2017年03月24日 更新 | 443 views

気になるシミや肝斑の悩みに効果的!「レーザートーニング」とは?

シミや肝斑などの悩みを解決できるとされる治療「レーザートーニング」。弱い出力のレーザーを肌に均一に照射し、メラニンを少しずつ減らすはたらきがあります。レーザートーニングはシミや肝斑だけでなく、肌のくすみや毛穴の開きにも効果的。ただ、デメリットもあるので理解したうえで施術を検討してください。

品川美容外科宇都宮院 院長 今村直樹

この記事は、品川美容外科宇都宮院 院長 今村直樹先生が監修しています。

日焼け、間違ったケアによる肌への摩擦、気になる年齢肌など、日常生活の中で少しずつ蓄積され、日に日に濃くなってしまうシミ

シミは肝斑やソバカス、日光黒子(老人性色素斑)など種類があり、できる場所や形状も違うといった多種多様性があります。そのため、独自のケアでは悪化してしまうということも。

そんな女性の敵であるシミに有効だとされるのが、「レーザートーニング」による治療。この記事では、レーザートーニングの施術の特徴について、くわしく解説していきます。

目次

レーザートーニングとは

レーザートーニングを受ける女性

レーザートーニングとは、QスイッチNd:YAGレーザー(QSYL)を低めの出力で照射するシミ治療法のこと。QSYLの代表的な機種が「メドライトC6」になります。

「メドライトC6」から出るレーザーの照射は、ほかのレーザーに比べて低出力なため、肌への刺激を軽減することができるのです。

色素沈着している部分のメラニンを分解

低出力といっても、真皮層にまで届く1,064nmの長い波長を持っているため、真皮層のメラニンにはたらきかけ、色素沈着を起こしている部分のメラニン細胞を分解します。

メラニン細胞がメラニンを産生して蓄積させることを阻止し、肌のターンオーバーを正常に戻すようにはたらきかけるため、肝斑やシミの改善を目指すことができます。

従来のレーザー治療は、シミや肝斑には不向きだった

鏡を見る女性

従来のレーザー治療では、レーザーの刺激によって悪化してしまう場合があり、シミや肝斑などの色素沈着を起こしている肌には不向きな治療法とされてきました。

従来のレーザーの照射は、「ガウシアン型」と呼ばれる山のような形をした光が肌へ当たるようになっており、これがシミや肝斑には不向きの原因に。

従来のガウシアン型のレーザーの欠点は

ガウシアン型と呼ばれるレーザー光は、中心部のエネルギーが強く周りが弱いという特徴があます。部位によってムラがあるため、エネルギーの強い中心部は炎症を起こし悪化する恐れが生じ、また周辺部ではエネルギーが弱すぎるため、効果が得られないという欠点がありました。

肝斑は、医学的には「慢性の炎症性色素沈着」と考えられています。そのため、刺激の強い従来のレーザーでは、肝斑の悪化を招いてしまいます。

肝斑の治療は、レーザートーニング以外にも、肌をなるべくこすらないようにする、日焼けしないとった「肌を刺激しない」保存的療法がとても重要になってきます。

レーザートーニングの特徴

レーザートーニングを受ける女性

次に、レーザートーニングの特徴について解説していきます。

レーザートーニングは、低出力の波長を均一に照射するため肌に強い刺激を与えない

従来のレーザーに対し、レーザートーニングの治療では「メドライトC6」からトップハット型と呼ばれる平らなレーザーなので、部位によって強弱ができることなく、均一にムラなく肌の奥にエネルギーを届けることができるようになりました。

低出力の波長を均一に照射するため、肌に強い刺激を与えることなく、深層部のメラニンを少しずつ壊し、除去することができます。

蓄積したメラニンを少しずつ減らすため、回数を重ねて治療することでより透明感のある肌へと改善が目指せるのです。

レーザートーニングは顔だけでなく体にも照射可能

レーザートーニングで用いられるレーザーは脱毛でも用いられていて、顔だけではなく体へも照射を行うことができます。黒い色に反応するため、脱毛、脇の黒ずみ、下着こすれなどから起こる色素沈着などにも効果を発揮します。

また、メラニンを除去し肌のターンオーバーを整えるため、毛穴の引き締めやハリを与える美肌効果も期待できます。

レーザートーニングに期待できる効果

微笑む女性

上記でも少し触れましたが、レーザートーニングに期待できる効果について、もう少しくわしく見ていきましょう。

明るく透き通った肌へと導き、ハリのある美肌へ

レーザートーニングは、シミ、肝斑、色素沈着、肌のくすみ、毛穴の開きなどに効果が期待でき、肌を明るく透き通った状態へと導きます。毛穴の開きにも効果があるとされ、ハリのある肌を目指したい方にもおすすめです。

回数を重ねるごとにシミが薄くなる

シミ、肝斑、色素沈着は、回数を重ねることで薄くなってきたという効果を感じられます。レーザートーニングは弱い出力で治療を行うため、レーザー治療を受けたことがないという方にもおすすめです。

トラネキサム酸やビタミンを含む内服治療を合わせて効果アップも!

