2017年05月18日 更新 | 958 views

イオン導入は「皮膚科」がおすすめ?使用される4つの成分の効果

イオン導入は、皮膚科やセルフで行うことができる美肌治療。イオン導入は、美肌の有効成分を肌に塗布し、肌に微弱な電流を流すことで肌のバリア機能を一時的に弱め、有効成分を肌の深部まで浸透させる治療法です。皮膚科では有効成分の濃度が高い薬剤の使用が可能であるため、より高い効果が期待できます。

品川スキンクリニック池袋院 院長 神林由香

この記事は、品川スキンクリニック池袋院 院長 神林由香先生が監修しています。

美肌を導く有効成分を肌の深部まで届けることができる「イオン導入」施術。

イオン導入は、家庭用の機器も数多く市販されており、自己流でためしてみたいと思っている人も多いでしょう。

しかしやはり、イオン導入施術は皮膚科で受けることがおすすめ

この記事ではその理由や、イオン導入施術でもちいられる成分についてくわしく説明します。

目次

皮膚科で行われる「イオン導入」とは

エステを受ける女性の写真

そもそもイオン導入とは、ビタミンCなど、美肌になるために有効であるとされる成分を肌に塗ったのち、肌に微弱な電流を流すことで、有効成分を肌の深部まで浸透させる治療法です。

皮膚科で行われるイオン導入のしくみ

皮膚には、外部からの刺激からみずからを守る「バリア機能」が備わっています。

そのため、「美肌成分配合」とうたわれている化粧品をそのまま皮膚に塗布しても、皮膚内部まで浸透することはないため、美肌効果は期待できません。

そこで、イオン導入により肌のバリア機能を一時的に弱めることで、美肌成分を肌の深部まで浸透させるのがイオン導入施術です。

イオン導入施術では、有効成分をただ肌に塗った場合にくらべ、皮膚内部への浸透率が数倍~数十倍になるといわれています。

:)皮膚に電流を流すとバリア機能が弱まる理由

私たちの体には、私たちが感知できないほどの微弱な電流が流れています。

皮膚外側の「角質層」には「陽イオン(+)」、角質層の内側にある顆粒層には「陰イオン(ー)」が多く存在。この電流が「バリア」となり、細菌などの異物の侵入をふせいでいます。

同時に、美肌の有効成分を肌に塗布したときも角質層のバリア機能によりブロックされ、角質層より内部には浸透することができません。

イオン導入器で皮膚に微弱な電流を流すと、角質層と顆粒層の陽イオンと陰イオンが中性に傾くため、角質層と顆粒層の間の電流が弱まります。

したがって角質層のバリア機能も一時的に弱まるため、このときを利用して、美肌の有効成分を塗布することで、角質層よりも深部へと浸透させます。

皮膚科でのイオン導入と家庭用との違い

鏡を見る女性の写真

イオン導入機は、皮膚かだけでなく、「家庭用イオン導入美顔器」が市販されており、その価格も数千円から数万円までさまざまです。

これらの家庭用イオン導入美顔器をもちいて自分で行うイオン導入施術と、皮膚科で受けるイオン導入施術とでは、効果の違いはあるのでしょうか?

皮膚科では有効成分が高濃度で含まれる薬剤の使用が可能

結論からいうと、イオン導入施術は皮膚科で受けることがおすすめ

その理由は、皮膚科では病院でのみ使用が許可されている薬剤が使われるためです。

これらの薬剤には、市販のものより有効成分が高濃度で含まれています。

安全性の面でも皮膚科がおすすめ

イオン導入施術では、肌のバリア機能を突破して肌深部まで薬剤を浸透させるため、薬剤に不純物が含まれている場合はそれらも肌深部に浸透してしまい、思わぬダメージを起こすことも。

この点で、薬剤の原液をもちいることが可能である皮膚科でイオン導入施術を受けるほうが安全です。

そもそも、皮膚の内部は非常にデリケートな組織であり、イオン導入施術自体、肌の反応を見ながら慎重に行う必要があります。

そのためイオン導入施術は、手軽な施術ではあるものの、やはり専門知識をもった医師が行うほうが良いのです。

皮膚科のイオン導入施術でもちいられる4つの成分

頬をさわる女性の写真

皮膚科でのイオン導入施術は、皮膚の深部まで成分を浸透させるもの。したがって効果も大きい反面、自分の肌質にあわないものを浸透させた場合は副作用も大きくなります。

しかし、これらの成分は、その名前をよく目にする反面、具体的にどのような成分が含まれており、どのように皮膚に作用するのかについては知らない人も少なくないはず。

イオン導入施術にもちいられる成分がどのようなものであり、皮膚にどのように作用するのかについて知っておきましょう。

イオン導入施術でもちいられる成分1:ビタミンC誘導体

レモンとグレープフルーツを持つ女性の写真

ビタミンCの化学名は「アスコルビン酸」といいます。

アスコルビン酸は、その分子構造が壊れやすいため、そのままでは不安定な物質です。そのため、アスコルビン酸には数々の美肌効果があるにもかかわらず、皮膚に浸透させることがほぼ不可能。

