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2016年04月30日 更新 | 7,407 views

レーシック難民ってなに?治療法のない後遺症に悩まされる人々

画期的な視力回復法ではあるものの、手術を受けた人が副作用や後遺症によって苦しむ「レーシック難民」化することが少なくない「レーシック手術」。レーシック手術を受けるなら、まずはこの手術の仕組みを理解したうえで、ハロ・グレア現象やドライアイや過矯正、眼位異常などの症状を生じるリスクについてきちんと知っておく必要があります。

タイガーウッズ、本田圭祐、前田敦子、この3人の共通点にピンッと来た方はレーシック手術に興味があるのでは?

彼らはみな、近視矯正手術であるレーシック手術によって生じた副作用や後遺症に苦しむ「レーシック難民」ではないかといわれています。

「マジで気が狂いそうだ……」

あるレーシック難民の人のブログには、こんな言葉が頻繁に使われています。

2000年以降、劇的に視力が良くなる画期的な視力回復法として急速に広がっていったレーシック手術。

しかしご用心、この手術を受けた約半数の人が、副作用や後遺症、視力回復に失敗するなど、なんらかのトラブルを生じているといわれているのです。

なかには、前述のブログを書いている人のように、レーシック手術を受けたことで、日夜、苦しい症状に苦しめられ続ける「難民」となってしまった人も。

今回は、そんなレーシック手術の副作用や後遺症についてご紹介しつつ、この治療法の意義について再考してみたいと思います。

この記事に書いてあること

  • レーシック手術がはらむリスク
  • レーシック難民を悩ます副作用、後遺症
  • レーシック手術を受けるなら

レーシック手術による視力回復効果は永続的なものではない!?

顔を隠す女性

「99.1%の人が裸眼視力が1.0以上に回復」「花粉症が楽になった」レーシック手術の効果を謳うこんな文句が、レーシックを奨励する病院のサイトには書かれています。

確かに手術をすると、そのような効果はあるかも知れません……しかしその効果、果たしてどれ位続くのかご存知ですか?

日本で最初にレーシック手術を行った北里大学眼科の清水公也教授は、2008年に完全にレーシック手術を止めています。

その理由はレーシック手術をしても、大半の人の視力はまた下がることが判明したためです。

清水教授は「手術後6年後に裸眼視力がちゃんとあった人は53%、8年後だとたった39%だった」とコメントしています。

増え続ける「レーシック難民」

レーシック手術を受けた人のうち、約4割がなんらかの術後の不具合を訴えているという報告があります。

そうした症状には一時的なものや軽いものもありますが、なかには日常生活に支障をきたすような深刻な被害をもたらすものも。

目の激痛、頭痛、眼精疲労により、自律神経に異常をきたし、甚大な精神的ダメージを被るケースもあります。

レーシック手術後、確実な治療法が見つからないままそのような辛い症状に悩まされて何件も眼科を渡り歩く“レーシック難民”の数は増加し続け、深刻な社会問題となってきています。

こうした背景のなか、消費者庁は2013年、レーシック手術を受ける際には、この手術がひき起す副作用や後遺症などのリスクを考慮したうえで、慎重に検討するようにと注意を呼びかける勧告を出しました。

事故情報データバンクには、レーシック手術を受けて危害が発生したという情報が 80 件寄せられています(平成 25 年 11 月8日までの登録分)。

発生している症状は、 過矯正による遠視が最も多く、それに伴う頭痛や吐き気等の体調不良により日常生活 に支障を来しているケースがみられます。また、乱視、光をまぶしく感じる、ドライ アイ、目の痛みなどの症状が発生しているケースもあります。

出典:消費者庁

レーシック難民を悩ます副作用、後遺症とは?

レーシック難民の人たちを苦しませている術後のトラブルとして、代表的なものを紹介します。

目

ハロ・グレア現象

レーシック手術後に生じる後遺症で、一番日常生活に支障がでやすいのが、光が眩しく見える「ハロ・グレア現象」かもしれません。

レーシック手術を受けた人の中には、「術後、手術前よりも光がまぶしく見えるようになった」というケースが少なくありませんが、これは「ハロ・グレア」現象と呼ばれる現象によるものです。

「ハロ」とは、光がかすんで見え、光源の周りが薄く白いモヤがかかったように見える現象のこと。「グレア」とは、光が花火の様に普通より眩しく見える現象のことをいいます。

