2017年11月27日 更新

【教えて先生!】脂肪吸引で肥満は解消できる?太っていると脂肪吸引はできない?

脂肪吸引は高度な肥満であっても治療は可能。しかし、手術の難しさや回復の遅さなどからクリニックによっては治療を断られることも。さらにBMI35以上の人は麻酔困難患者とされ手術ができないと考えられます。また、脂肪吸引は、肥満解消ではなく容姿をととのえるもので肥満治療ではありません。そのため、根本的な肥満解消にはなりません。

キルシェクリニック 院長 めかた啓介

この記事は、キルシェクリニック 院長 めかた啓介先生が監修しています。

痩せなければいけないことはわかっていながら、食事制限や運動を思うようにできず悩んでいる肥満の人は多いのではないでしょうか。

なかには、「脂肪吸引で大量の脂肪を除去し、一気にスリムな体型になりたい」と希望する人もいるかもしれません。

しかし、脂肪吸引は、肥満の解消法として有効なのでしょうか?

また、脂肪吸引が適用可能な体重やBMIの上限はあるのでしょうか?

このような疑問についてキルシェクリニックのめかた先生にお話を聞きました。

※BMIとは、ボディ・マス・インデックス(Body Mass Index)の略。「体重÷身長÷身長」で算出される体格指数。肥満度を測るための国際的な指標のこと。

目次

Q:肥満体型の人は脂肪吸引を受けることができる?

肥満が高度にある方であっても、脂肪吸引を受けることは可能です。

ただし、1回で吸引できる脂肪の量には限りがありますので、あまりに脂肪が多い方の場合には変化感が少なくなってしまう可能性も考えられます。

そういった場合には表面と裏面の2回で分けたり、左右片方づつの2回で分けたりなどの工夫を行なっています。

また、手術中の呼吸管理の難しさ、術後の回復の遅さなど、肥満の方ならではの問題点も少なからずあります。
そのため、あまり積極的に受け入れをしていないクリニックもあるかもしれません。

高度な肥満の患者に対しては、脂肪吸引を行う前に、食事制限や運動によりある程度の脂肪を落としたのち、手術を行うことを推奨するクリニックもあるようです。

Q:脂肪吸引は、体重何キロまでが対象?

脂肪吸引は、患者さんの体重よりもBMIが重要です。

一般病院での保険診療の手術でも、BMI35以上は麻酔困難患者として治療費が高くなります。

美容外科には入院施設もいざというときの集中治療室もないクリニックがほとんどです。

そのため、BMI35以上は原則として手術適応なしと考えざるを得ないと思います。

また、BMI30を超えると手術中の麻酔管理がかなり大変になるため、多くの美容外科では受け入れてないと思われます。

吸引量の上限については各クリニックによって様々ですが、各医師の経験上で当日安全に帰宅できる基準を設けていると思われます。

また、肥満の方には糖尿病や高血圧を持病として持っている方も多く、それらは手術中・手術後の合併症の可能性が高くなるため、施術をお引き受けしていないクリニックも多いでしょう。

肥満体型の患者に対しての脂肪吸引適用の可否については、統一した基準があるわけではありませんが、麻酔困難患者と判断された場合は難しいようです。

クリニックのなかには、「BMI30以上の人には不適用」と定めているところや、一度の手術での脂肪の吸引量の上限を5リットルと定めていることが多いようです。

キルシェクリニックの脂肪吸引の可否について

当院キルシェクリニックの場合は、以下の患者さんについては脂肪吸引をお引き受けしています。

BMI:35まで
糖尿病:HbA1cで7%まで
血圧:日常的な血圧が140/80mmHgまで

ただし、実際に拝見してこれに収まっている方でもお断りすることや、これを超えていてもお引き受けするケースもあります。

最終的には実際に診察してみての判断になると思います。

吸引量については施術前の血液検査(Hb値)や、体格によって、3000〜5500ccという範囲で決めています。

Q:肥満治療として脂肪吸引を受けることはできる?

