2017年05月22日 更新 | 136 views

まぶたが重い!上がらない!眼瞼下垂症の予防法と治療法とは

まぶたが重く上がらなくなり、表情がいつも眠たそうな人は、眼瞼下垂症が疑われます。気になる人はまぶたが黒目にかかっていないか、目をあけたときにおでこに力が入っていないかなどセルフでのチェックを行ってみましょう。眼瞼下垂症の治療では、眼瞼挙筋前転法・筋膜吊り上げ法・埋没法などを行います。

コスメディカルシンシア 渋谷院 院長 村住昌彦

この記事は、コスメディカルシンシア 渋谷院 院長 村住昌彦先生が監修しています。

「まぶたが上がらない……。」

「まぶたが重く感じる!」

こうした目の開きにくさを感じたら、眼瞼下垂症という病気の可能性が疑われます。

眼瞼下垂症になると、常にまぶたが上がらないため、いつも眠そうな表情にみえたり、視界が悪くなったりするのです。また、眼精疲労や頭痛、肩こりなどを引き起こすことも。

さらに、まぶたを引き上げようと無意識に眉毛をあげる動作を繰り返すことで、おでこのしわが増えてしまうという美容面の問題もあります。

日常生活に支障がでるばかりでなく、美容的にも望ましくない眼瞼下垂症。

この記事では、眼瞼下垂症の症状や原因、治療方法そして眼瞼下垂症にならないための予防方法について紹介します。

目次

眼瞼下垂症とは

女性の目元の写真

眼瞼下垂症になると、まぶたが重く開きにくい、と感じるようになります。まぶたが下がり左右の目の大きさに違いが生じることも。また重度の眼瞼下垂症の場合、まぶたが瞳孔を覆い、視界を妨げてしまいます。

  • 軽度: まぶたが下がって、瞳孔に少しかかっている。
  • 中度: まぶたが瞳孔の中心近くまで下がっている。
  • 重度:まぶたが瞳孔の中心より下まで下がり、視野の妨げになるほど重度の症状。

眼瞼下垂症の原因

眼瞼下垂症は、まぶたを開ける筋肉である眼瞼挙筋が弱まった場合や、眼瞼挙筋を動かす動眼神経に異常が起こった場合に引き起こされます。

また上眼瞼挙筋の腱膜がたるんでしまったことが原因で起こる、腱膜性眼瞼下垂症の場合も。

眼瞼下垂症には先天性眼瞼下垂症と後天性眼瞼下垂症があり、後天性の眼瞼下垂症には腱膜性眼瞼下垂症が多くみられます。

先天性眼瞼下垂症 

眼瞼挙筋の形成不足、上眼瞼挙筋の発達不足、神経の発達異常などが原因といわれています。片眼性または両眼性としてあらわれ、遺伝が原因の場合も。

後天性眼瞼下垂症 

上眼瞼挙筋の腱膜のたるみにより起こる眼瞼下垂症は、腱膜性眼瞼下垂症といわれます。

後天性の眼瞼下垂症にはハードコンタクトレンズの長期使用が原因の場合も。加齢が原因で、まぶたの皮膚にたるみができたことによる眼瞼下垂症は、老人性眼瞼下垂症といわれます。

偽眼瞼下垂症 

眼瞼下垂症ではないのですが、まぶたの皮膚のたるみが原因で、まぶたが開きにくくなってしまうことをいいます。

眼瞼下垂症によって起こり得る症状

鏡を見る女性の写真

眼瞼下垂症によって、 下がっているまぶたを上げようと眉毛を上げる筋肉である前頭筋を使用し続けると、おでこにしわが刻まれてしまいます。

また、眼瞼挙筋が機能しないため、眼瞼挙筋を補助する役割を担うミュラー筋がはたらきだし、交感神経が張りつめ緊張状態になることで、頭痛や肩こりに悩まされたり、自律神経が不調を起こしたりすることも。