そしてさらに、全体が二重に見える「ゴースト現象」という症状がでることもあります。

こうした「ハロ・グレア現象」は術後数ヶ月で徐々に落ち着くことが多いようですが、なかにはいつまでも改善がみられない場合も。

ドライアイ

レーシック難民の人のほとんどが悩んでいるのが、1時間に数回は目薬が必要なほど激しい「ドライアイ」です。

レーシック難民の人のサイトを見ると、ドライアイ緩和のための目薬が入っていたカラフルな空き瓶が何十本も大量に映っている写真に驚かされます。

こうしたドライアイの症状は、レーシック手術で角膜を削る際、感覚神経が傷つくことで角膜の感覚が鈍くなり、目にうるおいを与える涙が出にくくなるために生じるものです。

術後3か月~半年ほどで切れた神経が治癒していくことでこうした症状が消えることも多いようですが、いつまでたっても神経が元通りにならず、いつまでもドライアイの状態が続くケースも。

過矯正

「過矯正」とは、近視を矯正しすぎた結果、度のあわない眼鏡をかけているような、かえって見えにくくなる状態をいいます。

目の調節筋と自律神経は結びついているため、「過矯正」が続くと、頭痛、吐き気、全身倦怠感、うつ症状を引き起こす可能性があります。

眼位異常

「眼位異常」とは、俗に「ロンパリ」と言われる外斜視の状態を言います。

眼精疲労を引き起こす原因となり、自律神経系に異常をきたして、精神的にしんどくなっていきます。

レーシック難民となった人の声

実際にレーシック難民になってしまった人のコメントを紹介しましょう。

レーシック手術後、物が2重に見えるようになり、焦点を合わせることも難しく、本やメールを読む事も困難になりました。何度も眼科に相談にいきましたが、手術は成功していますと言われ、精神科への紹介状を渡されました。/30代男性

「手術前の視力は両眼とも0.1程度でしたが、術後は右目2.0、左目1.5の視力になり、大変満足して生活していました。

2年半ほどたった2012年の冬、ドライアイが始まりました。特に寝起きはひどく、涙が一切ないので目が開かなくなりました。急に手足がしびれ始め、その後は、過呼吸でパニック状態に。

頭痛、不眠、嘔吐、食欲不振、下痢も続きました。でもCTの検査でも、内科の検査でも、眼科でも、どれも「異常なし。」

鬱状態で衝動的に自殺しそうになって、結局精神科を受診。もらった薬で眠れるようになり、少しずつ精神的には落ち着くようになりました。/30代女性

サーフィンやスノーボードを裸眼で楽しみたかったので、レーシックを決意しました。

しかし術後3ヶ月で両眼に乱視、外斜視、白いシャツをきている人を見るだけでも耐えられないほどの「ハロ・グレア現象」に悩まされる様になりました。夜間の車の運転等とても怖くて出来ません。

そしてコントラスト感度が低下したため、デパートで服を買おうとしても黒と紺色のジャケットの区別が全くつかなかったので、ショックを受けました。/30代男性

レーシックのリスクを理解した上で悔いのない選択を

親子

「友達がやったから」「医者に適応検査に合格したからと勧められた」という理由で、安易にレーシックを選択するのは考えものです。

まずはレーシックの仕組みとリスクをしっかりと理解しておきましょう。

レーシックとは、角膜の一部をエキシマというレーザーで削り取り、角膜のカーブを変えることで視力を矯正する手術です。

もともと近視は角膜の屈折の異常によるピントが合わなくなった状態ですから、この手術で屈折率を変えれば視力が再び回復します。

しかし本来あったものを削るわけですから、近視を矯正した代わりに何かの機能を失ってしまうデメリットがゼロではありません。

手術を必要としない「オルソケラトロジー」や、レンズを目の中に移植するICL(アイシーエル)など、レーシックに代わる視力矯正方法は他にもあります。

料金の安さや人の噂だけで手術を決めず、自分で情報を集めて納得した上で、悔いのない選択をしてください。

written by ぎりぎりへぶん

image via shutterstock

まとめ:レーシック手術による副作用、後遺症のリスク

レーシック手術がはらむリスク

  • レーシック手術を受けた人の約半分が手術の副作用や後遺症などのトラブルを生じている
  • レーシック手術によって被った心身への重いダメージに苦しむ「レーシック難民」が増えている
  • レーシック手術で視力が回復しても、それは一時的なもので、いずれまた低下する可能性が高い

レーシック難民を悩ます副作用、後遺症

  • ハロ・グレア現象
  • ドライアイ
  • 過矯正
  • 眼位異常

レーシック手術を受けるなら

  • まずはレーシック手術の仕組みやリスクを把握する
  • オルソケラトロジーやICLなど、ほかの視力矯正法も視野に入れて検討する

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※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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