2018年03月05日 更新

意外と多いコンプレックス!耳の形の改善が目指せる整形治療

立ち耳や柔道耳、大きな耳たぶや小さな耳たぶ、裂けた耳たぶなどの耳の悩みは、整形治療により改善が期待できます。なかにはヒアルロン酸注入のように、手軽に受けることができる治療法もあります。立ち耳や先天性耳垂裂などの先天的な耳の変形や、柔道耳などの外傷による耳の変形の場合は、健康保険が適用されるケースも存在します。

耳の形をコンプレックスに思っている人のなかには、「耳の形は生まれつきだから、どうしようもない」と諦めている人もいるかもしれません。

しかし耳の形は、整形治療により変えることができるのです。

この記事では、耳の形をととのえる整形治療の種類や内容について解説します。

耳の形をコンプレックスに思っている人は、ぜひこの記事を参考にしてください。

目次

意外に多い耳の悩みとは

自分の耳の形についてコンプレックスを持っている人は、意外にも多いものです。

また、耳の形によっては、メガネやマスクをかけづらかったり、帽子をかぶりにくかったりと、日常生活で様々な不便もともないます。

耳の形についてのよくある悩みには、以下のようなさまざまなものがあります。

耳の形の悩み1:立ち耳

立ち耳とは、耳が頭に沿っておらず、正面に向かって張り出して、立っているような状態のことです。左右の耳で、張り出している角度が異なる場合もあります。

医学的には、側頭部と耳介(じかい)の角度が30度よりも広い場合を「立ち耳」と定義します。

立ち耳では、顔が大きく見えてしまったり、子供のような幼い印象の顔になってしまいます。

立ち耳の場合、髪の毛のあいだから耳の先端が出てしまい、髪の毛で耳の形を隠しきれないため、悩みが大きい場合が多いようです。

※耳介……耳の、頭より外に出ている部分のこと。

立ち耳になる原因

立ち耳は先天的なものであり、耳介部分にある「対耳輪(たいじりん)」という軟骨の発達が弱いことが原因です。

対耳輪が小さい、または消失していると、耳介部分がカップ状に折れ曲がるため、耳介を頭部に沿って寝かしつける力が弱くなり、耳が前方へと張り出します。

耳の形の悩み2:柔道耳(耳介血腫)

俗に「柔道耳」または「餃子耳」「カリフラワー耳」とも呼ばれる、腫れあがって変形した耳は、医学的には「耳介血腫(じかいけっしゅ)」と呼ばれます。

柔道や相撲、ラクビーやレスリングなど、体に強い衝撃が加わるスポーツの競技者に多く見られることから、俗に「柔道耳」と呼ばれています。

耳介血腫は、耳に繰りかえし加わる圧迫や摩擦などの刺激が原因で起こると言われています。

しかし、とくに耳に摩擦が加わっていないにもかかわらず、耳介血腫が発生するケースも存在します。

柔道耳(耳介血腫)が起こるしくみ

柔道の場合、寝技をかけられて耳が畳で擦れたとき、耳に内出血が起こります。

内出血を放置すると、血液が固まって「血腫」となります。この状態で耳に摩擦が加わりつづけると、血腫は徐々に硬くなっていき、耳の皮膚を持ちあげるため、耳に変形が起こります。

このとき、溜まった血液をすぐに除去すれば、耳介血腫をふせぐことができる可能性があります。

耳の形の悩み3:耳が大きい(大耳症)

耳の形や角度に問題はなくとも、耳の大きさが大きいことに悩んでいる人も、案外多いのです。大きな耳は「大耳症(だいじしょう)」と呼ばれます。

大耳症は、耳全体のサイズがまんべんなく大きい場合と、耳の特定の部位のみサイズが大きい場合とにわかれます。また、片側の耳のみサイズが大きいケースも見られます。

耳の形の悩み4:耳が小さい(小耳症)

耳が小さい症状は「小耳症(しょうじしょう)」と呼ばれます。

小耳症は先天的なもので、生まれつき耳介が小さい、または欠けている症状を指します。小耳症は、胎児期に耳介が完全に発達しなかった場合に起こります。

小耳症で問題となるのは、外見だけでなく、難聴を伴う場合があることです。小耳症では、外耳道(耳の穴のこと)が閉鎖している場合が多く、音の伝達がうまくいかないために難聴が起こります。