脂肪吸引はあくまでも体型など見た目を治療するものであり、肥満の治療にはなりません。また、保険も適用されません。

肥満になるということは、カロリー摂取が多かったり、運動量が極端に少なかったり、何かしらの理由が考えられます。

脂肪吸引によって、見た目は肥満から改善したとしても、同じ生活を続けていけば糖尿病などのリスクは高いままですので注意が必要です。

肥満治療を検討している人は、脂肪吸引をするのではなく、「肥満外来」を受診しましょう。

肥満外来では、BMIが35以上の「高度肥満症」で、かつ耐糖能障害や脂質異常症などの肥満関連疾患を併発している人を治療対象としています。

ただし肥満外来のなかには、BMIが35未満でも、25以上の「肥満」であり、かつ肥満関連疾患を併発している場合は治療対象としているところもあるようです。

治療としては、食事療法や運動療法、薬物療法や行動療法などを行い、効果が得られない場合は、減量手術が適用されるようです。減量手術といっても、脂肪吸引は含まれません。

:)日本で行われている減量手術とは?

  • 袖(スリーブ)状胃切除術:胃の80パーセント程度を切除。
  • 胃バイパス手術:胃を20ccほどの小袋にわけて小腸とつなぐ。残りの胃は留置する。
  • 胃バンディング手術:胃にバンドを装着して2つに分ける。
  • スリーブ・バイパス術:「胃バイパス手術」より少し大きめの小袋にわけた胃を、小腸とつなぐ。残りの胃は除去する。

Q:脂肪吸引で肥満は解消できる?

脂肪吸引は、見た目の肥満は解消できたとしても、肥満によって起きる病気などのリスクを軽減できるものではありません。

まずは、生活習慣の見直しが必要でしょう。

脂肪吸引は、肥満解消ではなく容姿をととのえる美容的効果が期待できるものです。

また、皮下脂肪は少量なくしただけでも体のラインに変化が出ますが、実際には体重や体脂肪にはほとんど変化がありません。

しかし脂肪吸引により、部分的であっても希望どおりの体のラインを得たことが励みとなり、術後に全身のダイエットに成功する人も少なくないようです。

脂肪吸引は、「ダイエットにおける補助的な方法」と考え、あくまでも体のラインをととのえる目的で利用しましょう。

:)この記事の回答医師

めかた先生のお写真

キルシェクリニック 院長  めかた 啓介

1999年産業医科大学医学部医学科卒業後、江戸川病院救急センター長、北茨城市立総合病院麻酔救急科部長・医局長を歴任し、湘南美容外科入職。
本院で脂肪吸引・麻酔の医長を務める。
その後、品川美容外科川崎院 院長、品川スキンクリニック川崎院 院長、城本クリニック横浜院 院長を務めた後、2016年4月キルシェクリニックを開院。
日本麻酔科学会専門医、日本麻酔科学会指導医。

めかた先生へのご相談は「キルシェクリニック」へ

  • 住所東京都港区赤坂2-17-58 赤坂福住ビル3F
  • アクセス赤坂駅5a・5b出口から徒歩1分
  • 休診日不定休
  • 診療時間10:00~19:00
  • 電話番号03-6459-1661
  • 予約電話予約

※ クリニック情報や診療メニューなどは、公式ホームページから取得した内容ですので、情報の正確性は保証されません。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

キルシェクリニックの詳細

「キルシェクリニック」脂肪吸引のメニュー

北は北海道、南は沖縄まで全国各地から患者さんにお越しいただいております。

海外ではアメリカ・カナダ・イギリス・台湾・インドネシア・中国などからお越しいただいた実績があり、大きな変化の中にも繊細なデザインと女性的な魅力をしっかりと出す施術が人気です。

脂肪吸引 部位 価格(税別)
ホホ+アゴ 298,000円(モニター価格)
二の腕+肩 298,000円(モニター価格)
二の腕+肩+背中 398,000円(モニター価格)
太もも+お尻+ひざ 498,000円(モニター価格)
ふくらはぎ+足首 298,000円(モニター価格)

※価格は2017年10月6日時点のものです。予期なく変更する場合がございます。
※モニターには所定の審査があり、受けることができない場合があります。
※通常価格やパーツごとのほかの価格はこちらからご確認いただけます。

脂肪吸引の施術を受けられるクリニック

  • 大阪御堂筋線 心斎橋 駅より徒歩4分
  • VASER脂肪吸引お腹すっきり(腹+ウエスト+腰)780,000円

湘南美容外科クリニックの詳細

  • 福岡西鉄福岡天神駅より徒歩5分
  • お腹3部位脂肪吸引(上腹+下腹+側腹)710,000円

聖心美容外科 福岡院の詳細

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