2018年03月05日 更新

ヒアルロン酸注入による豊胸術の効果やデメリット、費用相場まとめ

ヒアルロン酸注入による豊胸術は、注射器で乳房にヒアルロン酸を注入することで乳房を大きくする治療法です。注入箇所や量の調節により、谷間を形成したり、左右差をなくしたりなどの効果も期待できます。一度に大量のヒアルロン酸を注入するとしこりなどのリスクがあるため、ヒアルロン酸豊胸では、1〜2カップのサイズアップが上限とされています。

豊胸術といえば、シリコンバッグを乳房に挿入する治療法を思い浮かべる人も多いかもしれません。

しかし、皮膚を切開せずにヒアルロン酸を注入することで乳房を大きくする「ヒアルロン酸豊胸」という治療法もあります。

ヒアルロン酸豊胸は、施術の所要時間やダウンタイムが短いため、手軽に受けられることから人気のある治療法です。

この記事では、ヒアルロン酸注入による豊胸術で期待できる効果や持続期間などについて解説します。

目次

ヒアルロン酸注入による豊胸術とは

ヒアルロン酸注入による豊胸術とは、注射器を用いて乳房にヒアルロン酸を注入することで乳房を大きくしたり、乳房の形をととのえたりする治療法です。

乳房の形には個人差があり、形成したい乳房の形状も、個々のケースにより様々に異なります。

ヒアルロン酸注入による豊胸術では、注入箇所や量を以下のように調節することで、さまざまな形状の乳房の形成が可能です。

形成したい乳房の形 ヒアルロン酸の注入箇所
乳房の形は現状のまま、全体的にサイズアップしたい場合 乳房の全体に、数か所にわけて注入
乳房の谷間を形成したい場合 両乳房の内側部分へ注入
乳房の左右差をなくしたい場合 小さいほうの乳房へ多めに注入
乳房上部のボリュームを増したい場合 乳房の上半分へ多めに注入
乳房全体をリフトアップさせたい場合 乳房の下半分と外側へ多めに注入

ヒアルロン酸注入による豊胸術で期待できる効果

ヒアルロン酸注入による豊胸術では、片方の乳房につき約100ccのヒアルロン酸の注入で、およそ1カップのサイズアップが効果できるとされています。

しかしヒアルロン酸注入による豊胸術は、乳房の大幅なサイズアップには適していません。

これは、大量のヒアルロン酸を乳房に注入した場合には、しこりが形成されやすい傾向があるためです。

したがって、ヒアルロン酸注入による豊胸術では、乳房のサイズアップの上限を「1〜2カップ」としているクリニックが多いようです。

ヒアルロン酸注入による豊胸術で注入するヒアルロン酸の量は、もともとのバストの形や、形成したい乳房の形や大きさにより異なります。

やせ型体型の人は20〜30ccの注入がおすすめ

やせ型体型の人がはじめてヒアルロン酸注入による豊胸術を受ける場合は、片方の乳房につき20〜30ccと、少量の注入にとどめることが推奨されます。

これは、乳房の脂肪が少ない人の場合、ヒアルロン酸注入により、乳房がゴツゴツとした感触になってしまうことがあるためです。

このことを防ぐために、やせ型体型の人は、初回は少量のヒアルロン酸注入にとどめ、問題がなければ追加注入する方法をとる医師もいます。

皮下脂肪の多い人でも50〜100ccの注入がおすすめ

一度の施術でのヒアルロン酸の注入量は、片側の乳房につき50cc~100ccが推奨されています。

これは、普通体型やふくよかな体型で、乳房にある程度脂肪がある場合にもあてはまります。

この理由は、一度に大量のヒアルロン酸を注入すると、乳房の感触が固くなってしまうリスクがあるためです。

豊胸術では粒子の大きなヒアルロン酸製剤を使用します。ヒアルロン酸製剤は、粒子が大きいほど質感が硬くなります。

同じ量の注入でも、体の大きさにより効果が異なる

ヒアルロン酸注入による豊胸術では、同じ量の注入でも、体の大きさにより、得ることのできる豊胸効果が異なります。

豊胸効果を得ることができるヒアルロン酸の注入量には、100cc=1カップのサイズアップという目安はありますが、乳房の体積も関係します。

そのため、小柄な体型の人では100ccの注入で十分な豊胸効果が得られても、大柄な体型の人の乳房は、体積がより大きいためより多くのヒアルロン酸の注入が必要となります。

