2018年05月09日 更新

目の下のクマの種類と原因、治療法とその費用目安まとめ

目の下のクマには青クマ・茶クマ・黒クマの3種類があり、それぞれ原因や治療法が異なります。治療は一般皮膚科や美容皮膚科、美容外科で受けることができます。治療法には、高周波やレーザー照射、ハイドロキノンクリームやトレチノインクリームの塗布、下眼瞼脱脂術やハムラ法などの手術や、ヒアルロン酸注入などがあります。

目の下のクマは不健康や不摂生な印象を与えてしまいます。

体調が悪化したときのみ目の下のクマができる人もいれば、昔から恒常的に目の下のクマがある人もいます。

そんな 目の下のクマは"どうしようもないもの"ではなく、治療することが可能です。

ただし、目の下のクマの種類に適した治療を受けることが大切えす。

そこでこの記事では、目の下のクマの種類やそれぞれの治療法、注意点や治療費などについて解説します。

目の下のクマを「体質だから……」と諦めていた人は、この記事をぜひ、治療を検討する際の参考にしてください。

目次

目の下のクマの種類

目の下のクマにはいくつかの種類があり、種類により治療法も異なります。

そのため、目の下のクマを改善するには、自分の目の下のクマの種類をまず知ることが必要となります。

目の下のクマは、主に以下の3種類に分類されます。

目の下のクマの種類1:青クマ

目の下に青色がかったクマができる青クマは、目の周囲の血行不良が原因となってあらわれます。

目の周囲は、多くの毛細血管が走っており、かつ皮膚が非常に薄い部位。皮膚の厚さは、顔のほかの部位と比べ約3分の1しかないとされます。

このように皮膚の薄い部位の血行が滞ると、毛細血管の壁の色である青色が、皮膚の上から透けて見えるようになります。これが「青クマ」の正体です。

青クマの原因である目の周囲の血行不良は、体調の悪化が関係しています。具体的には、以下のような要素です。

  • 疲労
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 冷え
  • 生活習慣の乱れ
  • ホルモンバランスの乱れ
  • パソコンやスマートフォンの長時間使用

目の下のクマの種類2:茶クマ

目の下のクマの色が茶色を帯びている茶クマがあるときは、目の下に色素沈着が起こっています。

茶クマの正体は、色素沈着です。つまり、通常であればターンオーバーにより排出されるはずのメラニン色素が排出されず、表皮や真皮層に沈着してしまった状態です。
※ターンオーバー:表皮の細胞の新陳代謝のこと。

皮膚に色素沈着が起こる原因は、強すぎる刺激を継続的に受けることです。

目の周囲の皮膚はとくに薄いため、日常のなかの何気ない刺激が色素沈着の原因となってしまうことがあります。

皮膚が紫外線などの刺激を受けたとき、表皮の最下層「基底層」にある色素細胞が、メラニン色素を産生します。

メラニン色素は周囲の表皮細胞に移送され、これらの細胞が紫外線を表皮でブロックすることで、表皮より奥の層「真皮層」に紫外線が届くのをさえぎります。

ところが、皮膚が以下のような刺激を継続的に受けるとき、メラニン色素は過剰に産生されてしまい、色素沈着が起こりやすくなるのです。

色素沈着が起こりやすくする原因には以下のようなことが関係しています。

  • 目をひんぱんにこする
  • 紫外線を浴びる
  • メイクの落としもれ
  • 乾燥によるかゆみ
  • アトピー性皮膚炎などの炎症

目の下のクマの種類3:黒クマ

目の下に黒色を帯びたクマができる黒クマは、青クマや茶クマのような皮膚内部での変化が原因ではありません。

目の下の皮膚に凹凸ができた結果、影ができることが原因です。

眼球の奥側は、目を守るクッションの役割をする脂肪「眼窩脂肪(がんかしぼう)」でぐるりと覆われています。

しかし加齢とともに、目の下の眼窩脂肪を支えている筋肉「眼輪筋(がんりんきん)」がたるむ結果、眼窩脂肪が突出してくることがあります。

目の下の眼窩脂肪が突出すると、目の下の皮膚に凹凸ができ、「目袋」と呼ばれる状態に。

また、同じく加齢により目の下の皮膚がたるんだときも、皮膚に凹凸ができて影が形成され、黒クマとして見えることもあります。

骨の構造から眼窩脂肪が突出しやすい人や、先天的に眼窩脂肪の量が多い人では、20代ですでに黒クマがあらわれることもあります。

青クマや茶クマは、皮膚内部の色の変化が原因であるため、コンシーラーなどで隠すことが可能です。しかし黒クマは皮膚の凹凸が原因であるため、メイクではカバーできないのが特徴です。

目の下のクマの治療はどこで受けることができる?

