2017年12月11日 更新
たるみが原因の黒クマを改善する方法7選
たるみが原因のクマ「黒クマ」の改善を目指す方法には、むくみを取り除く、コラーゲンを与える、目もとの筋トレを行う、などのセルフケアがおすすめです。また病院で下眼瞼脱脂術や裏ハムラ法、ヒアルロン酸注入やオートファイバー法などの施術を受けることでも、改善を目指すことができます。
この記事は、湘南美容外科秋葉原院 院長 名倉俊輔先生が監修しています。
いつの間にかできてしまう目の下のクマは、表情を暗く見せたり、不健康な印象を与えたりするので、女性にとっては大きな悩みの種……。
目の下のクマをカバーするために、ファンデーションやコンシーラーを使用しても効果が感じられなかった場合は、たるみが原因かもしれません。
今回は、たるみが原因の目の下のクマのケア方法を紹介します。
たるみによって影ができる症状は「黒クマ」

目の下にあらわれるクマには、さまざまな種類があります。
目の下のクマの種類によって原因や対処法は異なるので、まずはどの種類なのかを知ることが大切です。
さまざまな種類のうち「黒クマ」と呼ばれるクマは、加齢によって目の下の皮膚がたるみ、影ができることでクマのように見えている状態を指します。
つまり、色素沈着や血行不良で皮膚自体が変色してしまっているわけではありません。
皮膚の変色であれば、ファンデーションやコンシーラーでカバーすることができますが、影の場合はカモフラージュが難しいようです。
黒クマを自宅でケアする3つの方法

黒クマの改善は、セルフケアでも目指すことができます。「病院に行くのは抵抗がある」という人は、まずはセルフケアから改善を目指しましょう。
この項では、誰でも簡単に自宅でできる、黒クマの改善を目指す方法を3つ紹介します。
1. 蒸しタオルで血行を促進、むくみを解消
目のまわりの皮膚がたるんで影となる黒クマは、顔がむくんでいる状態だとなお一層目立ってしまいます。そのようなときは、蒸しタオルでむくみを解消しましょう。
方法は、濡らしたタオルをレンジで30秒加熱して、目の上に乗せるだけです。
目のまわりの血液循環を良くすることでむくみが解消され、目の下の黒クマを極力目立たせないようにする効果が期待できます。
2. エイジングケアコスメで目元にハリを与える
年齢が若いころは、肌に十分コラーゲンがあり、ハリのある状態を保っています。
しかし、加齢とともにコラーゲンが失われていくと、肌がたるみ、目の下の黒クマの原因になってしまいます。
そこで、コラーゲンやヒアルロン酸を配合したエイジングケアコスメを使用することで、目元にハリを取り戻せば、たるみが改善され、黒クマを目立たなくする効果が期待できます。
3. 目のまわりの筋トレ
目のまわりにも筋肉があり、肌を支えています。そのため、目のまわりの筋肉の衰えも、皮膚のたるみや黒クマの原因になってしまうのです。
目のまわりの筋肉を鍛えるには、ウインクエクササイズがおすすめ。方法は、頬骨の上のあたりを指で押さえながら、交互にウインクするだけ。
ただし、やりすぎは目尻のしわの原因になるので注意が必要です。
病院で黒クマの改善を目指す4つの方法

たるみによる黒クマは、医療機関で行う治療によって改善を目指すことができます。医療機関で行う治療は、セルフケアよりも高い効果が期待できます。
どのような治療法があるのか、順に見ていきましょう。
1. 経結膜脱脂法(下眼瞼脱脂術)
黒クマの改善が期待できる「経結膜脱脂法」は、下まぶたの裏側を小さく切開し、目の下の余分な脂肪を取り除く手術です。
たるみによってできた目の下の皮膚のふくらみが、脂肪を取り除くことによって小さくなるので、影がなくなり黒クマの改善が期待できます。
ただし、下まぶたに膨らみがない状態になってしまうので、目のまわりにしわができたり目元が窪んだ印象になったりと、老けた印象を与えてしまう場合もあるようです。
もし、術後の状態に満足できなければ、ヒアルロン酸注入や微細分離脂肪注入で形を整えることができます。
2. 経結膜的眼窩脂肪移動術(裏ハムラ法)
「経結膜的眼窩脂肪移動術」は、「経結膜脱脂法」と違い、脂肪を取り除くのではなく、 たるみによって影になってしまった部分に移動させる方法です。
皮膚を切開する必要はなく、裏まぶたの1.5cmほどの穴からレーザーや高周波メスでスペースを作り移動させる方法で、術後のダウンタイムは1週間から10日ほど。
ただし、脂肪を移動させた場所によっては、かえって影を作ってしまい、黒クマを悪化させてしまうこともあるそうです。
脂肪をどこに移動させるかは、担当の医師が決めるので、経験豊富な医師を選ぶことが大切です。
3. ヒアルロン酸注入
たるみがそこまでひどくない場合、影になった部分にヒアルロン酸を注入することで黒クマの改善を目指します。
メスを使う手術と違って体への負担も少なく、手軽に行えることが大きなメリット。
また、注入した後、目の下のクマが改善されなかったり、ひどくなってしまったりした場合に、分解注射で元に戻すことも可能。
ただし、ヒアルロン酸は徐々に体に吸収されていくので、長期間効果をキープすることはできません。
4. オートファイバー法、微細分離脂肪注入
ヒアルロン酸の代わりに、黒クマの影の部分に脂肪を注入してたるみの改善を目指す方法もあります。
自分自身の脂肪を使用するため、体への悪影響がほとんどないのが特徴です。
また、注入する脂肪の半分以上が定着するので、ヒアルロン酸に比べて効果が長持ちするとされます。
黒クマ改善はまずはセルフケアから始めよう

黒クマは、たるみの改善で解消が期待できます。
まずはむくみの改善や目元の筋トレなど、思い立ったときにできるセルフケアを始めてみましょう。
それでもなかなか改善されないときは、クリニックでの治療を選択することもひとつの手段。黒クマの改善を目指す治療はさまざまな方法があるため、自分には何が合うか医師によく相談しましょう。
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