そのためヒアルロン酸注入による豊胸術は、同程度の豊胸効果を得る場合でも、大柄な体型の人はより高額な費用がかかる傾向にあります。

ヒアルロン酸注入による豊胸術の効果の持続期間

ヒアルロン酸注入による豊胸術の効果の持続期間は、通常は約1年ほどであるとされています。

しかし実際は、使用するヒアルロン酸製剤の種類により、持続期間は様々に異なるようです。

クリニックのなかには、豊胸術に「長期持続型ヒアルロン酸」「低吸収ヒアルロン酸」などと銘打ったヒアルロン酸を使用しているところがあります。

これらのなかには、「効果が5年ほど持続する」と宣伝されているヒアルロン酸製剤もあるようです。

ヒアルロン酸製剤には、さまざまな種類があり、これらのうち、粒子が小さいほど周辺組織になじみやすく、微調整が可能である反面、体内で早く吸収されます。

一方、粒子が大きいヒアルロン酸製剤は、隆鼻術や豊胸術など、しっかりとした形や高さを形成する必要のある施術に適しています。体内での吸収速度は比較的遅いため、ヒアルロン酸注入の効果がより長く持続します。

そのため、どのようなヒアルロン酸製剤が使用されているのか事前に確認しておくと良いでしょう。

「効果を実感できる期間」と「体内で吸収されるまでの期間」は異なる

ヒアルロン酸注入による豊胸術の効果の持続期間は約1年ほどですが、体の中に吸収されるまでには2〜3年を要します。

つまり、注入から1年が経過しても、乳房内部にはヒアルロン酸がまだ残っているのです。

そのため、前回の注入から約1年後に再度施術を行う場合は、残っているヒアルロン酸の上に注入することになります。

この結果、前回よりも少量の注入で、同じような効果が期待できるようです。

ヒアルロン酸注入による豊胸術にともなう痛みとダウンタイム

クリニックのサイトでは、「ヒアルロン酸注入は麻酔下で行うため、施術中は痛みを感じない」と説明されています。

多くのクリニックでは、局所麻酔が用いられます。

しかし体験者の声をみると、痛みを感じなかった人もいる反面、注入量が多い場合などには、局所麻酔下でも痛みを感じる人も少なくないようです。

そのためクリニックによっては、眠った状態になる「静脈麻酔」を行うところもあるようです。

また、ヒアルロン酸注入による豊胸術は、ダウンタイムが短くすぐに日常生活に戻ることが可能であるものの、痛みや腫れ、内出血などの症状があらわれます。

施術後に起こる痛みは、筋肉痛のような鈍い痛みが1週間ほど続くようですが、処方される鎮痛薬で対処可能な場合が多いです。

内出血はかならず起こるわけではありませんが、注入時に注射針が血管に触れてしまうことがあり、この場合は内出血が起こります。内出血があらわれた場合は、1〜2週間かけて徐々に消失していきます。