目の下のクマは、種類により治療法が異なります。また、治療を受けることのできる診療科も異なります。

目の下のクマの治療を行うのは、以下の3つの診療科です。

  • 一般の皮膚科
  • 美容皮膚科
  • 美容外科

青クマは皮膚の病変が原因ではないため、美容皮膚科や美容外科で治療を受けることになります。

茶クマは色素沈着が原因であるため、一般の皮膚科や美容皮膚科で治療が可能。

黒クマは、眼窩脂肪が原因であることが多いため、皮膚の診療科ではなく、美容外科での治療となります。

各目の下のクマ治療の方法

目の下のクマの治療法は、クマの種類により、以下のように異なります。

青クマの治療法

血行不良が原因の青クマに対しては、高周波レーザーの照射が行われます。

高周波照射器「テノール」や、YAGレーザー照射器「ジェネシス」などは、高周波やレーザーが皮膚の奥の層の真皮層まで届きます。

高周波やレーザーが皮膚内部で発生させる熱により皮膚を深部から温め、血流を活性化させることで、青くまの改善を促します。

症状の程度にもよりますが、多くの場合は、数回の照射が必要となります。

ダウンタイム

高周波やレーザーの照射器の機種によっても異なりますが、多くの場合、ダウンタイムはほぼないとされています。

ただし、施術直後は照射部位が熱をもつため、赤くなることが多いよう。この場合も、数時間のうちに赤みは消失します。

メリットとデメリット

青クマ治療のメリットは、ダウンタイムがほぼないことです。

一方デメリットは、高周波やレーザー照射の効果は一時的なものであることです。

治療により一時的にクマが青クマが改善しても、青クマができる原因となった生活習慣の改善がなければ、再発する恐れもあります。

青クマを根本的に改善するには、治療を青クマ改善のひとつのきっかけと考え、原因となった生活習慣の根本的な改善につとめることが必要となります。

茶クマの治療法

茶クマの治療法には、主に以下の2つの方法があります。

レーザー照射

赤色や茶色に反応する波長をもつレーザーを照射し、メラニン色素を選択的に破壊します。

ハイドロキノン・トレチノインクリーム

ハイドロキノンは、強い漂白作用をもつ成分。メラニン色素を合成する酵素「チロジナーゼ」や、メラニン色素を産生する色素細胞「メラノサイト」のはたらきを阻害します。

トレチノインはビタミンA(レチノール)の誘導体で、古い角質をはがし、皮膚のターンオーバーをうながすはたらきをもちます。

ダウンタイム

茶クマ治療のうち、レーザー治療のダウンタイムは、色素沈着の程度やレーザーの種類により異なります。一般的には、ダウンタイムは1〜2週間です。

皮膚内部のメラニン色素がかさぶたとなり、レーザー照射から約1週間でかさぶたとなり、その後、かさぶたが少しずつはがれていきます。

ハイドロキノンクリームとトレチノインクリームは、使用中に皮膚の赤みや皮むけが起こることがあるようですが、使用を終えるとこれらの症状が治まるとされています。

メリットとデメリット

デメリットとしては、ハイドロキノンクリームとトレチノインクリームは、いずれも強い作用をもつ薬であることです。目の周囲の薄い皮膚への使用であるため、注意して使用する必要があります。

