2017年04月04日 更新 | 301 views

「妊娠線」ができやすい人の特徴とは?予防法・治療法も解説!

妊娠線ができる原因は、急激な皮膚の伸びと副腎皮質ホルモンの影響。治療法は、炭酸ガスメソセラピー、レーザー治療などが挙げられます。また、体重管理やバランスの良い食事、適度な運動を心がけることが予防につながります。妊娠線ができやすい人の特徴も取り上げたので、確認してみてください。

表参道ヘレネクリニック 外崎登一

この記事は、表参道ヘレネクリニック 外崎登一先生が監修しています。

いつの間にかできてしまった妊娠線を見て、産後にショックを受けている女性は少なくありません。赤ちゃんは可愛いけれど、鏡に映る自分の姿を見るたびに、女性として悲しくなってしまうことも……。

この記事では、妊娠線のできるメカニズムや原因、できやすい人の特徴、治療法や予防法について紹介します。

目次

妊娠線とは?

妊娠線

妊娠線は、お腹が大きくなりはじめる妊娠5か月頃からできることが多く、妊婦の約半数の人に見られる症状だといわれています。妊娠線には個人差があり、線の形もできる部位もさまざまです。

妊娠線は妊娠12週までに10%、12~20週までに17%出現するというデータもあります。(Atwal GS,Manku LK,Griffiths CE,et al.Striae gravidarum in primiparae.Br J Dermatol.2006,155,965-969.) 
最終的には、妊婦さんの40%以上に出現するといわれています。

妊娠線は治療が難しい

妊娠線とは、真皮や皮下組織の断裂によってできる赤紫色の線状斑のこと。時間が経つと瘢痕化して凹凸したケロイドのような状態や、白っぽい線である「皮膚線状」になって残る皮膚の症状です。

お腹だけでなく、バストや太もも、お尻、二の腕などにできます。妊娠線は真皮の傷が原因のため、一度できてしまうと治療が難しいとされています。

妊娠線ができる原因

考える女性

妊娠線ができる原因は、大きく分けてふたつあるといわれています。順に解説していきますね。

妊娠線ができる原因1:皮膚の急激な伸び

ひとつは、皮膚の急激な伸び妊娠によって皮下組織の脂肪細胞が急激に大きくなると、伸縮性のない真皮や皮下組織は体型の変化に追いつけず断裂します。

肥満やダイエットなどの急激な体型の変化や、思春期の急速な体の成長によって起こる、肉割れやストレッチマークと同じ原因です。

妊娠線ができる原因2:副腎皮質ホルモンの影響

もうひとつは、副腎皮質ホルモンの影響だと考えられています。妊娠後期は、分娩時のストレスに備え、「コルチコステロイド」と呼ばれる副腎皮質ホルモンの分泌が増加します。

コルチコステロイドには、肌のターンオーバーを抑制する作用があります。そのため、妊娠中は肌の再生力が弱まり、皮下組織の断裂が起こりやすいといわれているのです。

妊娠線ができやすい人の特徴

痩せている女性

一般的に、次のような特徴のある人は妊娠線ができやすいといわれていますので、チェックしてみてください。

急激な体重増加

急激な体重増加は妊娠線ができる大きな原因のひとつ。妊娠中の理想的な体重増加は8kg程度とされ、個人差はありますが、それ以上に体重が増加すると妊娠線ができやすいそうです。

痩せている人や小柄な人

意外に妊娠線ができやすいのが、痩せている人や小柄な人。もともと皮膚の表面積が少ないので、皮膚が伸びきれず妊娠線ができる可能性が高くなるのです。

出産を経験している

出産を経験している人は、子宮が伸びやすく胎児が大きくなることが多いようです。そのため、お腹が急激に大きくなり妊娠線ができやすいといわれています。

乾燥肌

乾燥すると、肌は硬くなって柔軟性や弾力性が弱まります。シミやしわなどのダメージを受けやすく、妊娠線ができるリスクも高まります。

妊娠線の治療方法

レーザーを受ける女性

妊娠線の治療は、真皮層にはたらきかけコラーゲンの産生を促すことが重要。深刻な妊娠線の改善には、専門の医療機関での治療が必要です。

炭酸ガスを皮下に注入して、肌の代謝を活性化する炭酸ガスメソセラピーレーザーなどが有効な治療方法として挙げられます。それぞれ、メリットとデメリットがありますので、自分の希望や肌の状態に合わせて選ぶことが大切です。

