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2016年08月09日 更新 | 6,518 views

百害あって一利なし。タバコがアトピーを悪化させる理由

アトピー性皮膚炎はさまざまなアレルゲンにより発症します。私が気になっているのは、タバコがアトピーの発症や悪化につながるのかということ。長年タバコを吸い続けていると、肺炎や健康被害などの心配があると言われていますが、愛煙家の中にはアトピーの人がいます。タバコがアトピーにどう影響するのか調べてみました。

喫煙家の皆さんにとって、タバコのメリットはリラックス効果や、ストレスの解消としてあげられるかもしれません。でも残念ですが、タバコにはデメリットの方が圧倒的に多いことは、今や社会の常識。

タバコの害は主に煙に含まれる成分によるもので、これはアトピー性皮膚炎の症状を直撃します。タバコを吸うことは、アトピーを自ら望んで悪化させているのと同じこと。

それでもタバコを続けますか....?

この記事に書いてあること

  • タバコが引き起こす身体への害
  • タバコの煙でアトピーが悪化する
  • タバコの成分でアトピーが悪化する

タバコをやめるのは早いほどいい

タバコを吸うレディ出典:unsplash

もちろんアトピーにも非常に良くないタバコですが、まずは一般的なタバコの害からおさらいしておきましょう。

タバコは煙の中の成分を吸うことで、ある種のリラックス効果を得ることができますが、同時に煙の中から身体に良くない成分を、直接体内に摂り込んでしまう危険性を秘めています。

タバコによって引き起こされる病気

タバコの成分は、肺の中から直接血管を通して全身に広がります。脳や心臓も含めて、身体のすみずみまでくまなく届けられるんです。特に煙が直接入る肺と、循環器の中心でもある心臓への負担が大きく、血管への作用も重大。

そのため多くの病気の原因になると言われていますが、ここで主なものだけ病名をあげてみましょう。

脳卒中・うつ病・心筋梗塞・動脈硬化・高血圧・糖尿病・肺炎・COPD(慢性閉塞性肺疾患)・ぜんそく ・胃潰瘍・骨粗しょう症・・・・・そして「がん」

控えめにピックアップしても、こんなに恐ろしい病名が出てきます。中でも「がん」については、肺がんを始めとしてさまざまな「がん」の引きがねになるそう。

これでもタバコを続けますか....?

タバコに含まれる有害物質

タバコの煙には、4000種類を超える化学物質が含まれるとか。その中には「ヒ素・カドミウム・トルエン」などの、殺虫剤や工業用品の製造に使われる成分もあります。 また、現在知られているだけでも、およそ60種類の「発がん性物質」が含まれているそうです。

しかもこうした有害物質は、たばこを吸う本人はもちろん、周囲の人にも間接的に影響を与えてしまいます。「受動喫煙」の問題は、喫煙者周辺にいるアトピーの人にも、無視できない問題なんです。

アトピーを悪化させるタバコの害4つ

タバコがやめられない女性出典:Unsplash

健康面から考えると、吸う人にも周りの人にも害を与えるタバコ。さまざまな原因から発症するアトピーにとっても、これほど危険な存在はないはず。

その中でも、特に注意しておきたいタバコの害を、ここで4つほど紹介します。タバコを吸う人も吸わない人も、基本的な知識として理解しておきましょう。

タバコの煙はかゆみを引き起こす!?

タバコは直接的に、アトピーのアレルゲンになります。タバコには信じられないほど多くの化学物質が含まれていますが、それが体内に入り込むことで、皮膚の炎症やかゆみを引き起こします。

さらに、吐き出した煙は外側から皮膚を刺激して、これもアトピーの症状を悪化させます。この外側からの煙の害は、タバコを吸う人の周囲にいれば同じこと。

ニコチンやタールなどの健康被害は耳にしたことがありますが、それらはタバコの成分のごく一部。4000種類という化学物質が、身体の内と外から同時にアトピーを刺激する......かなり恐ろしい事実です。