耳の形の悩み5:耳たぶが大きい

大きな耳たぶは、「金運がある」「縁起が良い」ことをあらわす「福耳」であるとされています。

しかし本人にとっては、耳が強調されて見えたり、女性らしさに欠ける顔という印象をあたえることが悩みとなっているケースが少なくありません。

生まれつき耳たぶが大きい人もいれば、耳たぶに炎症が起こり、皮膚が硬化したことにより、耳たぶが変形して大きくなったケースもあります。

耳の形の悩み6:耳たぶが小さい

日本では「大きな耳たぶ=福耳」とされていることから、小さな耳たぶは「貧相である」と考える人もいます。

また女性にとっては、小さな耳たぶはイヤリングやピアスを装着しにくいことからも、耳たぶが小さいことをコンプレックスに思っている人もいるようです。

耳の形の悩み7:耳たぶが裂けている(耳垂裂)

耳たぶが裂けている状態は、「耳垂裂(じすいれつ)」と呼ばれます。

耳垂裂は、生まれつきである「先天性耳垂裂」と、ピアスや外傷により耳たぶが裂けたような形になる「後天性耳垂裂」にわけられます。

ピアスの装着により耳垂裂が起こる場合、何かの拍子にピアスが引っかかって、一気に耳たぶが避けることがあります。また、ピアスの穴が徐々に大きくなり、耳たぶの皮膚が長い時間をかけて裂けていくこともあります。

この場合は、裂け目にも皮膚が形成されてしまっているため、放置していても自然治癒することはありません。

耳の整形の種類

さまざまな耳の悩みは、以下のような整形治療により、改善が期待できる場合があります。

耳の整形の種類1:立ち耳の整形治療

立ち耳を改善する整形治療には「切開法」と「埋没法」の2通りの方法があります。

立ち耳治療では、「切開法」と呼ばれる術式が主流。切開法では、耳の裏側を切開し、耳介軟骨に縫合糸をかけて形を矯正することで、対耳輪のような突出部分を形成します。

このことより、耳介が頭部に沿って寝かしつけられる力がはたらき、耳介全体が後方へ倒れる効果が期待できます。

一方、埋没法では皮膚を切開しません。耳介軟骨を折り曲げた状態をつくり、糸で縫合して折り曲げた状態を固定します。

メリットとデメリット

立ち耳治療の埋没法には、皮膚を切開しないため、ダウンタイムが短いというメリットがあります。また、仕上がりが不本意である場合は、埋没糸を抜去することでもとの状態に戻すことができ流のもメリットです。

しかし、埋没糸がゆるんだりとれてしまったりすることがあり、後戻りする可能性がある点がデメリットです。

耳の整形の種類2:柔道耳の整形治療

柔道耳(耳介血腫)の治療では、耳介の変形している部分の皮膚を切開し、血腫や軟骨を除去します。

術後は約1週間の間、耳介に対してガーゼなどで圧迫固定を行う必要があります。

メリットとデメリット

柔道耳(耳介血腫)治療のメリットは、治療効果が半永久的に持続するとされていることです。

ただし、手術後もスポーツを継続した場合などで、くり返し耳介に摩擦や負荷がかかるようであれば、完治はのぞめません。

柔道耳(耳介血腫)治療のデメリットは、長期にわたり耳介血腫が形成され、耳介の変形が固定されてしまった場合は、効果が期待できないことです。

この場合は、耳介の形を形成する手術が必要となりますが、耳介の変形の程度によっては、耳介の形成が困難である場合もあります。

耳の整形の種類3:大きな耳の整形治療

大きな耳(大耳症)の整形治療では、耳介軟骨や、耳介の皮膚を切除することで、耳の大きさを縮小します。

耳介上部の大きさを縮小するには、耳介の上部のふち近辺の軟骨を一部切除します。

耳たぶの大きさも縮小する場合は、耳たぶの皮膚の一部を切除します。通常は耳の裏側を切開するため、傷あとは目立ちません。

メリットとデメリット

大きな耳(大耳症)治療のメリットは、通常は耳の裏側を切開するため、傷あとが目立たないことです。

一方デメリットは、大きな耳(大耳症)治療を手がけている医療機関は少ないため、治療を受けることが難しいことです。

耳の整形の種類4:小さな耳の整形治療

小さな耳(小耳症)の治療では、胸部の「肋軟骨(ろくなんこつ)」を採取して耳介の形を形成し、耳介を形成したい部位の皮下に埋め込みます。

この状態では、耳介が頭部に沿って完全に貼りついている状態になります。約半年後に再手術を行い、耳介を頭部から立ち上げると同時に、耳介の後ろと側頭部に皮膚を移植します。