そこでアスコルビン酸を、リン酸やグルコース(ブドウ糖)などの成分と結合させることで、安定性や皮膚への浸透性を高めた成分「ビタミンC誘導体」です。

ビタミンC誘導体は、皮膚内部に存在する酵素のはたらきでリン酸やグルコースなどが切りはなされ、6時間から14時間かけて徐々にビタミンCに戻ります。

そして、皮膚内部でビタミンCとしての本来の効果を発揮します。

ビタミンCの肌への効果1:シミの予防や改善

シミは、表皮のなかに「メラニン」という色素がつくられることで発生。このメラニンの生成は、チロシナーゼ酵素という物質がメラノサイトへ指示を出すことで作られています。

ビタミンC、はこのメラニンの原因となっているチロシナーゼ酵素のはたらきをふせぐとされ、シミの予防や改善効果が期待できるのです。

ビタミンCの肌への効果2:抗酸化作用で活性酸素を除去

シミの原因でもあるメラニンは、皮膚内部で産生された「活性酸素」から細胞を守る目的で生成されます。そのため、メラニンが生成されないようにするためには、活性酸素の除去が必要。

体内には、過剰な分の活性酸素を無害化する「抗酸化物質」があり、そのひとつがビタミンCです。ビタミンCには活性酸素を除去する作用があるため、メラニンの生成をおさえる効果が期待できるといわれています。

:)活性酸素とは?

活性酸素とは、酸化力が非常に活発になっている酸素のこと。体内に侵入してきた細菌やウイルスなどを、酸化することで殺菌し、体を守っています。

しかし、活性酸素が過剰に存在すると健康な細胞にも損傷をあたえ、そのはたらきを阻害したり、DNAを損傷してしまったりすることもあるのです。

ビタミンCの肌への効果3:抗炎症作用でニキビができにくい肌に

ビタミンCがもつ抗酸化作用は、炎症をおさえる作用にもつながります。

炎症は、皮膚表面で細菌が異常繁殖することにより起こるとされています。しかし、炎症の原因は細菌だけでなく、活性酸素が酸化を行う際の刺激も炎症をひき起こすということが、近年の研究から明らかになっています。

皮膚に炎症が起こると活性酸素が発生するため、その活性酸素の酸化刺激がよりいっそう炎症を悪化させる……という悪循環に。

ビタミンCには強い抗酸化作用があり、活性酸素を除去するため、活性酸素によるこのような炎症の悪循環を断ち切る「抗炎症作用」が期待できます。

また、ビタミンCの抗炎症作用は、炎症をおさえるため、メラニンが大量につくられて代謝しきれずに皮膚に残ってしまう炎症性色素沈着を引き起こすことをふせぐそう。

ビタミンCの肌への効果4:コラーゲンの生成をうながす

肌のハリや弾力のもととなるコラーゲンは、皮膚の深部の「真皮層」という層にあります。

真皮層の構成成分の約70パーセントがコラーゲンであることからもわかるとおり、肌にとって重要な成分。

しかし、コラーゲンをただ摂取していても、実は意味がありません。

それは、体内でのコラーゲン合成の過程にビタミンCが不可欠であるため。

1本のタンパク質の鎖は、アミノ酸が約1000個結合したもの。これらのアミノ酸のなかに「ヒドロキシプロリン(Hyp)」というアミノ酸があります。

ヒドロキシプロリンはコラーゲンにしか存在しないアミノ酸で、コラーゲン繊維の強度をつくりだし、安定化させるはたらきをもつ重要なアミノ酸。

ヒドロキシプロリンは「プロリン」というアミノ酸から合成されますが、この合成の過程にビタミンCが不可欠なのです。

:)必要なコラーゲン摂取量とは?

