【医師解説&体験談つき】シミ取りレーザーの失敗のリスクを高める〇〇とは?

レーザーによるシミ治療では、痛みや赤み、かゆみが出たり、かさぶたができなかったり、跡が残って濃くなってしまったりするなどの失敗やトラブルが起こりえます。とくに肌が乾燥しているとリスクが高まってしまうのだとか。自宅での保湿ケアやクリニックで受けられる肌のコンディションを整える治療を見ていきましょう。

湘南美容外科新宿本院 西川礼華

この記事は、湘南美容外科新宿本院 西川礼華先生が監修しています。

できてしまったシミは、なるべく薄くしたいもの。

自分で行うスキンケアに限界を感じて、効果を見込めるレーザー治療を検討している人もいるでしょう。

そこで心配になるのは、失敗やトラブル。

肌が乾燥していると、治療中や治療後にトラブルが起こる可能性が高くなってしまうということを知っていますか?

実はレーザーによるシミ治療を満足のいくものにするカギは、保湿にあるのです。

この記事では、万全の状態でシミ治療を受け、最大限の効果を得るために知っておきたいことを、医師の解説を交えて紹介していきます!

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解説は湘南美容外科 新宿本院の西川礼華医師

西川礼華医師の写真
出典:湘南美容外科ドクタープロフィールwww.s-b-c.net/dr_introduction/ayaka_dr.html

今回解説してくださるのは、湘南美容外科新宿本院の西川礼華医師です。

皮膚科専門医の西川医師は、レーザー機器や注射による美容医療を得意としています。

シミ・ニキビ痕・しわ・たるみなど肌の悩みは、同性の医師に相談したい……という人も多いのではないでしょうか。

レーザー治療の失敗のリスクやそれを防ぐための保湿について、西川医師に聞いていきましょう。

シミ取りレーザーの失敗リスクは乾燥が原因

レーザーを顔に照射している写真

レーザーによるシミ治療の失敗のリスクを高めてしまう要素は、肌の乾燥です。

では、肌が乾燥しているとどのようなトラブルが起こりやすくなるのでしょうか?

私mikiが聞いたレーザー経験者の声も交えて、挙げていきます。

カウンセリングで肌をチェックして乾燥が認められると、そもそも照射をお断りするケースもあります。

レーザーは効果を実感しやすいぶん、肌への負担を避けられないもの。

思わぬトラブルを招かないように、乾燥によって起こるといわれるリスクについてよく知っておきましょう。

シミ取りレーザーの痛みが感じやすくなる

シミ治療に使用されるレーザーは、肌に照射すると、軽く輪ゴムで弾かれるような痛みがあるといわれています。

痛みが心配な場合は、相談のうえ表面麻酔を施してから照射することもあるものの、通常は我慢できないほどの痛みではないため、麻酔なしで行うことが一般的です。

しかし肌が乾燥してバリア機能が低下している状態だと、保湿された肌とくらべて痛みを感じやすくなってしまうのです。

先日ほかのライターがいつもより乾燥している状態でフラクショナルCO2レーザーを受けたところ、びっくりするほど痛かったとのこと。

そのときは全5回のうちの3回めの照射だったのですが、ベストコンディションのときの痛みを1とすると、5くらいの体感だったそうです。

マシンの出力はこれまでと変わらずだったので、「乾燥で痛みがこんなに変わるんだ……!」と、スキンケアをサボったことを反省していました。

痛みはストレスになってしまい、レーザーを敬遠する理由にもなりかねないので、入念なスキンケアでコンディションを整えておくことが大切です。

レーザー治療術後の赤みが出やすくなる

シミ治療のレーザー照射後の肌は、一時的に炎症が起こっている状態。

赤みが出ることに問題はなく、通常であれば2〜3日で引くようです。

しかし、乾燥している状態でレーザーを照射すると赤みが長引いてしまうのだとか。

こちらもフラクショナルCO2レーザーを受けたライターの話ですが、くっきり境目がつくほど、照射した部分が真っ赤になったそう。

2回めの照射ではダウンタイムが控えめだったので、余計に驚いてしまったそうで……!

