2017年05月18日 更新 | 87 views

ワキガ原因のアポクリン腺を完全除去?剪除法の効果としくみ

剪除法(せんじょほう)は、わきの皮膚を切開して裏返し、医師が汗腺をひとつずつハサミで除去していくワキガ治療。アポクリン腺を除去することでワキガの完治が期待できます。しかし、医師の技術不足やアポクリン腺の取り残しが起こると、施術後も臭いが気になるというケースもあるようです。

コスメディカルシンシア 渋谷院 院長 村住昌彦

この記事は、コスメディカルシンシア 渋谷院 院長 村住昌彦先生が監修しています。

日本人では、10人に1人がワキガ体質と以外にも多いもの。

そのため、ワキガに悩む人は少なくありません。

ワキガ治療にはさまざまな治療法が存在しますが、症状の一時的な改善ではなく、根本的な改善がのぞめる方法は、剪除法(せんじょほう)だといわれています。

今回は、剪除法(せんじょほう)のダウンタイムの長さや残る傷あとの程度、ワキガ再発の可能性など、くわしくまとめてみました。

剪除法(せんじょほう)とは

ワキを見せる女性

剪除法(せんじょほう)とは、わきの皮膚を切開して裏返し、医師が目で確認しながら汗腺をハサミで除去していく手術法。

また、剪除法は、別名「皮弁法(ひべんほう)」または「反転剪除法」と呼ばれることもあります。

「直視下手術法」に分類される手術

剪除法(せんじょほう)は「直視下手術法」と呼ばれる種類に分類される手術法。

直視下手術法とは、医師が自身の目で確認しながら、手で行う施術のことです。

剪除法では、医師が手作業で、汗腺を1つ1つ除去していくため「直視下手術法」に分類されます。

<ワキガの手術の分類>

  • 直視下手術法:医師が、手術対象の部位を自分の目で直接見ながら汗腺を除去する手術法
  • 非直視下手術法:医師が、手術の対象の部位を自分の目で直接見ることがなく、器具を挿入して汗腺を吸引する手術法

ワキガの手術はいくつかの手術法がありますが、手術の性質により、上記の2種類に分類されます。

剪除法はワキガ根本治療である

剪除法(せんじょほう)は、あらゆるワキガ治療法のなかで、とくに治療効果が高い治療法であると考えられています。

なぜなら、剪除法によって、ワキガの臭いのもととなる汗を分泌する汗腺「アポクリン腺」完全に除去すると、ワキガの症状はなくなり、再発することもほぼないとされています。

