日本で稲作が始まったのは、縄文時代であると考えられています。つまり、今から約3000年前。

さらにいうと、700万年の人類の歴史のなかで、農耕がはじまったのはわずか1万年前。

それ以前の699万年の間は、人類は狩猟で得た動物や魚を中心に食べていたと考えられます。

……米と原始人食、どちらの「伝統」が長いでしょうか?

デメリット3:外食や会食で工夫が必要

パレオダイエット実践中は、外食や会食の場合、少し工夫が必要かもしれません。

なぜなら、外食や仕出しで供される食事には、炭水化物や加工食品が非常に多いためです。

「ダイエット中です!」と周囲の人に宣言して、パレオダイエット食をつらぬくことができる人は良いでしょう。しかし、TPOによってはそうはいかない場合もあります。

ここで思い出してほしいのは、「パレオダイエットの食事法は、8割がた守ればOK」ということ。

ストレスを感じるくらいなら、割り切って外食や会食を楽しむのも手です。

デメリット4:すぐに体重が減らない人も

体重計

パレオダイエットの食事法では、筋肉量が増えます。

体脂肪も燃焼しますが、筋肉は脂肪より重いため、体重計の数値はなかなか減らないかもしれません。このことをストレスに感じてしまう人がいるかもしれません。

パレオダイエットはこんな人におすすめ!

カロリー制限

メリットデメリット以外に、人には合う合わないという点も知っておくと良いでしょう。パレオダイエットは、以下のような人に向いているダイエット法であるといえます。

カロリー制限ダイエットの繰り返しで代謝が下がってしまった人

厳しいカロリー制限やファスティングを何度も繰り返すと、基礎代謝が下がっていき、体脂肪が燃えにくい体になっていきます。

そんな人がふたたびやせる体になるには、筋肉をつけて基礎代謝を回復させるしかありません。

パレオダイエットではタンパク質をしっかり摂るため、ふたたび「脂肪が燃えやすい体」になることができるでしょう。

我慢が必要なダイエットが無理な人

ダイエットの大敵は「我慢」。なぜなら、「食べる」という行為は空腹を満たすだけでなく、副交感神経というリラックス効果をつかさどる神経を刺激し、体をゆるめる効果があるからです。

このため、普段「食べる」ことによって無意識に体をゆるめている人では、食事制限ダイエットでは体が緊張しっぱなしになり、イライラしてしまう人が少なくないのです。

パレオダイエットでは、食事のカロリー制限はありません。OK食材であれば、毎食、お腹いっぱい食べて良いのです。

我慢が苦手な人には、理想的なダイエット法だといえます。

健康のためなら少々の手間や出費はOK!という人

手間

パレオダイエットでは、加工食品はNG。しかし、缶詰やレトルト食品、冷凍食品や出来あいの総菜などは、安価で手に入りやすいものばかり。

新鮮な肉や魚を自分で調理するのは手間もかかり、お腹いっぱい食べるとすると、コンビニのサンドイッチで済ませる食事の何倍も費用がかかります。

パレオダイエットは調理の手間や、多少の出費増はかまわないから、健康な体になりたいという人に向いている食事法です。

生活習慣からパレオダイエット流に

コーヒーを飲む女性の写真

これまで、パレオダイエットの食事法について見てきました。しかし、食事は生活のひとつの要素にすぎません。

私たちの遺伝子が原始人の頃のままであれば、生活習慣も原始人のそれを真似るのが「体に良い」ライフスタイルといえないでしょうか?

原始人が実際にどのような生活をしていたかは、誰にもわかりません。しかし、想像することはできますよね。

たとえば、パソコンやスマホのしすぎで昼夜逆転することはなかったでしょう。暗くなったら寝て、日が昇ったら起きていたかもしれません。

タバコを吸うことも、なかったでしょう。

おそらく「1日3食」とは決まっておらず、獲物が捕れたとき、あるいはお腹が空いたときに、食べたいだけ食べていたでしょう。

総合すると「自然の営みと体のリズムに沿った、ストレスフリーな生活」だったのでは、と想像できますよね。

ストレスがさまざまな体調不良の原因であることは、ご存知のとおり。そして、人間だって動物です。動物は、自然と調和して生きるのがいちばん。

できるだけストレスを排除し、自然のリズムに沿った生活をすることが、パレオダイエット流生活習慣であるといえます。

「美しい」に「健康」は必須!パレオダイエットで、健康的にやせよう

健康的

パレオダイエットの最大の長所は、健康に重点を置いた食事法であること。

ガリガリにやせたモデルさんや女優さんがもてはやされた時代や、過激な食事制限がはやった時代はもう、過去のもの。

どんなにやせることができても、髪や肌のツヤ、肌のハリや体の適度な肉づきがないと、現代の基準では「美しい」とは見なされません。

遺伝子にやさしいパレオダイエットで、ぜひ健康美を手に入れましょう!

参考(引用)文献:崎谷博征(2013) 「肉・魚が食べ放題の 原始人食ダイエット」 p4-13、p40、p80  マキノ出版ムック

NICOLY:)編集部員がメディカルダイエットに挑戦!

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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