成人の体において1日に分解されるコラーゲンの量は、2000〜5000ミリグラム。1日に必要なコラーゲン量は、5000〜10,000ミリグラム。

一方、日本人の平均的な1日のコラーゲン摂取量は2000ミリグラム以下と、コラーゲン摂取量が足りていないといわれています。

ビタミンCの肌への効果5:皮脂の分泌をおさえる

ビタミンCには、皮脂を分泌している腺である「皮脂腺」の大きさを縮小させる作用があるそう。

そのためビタミンCでは、皮脂腺から分泌される皮脂の量も少なくする効果が期待できます。

ただし、皮脂は皮膚表面に「皮脂膜」という膜をつくり、皮膚内部の水分が蒸発することをふせぐことで、肌の保湿にも重要な役割を果たしています。

そのため、皮脂の分泌が過度におさえられると、角質層の水分量が減少した結果、乾燥肌になることも。

皮膚科のイオン導入施術でもちいられる成分2:プラセンタエキス

妊婦の写真

プラセンタとは、「胎盤」のこと。

胎盤には、人間が生命を維持するために必要なあらゆる栄養素が含まれています。具体的には、成長因子やアミノ酸、脂質や糖質、ビタミン、ミネラル、核酸や酵素など。

「プラセンタエキス」とは、胎盤を洗浄し、分解・滅菌ののち、ろ過して、栄養素を抽出した液体のことです。

メーカーによって洗浄や分解などの方法が異なり、原料の胎盤もヒト由来や牛由来、ブタ由来や馬由来などのものがあります。

プラセンタエキスの肌への効果1:成長因子による美肌効果

「成長因子」とは、体内でつくられるタンパク質の一種で、すべての細胞の増殖や分裂をうながすはたらきをもっています。

人の体内にはさまざまな成長因子が存在し、さまざまな体の部位の細胞の増殖や分裂に関与しています。

プラセンタに含まれるおもな成長因子と肌への効果は、以下のようなものです。

肝細胞増殖因子(HGF)

肝細胞増殖因子は、肝臓の細胞の増殖をうながす成長因子。「HGF」は、英語「Hepatocyte Growth Factor」の頭文字です。

しかし肝臓の細胞のみでなく、ほかの臓器や皮膚、血管や神経などに損傷が起こった場合、損傷部位の細胞の増殖をうながすことで損傷の修復をうながします。

上皮細胞増殖因子(EGF)

皮膚のもっとも外側の層である「表皮」の細胞(上皮細胞)の増殖をうながす成長因子。「EGF」は、「Epidermal Growth Factor」の頭文字です。

外傷を受けた皮膚組織の回復をうながしたり、新しい細胞を増産させてしわができることをふせぐはたらきがあります。

また、肌の新陳代謝(ターンオーバー)をうながすことで色素沈着やニキビなどをふせいだり、シミやくすみの改善も目指せます。ほかにも、皮膚の乾燥もふせぐため、みずみずしい肌を保つ効果も期待できます。

神経細胞増殖因子(NGF)

知覚神経や交感神経の細胞の増殖をうながす成長因子。「NGF」は、「Nerve Growth Factor」の頭文字です。

また、自律神経やホルモンバランスを整えたり、精神が安定する作用もあるとされています。

線維芽細胞増殖因子(FGF)

「FGF」とは、「Fibroblast Growth Factors」の頭文字です。

「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」とは、皮膚の真皮層にあり、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を産生している細胞です。

コラーゲンとエラスチンは網状の組織をつくることで肌のハリや弾力を生み出し、エラスチンはみずからのなかに水分をたくわえることで、肌を保湿しています。

線維芽細胞増殖因子(FGF)は、線維芽細胞の細胞分裂をうながします。

そのため、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の分泌が活発化する結果、肌のハリや弾力が増したり、肌がよりしっとりする効果が期待できます。

インスリン様成長因子(IGF)

損傷をうけた細胞の再生をうながす成長因子。「IGF」は、英語「 Insulin-like Growth Factors」の頭文字です。

インスリンによく似た構造を持つ増殖因子であるため、この名前がついています。

血管内皮増殖因子(VEGF)

血管内皮増殖因子は、血管をつくる「血管内皮細胞」の増殖をうながす成長因子です。「VEGF」とは、「Vascular Endothelial Growth Factor」の頭文字です。

