2017年07月22日 更新

「一歩踏み出す勇気を伝えたい」第2回整形シンデレラオーディション、グランプリの馬場汐音さんにインタビュー

去る5月3日に開催された、湘南美容外科クリニック主催の「第2回整形シンデレラオーディション」。総勢230名のなかから、見事グランプリを勝ち取ったのは元男性の馬場汐音さんでした。彼女がオーディションに応募するきっかけから、オーディションが終了した現在に至るまでを、北条かやがインタビューしました。

去る5月3日に行われたガールズアワードで見事、グランプリが決定した「整形シンデレラオーディション」(主催:湘南美容外科クリニック)。

前回のコラムでは、そのファイナルステージの様子をお届けしました。

今回は、総勢230名のなかからグランプリを勝ち取った馬場汐音さんにインタビュー。

どのような思いで美容整形に挑んだのか、コンプレックスに悩む自分を変えるには何が必要なのか、私、北条かやがじっくりお話を伺ってきました。

目次

「整形シンデレラへの応募は、ひとつの『賭け』だった」

馬場さん

グランプリを獲得した馬場汐音さん。

−−−オーディションに応募しようと思ったきっかけは何ですか?

馬場さん(以下、馬場)内向きだった自分を、変えたかったからです。私は元男性で、学生時代はずっと男子学生として過ごしてきました。

手術をして戸籍も変更して、女性として生きるようになってからも、自分に自信が持てなくて……。

元男性という過去がずっと心に残っていて、コンプレックスでした。

男性のような骨格に悩んでいましたし、可愛らしい格好もできなかった。

そういった内向きな自分を変えたいと思い、美容整形について調べていたとき、『整形シンデレラオーディション』を知ったんです

−−−「整形シンデレラ」は、美容整形を通して「自分を変えたい!」と願う女性たちが、1年間お互いに切磋琢磨しながら成長していく企画ですよね。

ファイナルステージとなるガールズアワードでは、最終選考に残った5名が、3万人の観客を前にランウェイを歩くという大掛かりなものでした。

馬場「はい。きれいになってランウェイを歩くことができるという点が、すごく大きな目標になったんです。

『私も頑張ってステージに立ちたい!』と強く思いました。内向きな自分を変える、ひとつの賭けだったと思います」

「元の顔立ちをより輝かせる施術」を提案してもらった

診察

−−−ドクターのカウンセリングを受けたときは、どのように自分の要望を伝えましたか?

馬場「とにかく顔の輪郭がコンプレックスで、男性特有の角ばった骨を切って丸い感じにしたかったのです。『あれもしたい、これもしたい』と思っていました。

でも先生は、もちろん希望を叶えることはできるけれど『あなたの魅力を生かして、あなたが1番輝けるように、最低限の手術で良いですよ』と、最もスマートにきれいになる方法を考えてくださいました。

カウンセリングでは、自分の言いたいことをすべて言わないと、先生もご提案しにくいのかなと思います。手術を受ける前に、たくさん話して良かった。

私は顔の骨格がコンプレックスだったのですが、先生からすれば『あなたが思っているほど目立っていないよ』と。

(自分では)骨格が悩みでしたが、客観的に見るとそうでもないのかなと思えましたし、前向きに手術に挑めました

ダウンタイムは3か月かかった

部屋

−−−馬場さんが今回受けられたのは、フォーエバー二重術、ベイザー脂肪吸引(頬・顎)、下顎形成術(エラ骨切り)、アラガンボトックス注射(眉間・額)、レーザーによるほくろ取りですが、下顎形成術が一番大変だったのではないでしょうか?

馬場「はい。骨切りの手術の前に、フォーエバー二重術を受けました。埋没法なので、痛みはほとんどなくて、『目が腫れて開きにくいなぁ』という程度でした。

そのあとに下顎形成術でエラを削ったのですが、当日は痛くありませんでした。でも、その後2~3日は腫れがすごくて……口が動かせなかったんです

−−−それは食事も辛そうですね……ダウンタイムはどのように過ごしましたか?

馬場「自宅のある福岡から東京へ出てきて手術を受けたので、1週間はホテルに泊まっていました。

腫れがすごかったので、大変だという気持ちはあったのですが、ずっとベッドに寝たきりも良くないかなと思ったので、『積極的に外に出よう!』と外出もしました。

人がいないような時間に、ホテルの近くを散歩しましたね。冬だったので、顎の腫れはマフラーとマスクで隠して(笑)。全ての腫れが引いて落ち着いたのは、手術から3か月後くらいです」

「カミングアウト」する前はネガティブなことしか考えられなかった

がっしゅく

合宿での集合写真。

−−−馬場さんは、ダウンタイムが終わってセミファイナリストの皆さんと再会した際、元男性であることを初めてカミングアウトしましたね。

馬場「はい。メンバーにカミングアウトすることは決めていたのですが、直前まで『どうしよう……』という感じでした。

自分がこれから話すことに対して、マイナスの(反応が来るのではないかという)ことばかり考えてしまって……でも話してみたら、皆さん『そうなんだね』と案外普通だったんです