そのため、ワキガの症状の完治が期待でき、再発のリスクもないのは剪除法のみだそう。

しかし、剪除法(せんじょほう)によるワキガの完治には「アポクリン腺の完全な除去が行われた場合」という条件があります。

臭いの原因「アポクリン腺」とは

女性が洗濯バサミで鼻をつまむ様子

まず、皮膚にある汗を分泌する穴を汗腺(かんせん)といいます。

汗腺には、エクリン腺アポクリン腺の2種類があり、分泌する汗のタイプも異なります。

では、それぞれの汗腺の特徴についてくわしくみていきましょう。

エクリン腺の特徴

エクリン腺は、ほぼ全身の肌に分布している汗腺であり、その数は、約200~500万個にのぼるといわれています。

ただし、エクリン腺は全身に均等に分布しているのではなく、頭や顔、背中や手のひら、足の裏などに特に多く存在します。

そのため、エクリン腺が原因の多汗症は頭や顔、手のひらや足の裏に症状があらわれます。

エクリン腺の汗の臭いは「汗臭さ」

エクリン腺から出る汗の成分の約99%は水です。

残りの成分には、微量ながら重炭酸イオンやアンモニア、尿素などの「臭いのもととなる成分」も含まれます。

そのため、エクリン腺から分泌される汗の臭いは、強くはないものの、いわゆる「汗臭さ」を感じるよう。

アポクリン腺の特徴

アポクリン腺は、わきの下や陰部、乳輪などに分布している汗腺です。

アポクリン腺から分泌される汗が独特の臭いを発することには、異性を性的に惹きつけるいわゆる「フェロモン」の役割を果たしていました。

そのため、アポクリン腺は性器周辺に多く存在するよう。

しかし、アポクリン腺から発せられる強すぎる臭いはワキガとなり、悩みの種になることも。

アポクリン腺の汗の臭いは「ワキガ独特の臭い」

アポクリン腺から出る汗の成分は、70〜80%が水

残りの成分には、たんぱく質や脂質、糖質やアンモニア、鉄分などが含まれます。

汗が分泌され、皮膚に住む常在菌によってこれらの成分が分解されるとき、ワキガ独特のにおいが発生します。

アポクリン腺は肉眼で確認が可能なサイズ

じつは、アポクリン腺は粒状の形状をしており、わきの皮膚の裏側に横一列にならんでいます。

アポクリン腺は、別名「大汗腺」とも呼ばれ、その大きさは2ミリ程度

そのため、剪除法(せんじょほう)では、医師が目視によりアポクリン腺を1つ1つ切除することで、アポクリン腺を除去することが可能なのです。

ワキガになる人とならない人の違い

女性3人で抱きついている様子

ワキガの原因となりうる「臭いのある汗」を分泌するアポクリン腺は、すべての人の皮膚に存在するもの。

しかし、なぜワキガになる人とならない人に分かれるのでしょうか。

では、ワキガになる人とならない人の違いについてみていきましょう。

アポクリン腺の数と大きさに違いがある

ワキガは、アポクリン腺の数と大きさによって決まります。

ワキガの人では、アポクリン腺の数が多く、アポクリン腺自体の大きさもより大きい傾向にあり、人によっては「イクラ」ほどの大きさであることもあるそう。

アポクリン腺の数は生まれつき決まっている

アポクリン腺の数は生まれつき決まっており、思春期になるころに大きくなり、加齢とともに小さくなっていくと考えられています。

このため、ワキガの症状は思春期以降にあらわれることが多いとされています。

アポクリン腺は剪除法(せんじょほう)で完全に除去できる?

医師がピンセットを扱う様子

剪除法(せんじょほう)により除去されたアポクリン腺は、その後再生することはありません。

そのため、剪除法の手術でアポクリン腺を完全に除去できれば、ワキガの症状はなくなり、再発することはないそう。

しかし、実際には「剪除法でアポクリン腺が完全に除去できない」というケースも存在します。

アポクリン腺の取り残しが起こる理由

アポクリン腺は、そのほとんどが皮膚の下にある「脂肪層」に分布しています。

通常、アポクリン腺の根の部分(腺根)は、脂肪層より一段浅い層である「真皮層」に根ざしており、アポクリン腺は脂肪層に向かって、ぶら下がるように生えています。

理由1:真皮層を損傷するおそれがあるため

また、人によっては、アポクリン腺の腺根が真皮層にしっかりと根ざしていることも。

この場合に、アポクリン腺を完全に除去しようとすると、真皮層に損傷をあたえます。

真皮層に根ざしているアポクリン腺を無理に除去しようとして、真皮層に大きな損傷をあたえると、皮膚が黒ずんだり、手術の傷あとがきれいに治らなかったり、皮膚が硬くなってしまう傾向にあります。

その理由は、肌の新陳代謝である「ターンオーバー」は、真皮層より浅い層である「表皮」でしか起こらず、真皮層は新陳代謝しないためです。

理由2:ワキガ完治ではなく軽減をのぞむ場合

また、剪除法(せんじょほう)では、意図的にアポクリン腺を完全には除去しない場合もあります。

たとえば、ワキガの症状が軽度であり、患者がワキガの完治を望まず「臭いが減るだけで良い」という意向である場合です。

あるいは、わきの肌が黒ずんだり、肌の質感が硬くなったりするのを避けたい場合や、大きな傷あとを残したくない場合。

アポクリン腺の除去を部分的にとどめることは、真皮層への損傷が軽度で済むほか、術後の傷口の治癒が早く、傷あともきれいに治るメリットもあります。

アポクリン腺が残っていると臭いは多少残る

アポクリン腺が少しでもわきに残っていると、手術後も程度は小さいものの、ワキガの臭いが残ることに。

そのため、アポクリン腺の部分除去は、ワキガの症状の程度と手術の難易度、術後わきの皮膚にどの程度傷あとが残ることを受け入れるか……などの要素を考慮する必要があります。

アポクリン腺は取った分だけ減り、臭いも少なくなります。
しかし、取り残しがあると、その分の腋臭が残って気になるのです。
再生して元の状態(元の臭い)に戻るということはありません。

剪除法(せんじょほう)の施術パターン

医師と患者が話し合う様子

剪除法(せんじょほう)では、わきの下の皮膚をしわに沿って1か所または2か所、それぞれ4~5cmほど切開して皮膚を裏返し、汗腺を1つ1つハサミで切除して取りのぞいていきます。