さらにもう一度手術を行い、耳の穴のくぼみを形成します。

メリットとデメリット

小さな耳(小耳症)治療のメリットは、適切な時期に適切な治療を受けることができれば、かなり精巧な耳介を形成することが可能な点です。

小耳症の手術を行うのに適している時期は、十分な量の肋軟骨の採取が可能となる小学校高学年頃であるとされます。

一方、デメリットは、2〜3回に分けての手術が必要となり、治療が長期間にわたることです。また、各手術とも、1か月前後の入院を必要とします。

さらに、難聴を伴う場合、小耳症の治療では難聴を解消する効果は期待できず、現在のところ解消できる治療法がないこともデメリットです。

耳の整形の種類5:大きな耳たぶの改善を目指す整形治療

大きな耳たぶを改善する整形治療は「耳垂(じすい)縮小術」と呼ばれます。

耳垂縮小術では、耳たぶの付け根部分の一部を切除し、耳たぶの横幅と縦幅をあわせてから縫合します。

メリットとデメリット

耳垂縮小術のメリットは、耳たぶの状態によっては、耳の裏側から切除を行い、傷あとを目立たなくする方法を採用できることです。

耳垂縮小術のデメリットは、耳たぶの大きさを縮小しすぎてしまった場合、修正ができない治療法であることです。

耳の整形の種類6:小さな耳たぶの改善を目指す整形治療

小さな耳たぶを大きくする治療は「耳垂(じすい)増大術」と呼ばれます。耳垂増大術には、以下の4通りの方法があります。

  1. ヒアルロン酸注入
  2. 脂肪注入
  3. プロテーゼ挿入
  4. 皮弁形成

ヒアルロン酸注入のメリットとデメリット

ヒアルロン酸注入は、耳垂増大術のなかでもっとも多くもちいられる方法です。耳たぶに、注射器をもちいてヒアルロン酸を注入します。

ヒアルロン酸注入による耳垂増大術は、手軽に受けることができる治療法であることがメリットです。

しかしヒアルロン酸は体内で徐々に吸収されるため、効果は半年〜1年ほどで消失するデメリットもともないます。

脂肪注入のメリットとデメリット

脂肪注入による耳垂増大術では、患者の体から採取した脂肪を処理したのち、注射器をもちいて耳たぶに注入します。ヒアルロン酸とは異なり、注入した脂肪の何割かは生着する点がメリットです。

