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2016年07月05日 更新 | 115,155 views

首や肩にできるしこり「脂肪腫」の特徴と治療が必要な大きさの目安

品川スキンクリニック池袋院 院長 神林由香

この記事は、品川スキンクリニック池袋院 院長 神林由香が監修しています。

皮膚の下にできる良性の腫瘍、脂肪腫。悪いものではないので必ずしも治療は必要ありませんが、整容目的で除去手術をする人も多いです。小さい脂肪腫は、外来手術で摘出ができます。30~50代の人にできやすい脂肪腫。いまのところその原因ははっきりしていないよう。大きなものや急激に成長するものは、悪性の腫瘍かもしれないので、自己判断せずに病院で診察してもらいましょう。

首や肩にできたぽっこりとした「しこり」は、もしかすると脂肪腫かもしれません。

脂肪腫は良性の腫瘍なので、小さなものであれば心配しなくても大丈夫。

ただ、大きいものや急激に成長するものであれば、悪性の腫瘍の可能性があるかもしれません。

脂肪腫とはどんなものか、そして治療が必要な大きさの目安を知って、適切な処置ができるようにしましょう。

脂肪腫とは

女性が図書館で眼鏡のふちを持っている画像

脂肪腫とは、皮膚の下にできる脂肪細胞のこと。

柔らかくて弾力があり、痛みは無いのが特徴です。首や背中、肩周りや臀部に多くできやすいとされています。

大きさは、数ミリから5センチほどのものが多いですが、まれに10センチを超える場合も。

痛みがある場合は「血管脂肪腫」かも

脂肪腫のなかには、脂肪細胞だけでなく、血管組織をもつものもあります。このような脂肪腫は、「血管脂肪腫」と呼ばれます。

血管脂肪腫は、ふつうの脂肪腫に比べて、盛り上がりがはっきりしてやや硬いもの。圧迫感があり、痛みをともなうことがあります。

脂肪腫ができやすい人

脂肪腫ができやすいのは、30~50代の人。女性よりも、男性のほうが脂肪腫ができやすいそうです。

脂肪腫ができる原因

脂肪腫ができる原因とは、一体何なのでしょうか。

脂肪腫はストレスによってできる?

脂肪腫ができる原因は今のところはっきりとはわかっておらず、ストレスによってできるという説があります。

ストレスが脂肪腫のできる原因になる場合も。
肌荒れや円形脱毛症などと同じように、ストレスに対する身体の反応として、脂肪腫ができることがあります。
脂肪腫ができるできないに関わらず、ストレスを溜めないよう心がければ心身ともに健康でいられます。

出典:NICOLY:)

脂肪腫は遺伝が原因でできる?

また、脂肪腫の約80%が染色体の異常によってできることから、遺伝によってできる可能性もあるよう。

脂肪腫の約80%には、なんらかの染色体の異常が起きていることがわかっています。
染色体の異常により、皮膚の下で脂肪を増やそうと、細胞が反応することで、脂肪腫ができてしまうそう。
つまり脂肪腫ができやすい体質が遺伝する可能性はあるということ。
でも、遺伝したからといって発症するとはかぎらないので、あまり心配しないでOK。

出典:NICOLY:)

脂肪腫の治療方法

女性が自分の肩を抱くようにしている画像

脂肪腫は良性の腫瘍。そのため、サイズが小さい場合は、大きくなったり痛みが出たりしないかなど、 経過をチェックしていれば治療の必要はありません。

5センチ以上の脂肪腫は切除手術を

しかし 約5センチ以上の大きな脂肪腫は、入院しての手術が必要です。

手術では、電気メスで切除と止血を同時に行います。切除した腫瘍は、悪性の腫瘍かどうか判断するため、病理検査に出されます。

人目につく場所や、刺激を受けやすい場所にある場合は、早めの切除がおすすめです。

脂肪腫はゆっくりと成長するものですが、大きくなりすぎると血管を巻き込み、手術中に出血してトラブルの原因になることも。

少しでも大きさに変化を感じたら、医師の診察を受けるようにしましょう。

小さな脂肪腫は日帰り手術が可能

また、5センチ未満の脂肪腫をどうしても取り除きたい場合は、外来手術が可能です。局部麻酔での手術なので、日帰りで治療ができます。

脂肪腫の切除手術の痛みは?

「手術」と聞いて真っ先に不安に思うのが、痛みのこと。

脂肪腫の切除手術の痛みはどの程度なのでしょうか。

脂肪腫の切除手術は、局部麻酔をして行うので、手術中に痛みを感じることはありません。
麻酔は、脂肪腫が大きいときは、安全のために全身麻酔になることもあります。
麻酔の注射も、予防接種のように、チクリとする程度。
万が一、手術中に痛みを感じたら、すぐに麻酔を追加してもらえます。

出典:NICOLY:)

手術中は痛みを感じない脂肪腫切除手術ですが、手術のあと、傷跡が数日痛むことが。
術後の痛みは、処方される痛み止めの薬を飲み、安静にすることで落ちつきます。

出典:NICOLY:)

脂肪腫の治療にかかる費用

脂肪腫の治療にかかる費用の相場は以下のとおりです。

  • 露出部の2cm未満の脂肪腫:約8千円
  • 露出部の2cm以上の脂肪腫:約1万4千円
  • 露出部以外の3cm未満の脂肪腫:約7千円
  • 露出部以外の3cm以上の脂肪腫:約1万2千円

費用は、脂肪腫の大きさと、服を着ていても外から見える露出部にあるかどうかで、異なります。

出典:NICOLY:)

サイズが大きかったり悪化したりする場合は病院へ

医師と患者がタブレット端末を見ている

小さなしこりであれば、ただの脂肪腫の可能性が高いため、様子を見ながらそのままにしておいても大丈夫。

ただ、大きなものや、急激に成長するものは、悪性の腫瘍の場合があるので注意が必要です。

「脂肪腫だと思って放置していたら、じつは悪性腫瘍だった……!」

そんなことにならないよう、気になるしこりを見つけたら、医師の診察を受けてください。

image via Shutterstock

※ 記事の内容は、医学的な正確性、効能、効果を保証するものでなく、かつ、記事の利用においてはしかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど読者の責任において行ってください。

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