ただ、クリニックによって細かい手順が異なることも。

手術は3パターンに分類される

また、手術のパターンには以下の3つに分類されます。

  • アポクリン腺のみを除去する
  • アポクリン腺エクリン腺を除去する
  • アポクリン腺エクリン腺皮脂腺を除去する

ワキガの人の約60%が、エクリン腺が原因のわきの下に起こる多汗症も併発しているといわれているため、アポクリン腺と同時にエクリン腺も除去することも多いそう。

しかし、エクリン腺は真皮層に深く入りこんで生えているため、エクリン腺の除去では真皮層に大きな損傷をあたえることが避けられません。

また、汗腺と毛根は近い部位にあるため、剪除法ではしばしば汗腺と同時に毛根も除去されます。この場合は、わきの脱毛効果も期待できます。

剪除法(せんじょほう)施術の流れ

医師がカルテを書いている様子

ワキガ治療である剪除法(せんじょほう)の施術は、以下のような手順に沿っておこなわれます。

1.カウンセリング

医師が診察をおこない、剪除法の施術について説明します。

ただし、カウンセリングと同日に施術をおこなうことは、不可としているクリニックが多いようです。

2.施術当日:準備

施術の前日までに、わきのムダ毛は剃毛しておきます。

局所麻酔をおこない、施術部位にマーカーで印をつけてマーキングをおこないます。

3.手術

わきの下の皮膚を4cm〜5cm切開し、脂肪層の浅い部位を剥離して裏返し、アポクリン腺を目視で確認しながら1つ1つ切除していきます。

施術の所要時間について

アポクリン腺の取り残しがないよう、医師が目視でアポクリン腺を丁寧に除去し、傷あとがきれいに治癒するよう丁寧に縫合処置をおこなうには、片側のわきの手術に1〜2時間を要するとされています。

クリニックの方針や患者の事情により、1度の手術で両わきを処置する場合と、片側のわきのみ処置する場合があります。

5.縫合と圧迫固定

アポクリン腺の除去が終わったら、ドレーン(血液や滲出液液を排出する細い管)を挿入したのち、切開した部位をていねいに縫合します。

傷口を圧迫するため、ガーゼを皮膚に押し当てて縫いつけて固定します。この圧迫固定法を「タイオーバー法」と呼びます。

6.施術終了

麻酔がきれたあと、そのまま帰宅できます。

剪除法(せんじょほう)施術後の圧迫固定とは

ガーゼをもつ手

剪除法の術後は、圧迫固定をおこないます。

圧迫固定を行う理由は、剪除法の術後の合併症として避けたい「血腫(けっしゅ)ができること」を防ぐため。

血腫ができてから約3日以上経つと、皮膚が壊死を起こしてしまう危険性があります。

血腫(けっしゅ)とは、体内での出血により流れ出た血液が1か所に溜まり、やがて固まった状態になって組織内にとどまること。

壊死とは、生体の組織や細胞が、血流がとどこおって酸素や栄養素が供給されなくなった結果、死ぬこと。

剪除法の術後には、多少の内出血が起こることが不可避ですが、この内出血が血腫とならないよう、注意が必要です。

内出血を少しでも軽度にとどめたり、手術時に剥離した皮膚を早く再癒着させたりするために、剪除法の術後は、手術部位を圧迫固定が必要だそう。

圧迫固定法「タイオーバー法」について

圧迫固定の方法はクリニックにより異なりますが、ガーゼを丸めたものやスポンジをわきに糸で数か所縫いつけ、その上から包帯を巻きつけて固定する「タイオーバー法」が一般的です。