ヒアルロン酸注入による豊胸術の失敗例

ヒアルロン酸注入による豊胸術では、失敗例が起こることがあります。よく見られる失敗例には、以下のようなケースが存在します。

失敗例1:しこりができてしまった

ヒアルロン酸注入による豊胸術の失敗例として多く見られるのは、しこりが形成されてしまったケースです。

体は、体内に注入されたヒアルロン酸を「異物である」と認識し、コラーゲン線維でできた膜で覆うことで、周辺組織から隔離します。

この膜は、ヒアルロン酸を溶解する体内の酵素「ヒアルロニダーゼ」の作用により、徐々に分解されていきます。

しかし体質やヒアルロン酸の量によっては、膜をつくる反応が強く出て、厚い膜が形成される場合があります。

この場合は、ヒアルロニダーゼが分解しきれない膜が残り、しこりとなることがあります。

失敗例2:乳房の感触が硬くなってしまった

ヒアルロン酸注入による豊胸術では、ヒアルロン酸を乳腺組織の下、つまり乳腺組織と胸筋の間に注入します。

しかし、乳腺組織の上、つまり皮膚と乳腺組織の間に注入されることがあります。

豊胸術では粒子の大きなヒアルロン酸製剤が用いられるため、この場合は皮膚の上からヒアルロン酸製剤の硬い触感が感じられることになります。

ヒアルロン酸注入による豊胸の施術の流れ

クリニックにより細かな点は異なるものの、ヒアルロン酸注入による豊胸の施術は、一般に以下のような手順に沿って行われます。

手順1:カウンセリング

カウンセリングでは、医師が診察し、ヒアルロン酸注入による豊胸術で患者が希望する仕上がりの状態をつくり出すことが可能か否を判断します。

ヒアルロン酸注入施術が適応可能な場合は、治療のデザインやヒアルロン酸の注入量などを決めます。

施術日を予約して、帰宅します。クリニックによっては、カウンセリング当日に施術を受けることも可能です。

手順2:施術当日の準備(麻酔と治療デザイン確認)

施術の予約日に来院し、受付で手続きをすませます。

局所麻酔を用いる場合は、まず患部に麻酔クリームを塗布します。これは、局所麻酔注射の痛みをやわらげるための処置です。麻酔クリームが効果を発揮するのを待ち、局所麻酔注射を行います。

または、眠った状態になる「静脈麻酔」が用いられることもあります。

医師が患者とともに、カウンセリング時に作成した治療デザインを最終確認します。

続いて、ヒアルロン酸の注入箇所に医師がペンで印をつける「マーキング」が行われます。

手順3:ヒアルロン酸注入開始

局所麻酔が効いていることを確認したのち、患者が処置台に横になり、ヒアルロン酸注入が開始されます。

デザインに沿って、ヒアルロン酸を少量ずつ、極細の針の注射器を用いて注入していきます。

ヒアルロン酸の注入に要する時間は、15〜40分間と、注入量により異なります。

手順4:施術終了

ヒアルロン酸の注入が終わると、注入箇所の傷口はテープで保護され、乳房には形を維持するために包帯が装着されています。

この包帯は、翌日まで装着します。施術後、患部にとくに異常がなければ、帰宅できます。

手順5:術後の診察

クリニックにより方針が異なりますが、施術から1週間後に診察を行い、患部に異常がないか確認する場合が多いようです。

ヒアルロン酸注入による豊胸術の費用相場

ヒアルロン酸注入による豊胸術の料金の相場を調べるため、大手クリニック5軒の料金を比較してみました。

ヒアルロン酸を片方の乳房あたり100ccずつ、両乳房で合計200ccを注入した場合の料金は、以下のような結果になっています。

  • 最低料金:37万円
  • 最高料金:143万円
  • 平均額 :71万3,632円

そのため、ヒアルロン酸注入による豊胸術の料金の相場を考えるとき、上記、平均額の70万円前後をひとつの目安とすることができます。

また、上記「平均額」を200で割ると、ヒアルロン酸1ccあたりの平均額は3,568円となります。この1ccあたりの金額を目安にしても良いでしょう。

ただしクリニックによっては、麻酔料金は上記の「施術料金」に含まれておらず、別途加算される場合があります。

ヒアルロン酸注入による豊胸術まとめ

  • 胸にヒアルロン酸を注入することで大きくしたり形を整えたりすることができる
  • ヒアルロン酸注入による豊胸術はおよそ1〜2カップ大きくすることができる
  • 体型や理想の形によって必要な注入量は異なる
  • ヒアルロン酸注入による豊胸術の効果の持続は約1年ほど
  • ヒアルロン酸注入による豊胸術後は腫れや内出血、痛みが多少起こる
  • ヒアルロン酸注入による豊胸術はしこりや乳房が硬くなるなどの失敗例もある
  • ヒアルロン酸を片方の乳房あたり100ccずつ注入した場合、費用の相場は70万円ほど

豊胸・プチ豊胸の施術を受けられるクリニック

  • 大阪JR大阪駅より徒歩3分
  • 脂肪注入による豊胸 150〜200cc380,000円

湘南美容外科クリニック 大阪梅田院の詳細

  • 福岡西鉄福岡天神駅より徒歩5分
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