【医師解説】ヒアルロン酸注射の効果は「しわ」だけではない!知っておきたい注入量・持続期間・失敗とは

ヒアルロン酸注射はしわ治療として有名ですが、たるみや凹みなどにも効果的とされています。最近では効果が1〜2年続くヒアルロン酸も存在。ヒアルロン酸は、安全性が高いといわれていますが、塞栓や失明などの失敗も報告されています。失敗を防ぐためにはカニューラを使用しているところで治療を受けるなど、慎重なクリニック選びが重要です。

院長 荒尾直樹

この記事は、院長 荒尾直樹先生が監修しています。

こんにちは!横浜市青葉台にあるあらおクリニック院長、美容形成外科医の荒尾直樹です。

荒尾先生のお写真

ヒアルロン酸注射といえば、以前はしわ取りのための治療でしたが、現在では、しわ取りにとどまらない、エイジングケアに欠かせない治療へと進化しています。

メスを使用しないため気軽に受けられるというイメージのヒアルロン酸治療ですが、必要な注入量や持続期間、はたまた失敗例などに関しては、あまりご存知ない方が多いのではないでしょうか?

知っているようで、実はあまり知られていない、最新のヒアルロン酸注射についてお話します。

ヒアルロン酸注射はなぜ「しわ」に効果的?

IMG_9268

ヒアルロン酸というのは、元々私達の体の中にある成分です。保水力が高いため、皮膚の水分を保持するのに重要な役割を果たしています。

私たちが注入治療に使っているものは、ヒアルロン酸を化学的に加工して長持ちするジェル状にしたものです。

ジェル状になったヒアルロン酸は、体内で長期間ボリュームを維持できるため、しわのある部位に注射して凹みを持ち上げることで目立たなくさせることができるのです。

しわ治療にヒアルロン酸がよく用いられる部位は、ほうれい線・額・目尻などです。

唇の場合は、直接しわ部分に注入する場合もあれば、唇全体のボリュームを出すことによってしわを目立たなくさせる、といった場合もあります。

このように、しわを取るというのは、ヒアルロン酸注入で可能な重要な治療のひとつです。

ヒアルロン酸注射の効果は「しわ」だけではない

IMG_9196

さらに現代のヒアルロン酸注射は、過去の「単純にしわを埋める」という概念から「お顔の形を整える」へと変わりつつあります。

ヒアルロン酸が持つ「ボリュームを補う」という特性を理解し使用することで、年々変化する人間の顔のボリュームの変化を調整し、いつまでも若々しい状態をキープすることができるようになります。

私はよく患者さんに骨格標本をお見せしながら説明するのですが、人間の骨は同じ形がずっと続くわけではなく、年を重ねるごとに段々と委縮していきます。

若者と高齢者の顔を見比べるとよく分かりるのですが、頬の骨は落ち込み、上あごの骨は凹んでしまいます。そして、骨の上に乗っている脂肪も垂れ下ったり、凹んだりといったような変化が起こります。

そのため、若い人と老人の骨は全く違う形になっており、表面的なしわ治療だけでは若々しい顔にはなりません。骨、そして脂肪などの軟部組織という土台も含めて構造を変えることで、若々しい顔立ちを取り戻すのです。

若々しい顔立ちを目指すのであれば、失われた組織のボリュームをヒアルロン酸注射で立て直すことをおすすめしています。

ヒアルロン酸注射の効果の持続期間

注入したヒアルロン酸は、次第に体内に吸収されるため効果は永久的なものではありません。

しかし、10年前のレベルに比べると格段に品質がアップしており、1回のヒアルロン酸注射で1年弱~2年間効果が持続するといわれています。

そのため、一度しっかりと注入で補正をしたあとは年に1回のメンテナンスで十分だと思います。

高い基礎化粧品を買うよりも、年に1回ヒアルロン酸注射をする方が、時間をかけずにコンプレックスの解消ができ、コストパフォーマンス的にも良いといえるでしょう。

ヒアルロン酸注射で起こり得る失敗例(合併症)

手軽にコンプレックスの解消が目指せるヒアルロン酸注射ですが、不幸にも合併症が起きてしまう場合もあります。いくら手軽とはいえ、ヒアルロン酸注射も立派な医療行為なので、良い面ばかりとは限りません。