血管の収縮作用がアトピーを悪化させる

タバコには血管を収縮させる働きがあります。これが血液の循環を悪くさせるので、肌に栄養が届きにくくなり、結果的に皮膚が荒れてアトピーが悪化してしまいます。 また、毛穴が広がりやすくなって皮脂分泌が正常に働かず、乾燥や皮脂過剰になることも。

専門家によると、タバコを吸っている人の肌は独特らしく、単なる肌荒れとは見た目でも異なるとか。これを「スモーキングスキン」と呼ぶそう。 たしかに、よほど肌が強いか手入れを徹底していない限り、喫煙者で肌がキレイな人は見かけません。

私がアトピーを患っていたとき、一時期ストレスからタバコを吸っていました。 本数は多くなく、期間も長くはなかったのですが、吸う前より皮膚の角質が硬くなったり、吹き出物が出やすくなったり......。アトピーや健康のことを考えてきっぱり断ち切ったあとは、徐々に改善されていったので、やはりタバコはアトピーにはよくないと実感しました。

ビタミンCが失われる

アトピーを改善するにも、美肌を目指すにも、そして健康な身体を手に入れるためにも、ビタミンの存在は欠かせません。

特にビタミンCはコラーゲンの生成に深く関わっていて、皮膚を形成したり、壊血病などの血液病を予防したりしてくれるもの。 また、新陳代謝の活性化、生活習慣病や老化の防止にも効果を発揮します。

ところが、あろうことかタバコはこのビタミンCを破壊してしまうんです。ビタミンCが不足すると、皮膚が乾燥して肌荒れを起こしたり、メラニン生成が制御出来ずに色素沈着を起こしやすくなります。

普段どれだけビタミン摂取を心がけていても、タバコを吸えばすべて台無し。アトピーがどんどん治らない状況になってしまいます。

活性酸素がアトピーを悪化させる

「活性酸素」は、普段の生活のなかで、私たちの体内で作られる酸素のことです。活性酸素は生きていくうえで必要な免疫で、バイ菌や細菌から細胞を守る働きをしています。

しかし、この活性酸素が増えすぎると身体の酸化が進み、老化やさまざまな生活習慣病を引き起こすことも。そしてタバコを吸うと、この活性酸素が大量に発生してしまうんです。

私はアトピーのほかに喘息持ちだったこともあり、昔から換気には人一倍神経質でした。父親が家の中でタバコを吸うと、毎度嫌味のごとく窓を開け、換気扇を回しては拒絶アピールをしていました。家族からも「換気魔」と呼ばれるほどに。

活性酸素は身体のサビとも言われ、当然アトピーの原因としても要注意の存在。タバコに含まれる有害物質との相乗効果で、アトピーを確実に悪化させます。

タバコは「百害あって一利なし」

道端に捨てられたタバコの吸い殻出典:Unsplash

タバコは、人類が産みだした悪しき習慣の中で、最悪のひとつに数えられるでしょう。身体が丈夫な人でも避けた方がいいものだから、アトピー性皮膚炎の人はなおさらです。

タバコに年齢制限が設けられているのも、健康被害が大きいから。本気でアトピーを治したいなら、完全に禁煙することをおすすめします。

少しずつ本数や吸う回数を減らしながら、なるべく早くゼロにしていきましょう。今は禁煙グッズや専門外来などもあるので、無理なく少しずつ禁煙に取り組めるはず。

もう一度言いますが「タバコには、百害あって一利なし」。タバコをやめれば、きっとアトピーも改善に向かいます。

まとめ:百害あって一利なし。タバコがアトピーを悪化させる理由

タバコが引き起こす身体への害

  • タバコはさまざまな病気の原因になる
  • タバコは「がん」の原因にもなる
  • タバコに含まれる化学物質は4000種類以上

アトピーを悪化させるタバコの害

  • タバコの煙が、外側からアトピーを悪化させる
  • タバコで血液循環が悪くなる
  • スキンケアに重要な、ビタミンCを破壊する
  • 活性酸素がアトピーを悪化させる

タバコは「百害あって一利なし」

  • アトピーを治すなら、まずタバコをやめる
  • 禁煙外来や禁煙グッズを利用する

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