「まるで修学旅行みたいだった」合宿と、カミングアウトへの不安

レッスン風景

合宿でのレッスン風景。

−−−昨年夏、オーディションを兼ねて行われた合宿では、初めて「女性」として皆さんと一緒に過ごせたことが嬉しかったそうですね。

馬場「はい。学生時代は女友達が少なかったので、合宿でメンバーの皆さんとヨガをしたりウォーキングをしたりできたのが、すごく楽しかったんです。

一番印象に残っているのは、最初のレクリエーションでゲームをしたこと。

修学旅行のようにワイワイできて……そういった楽しい思い出があるので、合宿が終わってからオペを経て(※筆者注:オペ後のダウンタイム中は、メンバー同士顔を合わせることはなかった)、久しぶりにメンバーと再会して、自分が元男性であるとカミングアウトする際はとても不安でした。

でも打ち明けてみたら、皆さん意外と普通だったので、その後も安心して過ごせました

ライバルは、明るいリーダータイプの田中さんだった

tanakasann

準グランプリを獲得した田中その子さん。

−−−オーディションで1番意識していた、ライバルだと感じていたのは誰ですか?

馬場「皆さん、良い意味でライバルで、一緒にオペやレッスンを乗り越えた仲間なのですが、誰か1人あげるとするなら……難しいですが、準グランプリになった田中その子ちゃんです。

背が高くてスタイルが良くて、すごいなぁと思っていました。ライバルというか、目標のような存在ですね。自分にはないものを持っていると思いましたし、尊敬しています」

「自分って、こんなに頑張れるんだな」

トレーニング

−−−半年に渡って取材をさせてもらうなかで、馬場さんが非常に多くの努力をしていることに驚きました。ダイエットもウォーキングもメイクも、すごく頑張っていましたよね。

馬場「これまで自分に自信がなかったので、自ら率先して何かをやるということがあまりなかったのです。

でも、ランウェイを歩くという目標ができて、ヨガを始めたり、色々努力をしているうちに、そういった数々の行動が、徐々にオーディションのため『だけ』ではなくなってきました。

改めて、『自分ってこんなに頑張れるんだ!』と。

整形シンデレラオーディションに参加していなかったら、そのような自分には出会えなかった。

家族も応援してくれて、ストレッチを手伝ってくれたり……前向きに努力できたことが再発見でした」

「まるで有名人になったような、不思議な気持ち」

グランプリ

グランプリ発表の瞬間の馬場さん。

−−−努力が実ってグランプリを勝ち取り、周りの反応はいかがでしたか?

馬場「さまざまなニュースに取り上げられて、地元の同級生や知人から、思いのほか多くの連絡が来ました。

親のところにも、親の知人から『良かったね』と連絡が来て、少し有名になったような気持ちです(笑)。

それをきっかけに、昔の知り合いとまた、前向きな気持ちで連絡を取るようになりました。

アルバイト先の飲食店でも、以前よりお客さんと明るく話せるようになったのです。

つい先日も、パートの女性と話していて、『本当に明るくなったね!』と言われて。『自分でもそう思います(笑)』と答えました。

美容整形をして、見た目が変わっただけでなく人生が明るくなったなぁと思います」

コンプレックスを乗り越えるには、外に出てみること

ドア

−−−馬場さんにとって、美容整形はどのようなものでしたか?

馬場「私にとって美容整形は、人生を明るくする手段だと思います。

人前に出るときは確かに、外見が重要ですが、美容整形をして外見を変えても、内面が伴わないと、どんよりとして暗く見えてしまいますよね。

だから、整形はあくまで手段のひとつだと思っています」

−−−「自分に自信を持てない」と悩む人に、何か一言かけてあげるとしたら?

馬場「自分がそうだったのでわかるのですが、自信がないと外に出る勇気もなくて、内向きになってしまう……。

でも、外の刺激をもらわないと、変わらないのですよね。

自信がなくても一歩踏み出して、外に出て、『これならできるかな?』という得意なことを磨いたり、新しいことに挑戦してみたりするのも良いかもしれません。

その一歩が難しいのですが、一度乗り越えてしまえば、思ったよりもハードな道ではないということもあると思います」

インタビューを終えて

階段

一歩を踏み出して、見えてくるのは「新しい自分」かもしれない

1年を通した長期企画、整形シンデレラオーディションで見事グランプリを勝ち取った馬場汐音さん。

「内向きだった自分を変えたい。コンプレックスを解消して、一歩を踏み出したい」

その願いを叶える手段が「美容整形」だったのでしょう。オーディションを通じて皆さんと切磋琢磨したことが、彼女にとって非常に良い体験だったのだと思います。

「コンプレックスを解消するには、まず外に出て刺激を受けること」という言葉には、強い実感がこもっていました。

自分1人の殻に閉じこもっているうちは、なかなか答えが出ないものですが、「えいっ!」と一歩踏み出してみれば、見えてくるものがある。

「新しい自分」を見つけるのは簡単ではないけれど、外に出て何かにチャレンジしてみることで、そのきっかけは掴めるのですね。

自分で自分を認めてあげるためには、外の世界と触れ合うこと

外見コンプレックスが解消されても、心の問題が残っていると、なかなか自分を認めてあげられません。

そのような女性がいるとすれば、馬場さんが話していたように「外に出てみる」ことが、悩みを解決する一歩になるのだと思います。

他者とのふれあいのなかに自分を置くこと。美容整形を含め、そうして「新しい自分」が生まれるプロセスを経験することで、悩みやコンプレックスは自然と消えていくのですよね。

「自分と向き合うためには自分以外の世界に触れることが大切」というのは、逆説的なようで、真理だと思うのです。

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