レーザートーニングは、レーザー照射と並行してトラネキサム酸やビタミンを含む内服治療を行うことで、より効果を高めることができるのだそう。クリニックによっては、照射と合わせてこれらの内服薬を処方しているところもあります。

レーザートーニングのメリットとデメリット

考える女性

続いて、レーザートーニングのメリットとデメリットについても見ていきましょう。施術を受けるうえで、デメリットを知ることも重要です。

レーザートーニングのメリット

これまでのシミや肝斑に有効な治療方法は、トラネキサム酸やビタミンCなどの内服薬を服用することやイオン導入など、メラニン色素の生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ美白成分の入った塗り薬を用いるのが主流でした。これらの治療では、効果を実感するまでには数か月の期間を要します。

これに対してレーザートーニングは、最短で約1か月半の期間で効果を実感するとこができ、ほかのレーザー治療に比べ低出力なため肌へのダメージが少なく安心して治療を受けることができます。

肌へのダメージが少ないため、治療直後からメイクができ、副作用が少ないというメリットがあります。

レーザートーニングのデメリット

しかしながら、レーザートーニングではメラニンを少しずつ減らすため、1回の治療で効果を感じられるという人は稀だそう。レーザートーニングでは、週に1回程度の治療を最低でも4~5回繰り返す必要があります。

しわ、肝斑、シミ、肌のくすみ、毛穴の開きなどにも美肌効果が期待できるといわれている反面、 効果には個人差があり、治療効果を感じられず施術の回数ばかりが増え、途中で治療を諦めてしまうケースも多くあるようです。

クリニックで案内している推奨回数はあくまで目安であり、個人差があることを理解して施術を受けるようにしましょう。

レーザートーニングの施術の流れ

カウンセリングを受ける女性

実際にレーザートーニングを受けることになった場合、下記のような流れで行われます。

1.カウンセリング

まずは、カウンセリングでどの位置に照射するかなどを確認。洗顔をして、目を保護するゴーグルをつけ準備をします。

2.施術

レーザー照射を行います。照射中はパチパチとした痛みがありますが、基本的に麻酔は必要ありません。

施術は10分程度で終了します。施術後に少し赤みが出ることがありますが、数時間でおさまるでしょう。治療回数は1回の間隔で、4~5回の施術が推奨されています。

レーザートーニングの費用

お金を考える女性

レーザートーニングの治療にかかる費用は、クリニックや照射範囲によって違いがありますが、顔全体に行う場合は1回の治療で1万円~2万円程度で、顔の一部だけの場合は1回あたり5,000円~1万円程度というところが多いようです。

しかしながら、ここで述べている価格はあくまで目安であり、施術の効果や回数は人によって差があるため、費用はどのぐらいかかるかなどは治療を始めてみないとわかりません。

そのため、事前に自分の肌の状態やどれぐらいの期間がかかるのかを、医師とのカウンセリングで確認しましょう。費用はどのくらいかかるのか、また治療にどれくらい費用をかけても良いのかを事前に考えて治療を受けなければなりません。

レーザートーニングの注意事項

女性医師

レーザートーニングの治療は、そのときの体調や体質によって施術を受けられないことがあります。

具体的には、下記に当てはまる人はレーザートーニングの施術が受けられないので、注意が必要です。

  • 光過敏症の人
  • 心臓ペースメーカーを使用している人
  • 糖尿病、心臓疾患など慢性疾患がある人
  • 妊娠中、授乳中の人
  • アトピーやアレルギーがあったり、皮膚が敏感な人

また、施術の前に日焼けをしていたり、日焼けの予定がある人も施術をおすすめできません。

ほかにも、ステロイド剤を長期間服用している人や抗凝血剤を服用している人など、服用している薬によっては治療を受けられない場合があるので、医師に確認をとって治療を受けるようにしましょう。

レーザートーニングの施術中の痛みとダウンタイム、副作用について

落ちこむ女性

レーザートーニングの施術中の痛みは、パチパチと弾くような痛みや熱を感じる人が多いといわれていますが、ストレスを感じるほどの痛みを伴う治療ではなく、ほかのレーザー治療に比べても痛みが少ない治療方法です。

ダウンタイムもほかのレーザー治療に比べてほとんどなく、その日のうちにメイクをすることも可能に。

赤みや腫れが続くことがある

ただ、人によっては赤みや腫れ、かさぶたができる場合もあるので注意が必要です。赤みや腫れは数時間で消え、かさぶたができるのも肌が再生に向かっているサインのため、こちらも数日で良くなります。

赤みや腫れが数日続く場合や、かさぶたがなかなか治らない場合は、医師の判断により治療を中断することもあるそう。

施術後は乾燥や紫外線に注意!