タイオーバー法では、肩や腕が動いても手術時に剥離した皮膚がずれにくいため、止血効果が高いと考えられています。

圧迫固定は、術後3日間から1週間ほどおこないます。

剪除法(せんじょほう)の術後経過とダウンタイム

ワキを見せる女性

剪除法(せんじょほう)では、術後の過ごし方が傷の治り具合を左右します。

では、一般的な剪除法の術後経過とダウンタイムをみていきましょう。

術後経過1:痛みや腫れ

剪除法の手術後の数日間は、腫れや痛みが出ます。

痛みの程度にはかなりの個人差があり、クリニックで処方される鎮痛剤を服用してもなお痛みを感じる人もいれば、手術当日の夜に少しジンジンした程度だったという人も。

ただ、大きな腫れや内出血、腕のむくみは手術から2週間ほどでおさまることが多いようです。

腫れや内出血が完全に消失するまでには、1〜2か月を要します。

また、わきを圧迫固定しているため、術後には腕にむくみやしびれが出やすくなるそう。ただし、これらの症状は数日間のうちに消失することが多いようです。

術後経過2:ドレーン除去と抜糸

手術では、皮膚組織や血管を多少傷つけてしまうことが避けられないため、術後は手術部位で出血し、組織からは滲出液(しんしゅつえき)が分泌されます。

この滲出液が血腫となることをふせぐため、手術時にドレーン(血液や滲出液を排出する細い管)が挿入され、術後5日ほど経過した頃に抜かれます。

また、傷口の縫合に使用された糸は、施術から10日〜2週間後に抜糸されます。

術後経過3:術後の生活制限

剪除法(せんじょほう)の施術後は、以下のような生活制限が必要です。

剪除法の術後の生活制限1:「腕を動かさない」

剪除法の術後約1週間〜2週間は、施術で剥離した皮膚を早く癒着させる必要があります。

また、内出血をうながさないためにも、肩や腕をなるべく動かさないようにし、安静にして過ごす必要があります。

重いものを持つなど、肩や腕に力が入るような動作も避けるようにしましょう。

剪除法の術後の生活制限2:「シャワー浴は抜糸後」

クリニックにより指導方針が異なりますが、多くの場合、抜糸までは手術部位を濡らさないよう注意しながらのシャワー浴にとどめるよう指導されます。

ただ、抜糸後は、傷口を濡らしてのシャワー浴や、湯船に浸かる入浴も可能です。

剪除法の術後の生活制限3:「運動は抜糸2〜3週間後」

ランニングのように腕を激しく動かさない運動であれば、抜糸後2~3週間が過ぎた頃からおこなうことができます。

一方、激しい運動は1か月ほど控える必要があります。

剪除法の術後の生活制限4:「傷口に紫外線対策」

術後の傷口は、皮膚が損傷を受けた皮膚組織の再生をさかんにおこなっているため、色素沈着が起きやすい状態になっています。

そのため、わきの皮膚をきれいな状態にするには、傷口に紫外線があたることを防ぐ必要があります。

剪除法(せんじょほう)のダウンタイム

剪除法(せんじょほう)のダウンタイムは約1週間〜2週間とされています。

ダウンタイムとは、施術による腫れや痛みなどがおさまり、施術前の日常生活に戻ることができるまでの期間のこと。

剪除法(せんじょほう)施術後の通院回数

病院の廊下

剪除法の手術を受けたあとの通院回数は、クリニックにより異なります。

ただし、多くのクリニックにおいて、剪除法の施術の翌日は、傷口の診察とガーゼ交換のために診察が必要です。

また、その後2週間ほどは、傷口の診察のために2〜3日ごとの通院が必要だそう。(ドレーンは術後約5日で除去され、圧迫固定は1週間ほどで外されます。)

施術から約2週間後に抜糸がおこなわれ、その後は1か月後、3か月後と6か月後に診察をおこなうクリニックが多いよう。

傷の状態により異なりますが、剪除法の手術後は、合計で7〜9回ほどの通院が必要と考えておくといいかも。

剪除法(せんじょほう)の傷あとは残る?