<眼瞼下垂症で起こる症状>

  • おでこにしわができる。
  • 肩や首がこる。
  • 片頭痛が起こる。
  • 自律神経失調症になる可能性がある。

眼瞼下垂症セルフチェック

本を見る女性の写真

眼瞼下垂症の自覚症状がない場合や、症状が少しずつ進行している場合は、自分では眼瞼下垂症に気付きにくいことも。

まぶたが少し下がったかな?と、気になる人は、自宅で簡単にできる眼瞼下垂症のセルフチェック方法を行いましょう。

セルフチェックに該当したからといって眼瞼下垂症とは限りません。自覚症状がなく、急にまぶたが下がってきたわけでもない場合は、急ぐ必要はありませんが、気になるならクリニックで適切な診断を受けることをおすすめします。

チェック1:まぶたが瞳孔にかかっているかどうか

鏡の正面に立ち、力を入れず自然な状態で目の開き方を確かめます。まぶたが瞳孔にかかっていませんか?黒目に少しまぶたがかかるくらいが正常です。

チェック2:おでこに力が入っているかどうか

鏡の正面に立って軽く目を閉じます。人差し指で眉の上を軽く押さえ、目をゆっくり開けてみましょう。目が開きにくい場合やおでこに力が入ってしまう場合は眼瞼下垂症が疑われます。

眼瞼下垂症の治療方法

顔を隠す女性の写真

瞳孔にまぶたがかかるほど重い眼瞼下垂症は、健康保険での治療が可能

また、比較的軽度の眼瞼下垂症でも症状によっては保険治療が可能な場合もあります。まずは美容クリニックもしくは病院の形成外科、眼科にて相談しましょう。

症状が軽くても、美容的に目をぱっちりさせたい場合や、眼瞼下垂症でおでこのしわが気になる場合などは、美容クリニックで眼瞼下垂症の手術を受けることをおすすめします。

眼瞼下垂症の手術法は大きくわけて3つ。まぶたを切開し筋肉や腱膜を縫い合わせる方法や、まぶたを縫って縮める方法などがあります。

眼瞼下垂症手術1:眼瞼挙筋前転法

挙筋短縮術または挙筋前転術といわれる手術法。上眼瞼挙筋機能が十分にある場合にもちいられます。皮膚または結膜を切開し、ゆるみの生じた挙筋腱膜を瞼板の上部に縫合、または挙筋腱膜のずれを整復。

高度な技術を必要とする手術であるため、クリニックは慎重に選びましょう。

<眼瞼挙筋前転法のメリット>

視界が広がり、目元の印象が明るくなるなど、眼瞼下垂症によって引き起こされていた症状の改善が期待できます。

眼瞼挙筋前転法のデメリット

片目のみを手術した場合、左右の目のバランスの悪さを感じる場合があります。

そのほかには、たるみが残る、まぶたが閉じられない、上まぶたが厚くなる、といった違和感を感じる場合がありますが、いずれもクリニックで調整が可能です。

施術の流れ

  • 1:デザイン

皮膚の切開部分をマーキングし、仕上がりをデザインをします。

  • 2:皮膚の切開・切除

皮膚にたるみなどがある場合は、皮膚を切除します。

  • 3:挙筋腱膜を引き出す

挙筋腱膜を引き出す(前転)させます。

  • 4:挙筋腱膜を瞼板に縫合固定

挙筋腱膜を瞼板の上部に縫合することにより固定します。

  • 5:皮膚を縫合

皮膚を縫合して終了。施術にかかる時間は、片目ごとに30~60分程度です。

ダウンタイムと術後の経過 

個人差はありますが、腫れや皮下出血は2週間程度でおさまるといわれています。

翌日から洗顔と、アイメイク以外のメイクが可能です。1週間後に抜糸をする必要があります。(クリニックによっては自然に体内に吸収される糸を使用する場合があります。)