合併症が起こるケースは稀ではありますが、どういった事例があるのかをご紹介します。

合併症例:塞栓

こちらは学会での報告例です。注入の際にヒアルロン酸が血管に詰まってしまい、その先にある皮膚に血が巡らず壊死するものです。目に行く血管に詰まった場合、失明が起こったとの報告もあります。

この事例を受けて、ヒアルロン酸を注入するときは血管を傷つけることのないよう細心の注意を払う必要があると認識されるようになりました。

医師が細心の注意を払うことで、塞栓のリスクは低下させることができるでしょう。

合併症例:顔の違和感

ヒアルロン酸を入れすぎると、浮腫んだような、違和感のある顔立ちになってしまいます。初めてヒアルロン酸を注入する患者さんが心配するのも、違和感のある顔立ちにならないかどうかです。

医師の不注意・患者さんの希望、どちらの理由でも起こりうるものですので、違和感の起こらないよう注入するヒアルロン酸の量には気をつけるべきです。

ヒアルロン酸の注入量のバランスは難しく、医師の経験とセンスが問われる部分です。

失敗を防ぐために気をつけること

以上のようなリスクを避けるために、当クリニックでは血管を傷つける心配の少ないカニューラを使いながら、細心の注意を払って施術を行っています。

カニューラとは、針の部分が長く、先が丸くなっている注射針です。そのため、血管を傷つける心配が少ない上に、何回も皮膚を刺す必要がありません。

刺す箇所が少ないということは、血管を傷つけるリスクが減るため、痛みが少なくなるのはもちろん、皮下出血や腫れ、ダウンタイムも短くなるという嬉しいメリットもあります。

カニューラを使っていれば必ず安全というわけでないですが、クリニックを選ぶ際には、この点も加えて吟味すると良いかもしれません。

ヒアルロン酸注射の施術の流れ

IMG_9293

当クリニックでは、ドクターによるカウンセリングの後で施術に移ります。

カウンセリングでは、患者さんの希望を聞きながら実際の状態を見せていただき、治療内容のご提案をします。

時間にすると、10~20分くらいです。鏡を見てもらいながら、お顔を直接触って「ここに注射をするとこうなります」という風に、施術後のお顔を想像してもらえるようシミュレーションをします。

IMG_9298

治療後はメイクも洗顔も大丈夫です。カウンセリングをするときも施術をするときもメイクをしていても問題ありません。必要があればこちらでお取りいたします。

治療後は、強いマッサージを避ける程度で、特に日常生活に制限はありません。

あおらクリニックのヒアルロン酸注射の料金

当クリニックでのヒアルロン酸注射の料金は、1本75,000円(税抜)、2本使用の場合は1本あたり60,000円(税抜)となります。

ヒアルロン酸には硬さのあるしっかりと形を作れる鼻やあご用のものや、目のまわりに適した柔らかくてなめらかなものまで、さまざまな種類があります。

当クリニックでは、常時20種類以上のヒアルロン酸やその他の注入剤を揃え、カウンセリングで一人ひとりに合ったものを見極めて使っています。

当クリニックのヒアルロン酸注射については、こちらをご確認くださいませ。

※ヒアルロン酸注射は1本あたり1ccとなります。

注入量は年齢や肌の状態によって異なる

何本のヒアルロン酸注射が必要なのかは年齢や肌の状態によって異なるため、この場で何本必要かを明記することはできませんが、一般的には年齢、パーツ別に以下の注入量が目安となります。

<年齢別の注入量の例>

  • 30代まで:1~2cc
  • 40代:2~3cc
  • 50代:3~4cc
  • 60代:3〜6cc(60代以降は、しわやたるみの状態によって全く異なります)

<パーツ別の注入量の例>

  • ほうれい線:1cc
  • ゴルゴ線・マリオネット線:1~2cc
  • 顎:0.5cc
  • 額:2cc

年代によって悩みが異なり、30代だと目の下のクマ、40代はほうれい線やマリオネット線、ゴルゴ線、50代以降は全体的なたるみの治療を行う患者さんが多いですね。

当クリニックでヒアルロン酸注射をされる患者さんは、1回に2~3本を注射される方が多いです。

ヒアルロン酸注射を検討されている皆さまへ・クリニックの選び方

IMG_9276

快適なエイジングケアライフを送るためには自分にあったクリニック選びが非常に大切です。

私が最近考えることは、クリニック選びは和装と似ているのではないかということです。

和服を着るということは、いつもと違う華やかさを身に帯びること。和装がバッチリ決まれば、気分も晴れやかにお出かけを楽しむことができることでしょう。そしてまた和服を着てお出かけしたいと考えるはずです。