強い赤みは当日中にだいぶ引いたものの、うっすらとした赤みは前回よりも長引いたそうです。

万が一赤みが引かなかった場合、レーザーによっては次の照射ができなくなってしまうので、注意しましょう。

患部にかゆみを生じることがある

もともとの肌が乾燥していると、レーザー光での刺激によってかゆみがでてしまうようです。

しかし、色素沈着が起こるおそれがあるため、かゆいからと言って肌をこすってはいけません。

かゆみがあまりにもひどいときは、医師に保湿剤などを処方してもらう必要があります。

乾燥している肌は、ただでさえかゆみが起こりやすいですよね。

そこにレーザーを照射すると、レーザーによっては熱で肌の水分が蒸散し、ますますかゆみが強くなってしまうのです。

ただし、かゆいからと言って肌をひっかいたりこすったりするのはNGです。

レーザー照射後の肌はとてもデリケートで、摩擦などの刺激によって色素沈着が起こりやすくなります。

かさぶた(経過)ができづらくなる

ひとくちにシミのレーザー治療といっても、クリニックや症状によって使われるレーザーの種類はさまざま。

その一種のルビーレーザーの場合には、治療を受けてから1週間ほどで患部にかさぶたができます。

しかし乾燥していると、このかさぶたができづらくなってしまうのだとか。

ルビーレーザーの治療では、できたかさぶたが剥がれて肌が生まれ変わることを目的としているので、かさぶたができないというのは順調な経過とはいえません。

ルビーレーザーの場合、かさぶたができないと、次で紹介する炎症性色素沈着が起こりやすくなってしまいます。

せっかくきれいになるためにレーザーを使ったのに、シミが濃くなってしまっては、本末転倒ですから、気をつけましょう。

シミの跡が残る、濃くなる(炎症後色素沈着)

炎症後色素沈着とは、刺激を受けた肌がメラニン色素を生成することによって、シミの跡が残ったり、以前よりも濃くなったりすること。

肌が乾燥していると刺激を受けやすくなるので、炎症後色素沈着が起こってしまう可能性が高まります。

シミの部分が余計に目立つようになってしまったということを防ぐためにも、保湿は大切です。

炎症後色素沈着は、長い人では3か月ほどかけて落ち着くので、その間はずっと入念な保湿とUVケアを行う必要があります。

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シミ取りレーザーの失敗を防ぐための乾燥対策

化粧水をつけようとしている女性の写真

乾燥をしている肌にレーザーを照射した場合、さまざまな失敗やトラブルが起こりやすくなることがわかりました。

しかし、そもそも乾燥の程度がひどいと、医師の判断によりレーザー治療が受けられない場合もあるようです。

そのため、レーザーによるシミ治療を考えている人は、クリニックへ行ったときにスムーズに治療をしてもらえるよう、普段から保湿を心がける必要があります。

とくにホームケアにおいては、セラミドという成分を効率的に補うことがポイントとなるようです。

保湿に不可欠な成分、セラミドとは

セラミドとは、肌の表面の角質層にあって、細胞と細胞のあいだを埋める役割をもつ脂肪間脂質の一種。

セラミドが不足すると、肌のバリア機能が低下し、必要な水分量を保つことができなくなります

肌の新陳代謝であるターンオーバーが正常に行われることによって生成されるセラミドですが、加齢や空気の乾燥、クレンジングや洗顔のしすぎなど、さまざまな原因によって不足してくるのだとか。

不足している場合、セラミドを外から補う必要があります。

スキンケアでセラミドを補う

スキンケアしている女性の写真

近ごろ、多くのセラミド配合の化粧水や美容液などが販売されています。

価格もさまざまではありますが、どのようなものを選べばよいでしょうか?

まずは、セラミドの種類に注目。

ヒト型セラミドヒト型ナノセラミドと表記されているものを選びましょう。

ヒト型セラミドやヒト型ナノセラミドは、酵母を合成して人間の肌にあるセラミドと同じ成分になるようにつくったもの。

成分表では、セラミド1、セラミド、セラミドNPのように表されることが多いようです。

またセラミド配合と表記されている製品には、馬由来の天然セラミドや植物セラミド、または合成セラミドというものが配合されているものもあります。

これらの成分は保湿のはたらきが弱いわけではありませんが、肌にセラミドを補うという点では、ヒト型セラミドにはかないません。

化粧水をコットンにだしている写真

また、配合量が明記されているかセラミド以外にどのような成分が含まれているかも大切でしょう。

ヒアルロン酸やコラーゲンなど、保湿力が高いとされている成分が含まれていて、かつアルコールや防腐剤がなるべく含まれていないものを探すのがおすすめ。

ただし、製品の品質にかかわらず、洗顔後に十分な量を、時間や手間を惜しまず肌に入念になじませていくことが保湿の第一歩です。

クリニックで肌のコンディションを整えるのもひとつの手

エレクトロポレーションのイメージ写真

乾燥を防ぐためには日々のスキンケアが第一ですが、実はクリニックでも保湿ケアができることを知っていますか?

