2017年12月18日 更新
鼻の整形で起こり得る失敗例とは?防ぐためにできることはある?
鼻の整形で起こり得る失敗例には、鼻筋が太くなった、挿入したプロテーゼが透ける、飛び出る、ブタ鼻になった、何も変化がないなど。失敗を防ぐためには、カウンセリングを怠らない技術力の高い医師を選ぶこと、自分の要望を押し通し過ぎないこと、正直に気持ちを伝えること、治療後の注意点を守ることが大切です。
この記事は、山本クリニック 院長 山本豊先生が監修しています。
鼻を整形をするとき、気になるのは失敗についてではないでしょうか。
鼻は顔の中心にある重要なパーツであり、もし失敗すれば相当な精神的ショックを感じるでしょう。
では、失敗を防ぐために自分でできることはあるのでしょうか?
この記事では鼻の整形で起こり得る失敗例、防ぐ方法を紹介します。
鼻の整形で起こったおもな失敗例

鼻筋が太くなった
ヒアルロン酸注入は、注射だけで鼻筋に高さを出すことができる人気のプチ整形です。
しかし、何度も注入を繰り返したり、注入箇所が適切ではなかったりする場合、太くなったり太く見えたりしてしまうようです。
プロテーゼが透ける
鼻を高くするために挿入したシリコンプロテーゼ。しかし、プロテーゼの輪郭が目立つと「何か違和感がある」と、見た目でわかってしまうことがあります。
原因は、プロテーゼが鼻に対して大きすぎるか、プロテーゼを入れた位置が浅いからかもしれません。
また、術後は気にならなくても、加齢によって皮膚が薄くなることで段々とプロテーゼが目立つ場合があるようです。
鼻先からプロテーゼが飛び出す
最近ではあまり使用されることはなくなりましたが、L型プロテーゼを挿入した際に、鼻先から飛び出すという例がありました。
L型プロテーゼは、鼻根部から鼻先まで高さを出すことが可能ですが、鼻先の皮膚に負担がかかり皮膚が薄くなり最終的に飛び出してしまうことがあるのです。
ブタ鼻になってしまった
鼻筋に入れたプロテーゼの位置が鼻根方向へとズレると、鼻先が持ち上がっていくことがあります。
鼻の穴が顔の正面を向いてしまう、いわゆる「ブタ鼻」と呼ばれる状態になってしまいます。
整形したけど変わらなかった
団子鼻の解消のための、鼻先や小鼻の脂肪や軟骨を除去する「鼻尖(びせん)形成」があります。
しかし、除去する脂肪の量が十分ではなかったり皮膚が厚すぎたりする場合は、見た目の印象があまり変わらないことがあるようです。
失敗を避けるために!どのような医師には注意が必要?

治療方法に関係なく、クリニックや医師が原因の失敗例も多くあります。事前にどのような医師なのか確認しておきましょう
カウンセリングを怠る医師
カウンセリングにあまり時間をとってくれない、くわしい説明をしてくれない、質問に対ししっかりと答えてくれない、リスクや注意点の話がない、すぐに治療を進めようとする、このような医師は要注意。
医師との医師の疎通ができていないと、手術は成功しているのに「思っていた仕上がりじゃない」というケースになることも。
カウンセリングでは、治療の説明をしっかりとしてもらい、希望を伝え、疑問や不安を解消してから治療へと進みましょう。
技術力が不足している医師
医師の技術力が不足している場合、失敗のリスクの可能性も上がります。そのため、医師の評判や、症例写真を確認しておくことがおすすめです。
口コミサイトで評判を見たり、クリニックのホームページから多くの症例写真を見て自分の好みの仕上がりが目指せそうかを確認したりしましょう。
また、医師がこなしてきた症例数はどれくらいあるのかも要チェックです。
失敗をさけるために!自分で注意すべきこととは?

鼻の整形の失敗は、実は自分が引き起こしてしまっていることも。失敗をさけるために、自分で注意するべきこととはどのようなことでしょうか。
無理な要望はしない
整形では希望を伝えることは大切です。具体的にどのような仕上がりが良いのか、芸能人やモデルを例に出すことは良いでしょう。
しかし、その希望が自分の顔には合わないこともあります。
そのため、希望を押し通し過ぎてバランスの悪い顔になってしまうこともあるのです。
医師は美容整形のプロです。しっかりと意見に耳を傾けましょう。
カウンセリングで正直に話す
無理な希望を押し通し過ぎることはおすすめできませんが、正直に自分の気持ちを伝えないと仕上がりに大きく影響してしまいます。
医師と自分では、美的感覚は異なります。まずは、「自分はどうなりたいか」を医師にはっきりと伝えましょう。
医師の提案に賛成ばかりして自分の意見や要望を言わないと、整形手術後に後悔するでしょう。
治療後の注意点を守る
治療後、医師の説明があったにもかかわらず、NG行為を行ってしまっては仕上がりに影響が出ます。
治療後は安静に、お風呂は○日後から、運動は○日後からなどの注意点をしっかりと守りましょう。
鼻の整形を成功させよう!

鼻の整形だけでなく、すべての整形に100%の成功はありません。しかし、医師の選び方や自分でできることから失敗を防げることもあります。
自分が受けたい鼻の整形には、どのような失敗例があるのか、防ぐ方法はあるか、事前にしっかりと確認しておきましょう。
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