体内で酸素が不足しているとき、血管内皮増殖因子が、血管の幹細胞を血管内皮細胞へと分化させ、その血管内皮細胞の増殖をうながして、新しい血管をつくらせるのです。

血管内皮増殖因子の肌への効果としては、肌細胞の老化や、炎症により血管に起こった損傷を修復して再生することで、肌のコンディションの改善が期待できます。

プラセンタエキスの肌への効果2:核酸の遺伝子修復作用

「核酸」とは、細胞核のなかにあるDNA(デオキシリボ核酸)と、細胞核のまわりの「細胞質」という部分にあるRNA(リボ核酸)の2種類の物質のこと。

DNAは、細胞をつくり出すための遺伝情報を保存しています。

RNAは、DNAがもつ遺伝情報を写しとり、その情報をもとに細胞の材料となるたんぱく質を合成。

核酸は、正しい遺伝情報を伝達することで正常な細胞の増殖をうながします。そのため、皮膚の健康な細胞の増殖をうながし、肌の状態の改善に役立ちます。

また、損傷を受けた遺伝子を修復する作用もあるとされるため、老化がすすんだ肌の状態の改善にも効果が期待できるそう。

プラセンタエキスの肌への効果3:抗酸化作用

プラセンタエキスに含まれるビタミンCやビタミンE、ミネラルや活性ペプチド、スーパーオキシドディスムターゼに、過剰な量の活性酸素を除去する抗酸化作用があります。

そのため、活性酸素がもたらすシミやしわ、たるみなどの肌の老化現象を予防する効果が期待できるのです。

:)活性ペプチドとは?

アミノ酸が2個以上結合した構造をもつ化合物のこと。

アミノ酸が数個から数十個結合したペプチドは、体内でホルモンとなったり、神経伝達や抗菌作用など、生命を維持するうえで重要なはたらきをしています。

:)スーパーオキシドディスムターゼとは?

「SOD」(Superoxide dismutaseの略)とも呼ばれる。

宇土細胞内に発生した過剰な活性酸素を分解する酵素のこと。

プラセンタエキスの肌への効果4:アミノ酸の供給

アミノ酸は、細胞の原料となります。

そのため、アミノ酸は体をつくるのに不可欠な成分ですが、食事から摂取するタンパク質はアミノ酸が100個以上結合した高分子化合物であるため、吸収率が低いのが難点。

しかしプラセンタエキスに含まれる約20種類アミノ酸は体内での吸収率が良いため、健康な細胞をつくるための材料が供給される結果、質の良い肌や髪がつくられやすくなります。

皮膚科のイオン導入施術でもちいられる成分3:トラネキサム酸

頬をさわる女性の写真

トラネキサム酸は、アミノ酸の一種です。

「トラネキサム酸」は成分名であり、商品名は「トランサミン」といいます。皮膚科によっては、「トランサミンのイオン導入」としているところもあります。

血栓を溶かしたり、炎症をうながしたりする「プラスミン」という物質のはたらきをおさえる「止血作用」と「抗炎症作用」があるため、もともとは止血目的や湿疹の治療などにもちいられていました。

しかしこれ以外にも、皮膚の色素沈着をふせぐ美白効果もあることがわかったため、シミや肝斑(かんぱん)の治療にもちいられることがあります。

トランキサム酸のイオン導入では、肌の美白効果やシミ、肝斑の改善と、抗炎症作用による肌荒れやニキビの改善などの効果が期待できます。

皮膚科のイオン導入施術でもちいられる成分4:グリシルグリシン

女性が鼻をさわる写真

グリシルグリシンは、「グリシン」というアミノ酸が2つ結合したもの。

「グリシン」とは、動物性タンパク質に多く含まれるアミノ酸の一種です。

グリシルグリシンには、炎症性サイトカインの産生をおさえるはたらきがあります。

毛穴開きとグリシルグリシンの関係

毛穴の開きは、皮脂に含まれる「不飽和脂肪酸」の作用により、毛穴のまわりの角質層が厚くなったときに起こります。

角質層が厚くなる理由は、皮脂中の不飽和脂肪酸が、表皮の構成細胞である角化細胞(ケラチノサイト)のイオンバランスを乱す結果、角化細胞内の炎症系サイトカインの分泌がうながされるため。

グリシルグリシンが炎症性サイトカインの分泌をおさえる

グリシルグリシンは、皮脂中の不飽和脂肪酸が角化細胞のイオンバランスを乱すことをふせぐことで炎症性サイトカインの分泌をおさえ、毛穴開きを予防する効果が期待できます。

厚くなってしまった角質層も正常な状態へもどすはたらきがあるとされるため、すでに開いている毛穴の改善や、肌のキメが整う効果も期待できるそう。

ただしこれらは、角質層が何度もターンオーバーを行ったあとに得られる効果です。

毛穴開きの改善効果を得るためには、長期にわたり根気よくグリシルグリシンのイオン導入を繰りかえす必要があるとされます。

:)炎症性サイトカインとは?