乾燥の激しい患者様には、ヒアルロン酸やグロスファクターによるエレクトロポレーション治療を1週間ごとに数回行っていただいてから、改めてレーザー治療をご案内しています。

エレクトロポレーションとは、電気の力を使うことによって、肌の深い層まで美容成分を浸透させる治療。

導入できる美容成分には、グロスファクター、ヒアルロン酸、トラネキサム酸、ビタミンCなどさまざまなものがあり、目的にあわせて選ぶことができます。

エレクトロポレーションの治療のイメージ写真

グロスファクターとは、成長因子とも呼ばれるもので細胞の成長を促進させるもの。

そしてヒアルロン酸は、多くの人が知っているとおり重要な保湿成分です。

どちらの成分も、エレクトロポレーションによって肌の奥まで浸透させることで、肌にうるおいを与えて、ハリをアップできるのだとか。

毛穴や小じわを目立たなくする効果もあるようなので、気になる人はエレクトロポレーションを検討してみましょう。

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唇のシミ取りも乾燥していると失敗のリスクが高まる?

唇にレーザーを当てている写真

シミと聞くと、肌のトラブルといったイメージが大きいかもしれません。

しかし実はシミは唇にも現れ、多くの女性の悩みとなっているようです。

そしてほかの部分と同様に、唇のシミの色素もレーザー治療で排出させることが可能。

唇のシミ治療の場合も、もちろん保湿が重要なカギを握ります。

唇の保湿ケアの注意点は?

唇の保湿といえば、やはりリップクリーム。

市販のリップクリームやワセリンを塗って、しっとりした唇を保ちましょう。

リップクリームやワセリンを塗るときの注意点としては、以下の2つが挙げられます。

  • 唇の縦じわにそって塗ること
  • 塗る回数は多くても1日5回程度に抑えること

このようにして摩擦による刺激を減らすことで、唇の乾燥を防ぎます。

市販のリップクリームの中には、UVケア成分やメンソール入りのものがあります。

あまりに乾燥の強い状態の場合は、その成分すら刺激になってしまうことがあるので避けるようにしましょう。

唇の乾燥の原因のひとつに、紫外線によるダメージが挙げられるため、通常ならUVケアの効果のあるリップはおすすめです。

しかし乾燥の状態がひどい場合は、低刺激のものを選ぶと良いでしょう。

乾燥肌の人はシミ取りレーザーを冬に受けるのは避けよう

顔にレーザー治療をしている女性の写真

ひどい乾燥肌の人の場合、冬場はケアをしていても乾燥が落ち着かないこともあるようです。

そういう場合は、春先や秋口に治療を受けるのがおすすめ。

夏は乾燥の心配は少ないかもしれませんが、紫外線が強くなる時期なので、日焼け止め対策をより入念にしなくてはいけないという問題があります。

また汗をかきやすくなるため、治療後に貼っておくテープが取れやすくなることもあるのだとか。

「今すぐにでもシミ治療したい!」と思う人もいるかもしれませんが、自分の肌質のことを考えて受ける時期を選ぶとよいでしょう。

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湘南美容外科のシミ取りレーザー治療の料金は?

貯金箱の写真

湘南美容外科のシミのレーザーでは、院によって導入されている機械に違いがあります。

多くの院では、点在する小さめのシミやそばかすや肝斑治療に対応できるスペクトラや、大きく目立ちやすいシミ治療に向いているQスイッチルビーレーザーが多用されています。

料金は、シミの大きさによって異なります。

  • 2mm以下 2,430円(税込)
  • 4mm以下 4,050円(税込)
  • 6mm以下 5,670円(税込)
  • 10mm以下 8,100円(税込)

そして表面麻酔は、麻酔クリーム3,240円(税込)、麻酔テープ1枚につき540円(税込)となっています。

痛みに弱い人は、麻酔を追加することも考えて予算を決めておきましょう。

比較的大きな10mmほどのシミの照射でも1万円以下でできると考えると、挑戦しやすいのではないでしょうか。

気になるシミがいくつかある場合、まずはもっとも気になるものから治療してみるもの良いかもしれません。

シミ取りレーザー治療に満足するためには、事前のケアを忘れずに

笑顔の女性の写真

せっかくクリニックに足を運んで治療を受けるなら、最大限の効果を引き出したいですよね。そのためには、事前の保湿ケアが大切です。

また、肌が乾燥していると、新たなシミもできやすくなるのだとか!

シミ治療をトラブルなく満足できる結果にするためにも、シミ対策のためにも、日々保湿を心がけるようにしましょう。

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