医療メスをもつ手

剪除法(せんじょほう)の施術で皮膚を切開した部分の傷あとは、傷が治癒した後も、完全には消えません。

しかし、施術時はわきの皮膚のしわに沿って切開するため、傷あとはそれほど目立たないよう。

また、術後1年ほど経つと、傷あとはほぼわからなくなる程度にまで治ります。

傷あとの術後経過について

傷あとの術後経過についてまとめてみました。

施術後1〜2か月:「赤みがある」

術後1か月〜2か月ほどは、傷あとがまだ完全にはふさがっておらず、赤みが出ている状態になります。

また、術後1週間頃から、施術した部位の皮膚が硬くなり、突っぱった感覚がある「拘縮(こうしゅく)」という現象が起こるそう。

また、色素沈着が起きることも。

施術後3〜6か月:「徐々に拘縮(こうしゅく)が消失」

拘縮(こうしゅく)は、術後3か月から6か月ほどかけて徐々に消失し、皮膚がやわらかくなっていきます。

また、術後すぐの頃は、傷あとがまだ安定していないため、大きな傷あとに不安になる人も多いようですが、術後6か月頃には傷はかなり軽減されることが多いそう。

施術後1年:「色素沈着がおさまり、ほぼ完治」

色素沈着がおさまるまでには、1年から2年かかることもあるといわれています。

剪除法(せんじょほう)の傷あとの治癒には個人差がある

剪除法の傷あとの程度については、医師の技術力のほかにも、患者本人の体質施術後の過ごし方も大きく関係していきます。

傷あとが治りにくい体質とは、以下のような場合です。

  • ケロイド体質
  • 色黒肌
  • 乾燥肌

ただし、傷や皮膚の拘縮(こうしゅく)や色素沈着の程度は、施術前に予測するのは難しいため、リスクをしっかりと理解した上で施術を受けることをおすすめします。

剪除法(せんじょほう)施術後、ワキガは再発する?

女性が自分のワキの臭いをかぐ様子

剪除法(せんじょほう)の施術後にワキガの症状が再発するのは、前述したとおり、医師の技術不足のほか、アポクリン腺を完全に除去できなかった場合があります。

では、再発の理由には、ほかにどんなものがあるのかみていきましょう。

思春期初期のワキガは再発しやすい

ワキガの臭いの原因であるアポクリン腺の発達は、性ホルモンの分泌により促されると考えられています。

アポクリン腺は思春期までは完全に発達しておらず、性ホルモンのはたらきが活発になる思春期になるとその発達が活発化します。

したがって、思春期初期に剪除法(せんじょほう)を受けた場合、施術後にアポクリン腺がさらに発達していくことで、ワキガが再発することがあります。

剪除法(せんじょほう)にかかる費用

財布からお札を出す様子

ワキガ治療としての剪除法(せんじょほう)は、健康保険が適用されます。

じつは剪除法は、数あるワキガの治療法のなかで、唯一健康保険が適用される治療法

ただし、どの医療機関で剪除法を受けても必ず健康保険が適用されるわけではありません。

剪除法の施術に健康保険が適用されるのは、以下の条件を満たした場合です。

健康保険の適用条件1:医療機関が剪除法を健康保険診療として行っている

医療機関により、剪除法を保険診療でおこなっている場合と自由診療でおこなっている場合にわかれます。

そのため、治療を受ける医療機関が、剪除法を健康保険適用として行っていることを事前に確認する必要があります。

一般的に、美容クリニックでは、剪除法を自由診療でおこなっていることが多いようです。

保険診療の有無と処置の丁寧さは比例する?

また、保険診療では採算性が低くなるため、なるべく多くの患者を診察する必要があり、1件の手術に十分な時間と手間をかけられない傾向も。

一方、自由診療は医療機関にとって採算性が高く、丁寧な治療が行われる傾向も少なくないよう。

ただし、すべて医療機関に当てはまるわけではないため、事前カウンセリングなどで慎重に医師選びをする必要があります。

健康保険の適用条件2:医師が「ワキガの治療目的」と診断

まず前提として、医師がワキガの症状を「腋臭症(ワキガ)である」と診断しなければ、剪除法の手術に健康保険は適用されません。

そもそも健康保険は、病気や外傷の治療には適用されますが、美容上の目的での治療には適用されせん。

そのため、症状が軽度であるなどの理由で、剪除法を「美容目的である」と判断した場合は、健康保険が適用されないことも。

健康保険適用の場合の剪除法の手術費用

健康保険が適用される場合は、剪除法の手術には以下のような費用がかかります。

剪除法の手術にかかる費用(健康保険適用(3割負担)で外来手術の場合)

  • 手術費用(両わき) :3万5,000円~4万円
  • 消毒や麻酔などの費用:1万円~1万5,000円
  • 合計費用:4万円~5万5,000円

自由診療による剪除法の手術費用

剪除法の手術に健康保険が適用されず、自由診療となる場合は、両わきへの手術で30万円〜45万円の費用がかかります。

事前の知識は重要。剪除法でワキガの悩みを解消しよう

女性が海にむかってジャンプする様子

剪除法は、ワキガの完治が望めるものの、術後のダウンタイムやわきの皮膚に残るかもしれない傷あとなどを考えると、なかなか簡単に決断できるものではありません。

納得できる施術を受けるには、信頼できる医師のもとで治療を受け、術後も医師の指導にしっかりと従うことが大切です。

事前に剪除法の正しい知識を知り、不安を解消していきましょう。

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  • アクセスJR渋谷駅 徒歩5分
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