この記事では、レーザー治療についてくわしく見ていきましょう。

妊娠線のレーザー治療

レーザーを受ける女性

レーザー治療にはさまざまな種類がありますが、基本的に共通しているのはレーザーの熱で肌にダメージを与え、コラーゲンの産生を活発にすることで肌の代謝を促すという点です。

また、複数のレーザーを用いることで、皮下脂肪を分解し肌を引き締める効果も期待できるため、妊娠線の改善に有効だといわれています。

レーザー治療の施術方法 「フラクショナルレーザー」の場合

妊娠線のレーザー治療として効果が期待できる「フラクショナルレーザー」。フラクショナルレーザーには、フラクセル2、フラクセル3、フラクショナル炭酸レーザーといった種類があります。

いずれもレーザーを点状に照射し、皮膚に無数の小さな穴を開けることで肌にダメージを与え、ターンオーバーを強制的に促す治療。新しい肌が再構築されるため、妊娠線を薄く目立たない状態に改善していきます。

施術時にはクリーム麻酔を使用しますが、チリチリした痛みを感じることも。また、施術直後はほてりや赤みなどが起こりやすいので、炎症を抑える軟膏を処方するクリニックが多いようです。

レーザー治療のダウンタイムと施術回数

レーザーを点状に照射するため、従来のレーザー治療に比べて肌へのダメージは少ないようですが、レーザー特有のヒリヒリとした痛み、腫れ、赤みなどの症状が起こることが多く、ダウンタイムは1か月程度。

施術回数ですが、1回の治療で5〜15%の肌を入れ替えていくため、症状によって異なりますが月1回のペースで6回〜10回以上施術が必要とされています。

レーザー治療の費用相場

レーザー治療の料金は、使用するレーザー機器によって異なりますが、1cm×1cmで1回2,500円〜10,000万円、お腹1回30,000円〜60,000円と、施術範囲の設定も料金もクリニックによって異なります。

妊娠線は範囲や深さ、部位など、個人差が非常に大きいため、料金の設定が難しいのかもしれません。いずれにしろ治療費は高額になることが多いため、レーザー治療を検討している人は、まず医師に相談しましょう。

妊娠線の予防方法

体重計に乗る女性

一度できると治療が難しいとされる妊娠線。妊娠線ができる、できないには個人差がありますが、予防することで症状を軽くできる可能性はあります。下記では、妊娠初期から心がけたい予防法を紹介します。

体重管理

産婦人科でも体重管理は指導されますが、厚生労働省の推奨するBMI別体重増加量は、18.5未満の「低体重」で9〜12kg、18.5〜25.0未満の「標準体重」は7〜12kg。25.0を超える「肥満体重」の場合は、約5kgを目安として個別対応しています。

特に、急にお腹が大きくなる妊娠中期は要注意!体重をゆっくり増やすようにコントロールすることが、妊娠線予防につながります。

過度な体重増加や血糖上昇は、妊婦にも胎児にも良い影響を与えないですし、妊娠線出現のリスクともなります。
体重管理はかかりつけの産科の医師とよく相談しながら、胎児の健康維持や出産の準備をしましょう。

バランスのとれた食事

妊娠中の食事は胎児のために大切ですが、バランスのとれた食事は妊娠線の予防にも役立ちます。インスタント食品やファーストフードなどの高カロリーな食事は控え、和食を中心とした低脂肪、低カロリーな食事を心がけましょう。

また、妊娠中はホルモンバランスの影響で肌トラブルが起こりやすいので、肌細胞の材料となる、タンパク質やコラーゲンを積極的に摂ることが大切です。

適度な運動

適度な運動は体重管理に役立つだけでなく、肩こりや腰痛、便秘、むくみなど、妊娠中のトラブルにも効果が期待できます。また、妊娠中に増加しやすい皮下脂肪は、皮下組織を分厚くするため、断裂の原因になります。

ウォーキングやストレッチ、水泳など、体に負担をかけない軽めの運動で、代謝が良く脂肪がつきにくい体をつくりましょう。

自分に合った治療法や予防法を見つけることが大切!

笑顔の女性

妊娠線の治療法や予防法は、効果もコストもさまざま。自分の希望や肌の状態に合わせて選ぶことが大切です。赤ちゃんとの時間を大切にしながら、焦らず諦めず続けてみると良いでしょう。

妊娠線の治療に関しては、表参道ヘレネクリニックでは「炭酸メソの治療」を行なっています。

参考文献:山口琴美ほか、母子衛生第55巻4号783-790

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  • 診療時間10:00~19:00
  • 電話番号03-3400-2277
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