紫外線など、皮膚が外部から刺激を受けたときに、免疫システムに属する細胞から分泌されるタンパク質の一種。

壊死や外部からの刺激により細胞が大量に死んだとき、炎症性サイトカインが分泌されます。

炎症性サイトカインが放出された部位には、白血球の成分である「好中球」が集まり、細菌などの異物の殺菌や分解を行うことで体を守っています。

しかしこのとき、好中球はタンパク質分解酵素や活性酸素を使って異物を死滅させるため、その部位には炎症が起こります。

イオン導入はケミカルピーリングとの併用が効果的

エステを受ける女性の写真

多くの皮膚科では、イオン導入施術とケミカルピーリング施術の併用を推奨しています。

ケミカルピーリングとは、皮膚表面に酸性の薬剤を塗布することで、皮膚表面の角質層を溶かし、古くなった角質や毛穴に詰まっている老廃物などを除去する施術です。

ケミカルピーリングを行ったあとは、皮膚のバリア機能が低下しています。この状態でイオン導入施術を行うと、薬剤が皮膚のより深部まで浸透しやすくなります。

皮膚科でのイオン導入施術に「即効力」がない理由

パソコンをする女性の写真

皮膚科でのイオン導入施術では、ほとんどの場合、継続的な施術を推奨しています。これは、言い換えるとイオン導入施術には、肌状態改善の即効性はないということ。

肌のバリア機能を突破して、肌の深部まで有効成分を届けているのに、なぜ即効性がないのでしょうか?

即効性がない理由1:肌はバリア機能回復を優先させる

イオン導入施術により肌のバリア機能が弱まっている状態は、肌にとって危機的な状態。

皮膚内部の組織が外部からの刺激によるダメージを受けやすいだけでなく、皮膚内部の水分も蒸発してしまい、乾燥肌になりやすくなります。

そのため、肌はバリア機能を回復させることを優先し、バリア機能回復以外の機能は後回しにされます。

即効性がない理由2:肌トラブルの治療はできない

有効成分の肌への作用のしかたからわかることは、皮膚科でのイオン導入施術でもちいられる有効成分は、どれも肌が本来もつはたらきを「うながす」ものであるということです。

つまり、肌トラブルを劇的に改善する作用や、肌の状態をすぐに改善するものではありません。

イオン導入施術では、あくまでも、その人の肌が本来もつターンオーバーサイクルや再生能力をうながし、老化現象が起こりにくくする効果しか期待できません。

それでも、根気よく施術を繰りかえし受けていれば、肌の状態は目に見えて改善してくるそう。

皮膚科でのイオン導入施術に即効性がない理由3:効果の発現まで時間がかかる

肌の深部にある細胞は、あとから生まれ分裂する細胞に押し上げられて徐々に角質層に達し、角質層で「角層細胞」へと変化し、やがて役目を終えてはがれ落ちます。

このサイクルを「ターンオーバー」と呼びます。ターンオーバーのサイクルは、年齢により差はありますが、少なくとも4週間以上です。

そのため、イオン導入施術により肌深部の状態が改善されたとしても、それが目に見える効果としてあらわれるまでには、少なくとも4週間は必要ということに。

皮膚科でのイオン導入施術で効果が出るまでの施術回数と期間

カレンダーにチェックをつける写真

多くの皮膚科では、2週間~4週間に1回の施術を6回ほど繰りかえすことを推奨しています。あるいは、1週間に1〜2回の施術を推奨している皮膚科も。

肌のターンオーバーサイクルが一巡した頃に肌状態の改善が見られた場合は、治療は終了と考えるようです。

皮膚科でのイオン導入施術を受けられない人もいる

妊婦の写真

イオン導入は、皮膚に電流を流す治療法であるため、以下の条件にあてはまる人は受けることができません。

  • 妊娠している、または妊娠している可能性がある人
  • ペースメーカーを使用している人
  • 骨の固定など、体内に金属が入っている人

皮膚科でのイオン導入施術にかかる費用

お財布を持つ女性の写真

皮膚科でのイオン導入施術にかかる費用は、使用する薬剤の種類によっても異なります。

  • 1種類の薬剤:1回の施術につき3,000円〜5,000円
  • 2種類の薬剤:1回の施術につき7,000円〜10,000円
  • 3種類の薬剤:1回の施術につき5,000円〜12,000円

イオン導入は肌状態を全体的に改善したい人におすすめ!

髪をさわる女性の写真

イオン導入施術は、1回の施術にかかる費用も数千円であり、所要時間も15分〜30分と短く、手軽に受けることができる施術です。

何回か根気よく通院する必要はありますが、続けて施術を受けていると肌状態は改善してくることが多いよう。

肌状態を全体的に改善したい人は、ぜひ皮膚科でのイオン導入施術を検討してみてください。

この記事の監修医:神林由香先生のクリニックはこちら

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  • アクセスJR池袋駅「東口」徒歩約3分
  • 休診日年中無休
  • 診療時間10:00~20:00
  • 電話番号0120-727-400
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