しかし着物の着付けがうまく行かなかった場合はどうでしょう。お腹は苦しくなり、つらい思いをし、もう二度と和服など着るものかと考えることでしょう。

美容治療も同様で、治療が思い通りに行った場合とそうでなかった場合には、患者さんの抱く印象は雲泥の差となります。

上手い着付け師に出会うのと同様に、自分のセンスに合った上手な医師に巡り合えることがとても重要ということがおわかりいただけたかと思います。

また、クリニックや医師にはそれぞれ個性があります。豪華でホテルのようなおもてなしを売りにしているクリニックもあれば、無愛想ですが職人肌のドクターもいるでしょう。それぞれに正解はありません。

クリニック選びに迷った時には、ブログやFacebookなどを使って、自分の好みや感性にあったクリニックや医師を見つけるようにしてみてくださいね。

はじめの一歩を踏み出すのはとても勇気がいることですが、踏み出した先には明るい未来が待っていることでしょう。いつの日か、この記事をお読みのあなたとお会いできる日ができますように。

「あらおクリニック」のご予約はこちらから

:)この記事の解説医師

あらおクリニック荒尾先生のお写真

あらおクリニック 院長 荒尾直樹

2002年昭和大学医学部卒業 、2002年昭和大学藤が丘病院形成外科入局、2006年昭和大学大学院医学研究科卒業、医学博士号取得
2007年佐賀大学医学部附属病院形成外科 助教・外来医長 (文部教官)、2008年昭和大学藤が丘病院形成外科、2009年 青山ラジュボークリニック院長就任
2012年 横浜市青葉区にて、あらおクリニック開業

荒尾先生へのご相談は「あらおクリニック」へ

  • 住所神奈川県横浜市青葉区しらとり台1-7 ヴァンテアン1F
  • アクセス東急田園都市線「青葉台」駅 徒歩3分
  • 休診日日曜・祝祭日
  • 診療時間10:00~13:00/14:30~19:00
  • 電話番号045-983-4112
  • 予約電話予約 WEB予約

※ クリニック情報や診療メニューなどは、公式ホームページから取得した内容ですので、情報の正確性は保証されません。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

あらおクリニックの詳細

「あらおクリニック」のヒアルロン酸注射メニュー

部位 価格(税別)
ヒアルロン酸(セレクト) 58,000円(1本)
ヒアルロン酸(プレミアム) 75,000円(1本)
ヒアルロン酸(2年持続タイプ) 100,000円(1本)

※価格は2017年12月時点のものです。予期なく変更する場合がございます。
※ほか治療メニューはこちらからご確認いただけます。

「あらおクリニック」のご予約はこちらから

ヒアルロン酸注射隆鼻術の施術を受けられるクリニック

  • 福岡西鉄天神大牟田線福岡駅「南口」より徒歩約5分
  • 鼻筋ヒアルロン酸初回 46,000円

品川スキンクリニック 福岡院の詳細

ヒアルロン酸注入隆鼻術の施術を受けられるクリニックを探す

医師・薬剤師・その他医療関係者の方へ

より正確な医療情報を発信するためにも、医師の監修を経て誤りがないよう万全を期しておりますが、もし誤りとお考えになる情報があった場合には、ご指摘いただけますと幸いです。社内で確認の上、必要な対応をさせていただきます。

医療・薬剤に関する情報の指摘

その他記事へのお問い合わせ

この記事の監修者

院長 荒尾直樹

荒尾直樹

院長 / 監修記事 (1)

あらおクリニック

この記事のライター

口コミ・費用明細投稿

クリニックに行こうか悩んでいる人が、
あなたの体験を必要としています。

口コミ・費用明細を投稿する

投稿でamazonギフト券プレゼント!

ピックアップクリニック

サイトメニュー