レーザートーニングの施術後は肌が敏感になるため、乾燥や紫外線に注意が必要です。乾燥によるしわの悪化や、紫外線によるシミや肝斑の悪化が起こる場合があります。

施術後は十分な保湿と紫外線対策を行うようにしましょう。また、洗顔やメイクの際の摩擦も肌ダメージを与えてしまうため、注意してください。

ニキビ悪化の可能性

また、肌にニキビがある人が施術を受けた場合、一時的に悪化してしまう可能性があります。1週間程でおさまるといわれていますが、長引くようであれば医師に相談するようにしましょう。

肝斑やシミの色が濃くなる副作用

ほかにも、肝斑やシミの色が濃くなってしまう場合があります。レーザートーニングのレーザーは低出力の照射であるものの、メラニンにはたらきかける作用があります。

「メラサイト」と呼ばれるメラニンを生成する部分に刺激を受けると、メラサイトが一時的にメラニンを増やすはたらきをするため、色が濃くなるという副作用が起こるのです。

メラサイトが活性化する要因には、施術する医師のスキルが大きく関係している場合が多いようです。そのため、信頼できる医師の元で施術を受けることも重要なポイントです。

レーザートーニングとフォトフェイシャルとの違い

フォトフェイシャルを受ける女性

レーザートーニングと似た施術に、「フォトフェイシャル」があります。

フォトフェイシャルは「光治療」とも呼ばれる治療方法。IPLという肌に有効な光を当てることで、色素沈着を起こしているメラニンにはたらきかけ、コラーゲンを生成し患部を修復します。

フォトフェイシャルによる効果はレーザートーニングと似ており、シミ、そばかす、肌のくすみにはたらきかけ、美肌へと導きます。

フォトフェイシャルで用いられるIPLはメラニンにのみ反応するため、肌を傷つけることなくメラニン部分にのみダメージを与えることができます。

IPLは単一波長の光が出るレーザーと異なり、幅広い波長が出るため、メラニンだけでなく血管内のヘモグロビンに反応させて血管の拡張を抑制したり、真皮内の線維芽細胞を活性化してコラーゲン産生を促す効果があります。

レーザートーニングとフォトフェイシャルの共通点

レーザートーニングとフォトフェイシャルの違いについて見る前に、両者に共通することを下記にまとめますね。

  • シミ、肌のくすみ、毛穴の開きなどに効果が期待できる
  • 肌に優しくメラニンに効果的なレーザーや光によりメラニンにはたらきかけて、改善を図る

レーザートーニングとフォトフェイシャルの異なる点

では、レーザートーニングとフォトフェイシャルではどのように違うのでしょうか?

効果の面では、レーザートーニングもフォトフェイシャルも、シミや肌のくすみ、毛穴の開きなどに効果が期待できますが、肝斑に関してはレーザートーニング治療のほうが有効なようです。

これは肝斑がシミとは違い、必ずしも紫外線の影響によって起こるものではないため。シミに効くとされる施術であっても、肌にダメージを多く与えてしまうと肝斑が悪化する原因になってしまう場合があるからです。

ですが、レーザートーニングは平らな光線を均一に照射でき、部分によってダメージが異なるということがないため、レーザートーニング治療のほうが肝斑に関しては有効だといえるのです。

痛みの感じ方の違いも

また痛みの点でも、レーザートーニングとフォトフェイシャルには違いがあります。まず、レーザートーニングはパチパチと弾ける刺激を「点」として感じます。

一方のフォトフェイシャルは、パチッと輪ゴムを弾いたような痛みや温かさを感じることが多く、レーザートーニングに比べて刺激を「面」として感じます。

レーザートーニングは平らなレーザーといえども、光治療に比べて光線がより真皮層に届く波長なため、痛みを「点」として感じてしまうようです。

レーザートーニングとフォトフェイシャルの治療回数

次に、レーザートーニングとフォトフェイシャルの治療回数の違いについても見ていきましょう。

  • レーザートーニングの治療回数と間隔

1週間に1回の照射を4~5回行うことが推奨されており、最短で約1か月半の期間を要する。

  • フォトフェイシャルの治療回数と間隔

3~4週間に1回の照射を5~6回行うことが推奨されており、約半年の期間を要する。

このように、レーザートーニングのほうが少ない治療回数と期間で行え、肝斑にも効果が期待できる利点がありますが、価格で比べるとレーザートーニングでの治療のほうが1万円ほど高くなります。

メリット、デメリットを把握してレーザートーニングを受けよう!

微笑む女性

レーザートーニングは、美容施術を受けたことがないけれど、シミや肝斑が気になるという人でも気軽に試すことができる治療方法。ただ、回数を重ねなければいけない点や、効果には個人差があり、必ずしも期待していた効果が得られない場合もあるということを理解して、施術を受けなければなりません。

どの美容治療にもいえることですが、メリットやデメリットを十分に把握し、疑問点があればクリニックで納得できるまで医師と相談して治療を進めることが重要になります。

また、自分の肌の状態をしっかりと認識し、副作用についても理解しておく必要があります。施術後の紫外線や乾燥による肌の状態の悪化は、施術後の自身のケアによって肌の状態も大きく左右されるため、特に気をつけなければなりません。

レーザートーニングの治療を正しく理解し、レーザートーニングの効果を最大限に引き出して、シミや肝斑の悩みを解決を目指しましょう!

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  • アクセスJR宇都宮駅「西口」徒歩約1分
  • 休診日年中無休
  • 診療時間10:00~19:00
  • 電話番号0120-364-400
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