しかし、どれくらい生着するかは事前にはわからない点と脂肪を採取する必要がある点がデメリットになります。

プロテーゼ挿入のメリットとデメリット

プロテーゼ挿入による耳垂増大術では、耳たぶの裏側を切開し、プロテーゼを挿入して耳たぶの形をととのえます。

この治療法には、形成した耳たぶの形の半永久的な持続が期待できるというメリットがあります。

一方、異物を挿入する治療法であるため、感染症が起こるリスクがゼロではないデメリットもあります。

皮弁形成のメリットとデメリット

皮弁形成による耳垂増大術では、耳たぶの裏側を切開して皮膚を広げます。

耳たぶの大きさを大幅に増大する必要がある場合は、患者の体から採取した皮膚を移植することもあります。

皮弁形成による耳垂増大術のメリットは、半永久的な効果が期待できることです。一方デメリットは、耳たぶの裏に傷跡が残ることです。

耳の整形の種類7:裂けた耳たぶの整形治療

裂けた耳たぶ(耳垂裂)の整形治療では、裂けた耳たぶを縫合します。

耳たぶの裂け方により、縫合では「直線法」「Z形成術」「W形成術(三角弁法)」などの術式が使い分けられます。

直線法のメリットとデメリット

耳垂裂治療の直線法は、耳たぶの裂けた線に沿って皮膚を切除し、そのまま両端を合わせて縫い合わせる方法です。

簡単な方法であるため、それほど高い技術を要さない点がメリットですが、縫合部分にひきつれができやすいというデメリットがあります。

Z形成術のメリットとデメリット

耳垂裂の治療では、Z形成術が多くもちいられます。

Z形成術は、縫合跡が「Z」の形になるように、耳たぶの裂けている部分を切除して縫合する術式です。

術後にひきつれが起きにくい点がこの術式のメリットですが、耳たぶが複雑な形状に裂けている場合には対応できないデメリットがあります。

W形成術のメリットとデメリット

耳垂裂治療のW形成術(三角弁法)は、縫合跡が「W」の形になるように、耳たぶの裂けている部分を切除して縫合する術式です。

術後にひきつれが生じにくく、耳たぶが複雑な形状に裂けている場合にも対応可能なことが多い点がこの術式のメリットです。

ただし高度な技術を要するため、この術式を行うことができる医師が少ないというデメリットもあります。

耳の整形治療のダウンタイム

耳の整形治療は、術式により、ダウンタイムの長さも以下のようにさまざまに異なります。

耳の整形治療の術式 ダウンタイムの長さ
立ち耳治療「切開法」 約1週間
立ち耳治療「埋没法」 3〜5日
柔道耳(耳介血腫)の治療 約1週間
大きな耳(大耳症)の治療 約1週間
小さな耳(小耳症)の治療
大きな耳たぶの治療「耳垂縮小術」 約1週間
小さな耳たぶを大きくする治療「耳垂増大術」:ヒアルロン酸注入 ほぼなし
小さな耳たぶを大きくする治療「耳垂増大術」:脂肪注入 ほぼなし
小さな耳たぶを大きくする治療「耳垂増大術」:プロテーゼ挿入 1〜2週間
小さな耳たぶを大きくする治療「耳垂増大術」:皮弁形成 1〜2週間
裂けた耳たぶ(耳垂裂)の治療 1〜2週間

耳の整形治療の注意点

耳の整形治療を受ける際には、知っておきたい注意点があります。

ひとつは、耳の整形の治療法の多くは、仕上がりが不本意な場合でも修正が難しい点です。

ただし、立ち耳治療の埋没法や、ヒアルロン酸注入による耳垂増大術のように、修正が可能である治療法もあります。

また多くの場合、現状の耳の形を改善することは可能であるものの、耳の形の形成に関する微調整は難しいとされています。

そのため、「理想の耳の形を形成する」などの希望は、実現が難しい場合もあります。

耳の整形治療にかかる費用の相場

耳の整形治療のなかには、健康保険が適用となる場合があります。

立ち耳や先天性耳垂裂などの先天的な耳の変形や、柔道耳などの外傷による耳の変形の場合は、健康保険が適用されるケースがあるようです。

しかし、立ち耳や耳垂裂、柔道耳でも、すべてのケースで保険適用が認められるわけではありません。

健康保険の支払基金の審査によっては、保険適用外と判断されることもあることを知っておきましょう。

耳の整形治療にかかる費用の相場を調べるため、複数院を展開している大手クリニック5軒の料金を比較してみました。

この結果は、以下のようになっています。

耳の整形治療の術式 費用の目安
立ち耳治療「切開法」(両側) 最低料金235,871円/最高料金400,000円/平均額297,728円
立ち耳治療「埋没法」(両側) 最低料金183,334円/最高料金300,000円/平均額241,667円
柔道耳(耳介血腫)の治療 健康保険適用の場合、3割負担で片側約45,000円
裂けた耳たぶ(耳垂裂)の治療 健康保険適用の場合、3割負担で片側約30,000円

大きな耳(大耳症)、小さな耳(小耳症)、大きな耳たぶの治療「耳垂縮小術」 、小さな耳たぶを大きくする治療「耳垂増大術」、小さな耳たぶを大きくする治療「耳垂増大術」ははクリニックによって大きく異なります。クリニックに事前に確認しましょう。

耳の整形治療まとめ

  • 耳の悩みには「立ち耳・柔道耳・大耳症・小耳症・耳たぶが大きい・耳たぶが小さい・耳垂裂」などがある
  • 耳の整形治療では悩みに合った方法で手術が行われる
  • 耳の整形治療は修正や微調整は難しいことがある
  • 耳の整形治療の費用は治療方法によって異なる
  • 耳の整形治療は症状によっては保険が適用される

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