アイメイクやコンタクトレンズの使用は、抜糸後から可能。2~3か月は手術部位にむくみを感じることがあります。

手術費用

健康保険適用外の場合、45~70万円程度です。

眼瞼下垂症手術2:筋膜吊り上げ法

上眼瞼挙筋機能に不良がある場合に行う手術方法です。

大腿筋膜や側頭筋膜、またはゴアテックスといわれる人工の膜を使用してまゆげとまつげの上の2か所を切開し、筋膜移植(筋膜吊り上げ術)を行います。

<筋膜吊り上げ法のメリット>

重度の眼瞼下垂症でも手術が可能。

<筋膜吊り上げ法のデメリット>

筋膜を採取したところが数cmの傷跡になりますが、目立たない部分を切開するのでそれほど気にならないといわれています。

左右の目のバランス調整が難しく、医師の高い技術が必要な手術です。手術後に違和感がある場合は早めに医師に相談し、再手術を行うなどして調整をしてもらいましょう。

施術の流れ

  • 1:筋膜の採取

人工の膜を使用しない場合は、大腿筋膜や側頭筋膜を採取します。

  • 2:デザイン

皮膚の切開部分をマーキングし、仕上がりをデザインします。

  • 3:筋膜の移植

筋膜を瞼板と前頭筋に固定します。

  • 4:縫合

縫合をして終了です。施術にかかる時間は約2時間程度。

ダウンタイムと術後の経過

ダウンタイムは、個人差はありますが、腫れや皮下出血は2週間程度でおさまるといわれています。

施術後は、翌日から洗顔と、アイメイク以外のメイク、シャワーが可能。1週間後に抜糸をする必要があります。

アイメイクやコンタクトレンズの使用は、抜糸後から可能。2~3か月は手術部位にむくみを感じることがあります。

手術費用

健康保険適用外の場合、片目210,000~300,000円程度です。

眼瞼下垂症手術3:埋没法

切らない手術といわれることの多い埋没法ですが、結膜側を切開する場合もありますので、施術方法はしっかりと確認しましょう。

<埋没法のメリット>

切開をして行う手術法と比較して、ダウンタイムが短く、抜糸の必要がありません。

<埋没法のデメリット>

効果が不十分だったり、感じられなかったりすることがあります。また縫合の糸が緩むと、まぶたがもとどおりに下がることがあるそう。

施術の流れ

  • 1:デザイン

マーキングして、仕上がりをデザインをします。

  • 2:糸をかける

結膜、ミュラー筋を瞼板へたぐりよせ縫い合わせます。

  • 3:目の開きを確認

施術にかかる時間は20分~30分程度です。

ダウンタイムと術後の経過

個人差はありますが、腫れは2~3日で自然におさまるといわれています。

翌日から洗顔やメイクが可能。使い捨てのコンタクトレンズは翌日から、コンタクトレンズは3日後から使用できます。

術後7日後をめどに術後検診を予定しているクリニックが多いようです。

手術費用

健康保険適用外の場合、16万円~25万円程度です。

眼瞼下垂症を予防しよう

顔を隠す女性の写真

眼瞼下垂症になって手術をすることになる前に、自分でできる予防法を日常生活に取り入れてみましょう。

  • まぶたを強くこすり過ぎない。目元のケアの際もやさしく。
  • つけまつげを無理にはがさない。
  • コンタクトレンズは、できればハードからソフトに変える。

眼瞼下垂症になってしまったら

眼瞼下垂症の原因はさまざまですが、疲労によって起こる眼瞼下垂症には思わぬ病気が隠れていることがあります。

特に、急に眼瞼下垂症と思われる症状がでた場合は、重症筋無力症や脳動脈瘤による神経の圧迫が疑われる場合も。

まずは病院の内科もしくは神経内科へ行って医師の診断を受けましょう。また、不オ眼科手術後や脳梗塞後に眼瞼下垂症になることも。*その場合は、かかりつけ医に相談をしましょう。

重いまぶたは眼瞼下垂症かも?一度クリニックへ相談しよう!

笑顔の女性の写真

眼瞼下垂症は、まぶたが重いだけでなく女性にとって気になるしわなどの原因にもなってしまいます。

また、眼瞼下垂症になってしまうと、高度な技術を必要とする手術をしなくてはならなくなる可能性があります。

できるかぎり眼瞼下垂症にならないように、日頃から目を大切にしましょう。

この記事の監修医:村住昌彦先生のクリニックはこちら

  • 住所東京都渋谷区宇田川町33-8 塚田ビル5F
  • アクセスJR渋谷駅 徒歩5分
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  • 診療時間10:00-20:00
  • 電話番号03-6809-0029
  • 予約電話予約 WEB予約

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眼瞼下垂の施術を受けられるクリニック

  • 東京銀座一丁目駅 6番出口より徒歩1分
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