とくにトレチノインは、ターンオーバーをうながす薬であるため、皮膚に赤みが出たり、皮むけが起こったりすることがあります。

また、レーザー治療後や、ハイドロキノンクリームやトレチノインクリームの使用中は、紫外線を浴びることを避ける必要があります。

そのため、屋外での活動を避けるなど、生活に一定の制限が出てくることになります。

黒クマの治療法

黒クマの治療法にはさまざまなものがありますが、主な治療法は以下です。

下眼瞼脱脂術

黒クマの治療法のひとつに「下眼瞼脱脂術(かがんけんだっしじゅつ)」という手術があります。

下眼瞼脱脂術とは、下まぶたの裏の結膜を切開し、眼窩脂肪を引き出して切除することで、目の下の皮膚の凹凸を解消する治療法です。

目の下の皮膚のへこみが大きい場合は、除去した眼窩脂肪を処理したのち、凹んでいる部分に注入することもあります。

ハムラ法

黒クマの原因が、眼窩脂肪の突出と皮膚のたるみの両方であり、皮膚の凹凸の度合いが大きい場合は「ハムラ法」が適用されることがあります。

ハムラ法では、下まつげのすぐ下のラインで皮膚を切開します。あるいは、下まぶたの裏の結膜を切開する「結膜法」という術式もあります。

次に眼窩脂肪を包んでいる「眼窩隔膜」を切開して、眼窩脂肪を、目の下のくぼみの部分へと移動させて、くぼみを埋めます。

眼窩隔膜を骨膜に固定したのち、余った皮膚を切除して縫合します。

ヒアルロン酸注入

黒クマのうち、目の下のくぼみが比較的軽度である場合や、眼窩脂肪ではなく皮膚のたるみが原因である場合は、ヒアルロン酸注入が適用となります。

目の下のくぼんでいる部分に、注射器をもちいてヒアルロン酸を注入することで、皮膚の凹凸をなくします。

脂肪溶解注射

黒クマの原因である眼窩脂肪の膨らみを、脂肪溶解注射により除去する治療法もあります。

脂肪溶解注射とは、脂肪細胞を溶解する作用をもつ薬剤を注射することで脂肪細胞を破壊し、脂肪細胞の数を減らす治療法。

破壊された脂肪細胞は1〜2か月かけて、尿や汗、便とともに排泄されます。そのため、脂肪溶解注射の効果があらわれるまでには1〜2か月を要します。

ダウンタイム

黒クマの各治療法のダウンタイムは、以下が目安となります。

  • 下眼瞼脱脂術:1〜2週間
  • ハムラ法:1〜2週間
  • ヒアルロン酸注入:内出血が起こった場合は1〜2週間
  • 脂肪溶解注射:ほぼなし

ヒアルロン酸注入では、内出血が起こらないケースのほうが多いようです。もし起こった場合は、1〜2週間かけて消失していきます。

メリットとデメリット

黒クマ治療のメリットは、治療法によっては皮膚を切開せず、ダウンタイムもほぼないことです。

デメリットとしては、皮膚の切開を必要とする治療では一定のダウンタイムがあること。

また、ヒアルロン酸は体内で徐々に吸収され、最終的にはなくなるため、効果が半永久的には続かないことです。

脂肪溶解注射に関しては、効果が出るまでに時間がかかる点がデメリット。また、眼窩脂肪のみを選択的に溶解できるとはかぎらず、ほかの種類の脂肪も溶解してしまう恐れも。

そのため、目の下のクマの治療法としての脂肪溶解注射には、否定的な意見をもつ医師もいます。

目の下のクマ治療の注意点

目の下のクマ治療に際して、注意しておきたい点があります。

目の下のクマの改善については、マッサージ等のセルフケアなど、さまざまな方法が提案されていることがあります。

しかし、目の下のクマの種類に適した治療を行わない場合、かえって目の下のクマを悪化させてしまう可能性もあるのです。

とくに黒クマは、眼窩脂肪の突出や皮膚のたるみが原因であるため、マッサージなどのセルフケアでは改善が期待できません。

目の下のクマを改善したい場合は、まず医師の診断を受け、自分の目の下のクマの種類を知ることがおすすめです。

その後、セルフケアや生活習慣の改善により目の下のクマの解消を目指すのか、あるいは治療を受けるのかを決めても遅くありません。

目の下のクマ治療の費用

目の下のクマの治療を受ける場合にかかる費用の目安を知るため、大手クリニック5軒の各治療法の料金を比較しました。

この結果、以下の表の金額となっています。

治療法 最低料金・最高料金・平均額(税抜価格)
青クマ治療:高周波照射(1回) 7,000円・92.593円・38,898円
青クマ・茶クマ治療:レーザーの照射(1回) 5,000円・28,000円・15,800円
茶クマ治療:ハイドロキノンクリーム 5,000円
茶クマ治療:トレチノインクリーム 5,000円・8,000円・6,000円
黒クマ治療:下眼瞼脱脂術 200,000円・700,000円・327,166円
黒クマ治療:ハムラ法 328,000円・550,000円・418,000円
黒クマ治療:ヒアルロン酸注入 32,400円・129,600円・71.320円
黒クマ治療:脂肪溶解注射 23,700円・35,000円・20,350円

なお、クリニックにより初診料や処方薬の料金などは、治療費に含まれる場合と含まれない場合があるため、確認が必要です。

目の下のクマ治療まとめ

:)まとめ

  • 目の下のクマの種類には「青・茶・黒」などがある
  • 青クマにはレーザーや高周波によって治療を行う
  • 茶クマにはレーザーや外用薬によって治療を行う
  • 黒クマには注入治療や外科手術の治療を行う
  • ダウンタイムは治療法によって異なる
  • 目の下のクマの改善にはまずは医療機関で相談することがおすすめ

目の下のクマ・あざの施術を受けられるクリニック

  • 東京JR池袋駅より徒歩5分
  • 黒クマ治療(3DPRP注入)2箇所124,200円

湘南美容外科 池袋東口院の詳細

  • 大阪JR大阪駅より徒歩3分
  • アザ治療 1平方センチ10,000円

シロノクリニック 大阪院の詳細

  • 福岡西鉄天神大牟田線福岡駅「南口」より徒歩約5分
  • 茶クマ治療(グリコール酸ピーリング)顔初回3,610円

品川スキンクリニック 福岡院の詳細

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